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2018年9月13日 (木)

山路敬介氏寄稿 県知事選の重大な争点は「普天間飛行場の早期移設」である その3

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山路氏寄稿の最終回です。見出しは編者のものです。

                                       ~~~~~~~~~

           ■県知事選の重大な争点は「普天間飛行場の早期移設」である その3                                                                                                    ~佐藤優氏の「詭弁的言辞」から

承前

辺野古移設の是非を問うての県知事選ではない

この「取り消し訴訟」の事実認定を誤判断であるとか、問題点が多々あるとの指摘する事は出来るでしょう。 

ですが、事情はどうあれ翁長県知事は太田元知事がしたように代執行される道を選択する事なく、自身のした「取り消し」の違法性を認め、自ら「取り消しの取り消し」を行ったのです。 

このような判決内容や経緯、それに対する翁長知事の判断を佐藤氏のような専門家が知らぬはずもありません。

そして、それゆえ県には上記のような主張はもはや出来ず、後発的事情により効力を失わせる「撤回」に踏み出さざるを得なく追い込まれたのが「現在の地点」なのです。
 

このコラムの佐藤氏の論旨は結論として、このようなことを書いています。 

「辺野古新基地を容認せざるを得ないという認識に立って立候補する人は、その事を正直に述べるべきだ。「辺野古新基地容認」を公約に掲げ、有権者の判断を仰ぐべきだ」 

これを言うことが佐藤氏の目的でしょうが、これもピントがずれています。

辺野古への移転や埋め立て行為について、県知事はもちろん名護市長や宜野座村長、地域住民や中城海上保安部長、県環境生活部長や農林水産部水産課長らとの合意や承認があり、地域漁協との補償問題も解決されています。

実質的に辺野古施設の代償である北部振興資金も実行されています。

そのような現実のなか、「辺野古移設の是非」などを問うて県知事選にのぞむ事の方にむしろ正当性がありません。

知事候補たる者は「一日も早い普天間の危険性の除去」を政府に促し、それを実現させるべく現実に即した公約を掲げる人こそが知事にふさわしいのです。

作家のファンタジーで沖縄世論を誤誘導するな

佐藤氏は本コラムの結びにおいて、「仮に中央政府が土砂の海中投棄を強行しても、民意に基づき自己決定権を回復した沖縄人を主体とした政府が、海から土砂を取り除き、50年、否、100年、200年かけても辺野古の青い海をとり戻す。」としています。

このような、「作家のファンタジー」にはケップが出ますが、佐藤氏にはせめて重要な知事選を前に、上等に出来ていて楽しめはするものの、言葉の外連芸を用いて県民を誤誘導する「詭弁的言辞」を用いる事は今は出来るだけ避けていただきたいとお願いしたい。

それと、中国ではないし米国のような連邦制でもないので日本国に「中央政府」などと言うものはなく、一県民として「沖縄人を主体とした政府」などと言うものも、例え冗談でも「悪しからず真っ平御免こうむりたい」所存です。

                                                                                                             了

                                                                                                                                                   文責 山路 敬介

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沖縄問題」カテゴリの記事

コメント

原本確認してはいないんですけど・・・
埋め立て用土を「海中投棄」なんて本当に書いていたのなら、それこそイデオロギーにガッツリ固められたファンタジーそのものですな!
1人でスコップでも持って那覇空港の現場にでも行ってパフォーマンスしてみせれば(笑)、なんてね。

 山形さん

 言われて思わず確認しましたが、確かに「海中投棄」って書いてあります。
どうも埋め立てに使用される土砂は「放射性物質」でも含んでいるのでしょうか?(笑)

今日のタイムス一面(トップではない)

【沖縄の基地集中「本土の反対恐れ移設」
 石破氏 政治理由認める 自身の公式サイトで説明】

「粛々と進めるのではなくて、沖縄のご理解を得るために、誠心誠意の努力をしたい」だそうな。

やっぱりだめだ、この人。首相どころか大臣にしてもだめっすわ。ホントに防衛大臣だったの?

辺野古移設にせよ憲法にせよ、「県民、国民の理解を得て~」とか耳ざわりのよさそうなこと言いながら、おのれでイニシアティブをとろうとしないでポピュリズムに走ってる。ヴィジョンを示して国民に説明し、リーダーシップを発揮しようとすることもなく、マスコミに迎合するような言動ばかり。じゃあ、どうやって、早急に「普天間の危険性の除去」を行うのか?

幹事長時代に党運営をしくじって、翁長知事というミニモンスターを生み出した張本人じゃねーか。何が「建て直す。日本を、地域を、自民党を!」だ。バッカじゃねーの。

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