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« 小澤氏、玉城デニーを一人前扱いしていないことをバラす | トップページ | 北朝鮮非核化の兆候なし »

2018年8月30日 (木)

次の知事は置き忘れられた民政に集中してほしい

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デニー氏が正式出馬しました。

「玉城デニー氏が29日午後4時過ぎ、沖縄県知事選に出馬することを正式に表明した。玉城氏は会見で「翁長前知事の遺志を引き継ぐ」とし「辺野古新基地建設を阻止します」と語った」

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やれやれ、小澤氏は沖縄知事選に、強引に反安倍野党連合の構図を持ち込むことに成功したようです。 

地方政治には、地方なりの独自のテーマがあるはずです。 

知事はあくまでも県の行政官、国会議員のように地域代表を中央に送り出すのとは次元が違うのです。 

前回の知事選で、移転問題という国政マターを地方政治の判断の唯一のものとしてしまった結果どうなりましたか。 

翁長氏という政治家は、元来経済が苦手なのが弱点でした。 

国から落ちてくる利権を、うまく配分することが県の政治家の仕事程度に思っていた人だから、自分の頭で県経済浮揚策を考えていなかったからです。 

辺野古移設問題も、推進する立場にいたかと思えば、稲嶺知事に「10年後返還して民間空港とする」なんて妥協案の知恵をつけていました。 

く言って上げれば翁長氏は融通無下。実体は定見なしの人でした。

だから翁長氏は、保守政治家にもかかわらず県内の民政についてしっかりとしたプランは持ち合わせておらず、彼の経済政策は仲井真氏の丸写しにすぎませんでした。 

それすらも選挙用ですから、元来やる気がまったくないし、鉄道敷設なんていう大きなプランはやる気もなければその力もなかったのです。 

結局、翁長県政は4年間にわたって「辺野古移設阻止」一色、ただそれだけで、これでは反基地運動家と一緒です。 

ですから、県の空路インフラの最重要課題だった那覇第2滑走路建設さえ、移設問題のネタに使って恬として恥なかったわけです。

国全体の景気がいいから済んだようなものですが、県には民政分野でやるべきことは山積みしていたはずです。 

次の知事は、どちらがなるにしても、この置き忘れられた民政にがむしゃらに取り組んで貰わねば困ります。

デニー氏は初めから辺野古移設阻止のワンイッシュだけでやるようなことを言っていますが、いかがなものでしょうか。

彼が当選した場合、丸々8年反基地オンリーなってしまいますよ。

小澤氏が首を突っ込んで改めて思うのですが、国会議員は与党野党を問わず、少し口をつぐんだほうがいい。 

彼らが呼ばれもしないのにしゃしゃり出て、県政だか国政だかわからないような構図を作るのは、決して県民の利益になりません。 

その意味で、「オール沖縄」の口癖である「沖縄のことは沖縄で決める」ということは正しいのです。 

ただし、そういうカッコイイ台詞は、本土政府に寄り掛かっている体質を改めてから言っていただきたいというだけのことです。 

まして今回、小澤氏を県知事選候補者擁立に介入させてしまったことで、当分の間こんな「沖縄自決論」もどきのことは言えなくなったはずです。 

自分の陣営の候補者ひとり沖縄独自で決められないようなていたらくで、「沖縄のことは沖縄で決める」じゃしまらないじゃありませんか。 

そもそも、「オール沖縄」陣営は独自候補すら立てられなかった。「第2の翁長」などいなかったのです。

だから「遺言」なんていう独裁国家もどきのものを苦し紛れで持ち出したわけです。 

コメントにもありましたが、謝花副知事の言い分の転変ぶりを聞くと、いかにテーゲーなものかわかります。 

新里氏がいきなり遺言テープがあると言い出して、それまで俎上に登ってもいなかったデニー氏をクローズアップさせたのは8月18日のことです。 

そしてドタバタと「遺言」に基づいてデニー氏に決めてしまうのですから、とんだ茶番です。

決め方も茶番でしたが、「遺言」も茶番でした。 

それを裏付けるように、もうひとり「遺言」を聞いたという謝花副知事は、「あれは世間話のようなもので、後継指名とは思わなかった」と発言します。 

ありゃりゃ、「遺言」でもなんでもなかったのね。

チャンチャンでここで遺言話を打ち切って、まともな選考を再開すればよさそうなものなのに、それをせずに邁進しちゃったわけですから、なんともかとも。 

いかに人材が払底していたかわかります。せめて城間那覇市長でも泣き落とせばよかったのに。

デニー氏一本化の同調圧力がギシギシと高まる中で、とうとう謝花氏も「いや、聞いた」と前言撤回。

謝花氏が反対派から承認撤回を迫られての苦肉の策だという見立てもありますが、真相はわかりません。 

どっちでもいいですが、「遺言テープ」があるならあるで、メディアに公開すればいいだけのことです。

いやしくも一県の最高権力者の候補者を決めた唯一の根拠なんですから、いつまでも仏壇に隠しておくもんでもないでしょうに。

ここまで出し渋るというのは、まぁ常識的にはなかったんでしょうね、そんなもの。 

たぶん翁長氏が雑談まじりで、「あえて言えば呉屋かデニーかな」と言ったていどのニュアンスの話です。 

決して後継を託すなんていう重々しいもんじゃなかったのは、ほぼ確実です。

違うレッキとした「遺言」だったと言い張るんだったらそれはそれでいいから、早く聞かせなさい。 

それはさておき、もしデニー氏が当選したなら「遺言」で決められた全国都道府県知事唯一の知事というかなり恥ずかしい存在となります。 

そして、軽いデニー氏は、歓喜半分、恐怖半分で小澤親分に抱きついて判断を求めたのですから、しまらない。 

死ぬまで油こいのがお好きな小澤親分は、厳しい厳しいといいながら国政でまた「オール沖縄全国版」作って、それを仕切ることでいまやゼロに等しい政治的影響力を盛り返そうと考えたのでしょう。 

