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2018年11月22日 (木)

ウィグルの核実験 まさに悪魔の所業

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中国がウィグルに加えた悪魔の所業のひとつに、核実験があります。 

日本ウィグル協会は、「東トルキスタンで行われた核実験について」(2013年5月11日)という記事をこのように語り始めています。
東トルキスタンで行われた核実験について | 日本ウイグル協会

「日本は最初の被曝国です。しかし唯一の被曝国ではありません、また最大の被曝国でもありません。
中国は、東トルキスタン(新疆ウイグル自治区)で核実験を行い、周辺住民への甚大な被曝と環境汚染とがもたらされています」(前掲)

中国が新疆ウィグル自治区の楼蘭付近にあるロプノールで核実験を開始したのは、1964年のことでした。 

Photo

日本ウィグル協会前掲 

以後1996年まで、実に45回、総爆発出力22メガトン(広島原爆の約1370 発分)の核実験をしています。
核実験の一覧 - Wikipedia 

うち、放射線災害として最も危険な地表核爆発を含む大気圏実験を、少なくとも1980年までに21回実施しました 

簡単に地上核実験を説明しておきます。
核実験 - Wikipedia 

Photo_2核実験 - Wikipedia

●核実験の種類
①.大気圏内核実験
②地下核実験
③大気圏外核実験
④水中核実験。

すべての方法は、環境に悪影響を及ぼしますが、もっとも凶悪な影響を与えるのがこの地上核実験です。 

方法は、航空機からの投下などがありますが、もっとも原始的な方法としては地上にやぐらを建ててそこで爆発させる方法があります。これが地表核実験です。 

地下を掘ったりする手間が省けてコスト安ですし、効果を直接に観測できますが、核物質が混ざった地表の土砂を大量の放射性降下物として周囲にばら撒きます。 

地表の砂礫が核物質と混ざり合って高空に達して、冷やされて降下するために、核被害の範囲は広大、かつ深刻なものになります。 

34日本ウィグル協会前掲

日本人は直近では福島事故を思い出すでしょうが、あの時放射性降下(フォールアウト」した核種はセシウム134というおとなしいものでしたので、むしろウラン235・238が「黒い雨」として降った広島の被爆と同じだと思って下さい。
 

中国はこの安易な地表核実験の常習者でした。 

Png2日本ウィグル協会HPhttp://uyghur-j.org/japan/2013/05/%E6%9D%B1%E3%83%... 

上図をみると、中国が桁違いに地表核実験を中心にしていたことがわかります。 

しかも米国は、太平洋上の無人の孤島であるビキニ環礁、エニウェトック環礁であり、ソ連は北極海ノバヤゼムリャ島というこれも孤島でした。 

ところがひとり中国のみは、人工稠密地域の周辺で地表核実験を実施します。

下の地図をみると、ロプノール核実験場の近辺にはコルラやクチャなど大きな町も多く、ちいさな集落も点在しています。 

Photo_4

ちなみに1980年4月から放映されたNHK大型企画『日中共同制作シルクロード 絲綢之路』は、楼蘭を日本人にロマンチックに伝えました。

もちろん楼蘭が核実験場であることなど、おくびにも出さない美化されつくした内容でした。

この楼蘭付近はまさにロプノール核実験場地域で、事実放映開始から和すか半年後には核実験が実施されています。

このNHK番組をきっかけに起きたシルクロード・ブームが起きて、多くの日本人観光客がなにも知らないまま楼蘭を訪れています。

NHKはこの番組で日中友好を謳歌したのみならず、稼働中の核実験場に観光を誘致したことになります。罪深いことです。

当時の新疆ウイグル地区の平均人口密度の推定値は6.6~8.3人/平方キロメートルでした。

「核実験の中でも「地表核爆発」は、地表物質(砂礫など)と混合した核分裂生成核種が大量の砂塵となって、周辺および風下へ降下するため、空中核爆発と比べて核災害の範囲が大きくなります。このような危険な実験を、中国政府はウイグル人などの居住区で行ってきた」(前掲) 

 高田純札幌医大教授によれば、健康影響のリスクが高まる短期および長期の核ハザードが心配される地表の推定面積は、日本国土の78パーセントに相当する30万平方キロメートルに及ぶとされています。

1981年まで継続的に降下した大量の核の粉塵によって、胎児に影響を与え、奇形の発生や、若い世代の白血病や癌の発生を引き起こすなど現地ウィグル人住民への大きな健康被害が多数発生しました。

