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西日本大水害について考える

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西日本水害は大きな被害をもたらしました。お亡くなりになった方々のご冥福をお祈りいたします。 

まだ非常事態は終了していません。いまだ救援を求めている方々がいるということを頭において、議論すべき時期です。 

やるべきことは、国が持っているリソースをすべて投入することです。 

逆にやってはならないのは、「強いリーダーシップ」をアピールしたいばかりに緊急対応している現場の足を引っ張るようなパーフォーマンスをすることです。 

私は東日本大震災と福島第1事故、そして常総水害も肌で知るひとりですが、この時期首相にして欲しくないのは、不必要に現場に来ることです。 

たとえば、まさに1秒も惜しかった福島第1に用もないのに「視察」に行った某首相や、口蹄疫が感染拡大している時期に、メディアを引き連れて「視察」に行った某宮崎県知事のようなパーフォーマンスは絶対にやってはいけません。 

無用どころか有害です。

エライさんが行けば、必ず警護などで本来は救援に向けられるべきリソースが削られ、取材するメディアが救護活動を遅らせるからです。

はっきり言って、今の状況で被災地を選挙区を持つ議員以外、国会議員にできることは情報の収集くらいなもので、特になにも期待されていません。 

対応に当たる所轄の大臣や官僚の足をひっぱらないで、通常の国会議員の仕事に励んでいただくのか最上です。

ついでに言えば、コメントでSiさんが述べていたように、首相すら外交日程をこなしていただいていっこうにかまいません。

首相にできることは、防災担当の大臣や官僚の決定に対して責任をとることだけであって、情報収集や指示なら、政府専用機からでもできます。

首相が前夜に自民党でコンパをしていたからどうのというのは俗耳に入りやすい事柄ですが,そもそも首相がいないと動かないような危機管理システムなら、根本的におかしいのです。

倫理的にはとやかく言われるのはやむを得ませんが、決定的に重要なことではないのです。

東日本大震災において民主党政権はいち早く政府対策本部を立ち上げたのはいいですが、ほとんど見るべき動きをしませんでした。

今回も立民は政府より早かった自慢していますが、野党の対策本部でいったい何をするんですかね。

首相の政治力が問われるとすれば、災害の初動が終了した後の復興局面で、どれだけ復興予算を投入できるかということです。

「外遊」などという物遊山を思わせる言葉を使うからおかしくなるのであって、EU側から調印式に日本へ出向いてくれるというほど、ETA署名式は重要なことだったのですよ。

かつて福島第1事故のときに、錯乱した首相が現場指揮に過剰な介入をしたため、かえって事故の収拾を遅らせたことを忘れないでください。

災害マネージメントは専門部署が当たる、政治家は余計な介入はしない、責任だけを引き受ける、これでいいのです。

その意味で、安倍氏が被災地を視察することは、初動期が終わったとはいえ、けっして評価できません。

被災地に行って見ねばわからないことは限りなく少ないのであって、官邸の危機管理室で充分に収集できることばかりのはずです。

野党はまだ因果関係が不明なうちから政治責任を言い立てているようですが、政党に限らず国民もまた、このような災害の政治利用は止めて下さい。 

安倍氏批判はけっこうですが、それを自己目的化したような言論は、ひまな平時にやって下さい。 

逆にこのような大規模水害があると、かならず定番のようにかつての民主党政権時の事業仕分けでスーパー堤防の予算が削られたことがあげつらわれますが、これもまた野党叩きに終わらないようにしていただきたいと思います。

とまれ、災害を政局に絡ませると、原因究明がおろそかになります。

おそらく、この大水害の原因は多く存在します。 

たとえば、今分かっている範囲で原因と考えられるひとつがダムの放流です。 

Photo産経https://www.sankei.com/west/news/180710/wst1807100074-n1.html 

「肱川上流にある大洲市の鹿野川ダム。安全とされる放流量の基準は毎秒約600トンで、超えると家屋への浸水の可能性があるとされている。
同市などによると、台風7号が九州に近づいた3日から基準の約600トンを上限に徐々に放流を開始。7日午前5時半には雨量が増し、上限を毎秒約850トンに引き上げた。午前7時すぎにはゲートをほぼ開いたままにせざるを得ず、午前9時ごろ、川の水が堤防を越え始め、放流量は最大毎秒約3700トンに達した」(産経7月10日)
 

