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2018年9月21日 (金)

総裁選 自民党は絶妙なバランスをとった

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石破氏がまるで勝利したようなメディアの浮かれぶりです。 

「自民党総裁選は、安倍晋三首相が石破茂・元幹事長を破り、連続3選を果たした。しかし、国会議員票で8割の支持を得ながら、世論に近いとされる全国の党員らの支持が5割半ばにとどまった。首相陣営から聞こえるのは歓声ではなく、驚き、当惑だ((略)
首相陣営からは「ショックだ」「参院選が心配だ」との声が相次ぎ、自民党幹部は「地方の反乱だ」と語った。
8割を超えた国会議員票でも、両陣営ともに50票台とみてきた石破氏が73票を獲得。表向きは首相支持を表明しながら、逆の投票行動を取った議員が複数いることをうかがわせる結果となった。」
(朝日9月20日)

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180920-00000065-asahi-pol

 結果はご承知のとおり以下です。

●自民党総裁選得票数
・安倍晋三
議員票 329(82%)
党員票 224
(55.3%)
計        553(69%)

・石破茂
議員票 73
党員票 181

Photohttp://blogos.com/article/326142/

国会議員票で50票ていどと見積もられていたのが20票超の積み上げをしましたし、党員票では安倍晋三首相の37都道府県に対して 石破氏は10県でした。

●党員票の都道府党員票獲得状況
・安倍・・・37都道府県
・石破・・・10県
 

2012年の総裁選では40都道府県で石破氏に敗れた安倍氏ですが、前回は落とした北海道、愛知、滋賀、京都などで勝利しました。 

メディアは「石破氏の大善戦」「地方の反乱」などと持ち上げていますが、石破氏は2012年から4つ取りこぼしているわけで、当初言われていたような地方票で逆転することはかなわなかったともいえます。 

下図の赤色は、2012年前回選挙時の県別で安倍氏が1位となった地域を現しています。これで「地方の反乱」があったといえるのでしょうか。

Photo
これについて、選対本部長だった甘利氏の意見です。

「6年前の地方票での石破氏の得票(55%)はクリアした」としながらも、議員票と地方票の乖離については「判官びいきとバランス感覚があった」と解説し「自民党らしく結果は絶妙」と強がってみせた」(東経オンライン泉宏)
https://toyokeizai.net/articles/-/238726?page=2

泉氏は「絶妙な結果」という甘利氏の意見を鼻で笑って「強がり」と評していますが、そうでしょうか。

私も甘利氏の見方に近い感想をもっています。 

逆に「石破つぶしには失敗した」(同上)と麻生派幹部が言ったようなことに成功した場合、どうなるでしょうか。 

たとえば、国会議員票で石破派+竹下参院派の約50票、地方票が自派の強い鳥取・島根山形ていどの3票で終わり、石破氏がトリプルスコアで敗北した場合です。 

私は高い確率で、石破氏は自民党を飛び出して、かつて元幹事長でありながら党を割って野党と合流してしまった、あの小澤一郎氏のようなことをすると思います。 

2_2

さて、今、石破氏が置かれている立場はこういうところです。 

まず第1に、党内運営うんぬん以前に、その資格自体が欠落した圧倒的少数派であることです。

かつては幹事長という党の運営トップでありながら、自派は20人からいっかな増えないという不人気ぶり。推薦人スレスレで、自派以外には唯一支持表明したのが竹下参院派にとどまりました。

メディアは今回20人も上乗せしたと大喜びですが、しょせん自派の統制すら難しいような派閥力の衰退が原因です。

これは政党助成制度ができて、選挙資金を一手に掌握し分配できる党・官邸のパワーが派閥を凌いだからです。

いわば安倍氏の力が強まったことの見返りの現象であって、痛し痒しです。

70票も取ったと朝日のように喜ぶのか、たった安倍氏の3分の1にすぎないと見るかは自由ですが、しょせん党内極小派であることになんの変わりありません。

ですから、仮に石破氏が総裁になった場合に、丸々70票を基礎にして運営できず、8割は反対派、あいしはよくて中間派ということになります。

これでは石破自民ができたとしても3カ月と持ちません。

また得意と言われた地方票においては、獲得したのは地元の鳥取などを除けば個々の地方党員の支持の集合でしかなく、まとまりがありませんでした。

地方票は朝日のいう無形の「国民の不満」の集合体でしかなく、まさにモリカケで醸成された空気そのものでした。

私の知る地方党員などは、安倍氏がトランプに媚びていると文句を垂れ、モリカケではまだなにか隠していると息巻いていました。

このような人たちは石破氏に投票したのですが、これも石破氏の政策を知っていて投票したわけではなく、かつての民主党政権誕生時に見られた「自民にお灸を据えてやろう」といい勝負のレベルなのです。

