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2018年8月14日 (火)

山路敬介氏寄稿 県知事選挙を馬鹿げた「弔い選挙」にするな!その2

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連載の2回目です。

山路氏は大変に冷静に、革新陣営のみならず自民党県連も見ています。

沖縄自民は活力を喪失して、公明県本に支えられることでやっとなりたっているような状況にまで落ち込んでいます。

そのていたらくは、県連会長の国場幸之助氏自らの選挙基盤をみればわかるとおりです。

自分の選挙基盤を公明に融通してもらう県連会長などあったでしょうか。

ここには政権与党としての気概も、ましてや迫力も感じられません。

このような県連が安里氏を選ばなかったのは(というより門前払いしたのは)、氏が容易に御せる候補ではなかったからなのかもしれません。

                                     ~~~~~~~~~  

            ■県知事選挙を馬鹿げた「弔い選挙」にするな!その2 
~県民の「目」くらます県内報道と知事選 
                                     安里繁信氏は出馬すべきだ                                             
                                                                                  山路敬介 
 

承前  

■ オール沖縄の統一候補は?

次の問題は「オール沖縄」側の候補者が誰になるかです。
 

仄聞するところでは糸数慶子氏の名前が多く出てきますが、これは旧新風会などのいわゆる保守系にも受け入れられやすいからと言う理由からのようですが、オール沖縄支援の経済界からは慎重論もあるようです。 

保守系が糸数を?という疑念は当然ですが、笑ってはいけません。沖縄では保守の定義がそもそも違います。 

「翁長知事の重篤な病状を知っていた呉屋守將氏は、自身の知事選出馬のために早くからキーマンである共産党に近づいていた」という噂も旧社会党系にあり、これから派手に割れるかもしれず、正直よくわかりません。

私が考えるに、もっとも大きな政治決断である「撤回」を謝花喜一郎氏が知事職務代理者としてやるならば、スジとして謝花氏が出ざるを得なくなると思います。
 

国との調整で「知事選後の土砂搬入」という了解になれば、「撤回」も遅らせる事が可能で糸数氏の目は大きいでしょう。

42a3e02baa2253c704f14f3e941e36e0糸数慶子氏

■「糸数慶子」氏という人

しかしこの糸数氏ですが、議員になる前も後も現在までまったく勉強をしていません。
 

安全保障の問題はいうに及ばず、経済問題などもハナから興味を持った試しもありません。 

オール沖縄側としては、「神輿は軽くて馬鹿がいい」というのもコントローラブルな長所となり得るのでしょうが、県民の未来にとってあまりといえばあまりの人選です。

この4月に宮古に来ましたが、「ずいぶん小さくなったなぁ」という印象を持ちました。
 

しかし70歳になった現在でも面と向かって話しますと、控えめで涼らしくチャーミングな人柄的美点が十分あります。 

そうした点こそ、安倍総理ともうまくやっていける貴重な人間的資質になると思えるのですが、しかし如何せん、例えば国連などでの行動は自分のやっている事の意味をも理解していない「利用され放題」ぶりで、その無知さ加減は万一これで知事にでもなれば取り返しのつかない事になりそうで寒気がします。

40國場幸之助氏

 自民党はどう変質したか

翁長知事誕生直後、沖縄自民党は失意のどん底にあり、それを自民党最後の防衛ラインである公明党が救いました。

度重なる首長選挙での勝利は自・公・維の共闘のゆえであり、自民党本部の評価もまたそのようです。

その結果、議会ではいわゆる「海兵隊撤退決議」に賛同せざるを得なくなり、真の自民党保守派議員もホゾを噛む思いだったと言います。
 

自民党の公明党への「寄り添い」は配慮という段階をはるかに越え、公明地盤の禅譲によってかろうじて議席を確保出来ている國場幸之助氏が自民県連会長に就任しました。 

國場幸之助氏が当時の石破幹事長を前にして、最後の一人になるまで「県外移設」を取り下げず頑張ったのも公明党の支持者への配慮があったからです。 

同じく、公明党に強力なパイプを持つ翁長政俊氏が副会長で次の那覇市長候補です。

自民党本部もこれを「容認」というよりも推進し、その意味はもちろん「オール沖縄」という目の前の敵を追っ払い「県政奪還」するためです。
 

県政奪還すれば「辺野古移設」は余程やりやすくなるのでしょうが、沖縄自民党の本当の再生にはなりません。

自民県連と公明県本との強力な接着の推進は、ある意味で自民党本部が「だらしもなく、活力がない県連を見限った」と言えなくもありません。
 

そして、そうした環境の中で県知事候補として選定されたのが佐喜眞淳氏ですから、どういう県政になるか容易に想像がつきます。 

行政マンとしてある程度の良識を持ち合わせる謝花氏あたりが知事になった場合でも、結局は五十歩百歩でしょう。

 

                                                                                                 (続く)

 

 

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コメント

オール沖縄側の候補として、糸数慶子氏よりも「城間幹子那覇市長が有力」との信頼できる情報が複数あります。
確かに先の県民大会において、糸数氏は登壇機会がなかったようです。

変化する状況をふまえ、自民党候補もフレキシブルに考え直す機会を作った方がいいと考えます。

今日佐喜真氏がきょう正式に立候補を表明しました。
国も、土砂投入を知事選後にするようです。
オール沖縄側も埋立撤回をすぐやれと言う意見と、知事選後で良いとの慎重論で割れているようです。撤回をすぐやれと言うのは、今の勢いのまま選挙戦を戦いたいと言うこなんでしょうね。
知事選をにらんで、駆け引きが活発になってきました。
オール沖縄が、翁長氏の後は翁長氏しかいないと言うのなら、翁長氏の後継那覇市長の城間氏が有力なんでしょうね。でも経済界はオール沖縄を脱退していますよね。もう一度一緒にやるんですかね。翁長知事の失敗を目の当たりにしていますから。

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