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那覇市長選大敗 負けるべくして負けた沖縄自民

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消化試合のようだった那覇市長選が終わり、とりあえずこれで沖縄の選挙の季節は終わりました。 

「任期満了に伴う那覇市長選は21日投開票され、共産党や社民党などの支援を受ける現職の城間幹子氏(67)(無)が、新人の前沖縄県議・翁長(おなが)政俊氏(69)(無=自民・公明・維新・希望推薦)を破り、再選を果たした。
 城間氏は9月の知事選で初当選した玉城デニー知事の支援を受けた。与党などが翁長氏を支えており、知事選と同様の構図だった。知事選、同県豊見城(とみぐすく)市長選(今月14日)に続き、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設に反対する勢力が3連勝する形となった」(読売10月21日)

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181021-00050071-yom-pol 

Photohttp://jin115.com/archives/52236404.html

ひとことで感想を言ってしまえば、負けるべくして負けたということです。 

篠原章氏がこのようにツィートしていますが、私も似たような感想です。

「那覇市長選。現職の城間幹子氏が約8万票、対する翁長政俊氏が4.2万票。ほぼダブルスコア。選挙前からから敗色濃厚だった那覇市長選に県議の椅子を捨てて出馬した翁長氏の勇気と運動員の方々の努力には敬意を表したい。ただ、県知事選に続いて那覇市長選も「普通の首長選挙」になったことは評価したい。」

翁長政俊氏とその陣営の皆さんの奮闘には拍手を送ります。

当初から敗色濃厚な後退戦に、県議の職をなげうって出馬した政俊氏は、自民県連の最後の意地をみせてくれました。
※翁長氏と書くと故翁長氏が強烈ですので、「政俊」氏と表記します。

一方、城間氏は立場は違えど優秀な政治家であることは確かで、知事にも擬せられた人物でした。

仮に知事候補となっていたら,、お菓子系候補のデニー氏よりよほど手ごわい相手となったことでしょう。 

私は内心、城間氏が出馬しなかったことを残念に思ったほどで、城間氏が相手ならば、佐喜真氏ももう少しまともな政策論議ができたかもしれません。 

彼女に勝利するには、自民の選挙体制の見直しと再構築が必要でしたが、今の沖縄県連にそのような力があるはずもありません。 

知事選のタガがはずれような組織状況のまま、首長選挙に臨んでしまったようです。

敗北を受けて、県連会長の国場氏が辞任するそうです。あたりまえです。遅すぎるくらいです。 

自民党沖縄県連会長の国場幸之助衆院議員は21日、先の県知事選敗北などの責任を取って、会長を辞任する意向を示した。那覇市で記者団に「責任は私が一番背負っている」と語った」(時事10月21日)
https://news.nifty.com/article/domestic/government/12145-109290/

Photo_2国場幸之助氏  共同通信 

国場氏だけがこの間の三連敗の敗因とはいいませんが、氏の指揮官としての不適格さがこの事態を招いたことは明らかです。

選挙期間中に文春に、こんなスキャンダルを書かれる始末で、これで正俊陣営の士気が上がるはずがありません。

自民党の沖縄県連会長を務める国場幸之助衆院議員(45)。2012年に初当選し、以来3回連続当選の「魔の3回生」である国場氏が、既婚女性に対し、〈キスしたい〉などのLINEを送っていたことが「週刊文春」の取材で分かった」
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181017-00009366-bunshun-pol

しかもご丁寧にも2回目です。

1回目は、県連会長に就任した4月28日の夜に那覇市内の路上で、連れていた妻以外の女性と口論になり、それを止めようとした観光客を、あろうことか殴ってしまったという愚かな武勇伝の持ち主です。 