4
これを知っていたからこそ石破氏は、自らも獣医師会から献金を貰って石破4原則を作るという一方の当事者という立場にありながら、厚顔無恥にもモリカケを安倍氏攻撃の材料に使ったわけです。

安倍氏が自民の選挙マシーンである職域票で固めたのに対して、空気の取り込みを選挙戦術にしてしまったわけで、こういう石破氏が安倍氏に勝とうとすればするほど、発言内容が野党・メディアと酷似してきてしまったのは当然のことです。

なんせもう、香山リカ氏や古賀茂明氏などに期待される輝く「リベラルの星」と化していましたもんね。

ちなみにメディアで石破氏期待を表明したのは、下の写真のような方々だったようです。これほど左翼から好かれる自民党総裁候補は初めて見ました。

Photo_2

自民党総裁選なのか、自民と野党の代理戦争なのかわからなくなってしまいました。

このような場外乱闘にしてしまったのは、あげて石破氏の選挙戦術の歪みが原因です。

その結果、第2に、石破氏はいみじくも自民党にはなんの思いも愛情もないことを半ば公然と言ってしまったこととなりました。 

正直、元幹事長(しかも安倍氏に任命された!)がここまで自民党と安倍氏への悪口雑言を吐き散らすとは思いませんでした。

これによって石破氏は、従来の自民党にあったどんなに派閥抗争が激烈になろうとも自民党自体への批判は控えるという紳士協定を平然と破ったことになります。

いわく、「いつの間にか自由にモノが言えない政党になってしまった」「ウソはいけない」「国民に正直に話さなければならない」・・・、なんですか、これは。

あ~あ、言っちゃったというかんじ。総裁候補の発言ではなく、朝日が言っているのかと思いました。

第3に、今回、私の認識が大きく間違いだと分かったたとは、私は彼が農業政策や安保法制の専門家であると勘違いしていたことです。

まったくの誤りだったようで、石破氏の口からは政策らしい政策が語られることは皆無でした。

現時点で総理・総裁に求められる政策は、経済政策と外交政策、そしてやっと政治日程に登った改憲テーマです。

3_2

ところがこのいずれにも石破氏には明確なビジビョンを持ち合わせていないどころが、改憲については9条2項削除という超原則論をいいながら「共産党が賛成するまでやるべきではない」とトンデモのことを言い切ったことです。

要はやらないのです。

原則論のハードルだけいたずらに高くして、だからやれないと言えてしまう、その程度の理念の「政策通」にすぎません。 

以上のような体質の政治家は、また再び自民が野党転落した危機的状況において、「自民党は崩壊した。国民の信を得られなくなった」と言い訳をして、脱党するでしょう。

いや、もう言っていますか(笑い)。

とまれ、自らの党内の位置が不利になれば、石破氏は何の未練もなく「腐った自民党」を脱党するのです。 

そして、「第2の小澤一郎」と化して、バラバラになった旧民主党保守系諸雑派の党首に祭り上げられて「政権奪取」に燃えることでありましょう。

玉木代表からも熱烈なラブコールがあったようですし。

これほどリベラル業界の人たちに好かれると、ちょっと前の小池百合子人気の二番煎じですが、短期的アイコンもどきになる可能性は捨てきれません。

「保守ふりをした左翼リベラル」はトレンドのようですからね。

3https://biz-journal.jp/2018/04/post_23125.htmlすいません。ヘン顔ば゙かりで。だって、ゲルちゃんはへん顔の宝庫なんです。

しかし残念ながら、当面は「第2の小澤一郎」を見る機会はなくなりそうです。

でもあんがい、「手下が内閣改造でひとりもいないぞぉ。これはパワハラだぁ」と、泣きながらメディアにすがるかもしれないので、わからないですけどね。

このパワハラ発言も、言った者が安倍氏本人ならともかく、出所不明の噂ていどのことを、今のスポーツ界のパワハラ批判に重ねてしまっています。

こういう自民党員を見ているのか、メディアを見てしゃべっているのかわからないパーフォーマンスが、この人は多すぎるのです。

石破氏支持の党員のみなさん、勝った勝ったと、朝日の尻馬に乗って祝杯を上げていられるのも今のうちです。

秋葉原で麻生さんが言った言葉を、石破派の皆さんにはお贈りするとします。

なかなか強烈ですが、これがリアル・ポリティクス、日本語訳で義理と人情というやつです。

「冷や飯を食わせるな、とか言ってる人がいます。7年前、私が総裁選に立候補したとき。私(麻生)は言った。『私についてきたら、間違いなく冷や飯を食わされる。その覚悟でついてきてくれ』
そう言ってついて来たのが、安倍晋三、中川昭一、菅義偉、甘利明、こういった人たちです。
この人たちは、その後1年間冷や飯を食わされ、無役でした。『冷や飯を食わせるな』などと言う人には『覚悟』がないんです。こんな覚悟もできない人たちに国を任せることはできない」

