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2018年8月22日 (水)

全国高校野球大会は、原点に戻れ

058
金足農、力及ばずでした。大阪桐蔭、素晴らしい勝利でした。歴史に名を刻みました。おめでとうございます。 

私は奇跡なんかあるわきゃないと思いつつ応援していましたが、5回で吉田が大量得点をもらった時には天を仰ぎました。

終了時にあたかも選手たちの健闘をたたえるように、虹がかかったのが心に残りました。

Photoひのえ様のツイッターより引用いたしました。ありがとうございます。https://twitter.com/hinoe2

あんなに悪い吉田は初めてみました。連日の投げすぎによる疲労困憊の極にあったのでしょう。 

6試合で881球!その上に地方大会もひとりで投げきりました。

プロなら絶対にそんなキチガイじみたハードスケジュールで投手を使いません。故障しないほうが奇跡だからです。

吉田も4回から下半身がおかしいと訴えていましたし、股関節の異常も漏らしていました。

彼の明るい笑顔と裏腹に、吉田は既にいうことをきかなくなっている足、肘、指をなだめながら投げていたのです。

高校野球大会で肩を潰した選手は多いですから、後障害が残らないか心配です。

田はすでに数回目からフォームがもう体を成していませんでした。

エースをここまで酷使しておきながら、なにが「高校野球のお手本」(八田会長)ですか。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180822-00000002-wordleafs-base

そんな吉田に毎日100球越えで投げさせる、非常識の極みです。

誰が?決まっています。 

高野連。そして主催者であり、高野連理事にも名を連ねる朝日新聞です。 

彼らが非人道的、非教育的、いやそれ以前に常識さえ持ち合わせていないことに驚きます。 

そしてそれを、「感動」「共感」を安売りするメディアの浅はかさがたまりません。 

20180821s00001002176000p_thumhttps://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2018/08/2... 

そもそもこの両校の対戦は、平等性が担保されていないのです。 

いやしくもスポーツ大会で平等のルール、平等のレギュレーションがなければ、それはスポーツ大会とは言いません。 

レギュレーションとは規則、規約のことですが、、あまりにも実情に合っていません。 

高野連が出場資格をあたえている高校の定義は、「日本学生野球憲章」にこうあります。 

「第3条(定義)
2イ高等学校野球連盟に加盟できる学校は、原則として、学校教育法で定める高等学校とし、日本高等学校野球連盟は、日本学生野球協会の承認を得て、高等学校野球連盟に加盟する資格および基準を定める」

http://www.jhbf.or.jp/rule/charter/index.html 

ここにはただ「学校教育法で定める高等学校」とあるだけです。 これでは何も決めていないに等しいではありませんか。

この学生野球憲章ができたのは昭和21年12月ですから、まだ日本が焼け跡だらけの頃です。 

このような日本が立ち直れるかどうかさえわからなかった時代に、高校野球を通じて復興を担う青年たちに夢を与えようと立ち上がった高校野球関係者に脱帽します。 

しかし、それから一体何年たっているのでしょうか。軽く半世紀を超えて、実に77年です。 

その間、「学校教育法で定める高等学校」がどれだけ変質を重ねてきたのか、です。 

こう言ってはなんですが、金足農はただの地方の県立農業高校です。地方の農家の子弟を中心にした地域農業の次世代を育てる学校です。 

Tp2882金足農高HP
http://www.kanano-h.akita-pref.ed.jp/H28topics.html 

吉田の実家も梨農家だと聞きました。ナインの家は皆、なにかしらの形で農業を営む家庭です。 

選手の中核である投手は、大会最後の最後の6回で三塁手と替わるまで吉田ひとりで投げ抜きました。

一方、大阪桐蔭は質が変わらない柿木、横川、根尾の3名の体制で臨みました。

天才投手がひとりで肩が抜けそうになるまで投げるのか、3名で交代で投げるシステム野球が有利か、どちらが勝利するかは考えないでもわかります。

これで大都市に所在する大阪桐蔭のような私立校と戦え、というほうが本来無理なのです。 

大阪桐蔭は、体育コースを別に設けて、全国から生徒を募っています。スカウトで入学した者も多いといいます。 

Ⅰ類東大・京大コース、Ⅱ類一般進学コース、Ⅲ類体育と、入学試験から別途に教育をしている大阪桐蔭のような私立高と、「ただの県立高」が対戦しろというほうがどだい無理です。 