こんな前例を作ってしまうと、デニー県政は、小澤氏の強い影響下におかれかねないことになりますが、「オール沖縄」が年中口癖にしている「沖縄のことは沖縄で決める」ということはどうなるのでしょうか。 

ま、乗る野党のほうも野党です。 

デニー氏の正統性の唯一の根拠である「遺言テープ」の秘密がバレたら、一緒にチュドーンですが、本土の野党さん、その覚悟はおありかな。

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蛇足ですが、関西生コンという日本一過激な労組に司直の手が伸びました。

上の写真でどうみても善人には見えない武委員長の恐喝罪容疑ですが、まだまだ余罪はあるでしょう。

この関西生コンが、沖縄の辺野古に常駐者を派遣しているほど深入りしていたこと知られた事実です。

森友事件の背後にもうごめいていたという情報もあります。

現時点ではどのように政界や沖縄の反基地運動と関わっているのか分かりませんが、注目しましょう。

※改題しました。

 

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コメント

私は、玉城氏は本当にオール沖縄と仲良くできるのか、と疑問に思ってしまいます。

こんなことを言ってはなんですが、苛められた人間というものは、何歳になってもその時の怒りと悔しさを忘れません。
自分なら、イデオロギーに固まった革新派の連中に対してこう思いますね。
「お前も、貴様も、俺を苛めてきた人間の癖に。何を今更なんだよ、俺は要らないんじゃなかったのか」と。

そもそも、勝っても翁長氏が遺した伝家の宝刀「承認撤回」は既に使われる事が決定した。
その結果で、以前のように市民団体が県庁に突入して座り込みするようなことがあれば、その我侭ぶりに玉城氏は最初の一歩で躓く事になる。
まして、負けて知事になれないとなれば、遺言を汚したとして私刑さえもありえる。

どうせオール沖縄からすれば、全員で担ぎやすい御輿が必要だから、各派閥からそこそこ距離のある人間の名前を出しただけでしょう。距離があるからポイ捨てもしやすい。
推すことはしても惜しみはしないとか、皮肉な話ですね。

玉城氏擁立の過程はなんだか同氏がラジオパーソナリティを辞める結果となった沖縄市長出馬リーク事件と良く似ています。
結局は周りに流されるだけの「いい人」でしかない人間が魑魅魍魎が跋扈する県政の中枢で独自色など発揮する事は無理な話です。
ですから青竹ふみさんのご指摘なさるような不満等を感じる事はあってもそれを表に出すようなことは出来ないと思います。

むしろ不安に感じるのは玉城氏の周辺で、今は知事選という目的でかろうじて纏まっています。
しかし仮に玉城氏が当選されたとしても、火種は赤嶺氏を筆頭に同調圧力で無理矢理納得させられた勢力に残り続けると思います。
もしいったん出火したらそれを鎮火するだけの技量は玉城氏にはありませんので、県政はたいへんな事になるのでしょうね。
当然全責任は玉城氏に降りかかってきます。

むしろ知事選に負けた方が玉城氏にとってのしがらみがいったん全て無くなるので、残りの人生をどう生きていくのかを見つめ直すいい切掛けになるんではないかと勝手に想像していたりしています。

その昔、大阪・釜ヶ崎界隈の元気な?労組の集まりに行ったことがあります。当時の幹部はそれなりに知性というものを感じ取れました。

業界が違うからでしょうか、すごい迫力がありますね。まんま893です。こんな顔にすごまれたら、誰だってチビってしまいます。仕事とはいえ警察の方に同情します。

でもね、一応労組なんですから、社会活動家として、品性のある顔立ちであってほしいと思います。辻本さんの顔がだんだん怖くなってきたと思っていたら、こんな人とお付き合いがあるのであれば“納得”です。

沖縄の反基地活動がおかしくなっている背景がよくわかります。朝鮮半島のかおりが漂っています。

玉城さん結局、出馬するのですね。。。

最後の最後で出馬辞退。
候補者を出せず、初の無投票当選という
シナリオを僅かながら期待していたのですが。。。
(あるわけないですよね苦笑)。

それにしてもこれから本格化するであろう
選挙運動。
これって全然進歩しないんですよね。
県内では集票カード集め・各地の決起大会の動員
開票前日の那覇市内の練り歩きの動員。
ちっとも何十年前から変わらない選挙運動に
疑問を感じつつ毎回会社の都合でいずれかの
候補者の応援をしなければならないことに
不満と違和感をかんじます。
これって沖縄だけなのでしょうか?
所詮活動参加しても1票しか持たないので
その1票を「どちらの候補がましか?(というと
いいすぎかも(笑)」という個人判断のもとで
投票率をあげる仕組みを考え・実践してもよいのでは
とここ最近、選挙がある度におもいます。

玉城さんは勝手も負けてもいばらの道でしょうね

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