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2018年7月16日 (月)

山路敬介氏寄稿 沖縄県知事選選考は沖縄保守再生につながるのか その1

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山路敬介氏から論考を頂戴いたしました。ありがとうございます。3回分割で掲載させていただきます。 

なおタイトルは編者がつけたものです。 

                                              ~~~~~~~~~ 

沖縄県知事選選考は沖縄保守再生につながるのか その1
                                                                                     山路敬介


今回の保守系候補者選びほど不透明なことはなかった
 

来る11月(翁長知事途中辞任による前倒しの可能性も大であるが)にせまる沖縄知事選の自民党候補者選考に重大な動きがありました。 

選考委員会は佐喜眞淳氏に決定のうえ知事選出馬の正式要請をし、佐喜眞氏も「前向きに検討」としています。

Maxresdefault佐喜眞淳氏

私は5月上旬よりの選考委員会の議論の様子を探るべく、色々な伝手をたどって話を聞きまわっていたのですが、この「委員会」はガードが堅く、一般の自民党県市議の間からですら報道直前までそれぞれの意中を聞かされるにとどまり、経緯を含め大した情報が得られませんでした。 

そうこうするうち、相変わらず委員会が開催されない中であるにもかかわらず、六月下旬に唐突感をもって宜野湾市長の佐喜眞淳氏の名前が報道によってまず取りざたされ、佐喜眞氏本人も十分な意欲を持って臨んでいるらしいとのニュースが一斉に流れました。 

今ふり返れば、その報道は自民県連が報道を利用した観測気球だったのであり、保守系一本化を佐喜眞氏で一般に既成事実化するべく企図した目論見であった事は誰の目にもはっきりしました。 

重要な選考委員の一人である下地宮古島市長は「勝てる候補を考えた。佐喜眞ありきではなかった」し、安里氏を予め排除したものでもないように言いますが、到底そのようには信ぜられません。 

もしそうなら、誰がいつ佐喜眞氏を知事候補とするべく決定し、「出ない」と言っていた佐喜眞氏はいつの時点でなぜ出馬する事にしたのか、この点をさっぱりと説明すべきです。

沖縄自民党の「三つの懸念」
 

候補者選定について自民県連は当初は「5月末まで」とし、その後「6月中の決定予定」として、さらに「7月上旬にも」と言うように結論を延引した理由はそれぞれ違いますが、その理由は三つありました。

ひとつは宜野湾市長の後継問題。
 

もうひとつは、一本化の至上命題に対して一般のコンセンサス形成に対処するテクニカルな部分から。  

最後のひとつは、一番槍で意思表示していたにもかかわらず、確たる理由も明示されずに自民党推薦を得られない事になる安里繁信氏の独自立候補を阻止する事。 

32070973_239711103451265_8411615023安里繁信氏

これが佐喜眞氏や自民党が「最終受諾」までに繕うべき佐喜眞氏自身の言葉で言うところの、「環境整備」の内容です。

宜野湾市長後継問題は翁長政俊氏に決定し、報道を利用した既成事実化の応用が功を奏して議員連中や長老・自民党員からも表立っての異議は出ていません。
 

前者二つの問題はクリアして粛々と進んでいけるメドが立派に立ちましたが、最後の問題は小さくはありません。 

安里繁信氏はいかなる意味でも、「泡沫候補」ではないからです。

佐喜眞氏は報道に対して今だに「後援会が~」云々であるとか、「市議会与党と相談」というように正式受諾をしていない理由を答えていますが、そのような段階はとうに過ぎています。

最後に残る問題は「安里繁信対策」です。 そこを円満に解決して初めて正式な出馬表明としなければならないと考えるのが彼の必須要件で、そこから一気に宜野湾市長選に向かいたい意向なのでしょう。

Http___o_aolcdn_com_hss_storage_mid翁長雄志知事

オール沖縄系候補は誰か?
 
現在のところオール沖縄系県政与党はこぞって「二期目も翁長知事」と声を揃えますが、それは十中八九あり得ません。

革新系のラジカルな方面では水面下で様々な意見が出ていますが、全体として翁長知事に頼りきりなのが現状で、統一候補も結局は翁長知事の指名という実質に落ち着くと思われます。

県庁筋の話では謝花喜一郎副知事が最有力であるとの見方が大勢で、それが最も自然な流れであると思います。

辺野古阻止だけが翁長氏の妄念なのですから、そのための実務も戦略さえも担う謝花氏が翁長知事の意を継ぐ最適格者なのは当然だと思います。

また、元々「そうした含みもあっての副知事就任」だったと言う重要な翁長支持者もあり鉄板とまでは行きませんが、ここは固い予想ではないかと思います。

それでもこのままでは知事の姿勢を存続させる事が危ういとの認識はあるようで、知事選を目当てに県民投票や撤回をどういうふうに仕掛けるか、そこのあたりが最も腐心のしどころと考えているようです。

そこを練るのもまた謝花氏の手腕に託されていると言え、すでに影の県知事相当なのではないか、と揶揄している職員もあるようです。
                           

                                                                                             (続く)

※関連記事 「翁長氏を継ぐのは誰か?」
http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2018/06/post-aa06.html

※管理人から

フランスが優勝しました。おめでとうございます。

前半なんどとなく押し込まれてからの勝利。見事でした。若いチームを率いたデシャンは、これでサッカーの神殿の座入りすることになるでしょう。

クロアチア、まさに最後の力を出し切って倒れました。
いくどとなく続く延長PKを征して、他のチームより丸々1試合多く、しかも中3日という悪コンデションに屈しませんでした。素晴らしいルーザーです。
いやある意味で、勝者より記憶にとどめられるべき強者たちだったのかもしれません。拍手。

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コメント

ブラン>あいつ、いつも美味しいところを持っていく・・・

クロアチア惜しかったですね。
「伝統」の違いもあるのでしょうか。
1999ワールドユースを思い出します。

もともと沖縄の保守は保守本来の毅然とした態度があったと思います。それが大田革新知事が誕生し、基地問題をネタにして一気に4000億円台の途方もない金額を手に入れた。いったん4000億円台の金額が出てしまうと、それが基準となり、現状の3000億円台でも足りないと沖縄のマスコミは平然と報道します。沖縄だけではない北海道開発予算だってあるじゃないかと報道します。
北海道は沖縄の面積の30倍。一県で開発するには無理です。どうしても国直轄の事業が必要です。沖縄と単純比較は出来ないと思います。

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