沖縄知事選という天王山を控えた時期に、無関係な観光客と暴力汰を起こしたわけで、この段階で自民党は県連会長はおろか県連からも追放すべきでした。 

しかも笑えることには、返り討ちにあって入院(失笑)。

肝心要の知事選候補選定過程には、ずっと不在というのですから、これでは県連会長なんていてもいなくても同じようなものです。

結局、保守系候補の選考過程の不透明さが後々まで響きました。

そのうえに今回2回目のスキャンダルです。相手の女性は1回目の路上暴力事件の時に居合わせた人だったようです。

やれやれ、くだらない。

デニー氏もやっているじゃないか、などといっても始まりません。デニー氏は政治家になる前の話。国場氏は現職の県連会長就任後(というか、その当日)のことです。

痴話喧嘩を暴力沙汰にするような人物に、天王山の采配をとる指揮官としての資格はありません。この時点で自民党中央は国場氏を解任すべきでした。

良きにつけ悪しきにつけ、戦後沖縄を作ってきたた国場一族も、ここまで劣化した後継者が出てしまっては、もう長くないかもしれませんね。

県連会長辞任はあたりまえ、離党するのも当然、議員も辞職しなさい。

県連は国場氏を選挙の責任をとって辞めさせたりしてはいけません。しっかりとこの間続いた不祥事の責任を追及し、県民に事実を明らかにすべきです。

そのていどのことをしないと、ここまで堕ちた沖縄自民は再生できないことでしょう。

こんな会長の破廉恥2連発をウヤムヤにするようなら、沖縄自民はあってなきが如しの存在となったということです。

選挙の季節も一巡したことですし、沖縄自民は一から真摯に沖縄における保守とは何かから考え始めることをお勧めます。

 

 

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沖縄問題」カテゴリの記事

コメント

当初からかなり厳しい戦いになることは予想されていたのだから、城間市長が市政とは関係のない辺野古移設反対を全面に押し出す選挙活動を逆手にとり
「ならば自身の進める那覇軍港移設についてはどう考えているのか?」
くらいの捨て身の切り返しぐらいをすべきだったのに、知事選と同じような経済振興の一点張りではあまりに無策過ぎました。
予想はしていましたが心底ガッカリしています。

しかしながらこのオール沖縄3連勝は逆に玉城知事にとって柔軟な対応を許さないムードを作り出すでしょうし、政府は一歩も引く事も無いでしょうから故翁長県政よりもさらに停滞することは間違いないでしょう。
そのなかで知事が公約とされた自立した経済をどう実現なさるのか生暖かく見守りたいと思います。

投稿: しゅりんちゅ | 2018年10月22日 (月) 10時05分

 那覇市長選の大敗北について原因を考えております。

 原因は大きくは二つぐらいになるでしょう。まず、翁長前知事の弔い合戦を相手が仕掛けてきたことが一つの敗因になるのでしょう。二つ目は、自民党が辺野古移設の争点から逃げたことが挙げられると思います。

 左翼の掲げる大義が反戦平和主義でしょう。辺野古移設は大義に反することになると沖縄の有権者は考えたのでしょう。左翼の大義を覆さない限り今後も保守政治の安泰はあり得ません。

 経済問題などはよほどうまい説明をしないと県民の心に届かないでしょう。

投稿: ueyonabaru | 2018年10月22日 (月) 22時31分

いつも楽しく拝見させて頂いております。

質問なのですが、国場氏の不祥事について記述されている箇所のデニー氏についてのことは初耳だったので詳細を教えて頂ければと思います。
下記に引用致します。

「デニー氏もやっているじゃないか、などといっても始まりません。デニー氏は政治家になる前の話」

デニー氏は何をしたのでしょうか?
お手数ですがご回答お待ちしております。

投稿: ゆくしやあ | 2018年10月23日 (火) 13時15分

それにしてもオール沖縄はこれまで連戦連敗を続けていたのに三連勝とは…やはり翁長知事を殉教者に仕立て上げて県民の情緒に訴える作戦は有効ですね。翁長知事は死して自らの陣営に資したと思います。

投稿: 中島みゆき | 2018年10月23日 (火) 14時07分

中島みゆきさんへ

参考までに豊見城市長選は保守候補が分裂してしまった末での自滅に近い敗北です。
これも自民党沖縄県連の力不足、怠慢に他なりません。
この地域は元々保守が強く、今回の選挙でも分裂した両候補の票を合計すれば当選した山川氏を大きく上回ります。

