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2018年9月12日 (水)

山路敬介氏寄稿 県知事選の重大な争点は「普天間飛行場の早期移設」である その2

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山路氏寄稿の2回目です。見出しは編者のものです。

                                       ~~~~~~~~~

           ■県知事選の重大な争点は「普天間飛行場の早期移設」である その2                                                                                                    ~佐藤優氏の「詭弁的言辞」から

 

承前  

デニー氏は政府に「普天間飛行場の早期返還」のために何をさせたいのか明確にするべきだ 

佐藤優氏は、デニー氏の「辺野移設反対」と佐喜眞氏の「普天間飛行場の早期移転」が、「普天間の危険性の除去」という命題に対して「県民の総意」として争点だとしています。

ならば、デニー氏は「普天間飛行場の早期の危険性の除去」について、実効性があるプロセスや方法論、その時期についても県民に説明する責任があります。 

デニー陣営にある「いや、普天間の危険性の除去は政府がするものだから、それはいいのだ」と言った知的怠慢は通りません。

少なくも、「普天間飛行場の早期移転」のために知事としてデニー氏が政府に何をさせようとし、どのようにその実効性を担保できると考えて実現させ得るのか?

そこを具体的に県民に語らないではお話になりません。

このように、デニー氏が「辺野古移設反対」を掲げる以上、その事から佐喜眞氏が「普天間飛行場の早期移転」を言う事は佐藤優氏が述べる事と正反対にカウンター的であり、ゆえに極めて争点的でもあるのは明白です。

かつ、佐喜眞氏の争点設定には、正当性も意義も十分に認められます。

■既に司法は普天間飛行場の危険性の除去は辺野古以外ないと判断を下している

今回佐藤氏の言論を「詭弁的」と申しましたが、これは言葉の正確な意味で使っております。

理由は以上で十分なものと考えますが、もう少し付け加えます。

先の「取り消し訴訟」の判決において、既に「普天間の危険性の除去のための辺野古施設建設である事」、「県外は不可能」で「普天間の代替え地は辺野古沖以外にない事」が明らかにされております。

「国防・外交に関する国の判断は、明らかに合理性を欠いていると認められない限り(沖縄県には埋め立て承認を)覆す事は出来ない」、「国の本来的事務である国防・外交について地方公共団体の判断が優越する事はない」のです。

これらは司法の事実認定として確定しています。

                                                                                                       (続く)

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コメント

>「普天間の危険性の除去」という命題に対して「県民の総意」として争点だとしていま>す。

これに従うと、私は両候補に以下の点を問いたいです。

佐喜眞氏へは、
早期移設が見えてきた場合、「それまで続く危険」には具体的にどう対処するのか?

玉城氏へは、
辺野古移設反対を唱えるのであれば、「このまま続く危険」に関して具体的にどう対処するのか?

つい先日のAbema-TVでも沖縄県知事選挙について放送してました。ゲストで伊波洋一参議院議員が出演されてました。番組の最後のところでエンディング曲が流れはじめましたが、議員は普天間第二小学校の写真をとり出し「危険なこと」をアピールしてました。写真には、昨年末の米軍ヘリ窓枠落下事故後に造ったコンクリート避難所が写ってました。窓枠が落下したから造ったのだとは思いますが、逆に捉えれば「これまでなぜ造らなかったのでしょうか?」とも言えます。これまでヘルメットのひとつでも児童たちへ配布したのでしょうか?

「空中戦」ばかりのような気がしてます。

 私は、山路さんの見解が正解だと思っております。

 しかし、昨晩のNHKでの両候補者の討論は、県民の感情からは、デニ-氏へ軍配が上がったのではないでしょうか? 論理的、法律的、現実的見地からは、デニ-氏は佐喜真氏に負けておりますが、沖縄人の感情的な受け入れようではデニ-氏へ形勢は傾くのではないでしょうかね。

 佐喜真氏は山路さんのように語るべきでした。彼の語り口にはやや傲慢さも感じられました。また、自分の主張は建白書の趣旨に反しないと言ったときにはビックリしてしまいました。建白書の趣旨に反対だから抜けたのでしょうに。

 デニ-氏の沖縄自立論、相当な無理があります。

 私は、自民党は候補者人選を間違えたように思いますし、従来の自民党の争点隠し傾向がまた災いをもたらすのではないかと心配になってきました。正直に、辺野古しか移設先はないのだと言うべきなのです。

ueyonabaruさん。篠原氏はこうツイッターで評していますので、参考までに。

「知事選討論会:佐喜真淳のスピーチが思ったより熱かった。玉城デニーは、現状のままのイメージに甘んじていると、「並の候補」(人の良さそうなおっさん)、せいぜい「翁長雄志のコピー」にしか思われなくなるだろう。「熱意」が中途半端だねえ」