なにより私立高校には学区の制限がありません。金足農は秋田県、しかも遠方ではなく、金足近辺の子弟に限られています。 

それに対して、大阪桐蔭などの私立強豪校は全国区です。 

いわば市会議員選と全国区の議員選を、ゴッチャ混ぜにして実施しているようなものなのです。 

こんなメチャクチャなレギュレーションのスポーツ大会があるでしょうか。 

実際、大阪桐蔭の今回登録メンバー18名中、大阪府内出身はわずか5名でした。4番藤原が府内なのが救いです。
http://apapnews.com/famousmember/290/ 

投手の柿木は佐賀、キャッチャーの小泉は和歌山といった具合で、大阪出身が少数派な「大阪代表高」なのです。 

大会前に大阪桐蔭の春夏連覇を阻むと予想されていた智弁和歌山、龍谷大平安、横浜、木更津総合、創成館などは、みな大同小異の「全国区」の高校でした。 

こういう「全国区」も「地方区」もゴッチャにして戦わせる形式は、もはや平等とはいえません。

今後も高校野球を「教育」という名でやるなら、構造を変えていかねばならない時期にきています。

「教育」と高野連が謳う以上、星の数ほどある高校に等しくチャンスを与えねばおかしいのです。

プロを目指す少年が全国から強豪校に集まるのは、プロ野球が高校野球を草刈り場としている以上避けられない資本の原理です。

県外選手が多数を占めるのも同じで、もはや致し方ないでしょう。

ですから、そのような高校はひとつのカテゴリーを作って、その中で対戦するのが自然なのです。

初めからプロを目指して高校に進学し、一般生徒とは別枠で鍛え上げられる私立高校は「全国区」へ。

公立高校などは「地方区」同士の全国大会へと、別に全国大会を持つべきです。

そしてその上で「全国区」の勝者と、「地方区」の勝者が日本一を戦えばいいでしょう。

今回のように、そうそう簡単に地方公立高は負けませんよ。

もうひとつ。長くなるので駆け足で書きますが、今回、夏の炎暑の下でやることは殺人的だと分かりました。

足がつる選手が続出したのは、熱中症の兆候です。

そもそも春大会が毎日、夏大会が朝日と二回に分けて開催するからおかしくなるのです。

新聞社やNHKの商業主義に、高野連が相乗りしているからこうなります。

これでは選手に一年中大会を目指して野球をやっていろというようなもので、これが「教育」でしょうか。

春夏を合併させて゛、一年に一回気候のいい5月にでもしたらいいのです。

高校野球を嫌いだという日本人は少ないはずです。私もこのシーズンを待ちわびるひとりです。

だからあえて全国高校野球大会は、原点に戻ってくれと思います。 

このような選手無視の高野連の姿勢は、表彰式終了後1時間もどーでもいいエライさんのスピーチで疲労の極にいる選手たちを立たせたままでいたことにも現れています。

八田会長いわく。「阪神甲子園球場を訪れたお客さんの数は、史上初めて100万人を突破をして最多の101万5000人にのぼりました」ですと。

そりゃあんたらの商売でしょう。商売うまくいきました、と1時間もぐだぐだやっているな。

表彰式後、直ちに彼ら選手をケアしようとどうして思わないのか。そのほうがよほど不思議です。

高野連は教育者失格です。

彼らは朝日、毎日、NHKといった巨大マスコミと癒着することで、焼け跡の中から高校野球大会を復興した初発の原点を忘れてしまったのです。

いいかげんにしろ、大会はあんたらのためにあるのではないのです。

 

 

 

 

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コメント

お早うございます。
私立と公立の不平等というのは今更のことではなく
私が子供のころからよく言われていたことではあります。
確かに全国から集めてくる大手私立と校区という縛りがある公立とでは
大きなハンデキャップがあるのは確かですね。
それだけに今回の金足農業のように公立校の躍進は注目されるわけです。

かつて野球留学というのは主に地方から都市圏の強豪校という図式でしたが、
平成以降はそうでもなく、坂本勇人、田中将大は兵庫出身ですが
それぞれ光星学院(青森)、駒大苫小牧(北海道)に進んでいますし
大阪出身のダルビッシュも東北高校(宮城)を選んでいます。
とはいえ野球強豪校=多くの県外入学という図式自体は変わっておらず
それを問題視する向きがあることも確かだとは思います。
ただよく耳にする大阪桐蔭はエリートの寄せ集めだから優勝するのは当たり前
というのはあまりにも短絡的で個人的には腹立たしさすら感じます。