今ひとつは、バックウォーター現象です。 

1998f42797d206225ff0cf7c1f9d1b9b_15産経前掲

「岡山県倉敷市真備町地区では高梁(たかはし)川の支流で5カ所の堤防の決壊が確認されたことが分かった。専門家は、決壊の一因として、豪雨などで水位が高まった川が支流の流れをせき止める「バックウオーター現象」が起きた可能性を指摘している」
「岡山大の前野詩朗教授(河川工学)は「高梁川と小田川の合流地点は、直後に高梁川が湾曲して川幅が狭くなるボトルネック構造で、水位が高めだった。豪雨で水かさが一層増したことによりバックウオーター現象が起き、小田川の堤防を決壊させた可能性がある」と指摘した」(産経前掲)
https://www.sankei.com/west/news/180710/wst1807100074-n1.html

今の段階では、大枠で緊縮財政のしわ寄せによる「人災」という言い方はできますが、それはもっと原因究明が進んでから因果関係が確定するものです。

現実には、気象庁は極めて早い段階で避難指示を出しており、自治体と連動して動いています。

自衛隊の災害派遣も的確に進められており、全国規模の自衛隊が災害派遣に投入されています。

Photo_2
いずれにせよ、今回のように梅雨前線の異常な停滞によって、このような大規模災害が起きてしまうことが分かりました。 

実はこれはとっくに分かっていたことで、日本は世界でも稀な自然災害が多発地域に属しています。 

とはいえ、わかっていながら手を打ってこなかった歴代の政権を、いま責めてもせんないことです。

むしろ今後、このような異常気象があるたびに多くの犠牲者が出るのはどうしてなのか、どうやったら防げるのかを真剣に問うべきです。

いま、被災地以外の国民にできることは、余計なことをしないことです。

同情するあまり被災地に頼まれもしないものを送ったり、勝手にボランティアにいくことは、かえって混乱を招く結果になります。

できることは、心の支援と寄付だけだと思いましょう。

繰り返しますが、まだ、呉市のようにとり残されて孤立している地域も存在します。

電気・水道が復旧していない地域も多数あります。

このような地域で求められているのは、救援物資だけではなく正しい情報です。徒に不安を煽り、政府不信を増長させる言動は控えて下さい。

なお、寄付の受け付けには以下があります。

・平成30年7月豪雨緊急災害支援募金(Yahoo!基金)
https://donation.yahoo.co.jp/detail/1630036/

 

 

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コメント

今回は各自治体のソフト面における災害対策の善し悪しがハッキリと表面化した災害でもありました。
災害時のSNSによる正確な情報提供元の告知、ハザードマップを含めた避難先の情報の告知などPCを使えない人向けには印刷物を各家庭に配布し目のつくところに掲示してもらう、より実践的な避難訓練等々…
今回有効だった対策を各自治体で情報共有し今すぐに着手できるソフト面での対策だけでも充実させ高齢者を中心とした自己判断で「安全だ」と決めつけがちな意識を改革する必要があると感じます。

マスコミも災害の衝撃映像の収集や政府をつつくのも結構ですが、京都の桂川のような過去の教訓から災害対策を練り直し被害を防いだ「成功例」をしっかりと報じて欲しいものです。

投稿: しゅりんちゅ | 2018年7月11日 (水) 07時07分

しゅりんちゅうさん。おっしゃるとおりです。
かつての東日本大震災時の経験を少し付け加えておきます。

地元行政はないも同然でした。どこに避難したらいいのか、水、電気などのライフラインはいつ復旧するのか、どこで水や食料、ガソリンが得られるのか皆目わかりませんでした。

必要なのは、物資以上に情報なのです。実際の震災や大水では大規模停電が起きますから(いまも起きていますが)PCはもとよりスマホも使えない状況になると思います。
その場合、地域における区(隣組)が本領を発揮します。しらみつぶしに連絡を取り、情報を伝えていくのはこの地域草の根の自治組織だと思います。

ちなみに震災時に訳にたったのは地元ラジオ局が淡々と流すライフライン情報だけでした。
メディアはどうでもいい悲劇の押し売りなどはしなくてけっこうです。ほんとうに必要なライフライン情報だけ流してくれればいいのです。