現職を引き下ろそうとしたが、役職も欲しいでは覚悟がなさすぎます。

とまれ、彼らが叩き出されることはなくなりました。

このような寸止めという芸当ができるのは、甘利氏が言うように、「自民党は絶妙なバランス感覚を持っている」党だからです。

ですから、この現実主義の政党は、安倍氏にはトリプル勝利を与えず、ほとほどの大勝にとどめ、一方石破氏には中途半端な「勝利」を与えることで、自ら脱党する機会を奪ってしまったのです。

石破氏のような人には党内に居てもらうほうが、野に放つよりよほどいいのですから。

 

 

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コメント

テレビの切り出し画像、

ゲルがジ・アンダーテイカーの顔真似してるのかと思った(笑)

まあ「思ったよりも善戦しました」ってところが、絶妙にバランスが取れてますね。上積み分の議員票は小泉達が最初から仕込んだ分だったのかと臆測します。

麻生太郎氏「どこが善戦なんだ」と記者に向かって言ってましたね。
前回の総裁選で議員票89/198の獲得していたのに、今回は73票という結果を善戦と報じるマスコミに苛立ちでしょうか。

派閥を立ち上げ準備を行ったが、安倍君の力業による立候補で算盤が狂ってしまった。


石破氏の人望のなさ、安倍総裁の権力増加、勝ち目無しの割には「この数字は予想以上の善戦」というマスコミの考えだと思います。

告知ですいません。

「佐喜眞 淳」候補のイベントが、下記で開催されます。
1、日時:9月23日(日曜)14:00〜
2、場所:パレット久茂地前
    (沖縄県庁・那覇市役所近く)

※前回の16日は菅官房長官や小泉進次郎氏が来ましたが、今回も、より多くの応援者が来る予定です。

今回の総裁選はマスメディアの煽動能力を占うものでもありましたが、党員票を見るに、まだまだ侮れないレベルにはあるようですね。
党員の方は比較的高齢で、テレビの影響を受けやすい世代が多いので、偏りはあります。しかし、彼らは投票をはじめとした政治的行動に関心が高く、母数も多い世代です。

安倍首相のヌルめの憲法改正案ですら、マスコミの徹底的なネガティブキャンペーンで潰される可能性が、まだ残っているなと危惧しております。
安倍首相に、そこを解決する手段があればいいのですが、放送法に手を付けるのも容易ではありませんし……よほど思い切った手段や出来事(マスメディアの幹部連が外患誘致罪で逮捕されるレベルの。)が必要になるでしょうね。

石破氏に三年後の総理総裁の目はなくなったでしょうが、派閥の領袖の座だけは安泰となりました。
ご本人も満足でしょう。
(石破さんは次の総裁選に出馬しても、岸田氏にすら勝てません)

この選挙では両者ともあえて決定的な対立を避ける政策論争を避けていたようにみられましたが、それでいて自民党の多様性を見せつける良い宣伝になったようです。
この選挙の敗者は野党ですね。

良かれ悪しかれ自民党は「大人の党」であり、参院選に向けては、むしろこの程度の結果が望ましかったと思います。

また、消費増税賛成派が石破氏に付き、増税反対論者や熟慮派が安倍総理についたようにも思えます。
かくれた争点だったのかも知れません。


「名無しのコメントです」さん、昨日同じことを書いたのに、読んでいなかったのかな。こういう掲示板的な告知の使い方は止めて下さい。

>管理人様
本記事と直接関係ない書き込み失礼致します。
ちょっと気になって検索してみたところ「名無しのコメントです。」という名義の「告知ですいません」で始まる同内容のコメントが沖縄関係のあちこちのブログ(デニー氏支持の人のところまで)に投稿されているようです。
管理人様の呼び掛けにも全く応えないところをみるともしかするとスパム的なソフトウェアなどで自動的に投稿されてる可能性があるのではないでしょうか?

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