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名護市議選 デニーに「弔い風」は吹いていないようだ

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名護市議選の結果がでました。簡単に触れておきます。

結論からいえばタイです。

26議席を争って、以下の結果となりました。

・現職・渡具知武豊市長支持・・・13議席
・前稲嶺市長支持派           ・・・13議席

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琉球新報は「名護辺野古反対派過半数」とデカデカと報じて「反対の民意が下った。政府は従え」と書いていますが、いかがなものでしょうか。

公明2名を移設反対派にカウントすると確かに15対11ですから、あながち誤報とまでは言えませんが、現職市長は自公共闘で推していますから、13対13です。

また公明党は知事選では、同じく自公共闘の佐喜真淳氏支持を表明していますので、これも同数となります。

沖縄公明のこの中央とのねじれは翁長時代生まれたものですが、いいかげんすっきりしてほしいものです。

得票率は以下です。
・保守系   ・・・53.86%
・稲嶺派系・・・46.14%

7%差で保守系が上回っていますが、投票率次第ではほぼ拮抗状態と見ていいでしょう。

今まで名護市が、稲嶺市長に2期を委ね、強力な反対派の拠点だったことを考えると、オール沖縄の退潮は明らかです。

名護市民には渡具知氏を選んだ時のように、「移転を推進する気はないが、かといって地場にはやるべきことが山積している。いいかげん政治闘争にばかり明け暮れないでほしい」という気分があると思います。

一方、保守陣営も名護市長選では首位当選を果たしましたが、中立派をいれてかろうじて過半数を押えたにとどまり、今回もまた皇太子殿下襲撃事件を起こした元テロリストの当選を許してしまいました。

公平に見て、デニー氏を担いで翁長氏の弔い合戦の風を起こそうとする、オール沖縄陣営にとって追い風は吹かず、かといって保守陣営が先行しているともいえない拮抗状態が続いているようです。

一時、デニーがダブルスコアで優勢との情報が流れましたが、私は頭ひとつどちらが勝つかの接戦が続いているように感じられます。

 

 

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コメント

添付の当選者一覧表では市長派(青塗)当選者13人中には公明党議員(4、5位の二氏)が既に含まれてる様に見え「知事選に、15VS11で保守派有利」とならないと感じますが、私の勘違いでしょうか?

尚、共産党の吉居氏は福岡県春日市出身、火炎瓶の河野氏は北九州市立大学出身(地元は熊本?)他地域の地方選挙に口出し出来ませんし名護の有権者の判断ですが、福岡県関係者が他地域の事情に首突っ込んでる?。そう言えば宮古の自衛隊差別発言、石嶺前市議も福岡。くれぐれも他県で福岡県の恥を晒さないで欲しいです。

投稿: Si | 2018年9月11日 (火) 08時20分

火炎瓶の河野氏 誤
火炎瓶の川野氏 正 失礼しました。

投稿: Si | 2018年9月11日 (火) 08時24分

そうですね。知事選では公明は自公共闘ですから13対13で変わりありませんね。失礼しました。直しておきます。
なお、記事は山路氏のものと分離しました。

沖縄左翼は味方だとテロリストだろうと、ナイチャーだろうとウェルカムのようです。
一方保守になると島尻さんのように島の人と結婚して土着していても「腐りナイチャー」と呼びます。
まったくご都合主義なことです。

投稿: 管理人 | 2018年9月11日 (火) 08時50分

管理人様

早速の返信ありがとうございました

投稿: Si | 2018年9月11日 (火) 09時07分

≫得票率は以下です。
・保守系 ・・・53.86%
・稲嶺派系・・・46.14%
この得票率で、議席率において「稲嶺系一議席減」のイーブンとは、稲嶺系市政野党は票の分散を避けたクレバーな闘い方をしたと思います。

それにしても最大の関心事は翁長知事の死去による「弔い合戦」の成果でしたが、デニー氏地元の名護市議選にかぎらず、「風は吹かなかった」と言って良い結果になりました。
昭和45年以来の低投票率であった事にも、それが現れていると思います。

また、地元メディアの出口調査の結果は、その回答率の低さからも先の市長選であてにならない事が証明されていますが、それを差し引いてもNHKの調査は興味深かったです。
「辺野古反対」が60%に上るにもかかわらず、投票行動に結びついたのは30%にとどまり、一位は「地元振興」なのでした。
しかも、このNHKの調査ですらも渡具知市長への支持率は60%超に上っています。

これらの事から「知事選」をどう占えるのかどうか確定的には言えませんでしょうが、ブログ主様が言うように「私は頭ひとつどちらが勝つかの接戦が続いている」に同じく思います。

ちなみに、直接に名護市の議会構成が国のする「辺野古工事」に与える影響はありません。
「水路付け替え」などの許可要件の帰趨は法に則った行政ものなので、稲嶺氏のような異常な知事でない限り問題になりません。
それは例えば仮にですが、渡具知市長が「移設反対」であったとしても行政の職掌内で執行するべき事柄なので別にかまわないのです。

つまり、「辺野古移設の是非」自体がすでに争点ではないし、それについて市長が論評する必要もありません。
また、公明党が「移設反対」を掲げた党であったとして全くかまわないのです。 ←ここが重要です。 

投稿: 山路 敬介(宮古) | 2018年9月11日 (火) 16時50分

こと沖縄での基地絡みの世論調査ほど信用ならないものはありません。
最近の自動音声によるものなどイライラさせられるだけで答える気すらしません。
反対派が流した情報なら無批判で垂れ流し続ける地元マスコミに対してどれだけの人間が顔を晒してもなお正直に自分の意見を口に出来るのか疑問です。
このような同調圧力が増長する状況を作ったマスコミの罪は重いです。
残念ながら今の沖縄においては選挙だけが民意を反映する唯一のツールになります。
しかしながら先の名護市長選の敗戦の際にオール沖縄側の人々らが口にしたのは
「これは民意を反映したものではない」という民主主義を侮辱する発言。
この言葉は一生忘れないと思います。

投稿: しゅりんちゅ | 2018年9月11日 (火) 23時17分

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