投稿: 管理人 | 2018年7月11日 (水) 07時38分

いつも鋭い視点のブログを拝見し勉強させていただいております。

管理人さんのおっしゃるとおり安倍総理は震災時の教訓を生かし迅速で有効な手段をとっていると思います。(マスコミは認めたくないようですが)

人命救助や道路、水道などのライフラインの復旧には自衛隊、消防の役割が本当に重要です。一方報じられることのない地元の建設業者の懸命な作業も重要であり不可欠だと思っています。

「公共事業=悪」のイメージで大幅に減少した建設業従事者の状況で迅速な災害復旧を行うことはかなり困難なことになると思います。

マスコミの役割は何なのか本当に再確認していただき人命救助や災害復旧の邪魔をしないようにして欲しいです。野党も同様ですね。

投稿: 先人の名誉を護り隊 | 2018年7月11日 (水) 09時31分

九州は6日の日中から酷い雨でしたが、私の住む瀬戸内地域では6日の夕方から翌7日朝にかけて凄まじい雨でした。次から次へ通知される携帯電話の災害アラームが一晩中鳴り止みませんでした。
私の住む市の地区は何とも無く家も無事でしたが、同じ市の別地区では腰の辺りまで浸水し、土砂崩れ等で死者もでています。
また、私の実家がある町は悲惨な状況です。
実家自体は家も畑も少し山に登った所にあり、幸いにも洪水の影響も無く土砂崩れも巻き込まれずに済みました。
電気水道のライフラインも健在です。
しかし、平地部の市街地は土石流で家が流された地区もあり、平地全体に1m以上は浸水し、現在は覆われた泥が乾き土埃が酷い状況です。
断水も今尚続いています。
災害発生から2日間は「完全」に陸の孤島でしたが、今は1部通行止めが解除され、迂回路ながら車が入って来れるので、地元スーパーはまだ営業を再開出来ていませんが、隣町にあるスーパーに行けば食料の心配も解消されつつあります。

所で、5日夜に投稿された自民党の飲み会が批判されていますが、大雨特別警報が出され災害発生が発生したのは6日から7日にかけてだったと記憶してます。
気象庁のも警報発表も6日に入ってからです。
そしてその批判の中身は当初、松本智津夫死刑囚の死刑執行にも関わらず飲み会とは何事かといった声が多く見受けられました。
それがいつの間にか、大雨で災害が発生しているのに飲み会とは何事かといった声に都合良く変わってしまっている気がします。
これは一体どう理解すればよろしいのでしょうか?

しかし、災害は万全の体制で対処に当たらなければなりません。大雨予報の中、やはり画像を投稿した議員は軽率でしたし、飲み会に対するある程度の批判も仕方ないでしょう。
ただ今の所、災害対処に関しての今回の自民党飲み会による致命的な失策については、
現地において何も影響を感じておりません。

投稿: 三毛猫 | 2018年7月11日 (水) 09時34分

マスコミによる政権批判やら、それに対するコメントやらは置いておくとして。

そろそろ、毎年のように発生する豪雨に対して「異常」ではなく「通常」だと考える意識の変化が必要でしょうね。
豪雨は必ず発生するのだと考えなければ、たとえ対策をしていても、油断から手を抜いて被害が大きくなってしまうでしょう。
TVのインタビューで被災者が言っていたのですが
>避難指示が出されても、自分の家だけ避難するのはちょっと……という気持ちがあって最初は避難しなかった。子供に急かされて、それで避難する事にした。
という人が居ました。
世間体を気にして避難しないなんて事、止めてほしいです。
避難する時くらいは隣家に呼びかけて、一緒に行動しましょう。


余談ですが。
20年ぐらい前までは、私の近所もちょっと大雨が降るたびに水が溢れて、床下浸水とかしていました。
ちょうど盆地のようになっていて、周辺の雨水が集まるのです。
近年の治水工事によって、最近は水が溢れることもなくなりましたけれど。
しかし、雨水が押し寄せた翌日の、流されてきた土砂から発生する悪臭は、今でも思い出します。
手足に臭いが移ったりとかもありますし……。

防災グッズ・避難用品の中にウェットティッシュを入れる人も居ますけれど、それとは別にボディペーパーとかを用意しましょう。
アルコールが強いものは体温を下げられますし、手足の消毒も出来ますからね。