この核爆発を目撃した人さえいます。

「その老人は「自分は神を見たことがある」といった。それは太陽の100倍もの明るさだった。そして地面が大きく揺れて、凄まじい嵐になったという。彼は半身ケロイドとなった。軍人が彼を病院に連れて行き検査をした。そして彼の羊を百頭以上の羊を全て買い取ったという。老人は、それから2年後になくなった。」と話しました」
( シルクロードにおける中国の核実験災害と日本の役割)

http://www.youtube.com/watch?v=9hdv2pDOmMs&feature=fvwrel

5日本ウィグル協会前掲

ウイグル人医師のアニワル・トフティ氏は調査結果をこのように公表しています。

「アニワル氏は外科医としてウルムチの病院に勤務していたときに中国本土に住む漢人と比べてウイグル人の癌発生率が高いことに気付き2年間の調査でこれが核実験と関連があることを確信した。
1998年にアニワル氏はチャンネル4の取材班として極秘に東トルキスタンの村々を訪問し、被曝によると思われる人々の健康調査を行った。
核実験は中国本土に影響が少なくなるよう、東から西に風が吹くときを選んで行われた。このため、ロプノールから西に向けて核生成物質が大量に降下したと考えられる。実際に、口唇口蓋裂ばかり、あるいは大脳未発達の赤ちゃんばかりが生まれる村もあったという。
ウイグル人の癌の発生率は70年代から急増、1990年代以降には中国全国の発病率に比べ30%以上高い数値を示している。中国政府は核実験の被害を公表せず、現地調査も許可しないため、40年以上に渡って被曝者たちは放置されてきている」
(1998 年7・8月英国チャンネル4"Death on the Sik road"より)
https://www.youtube.com/watch?v=2lG9JfUVN5I

また同番組で現地の医師たちの証言を、覆面を前提にしてこう伝えています。

「化学療法の必要がある患者が多い。とにかく多いのです。
患者の90%が血液の癌かリンパ球の癌です。基本的には新疆のいたるところで癌がみられます。
急に癌が増えだしたのは、この20年ほどで、特に南部に目立ちます。
12才以下の小児の患者が多く、肺癌や肝臓癌ですね。この年齢までの子供たちにはその両方の癌を認めています。
この極秘文書(中国医学会で、医師達の証言内容の信憑性も確認できた。シルクロードの癌の中で、最も急増しているのは、悪性リンパ腫、肺癌、白血病であった」)同上)

この「秘密文書」とは中国医学会の非公開文書ですが、そこにはこうあります。

「1970年代初期から、実験場付近のシルクロードの町の癌の発生率は、中国全土の平均発生率より30%も高くなった。1976年以来、核爆弾の巨大化で、放射線量が増大した影響のようだ」(同上)

高田氏の推定で、核実験によって亡くなられたウィグル人の数は約19万人とされています。

未確認の中国共産党の内部極秘資料によるとさらに深刻で、75万人の死者が出たといいます。 

しかし、中国共産党政府は核実験のことを公開しない上に、核実験による被害の事実を極秘として隠蔽したのです。

しかも核実験を周辺住民を避難させるどころか、なんと事前通告もしないという徹底した非道ぶりです。

付近の住民は事前も事後もなにひとつ知らされず、空中から長い時間をかけて降り注ぐ大量の放射能の粉塵と、放射能汚染された地下水で生活をすることを強いられたのです。 

かつて米国のネバタ核実験で生まれた痛ましいアトミック・ソルジャーたちは、裁判で「私たち は原爆の人体実験に使われた」と訴えました。

ならばウイグル民族は、まさに数十万人単位で「原爆の人体実験」に供せられたのです。

こういう歴史が中国政府にあるからこそ、今の「再教育施設」があり、「臓器狩り」が生まれたのです。 

なお、中国はチベット地域においてもチベット側の合意をととらず、1995年7月に海北チベット族自治州のココノール湖附近に20万平方メートル核廃棄物処理場と、長距離核ミサイル基地を作っています。 

中国政府にとって、ウィグル人やチベット人の命などは虫けら以下だといわれても仕方がないでしょう。  

昨日と同じ言葉で締めくくることにします。

これはまさしく言葉の正しい意味で、悪魔の所業です。

 

 

 

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コメント

この原爆実験は前に記事にしたことがあります。福島原発公害に関しては、いろいろ言いたいこともありますが、この実験がどれだけ酷いかということは議論のないことだと思います。
広島、長崎の原爆投下の日に、日本では世界で唯一の被爆者として、永遠の平和だけを声高に叫んでいますが、少々違和感があります。
何らかの政治運動に利用されている。
なぜ原爆投下されるまで、戦争を続けなければんならなかったのか。
なぜウイグルなどの問題がまったく議論できないのか。
このウイグルの問題をスルーして、平和のみを祈っているのは、少々偽善な感じがします。
なぜこれほどまでに中国の非道が報道されないのか、腐った奴等が大勢いるんでしょうか。
日本人原爆アレルギーがあるようですが、中国の現状を知ったら卒倒するでしょうね。