投手の球数制限を導入せよという声も聞きますが、
元ロッテの里崎氏が興味深いことを書かれていました。
球数制限というのは一見理にかなっているように思えるが
強豪校と弱小校の差をさらに広げるのではないかということです。
つまり金足のように吉田という絶対的エースで持っているチームと
柿木、根尾、横川という粒ぞろいの投手を擁する大阪桐蔭のような
チームとでは球数制限がさらに格差を生むというわけです。
確かに今の高校野球では100点の投手一人よりも70点の三人の投手を備えるほうが
はるかに有利であることは間違いありません。
里崎氏はさらに球数制限を導入するなら一試合を9回から7回にするなどの
改革も必要ではないかと結んでいましたが、
確かに選手の負担軽減を考えるならそのくらいのドラスティックな変更も
視野に入れるべき時期に来ているのかもしれませんね。

長文失礼しました。

管理人さんの仰る通り、金農や大会前に話題になった白山等のような“学校の部活”と大阪桐蔭や横浜のような全国から選手を集める
“実質クラブチーム”が一緒にやる大会しかなく、他のポジションに比べ極端に負担が多い投手を保護するため中学以下やプロでさえ
(といってもアメリカのメジャーリーグですが)採用されてる連投や投球数の制限すらない高校野球は異常です。

吉田君よく頑張った!
準決勝から制球の乱れが顕著だったけど気力で乗りきったけど、もう昨日は踏ん張り効いてなくてガタガタでしたね。流石に大阪桐蔭の打線は見逃してくれませんでしたね。

球数制限は米国では厳密に導入してるようですけど、まあ無理ですね。しばらく前に議論になった時に帝京の監督さんが「そうなったら徹底的にカットさせる」なんて言ってましたし。回数制限なら何とかできるかも。それでも吉田君は4回で既に94球でしたが。。今後は何とかして改善せねばなりませんね。各種意見はあるだろうけど、あくまで「選手ファースト」で。

暑い中、ヘロヘロの選手達を「たかが恒例のセレモニーごときで」1時間も立たせておいて「大団円の様式美」を貫くとか・・・平成も30年経って終わろうとしてるのに、発想が昭和のままですねえ。

また、これまた「イイ話」みたいに報道されてましたけど、東北の公立学校はたいがい昨日が2学期の始業式なんですが(ガキの頃から9月1日に「今日から2学期ですねー!」なんていう東京キー局の報道やらアニメやらには凄い違和感でした)、金足農業は明後日に急遽変更したそうで・・・えっ?それって「教育」なのか!?ともねえ。
決勝まで行くことを想定してない学校が悪いの?いやいや最初から大会日程が無理なんでしょ。最初から考慮されてない。
「教育」だというのなら、野球部だけが残って無観客で静かにクラブ活動として試合すればいいだけのこと。
いやー、朝日とNHKは煽る煽る(笑)

JALの急遽臨時便が飛んだことも話題になってたけど、決勝のチケットはどうしたんだろ??
まさか早朝から並んでる連中にお構い無く主催者側が用意してたりしないよね?

野球やってたし今も大好きだけど、今日はなんだか「?」マークばかりになってしまいました。

連戦連投で疲弊していく選手を見るに耐えられず、近年準々決勝以降の試合は、結果しかみない者です。
批判しても高野連と新聞社が既得権益を手放すことはないでしょうから、連投して将来を棒にふる選手を出さない方法がないものか、毎年この時期同じように思案しています。
改革案①:高校のある都道府県外の出身者の受け入れを1学年5人まで、公式戦ベンチ入りを3人までとする。といったことは、他の競技との兼ね合いもあり無理でしょうね。
改革案②:平日の部活動を午後3時半以降午後8時半まで【途中夕食1時間含む】、土日の部活動(グランドでの活動)を午前8時から午後5時まで【途中昼食1時間含む】を上限とするといったガイドラインを設けて、朝から晩まで野球する風潮を薄めていき、プロ(?)の監督やコーチ以外の先生や保護者の負担も減らしてもらいたいものですが、これも自主練習とか時間差練習などにかこつけて形骸化するのでしょう。
改革案③:春の選抜に選ばれなかった、地方大会2位3位4位校が春の甲子園と同時期に、5月全国大会出場をかけて地方予選をし、新たに5月大会を設け、長い目でみてこれをメジャーにしていくといった、管理人様とは真逆に全国大会を増やすといった形で、野球高校に入らなかった野球少年が全国区になれる機会を増やしてあげられないかと思う次第です。
主催新聞社を決めるのにひと悶着あるでしょうが、大会使用球場を確保出来る新聞社主催と言う事で・・・。