投稿: 青竹ふみ | 2018年7月11日 (水) 11時21分

こんにちは、
時々拝見させていただいています。
基礎資料に基づくお話は論理的でわかりやすく、日頃、知見を頂き感謝しています。

さて、
「首相にできることは、防災担当の大臣や官僚の決定に対して責任をとることだけであって、情報収集や指示なら、政府専用機からでもできます。」

まさに、その通りですね。
ただ、最近の政府にはこの点に関して疑問が多いです。

財務官僚の不祥事の責任をとらない麻生大臣や安倍首相は、先の論理では大臣や首相として失格ということですね。

また、森友では秋江夫人の関与があれば責任とるといったのに、逃げ回ってみっともなく見えます。

一般に、責任をとらずに、独断的に決定するとは独裁者という、また、組織的に実行しているのであれば独裁国家という、のでしょうか。
麻生大臣はヒットラーのオリンピックを賞賛しているようですが、、、これも怖いことと思います。

また、
激甚災害にあっては時間が生死をわけるので、判断を得るための説明に時間を要する遠隔地はやはり、問題があると私は判断しています。

私の論理や感覚は、おかくないと思っています、、、。

以上、感想まで(返信は特に求めません)。

投稿: 時々拝見 | 2018年7月11日 (水) 12時48分

今までの常識とか、基準とかが通用しなくなっているのですよね。自分らが学生のころは瀬戸内は地中海気候で結構乾燥している的なイメージでしたが、近年は集中豪雨での被害が出ていて、全く違うイメージになってます。被害にあわれた地域が一日も早く復興することを祈っています。
大臣、首相の責任論が言われてますが、政治家が責任を取るのは当たり前でしょう。特に大臣や首相が責任を取るのは至極当然だと、思います。ただ、それは今回の災害やその他、国民生活に直結した事態に対し、大臣総理が出した指示のもと、なされた行為の結果重大な事態が生じたならば、責任を取っていただきたい。しかし、先の財務官僚の不祥事や、モリカケ騒動にみられる責任論はナンセンスの極みだと思います。自分が露知らぬところで行われている官僚の不祥事にいちいち大臣が責任取っていたら、大臣何人いても足りませんよ。官僚が嫌いな大臣辞めさせるために、不祥事起こしたらどうしますか?今回の災害に対する責任論とは、そう言う事だと自分は理解しています。

投稿: 一宮崎人 | 2018年7月11日 (水) 14時51分

 三橋氏が今度の災害を人災だといって強く政府批判をしております。公共事業を実行してもらいたいと私も強く思います。

https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/

投稿: ueyonabaru | 2018年7月11日 (水) 21時40分

平成の30年間、不況と災害をアップアップで乗り越えてきました。誤った国策は多々あれ、吊るし上げて政争にするのではなく、検証して正して行けば良いです。
テレビにも新聞にも御意見番にも頼る事なく、政府と専門家と国民とインターネットで検証が足りる事が周知されつつあります。ラジオの価値は上がっています。
地震と違い水害時はスマホやモバイルバッテリー、備蓄水や食料も水没したらゴミになってしまう。置き場所も天候や警報に合わせて変えられるように地域で指導しあうようなWの備え方をサバイバルキャンプなどでレクチャーする必要を感じます。
他の方がお書きのように、当分毎年こんな天候は続くはずです。
今朝の日本農業新聞にJA施設の被害甚大のニュースがありました。震災の時もJAの頑張りがありましたが、今回も、これからも、こういう時こそ助け合うのが協同組合連合会だと、復旧に力を合わせて欲しいです。

投稿: ふゆみ | 2018年7月11日 (水) 22時20分

管理人様&ふゆみ様

ラジコの登場と東日本大震災でのエリア開放は被災地からの生に近い情報を遠隔地から受け取れる手段が生まれたのだと不謹慎ながらも当時はものすごい衝撃を受けました。
災害時の情報の共有手段としてフットワークの軽いラジオの位置付けは今後更に重要になりそうな気がします。
たとえば各局で被害状況、避難情報、安否確認、復興状況それぞれを分担し細やかにかつ徹底的にその情報を流し続けるだけでもかなり有効な情報発信になるかと思うのです。

投稿: しゅりんちゅ | 2018年7月11日 (水) 23時29分

時々拝見さん。コメントありがとうございます。
貴兄は次元の違う問題を同時に語っておられます。

財務官僚の不祥事は、セクハラと並んで財務省内部の腐敗の問題です。
今回の文科省の組織ぐるみの天下り斡旋、子息の裏口入学問題などは、官僚の構造的腐敗問題です。
総じて、日本の官僚上層部の度し難い腐敗状況ですが、それに対して政治家は「責任をとる」だけでいいのでしょうか。