かつて日本の知識人中に、中共の核は「きれいな核」で、アメリカの核は「汚い核」などと認識する者が多数存在していたと記憶します。

共産党の参議院議員だった岩間正男は、中共の核実験について、その成功当時(1964年)「元来、社会主義国の核保有は帝国主義国のそれとは根本的にその性格を異にする」とか、「常に戦争に対する平和の力として大きく作用」などと肯定してました。

原水協が「中ソの核実験にも反対」との立場に転換したのも、やっと80年代になってから。

米国は中共との関係をおもんばかり、あるいは日本に原爆投下した引け目からか、知っていたであろうこのような惨状に目をつむって来たのです。

ついでながら、朝日の90年代の社説などで、北朝鮮の核開発疑惑について「交渉のための見せかけのためであり、ほんとうに核爆弾を作っているわけではないだろう」との説をしきりに流布していました。

私たちはようやく今、本当の事を知ることが出来るようになりましたが、それも一部だけなのかも知れません。
しかし、その間に世界最大の人権侵害国政府たる中共は、もはや公然と「覇権」を目指すまでになってしまっています。

アメリカが目覚めてくれたのが救いですが、日本としてどうコミットしていくのか、その姿勢を安倍政権後も維持できるのか、そうした心配をしてしまいます。


核実験における被曝について明確な全体資料はありませんが、最も多数の地域住民に対して影響を与えたとみられているのがこの中共による実験ですね。また風に乗ってチベットの一部にまで影響を与えたこともあると考えられています。

さて、ウイグル人やチベタンに対する数多の迫害ですが、完全なる証拠が並べられているとは現状では言えません。また、旧ユーゴスラビアで独立派の過剰な宣伝にマスコミ含め乗せられた事例もありましたし、ユダヤ人を石鹸にしているなどのデマもありました。しかし、ユーゴの押し込められていた民族憎悪などと違い、政治的迫害の場合ナチの例を見ても段階的に進められます。
ましてやナチがポーランドという西側から隔離された場所で絶滅収容所を開設したように奥地で展開されている時、確かな情報をつかむことは難しい。しかしながら先に述べたように政治的・段階的迫害の場合、積み重なる状況証拠は決して無視すべきものではありません。むしろ積極的に捉えて行くべきです。サティアンの奥で繰り広げられた地獄も同様ではありませんか。
米国が国を挙げて動き出したのは、平和ボケの国ではないことの証でしょうね。溜息

朝日新聞、週刊金曜日をこよなく愛する親戚にその昔グランドキャニオンへ旅行した話をした際、彼は私の無知を笑いながら「君らはアリゾナの砂漠へ大枚はたいて被曝しに行ったんだよ」とのたまわっていました。
でも彼はシルクロード旅行経験があるわけです。
私は彼の無知を笑いませんでしたが、山路さんがお書きのように核への色眼鏡が張り付いてるから何百冊の本を読破し教養番組を観ていたとしても、見るべきものが見えないのだと思います。
記事内容、悪魔の所業の根っこは何なのだろうと考え続けています。唯物論やイデオロギーでは説明しきれないあの出鱈目な無責任さとそれを大規模に繰り広げるバイタリティ。
あの地における人の命の軽さと彼等一人一人の欲望の重さのギャップが修羅を生み出しているのでしょうか。
国内で己の拠り所を求めて人々が宗教に心を寄せ始めているそうです。救いの光はそれぞれの心の中に灯すものだと、彼等が知る日が来るとは今は到底思えないのですが。
今週の連続記事は読んだ後、哀しむ人々の為に祈らずにはおれない日々でした。

そういえばかつてソ連もカザフスタンで警告なしで核実験を行っていましたね。

中島みゆきさん、これですね。
https://daysjapan.net/2018/04/20/%E3%82%AB%E3%82%B6%E3%83%95%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%91%E3%83%A9%E3%83%81%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%AF%E6%A0%B8%E5%AE%9F%E9%A8%93%E3%81%AB%E3%81%95%E3%82%89%E3%81%95/
怖ろしさに変わりはありません。でも何か決定的に中ソは違いがあると思います。中国の覇権欲には酒池肉林というか、金が勝ちすぎているせいで、ソ連が秘密裏にやっていたような事を平気で大っぴらに展開するのです。しかも超雑に。
殺戮の上に成り立つ進歩を台無しにしてしまうのです。この国と無責任に付き合えるのはドイツ位だろうなと最近思います。

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