投稿: しゅりんちゅ | 2018年10月23日 (火) 16時33分

ゆくしやあさん。それは文春が報じた隠し子事件のことです。
削除しましたが、私がデタラメを流したというような根拠不明の誹謗コメがきていましたが、私は隠し子事件についてや、小澤豪邸の件についても相手にするべきではないという姿勢をとっていました。

また短絡的にデニーになると中国が攻めて来るなどという一部のサイトのような煽りもしていません。

私は、デニー氏を批判するなら政策に限定しろ、煽るな、スキャンダル合戦にするなと主張していました。それは過去記事をご覧いただければわかるはずです。

投稿: 管理人 | 2018年10月24日 (水) 02時12分

管理人様お答え頂きありがとうございます。
返信が遅くなりまして失礼致しました。

さて、デニー氏の不祥事についてですが、文春の隠し子報道は伝聞のみで不発に終わり確証を掴むことが出来ず、逆に対立候補のサキマ氏の隠し子については本人も認めており裏もとれていたと思います。
この文春の「隠し子事件」をもって「デニー氏もやっているじゃないか」というのは無理があります。
「デタラメを流した」とまでは申しませんが、少し調べたらわかるのに確認怠るのは不信感を持たれても仕方がないのではないかと感じます。

国場氏の堕落もあるとは思いますが、今回の知事戦におけるデニー氏に対する怪情報や誹謗中傷の類いは度を超えており、そこを含めての自浄作用のなさが沖縄自民が県民に愛想を尽かされた原因の一つではないかと思います。
私は自民を支持しているのですが、最近の体たらくは残念ですね。

投稿: ゆくしやあ | 2018年10月27日 (土) 14時33分

ゆくしやあさん。

あの、仰ってることが完全に破綻してますよ。
記事本文でもコメントでも管理人さんは「そういったこと(スキャンダル)を問題にするな」と続けて言ってますけど、分からないんですか?
「デニー氏もやっているじゃないか」というのは無理がある。そりゃそうでしょう。

だから、そんなことを争点にするなと、記事で書かれているのに・・・どこをどう読んだらそんな批判に持っていけるのやら。
調べればすぐ分かるとか言って騒いでるのは貴方だけですけど。。

投稿: 山形 | 2018年10月28日 (日) 07時43分

HNゆくしやあの人が言いたいことは、
管理人さんが国場さんのスキャンダルに対して「どっちもどっちじゃないか」とデニー氏のスキャンダルを持ち出そうとしたけど、そのデニー氏のスキャンダルというのは報じた文春自体も伝聞だけで確認が取れていないネタであり、そもそも根拠が確かではないことを元にして「デニー氏もやっているじゃないか」というのはオカシイですよね
ということではいかと思います

なので、「スキャンダルを問題にするな」という主張と、確証のない週刊誌報道をまるで事実であるかのように記述するのは全く別の次元の問題です

投稿: スティッチ | 2018年10月28日 (日) 13時26分

内容と無関係な、私の病気を嘲笑するがごとき下品下劣な荒らしまで来ました。
無条件削除の対象としましたが、どういう神経をしているのでしょうか。
私の論旨を批判するのはいいのです。どうぞ批判なさって下さい。内容がかみ合えば記事でも受けてきました。

ただし、他人の病気をあざ笑うがごとき投稿は人として恥ずかしくないですか。
あいにくですが、私は歳そうおうのガタガタですが、この者がいう病気には罹っていません。

それとも、この人物は日常生活で、気に食わない人には、病気を笑って冷やかしているような生活を送っているのでしょうか。
ならば気の毒な人です。さぞかし周囲から嫌われて、浮き上がった社会生活をしていることでしょう。

ネットは特殊な世界ではありません。
通常の社会的ルールで運営されています。
それを逸脱して、意見の違いを人格に対する誹謗中傷や人種差別にまで「高め上げた」者が左右に出たために、残念ですが,ネット言論は社会的に今だ成熟した媒体とはみなされていないのです。

このコメント欄を閉鎖します。
それにしてもこんな中立的な記事(しかも自民批判)にまで荒らしに来るとは驚きです。


投稿: 管理人 | 2018年10月29日 (月) 02時14分

この記事へのコメントは終了しました。

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