管理人さんの言うとおりだと思います。
しかし、実際には色々と難しい。

「勝ちたければ強豪校へ」とか「プロになりたければ強豪校へ」という洗脳教育が、既に少年野球の頃からされている。
小学校の軟式野球の時点でスカウトが選手を探しに行くのですから。
誰が最初に言ったか知りませんが、野球人生は13歳で決まるのだそうです。(この言葉でググってみましょう。記事とか本とか出てくるはず)

孟母三遷と口にして、子の為に強豪校のある地域に引っ越す人間さえいます。
中学校の時点から明確に「区別」されているのですから、高校野球だけでみても問題は解決しない。
もう私立はアンダー18の方に分類して、高校野球選手権と分けるとか、そのくらいですかね。


もっとも、金も学力もないけれど、それでもプロを目指したくて公立高校で野球をする子も居る。
立身出世じゃないですが、お披露目の場としても、公立と私立が戦う場所も必要なんでしょうけれど。

最低限投球制限とかは取り入れないと、才能を消費してドラマを見せるということに歯止めがかからないでしょうね。せめてドーム球場でやるか、甲子園をドームにするくらいの対策をしないとそのうち死人が出かねない。事実複数の選手が足がつるなど、熱中症の症状を引き起こしているのだが、主催者側はいい加減な小手先の対応しかしません。

朝日新聞など、地方の支局は予選からずっと美談さがしで普通の取材が制限されるくらいだそうで、最後はでっち上げで紙面を埋めることを社の方針にしているようなもの。

もともと球数制限などややこしい事をしなくとも、甲子園に加えて神戸と大阪のスタジアムを追加した3ヶ所開催にすれば最大で1日で最大12試合消化できるので日程の問題は全て解決します。

近年の酷暑にもかかわらずこのような意見が全く出てこないのは「甲子園でなければ高校野球選手権ではない」という固定概念もありますが、むしろ分散開催による主催側のコスト増、放送局側として一気に試合をされるとソフトとして扱いづらいといった大人の都合の方も大きいように感じます。

また分散開催は過去に行われて「不公平だ」という意見でとりやめた経緯もあるので現状の開催形式はある意味参加する側にとっても理想の形ともいえます。
安全を含めた様々リスクをよりも「甲子園で野球をする事」を優先するシステムを選手、保護者、高校全てが納得しているのであれば観ているだけの側からすればとやかく言う問題でもないと思っているので「好きにすればいい」と思っている人間です。

私は、甲子園とはセミプロの大会だと思っています。彼らの多くは、直接金銭を貰わないまでも何らかの対価を「野球」により得ていますから。
セミプロと完全なアマチュアを同じ土俵で戦わせる、それこそが高校野球であり、いびつな構造の根幹だと考えています。

ただ、一方で高野連や学校の肩を持つなら、日本の学生スポーツの多くが不公正、不平等の権化のようなものだから、ある意味しかたないとは思います。
日本ではトーナメント方式が主で、リーグ戦はあまりありません。
リーグ戦では維持が大変なこともあるでしょうから、実現には課題も多くあります。
しかし、トーナメントとは勝者や強者のためのものであり、敗者や弱者は公式戦を続けることすら叶わないのです。
主催者の都合、強豪校の利益。
世の中は不条理なままならないことが多いと、忸怩たる思いです。

金足農業は農業新聞でも熱烈応援されていたらしいですね。微笑ましいというか。

金足農業は桑田清原のPLも追い詰めつたりと大阪の超強豪校と縁があるのかもしれませんね。 

お金の話というと金足農業は甲子園行きが決まった後も遠征費用が足りず、校長自ら寄付金集めに駆け回るほど資金難だったそうです。

中華三振さん、決勝進出日も「農高で戦後初」とか専門紙ならではの見出し付けが光っていました>農業新聞
朝日はアリバイ作りのように課題があるなどのあっさりした総括をしていますが、吉田選手には私立の強豪校が備えているような選任トレーナーも健康管理スタッフもいない中、身体潰しても勝つと何百球も連投する姿は見守るには忍びないです。
高校生は、止めてもやるという熱い世代なんですから、それこそ大人が歯止めをかけるのが筋だと思います。