官僚はクビになりません。失敗しようが、民間のように法的に引っかからなければ身分は保証されます。
つまり政治家が「責任をとって」辞めたとしても、彼らは残り続けて温存されるのです。
つまり辞めることは解決にならないのですよ。

麻生氏が財務省という「最強官庁」に大臣として乗っているのは、元首相という重みがなければ、彼らを統御できないからです。

彼を辞めさせて、もっと軽量級の政治家を据えたら、更に腐敗は深まる一方です。
麻生氏は大胆な内部改革をすることで、初めて「責任をもった」といえるのだと思います。
いっかな改革が見えないなら、批判したらいいのではないでしょうか。

昭恵さんのモリカケ問題は、まったく無関係です。同列に扱うべきではありません。

事件が起きる→政治家が辞める→更に軽量級の無難な政治家が座る→なにも変わらない、という安易な政治文化が日本の政治をもっとダメにしているように思えますが、いかがでしょうか。

すべてを「責任をとらない独裁国家」だ」というように短絡しないで、ひとつひとつ切り分けて、整理されたらいかがでしょうか。

投稿: 管理人 | 2018年7月12日 (木) 02時09分

中山間部に住んでいて思うのは、水害は同じ所で起きている、ということ。そして同じ所を繰り返しお金をかけて復旧工事をしています。

米作りを中心に、農業によって地域経済が成り立っていた時代であれば、お先祖からの土地に、小さな集落にしがみつくしかなかったのでしょうが。今は水田は有り余っています。

バラバラな小さな集落は、災害の少ない所に寄せていくしかありません。田舎の集中と選択が必要です。

それでも水害が起きれば、お金が出るのは同じ場所の復旧に限られています。この際だから集落を丸ごと移転しよう、というお金(税金)は使えない、と言うのです。その人達を優遇することになる、というお役所の理屈です。

民主主義という平等の考え方は尊いのですが、社会のありようを狭めている、とも言えるのではないでしょうか。

昔のお殿様(全権を持った独裁者)、有能なお殿様がいればなぁ・・・

投稿: 九州M | 2018年7月12日 (木) 03時35分

筑後川(暴れ川筑紫二郎)流域出身としては、河川氾濫は身近?な災害なのと共に世間の対応に違和感を感じてしまいます。

日本の様に急峻な国土で河川係数高いと雨季(要は梅雨)に水嵩増し川が溢れるのは当たり前?筑後地方の古い家屋(実家の本家も)は一階天井裏若しくは二階に船を置き年中行事?に備え、堤防横には遊水地(普段は蓮根畑等、要は湿地)設け場合によっては堤防を切って其所に水逃がし田や家屋等他所の浸水防いでました。
最近は減りましたが沈下橋(四万十川で有名?)も多く欄干等に流木引っ掛かる事も少なかった様です。

筑後川の氾濫は年中行事?なので昨年の朝倉は別として小規模な物はあまり報道されませんが、最近の氾濫騒ぎでは上記の遊水地だった所等本来居住区と思えない場所(地価安いと同様標高も低い?)での床上浸水等被害が多少目立つ感有ります。
以前揉めた?有明海の諫早干拓も自然破壊、無駄な公共事業ばかり報道され、干拓は農地を拓くと同時に洪水対策(満潮時は川の水が海に流れない)の旨は殆ど顧みられず、当時関西に出たばかりの私は「明治になり、オランダのお雇い外国人が干拓を始めた」とか言われ、筑後地方の干拓は日本書記(推古天皇や聖徳太子の時代)に記録有ると返すと却って馬鹿呼ばわりされたの覚えてます。

出身地と異なる他地域それぞれの細かい事情、居住地を選べない昨今の住宅事情等々有るから偉そうな事言えませんが、筑後地方出身としては水害の度にこの国の気候風土に合わせた国土の運営出来てるのか疑問感じる一方、学生時代タクラマカン砂漠出身のウイグル人留学生に「川が溢れるほど水資源が豊か」と言われ自然はいつも良い顔ばかりしないから、何だかんだで豊葦原の瑞穂の国なのかな?とも思います。

投稿: Si | 2018年7月12日 (木) 05時22分

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