宜野湾くれない丸さん。まさに伊波氏こそ普天間2小を徹底的に政治利用した当人です。彼を見ていると左翼政治の「冷酷さ」すら感じます。
貴兄の児童に通学ヘルメットひとつくばらないで何言っていやがんだ、というのがよくわかります。

ueyonabaruさん

根っこのところで ueyonabaruさんと私とは、非常に考え方が近いですよね。
ですけど、これは選挙なのです。 
しかも翁長氏の亡霊付きの。

佐喜真氏があのように言えるのは相手が「オール沖縄」ならぬ「オール革新」だからだし、件の建白書のエッセンスも解釈次第です。

デニー氏が相手だからこそ、佐喜眞陣営は核心的な保守支持層は固められたと言え、そうであれば次に無党派層に最大限にアピールするためのギリギリの言葉を発するのが良策です。

正直、佐喜眞氏にあのように言っていただくのは、運動する私どもには行動半径が広がり非常に都合がいいです。どこにでも入っていけるし、学会の皆さんとも末端で協力体制を築きやすいのです。

それと、佐喜真氏は当初の私の懸念とちがい、胆力も兼ね備えたしっかりとした保守政治家です。
安里氏のように弁が立つ方ではないし、華も少なめですが、行動はクレバーで頭も良いです。
どうかよろしくお願いします。

 宜野湾くれない丸さん

 伊波氏がやっている事は、完全に自身も関わった「普天間第二小学校の危険性」の政治利用ですよね。
これが沖縄革新の本質です。

 

宜野湾くれない丸さんへの管理人さんのコメントに横入りですが・・・

管理人さんの言う左翼政治の「冷酷さ」というのは、極めて抑えた表現だと思います。
ハッキリ言ってしまえば「残虐さ」です!

彼らは中世ヨーロッパのカソリック全盛期同様に、イデオロギーが現実どころか科学研究すら歪めて殺します。それこそコペルニクスやガリレオの例。

ソビエト誕生から100年を過ぎてますが、マルクス主義者がどれだけ農業や工業の発展を妨げ、そのせいでどれだけの人間が死んだのかと。。
ちょっとだけググッてもらえれば山ほど出てくるはずですよ。私は吐き気催すほどですけど。

むしろ憎きブルジョアのアメリカに対抗するためには見境なくて、宇宙開発では先行してたのが不思議なほどです。。。

山形さん

ソ連・・・・・・・・・・・・死者2,000万人
中国・・・・・・・・・・・・死者6,500万人
ヴェトナム・・・・・・・・・死者100万人
北朝鮮・・・・・・・・・・・死者200万人
カンボジア・・・・・・・・・死者200万人
東欧・・・・・・・・・・・・死者100万人
ラテンアメリカ・・・・・・・死者15万人
アフリカ・・・・・・・・・・死者170万人
アフガニスタン・・・・・・・死者150万人
国際共産主義運動と、
政権についていない共産党・・死者約1万人

これは、政治学者の岩田温氏の最近の著書「『リベラル』という病」のまえがきに、共産主義研究者クルトワの「共産主義黒書」からの引用として挙げている数字です。共産主義思想というものは、1億人もの人々の命を奪ってきたのです。ナチスのユダヤ人殺害は600万人といわれてます。岩田氏は「共産主義体制の下でどれだけ多くの無実の人々の人権が蹂躙され、殺戮されたことは、ほとんど知られていない」と述べてます。しかもこの数字は、マルクス主義思想というものが人類社会に登場してからのものであることは言うまでもないことです。

管理人さん、山路さん
「危険だ!危険だ!」と叫びつつも「通学ヘルメットのひとつさえも配らなかった」、つまり「直ぐにでも出来る応急対策処置」をとることが出来なかったこれまでの宜野湾市政、県政は今後も追及されてしかるべきだと思うと同時に、私たち県民市民も「このような現実を直視出来る目」と「政治利用を見極める冷静な判断力」を持つことが必須です。なんせ、私たちが選んだ首長が「やってくれない」とすれば、それは「私たち自らがやる」あるいは「やらせるように発言を大にする」これが「自立した民意」であり「進取の気性」「民主主義」だと私はそう思います。「やらない首長」は選挙で落とせばよいだけのことです。「子供たちの安全」「市民の安全」に係ることは首長として最も重要な仕事であると思うからです。

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