91年の沖縄水産の大野投手を思い出しましたね。肘が伸びなくなって本当につらそうでした。投げ切って達成感はあったという一方で「10億積まれてもこの3年間には戻りたくない」とも言っています。この決勝の相手が大阪桐蔭でしたねぇ(遠い目)。

確かに年2回もやる必要はないかもしれません。選抜みたいに予選をブロック制にして、全国大会は16校くらいでやれば中日はさんでも1週間でできます。

明治神宮大会を参考に規模縮小したほうが投手の負担軽減しやすいと思います。

そう言えば夏の大会ベスト8の学校は自動的に秋の国体(9月下旬開催)も出場なんですよね。
選手の体調が戻るかどうかも心配ですが、地域によっては秋季大会と日程が重なるので大所帯の学校だと2チーム編成して両方参加す
ることもあるそうですが、金農のような人数ギリギリのチームはそうなった場合物理的に参加が可能なのかどうか?

強豪私立高校の運動部は、野球に限らず、本来の教育の一貫であるはずの「部活動」とは言えなくなっています。十数年前ですが、仙台に赴任していた時、アルバイトの地元高校生(名前を言えば、あぁ、といわれる有名私立)と話をした際、「何か部活はやってるの?」と聞いた私に、「うちの運動部は、趣味でやるところでは無いので」と言われ、なるほどとは思いつつ、「それって教育としては如何な物か?」と感じたものでした。簡単に素晴しい解決策があるとは思いませんが、何らかの対策を考えるべきときにきていますよね。
ただ、甲子園に関しては、とりあえず金属バットの使用禁止で、投手の負担軽減は図れるのでは、と思っています。

元南相馬さん。

それって明らかに東北か育英ですよね。女子サッカーなら常盤木学園もありますけど。
まあ、地方の私立スポーツはまあそんなもん。今大会だと青森の八戸光星が典型で80年代から重に関西出身の生徒を受け入れて強化して甲子園を目指してました。80年代の日大山形や90年代以降の酒田南なんかは典型。

当県ではかつてはそうでしたけど、最近は流れや方針が変わって来てまして、県外留学生は減少して地元重視でより結果を残してます。今回の羽黒は惨敗したけど。
まあ、指導者なんでしょうねえ。

今回の金足農業なんか、秋田県の学生スポーツ強化7年計画の最終年で結果を出したわけですし。今後どうなるやら。

金属バットの件は半分同意です。
なにせミートポイントが広すぎて、「えっ、そんなんでホームランになるの?」ってのはよくありますし。
メーカーも商売ですからとにかく「飛ぶバット」の開発競争が激化したのが90年代。
反発力が強くて振りやすいってんで、かつてゼロ戦に使われたESD「超々ジュラルミン」に似た材質の超薄肉が大ヒットしました(外野フライで飛距離が10mくらい違う!)が、金属疲労で「時期割れ」する特性まで同じで・・・割れた破片が首に刺さって死人も出たので問題になり禁止されたことがあります。インパクトの瞬間には物凄く変形しますから。

で、去年の清宮始め高校の強打者には「早く木製バットに切り替えて慣れろ!」と、張本勲さんなどは言ってましたが・・・それは間違ってはいないんだけどね、
アメリカなんかは一歩先を行ってて「木製バットに近いフィールの金属バット」を公認にしているんですよ。金属の配合や厚さのバランスで可能なわけです。木製とちがって折れないですから高校野球ではコスト的にもベター。
実際U-18大会ではアメリカの球児のほうが楽に適応してましたからねえ。。
日本の野球用品メーカーは、いまだに「軽くてスイートスポットが広くてよく飛ぶ」バットを追求しています。

今はプロありきで越県で野球をしに行ってる感じなので甲子園の試合を見てても本当につまらない。昔はS59年の取手二、S63年の宇都宮学園、浦和市立など私立ですが、そのほとんどが県内出身者だったので応援したくなるチームでした。今は聖光学院、八戸学院光星、大阪桐蔭、横浜etcなど寄せ集めなので強いはずです。そういう時代に県立や公立、漫画の名門第三野球部みたいなチームが甲子園に旋風を巻き起こして欲しいんです。

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