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2019年1月21日 (月)

早くトランプの「万里の長城」脅迫神経症を治してくれ

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この頃、トランプの調子がヘンです。

「徴用工」判決とそれに続くレーダー照射問題で、日韓がガチで正面衝突コースに入りつつあるのに、三国の要となるべき米国の姿が見えません。 

正恩と2月に会談をやるとかやらないとか。どうせなにひとつ進みはしないし、今の状況では北の時間稼ぎに使われるだけです。 

トランプ外交には比較的に好意的な私でさえ、こんな無意味な政治的パーフォーマンスをするくらいなら、少しはこちらの陣営を引き締めたらどうなんですと言いたくもなります。 

もう米日韓同盟は機能しないどころか、日本国内ではその存続すら危ぶまれているんですぜ、トランプさん。 

この擬似三国同盟の担保だったマティスが辞めてしまったので、いつどうなってもおかしくはありません。 

今、ここで日韓関係を壊してしまえば、二度と再建されることはないでしょう。

この歯車は停めることはできませんが、この時期の崩壊は中国と北を利します。

北にすり寄るろうとする韓国に制裁を加えて、韓国をして日米韓同盟から出て行くということがいかにネガティブな効果を韓国にもたらすのか、骨身にしみて分からせねばなりません。

今回のレーダー照射事件の裏には、韓国による大規模な北に対する国連制裁破りもからんでいるという情報もささやかれ始めています。

これの白黒をつけさせるのも、今回の日本の対応には含まれているのであって、一般的な同盟国間の摩擦ではないのです。

もしこれがほんとうで、韓国が利敵行為をしていたなら、北に対する国連制裁と同等のものを課さねばなりません。

さもないと、米国が作った「同盟」とはこんないいかげんなものかと中国と北が安易に理解することでしょう。これは米国外交にとってもマイナスのはずです。

とまれ、今のまるで黙認するかの如き米国の態度はどうにも解せません。

何を考えているんだ米国と、とある人が、情報源の米国務省の某高官に質問メールを送ると、「すまん。ただ今、国務省は政府機関閉鎖につき人員不足だ。手が回らない。そちらで解決してくれ」とのこと(苦笑)。 

そちらで言われてもねぇ。日本は真綿で首を締めるように韓国を締め上げていますし、音波証拠が出されれば、事実上これで韓国は詰みます。

外交の相互性ひとつ守れず、わけのわからないことを言っている韓国相手では、これ以上の証拠は第三国、つまり米国にしか開示できないからです。

もう日韓の外交的解決の幅は、刻一刻と狭まっているのですが、いいんでしょうか。

それにしても、「米国外交の不在」は困った事態です。

Fcf678272433447db9f3250853ea60bbhttps://amiga-mexico.me/articles/372

原因はひとつです。トランプが「幻の壁建設」を、政権の最大の課題としてしまったからです。 

フィナンシャルタイムズのエドワード・ルースは、にべもなくトランプを「狂信者」とこき下ろしています。

「そうすることで、ウィンストン・チャーチルによる狂信者の定義のトランプ版を演じることになる。
「考えを変えることができず、話題を変えようとしない人」というのが、その定義だ。
自ら作り出した運命の人質として、トランプ氏が屈辱を避ける唯一の望みは米国政治を人質に取ることにある」(フィナンシャルタイムス2019年1月17日)
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/55222

私は米のリベラル・メディアの悪意に満ちた報道は割り引いて聞くようにしていますが、この「幻の壁」についての英国人の批評にはうなずかざるを得ません。

FTに言わせれば、こんなメキシコ国境の壁建設など米国を二分し、政府機能を停止させるに足る政治テーマなどではさらさらなく、ただのトランプの「脅迫観念症」の疑いが濃厚だとしています。

そもそもこれをトランプに吹き込んだのは、ホワイトハウスを追い払われたステーブン・バノンでした。

「元首席戦略官のスティーブ・バノン氏はしばしば、あの壁を建設できなければ、トランプ氏が再選される確率はゼロだと話している。実際には、壁がなくても勝つことはできる。2つの強迫観念から、今から大統領選にかけて、トランプ氏は壁の話題に固執するだろう」(FT前掲)

ただの不法移民阻止の象徴的政策にすぎなかったはずが、中間選挙でたまたまメキシコ国境の壁に中米移民が殺到したために、トランプはもっけの幸いとばかりにこれをネタにしまくりました。(ほんとうに偶然かどうか、はなはだ怪しい話ではありますが)

Sty1804300005f2https://www.sankei.com/photo/story/news/180430/sty

押し寄せる不法移民の脅威は、ヨーロッパを見るまでもなくリアルな社会不安ですが、だからといってこんな壁を作っても解決されません。

そもそも、中米からの不法移民は、壁を超えて入ってくる数より、堂々と不正旅券でイミグレを通過して入ってくる数のほうがはるかに多いのですから、こんな万里の長城など作っても無意味なのです。

ところが、トランプの頭の中では、所得税減税と大規模公共投資が結びついて、鉄鋼業が喜ぶ鉄の壁を米国とメキシコ国境に万里の長城を作るという「強迫観念」にまでこり固まってしまったというわけです。

元来トランプ自身も大統領選挙期間中に盛んに国境の壁をガナってはいましたが、よもや本気でやろうとは誰も思っていませんでした。

いやなんせトランプ当人ですらそうでした。だから就任してからも積極的になにかしようとはしなかったわけです。

Dqlovqxvaaaxq9phttps://tsuiran.jp/word/429062/daily?t=1540753200

ところが彼は中間選挙間際に押し寄せたホンジェラスからの移民の大群を見て、これは使えると思い立っちました。

「答えは簡単だ。トランプ氏が国境の壁について語る時、スローガン以上のものとして意図したことはなかったのだ。
国境沿いに作り上げられた危機は、トランプ氏が2016年11月に大統領に選出された瞬間に終わった。
危機が再燃したのは、2018年の中間選挙が数週間後に迫ってきてからだった。
国境の危機は、不安と怒りをかき立てる手段だ。危機が姿を現すのは、民主党が政権を握った時に限られる」(FT前掲)

今回の政府予算にすら当初は国境の壁は入っておらず、政府期間の閉鎖を防ぐ法案にトランプは署名してすらいました。

それがわずか政府機関の閉鎖4日前になって、共和党内の反移民派から突き上げられると豹変します。

「12月の終わりに政府閉鎖が始まるわずか4日前、トランプ氏は米国政府の閉鎖を防ぐ法案に同意した。法案には、壁の建設予算は一切含まれていなかった。
 大統領は共和党内の排外主義の派閥から「裏切者」として責め立てられた。そこで即座に方針を変えた。4日後、政府機関が閉鎖された」(FT前掲)

これは単に共和党内でトランプ票を固めるためにすぎず、目先のことだったにもかかわらず、今や引くに引けないテーマとして、国家を二分し、政府機関を機能停止に追い込むテーマにまで成長してしまったというわけです。

バカバカしいから早く止めていただきだいて、政府機関を正常化して欲しいものです。

 

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コメント

 不法移民を防ぐためにトランプの壁を造ることが悪いことなのか、私には理解できないのですが・・・・・。

 民主党が予算を通さないのはなにか理由はあるとは思うのですが、これも私には理解できないことです。アメリカにおいて不法移民の管理はどのようにしているのでしょうか? 政府がしっかり把握しているのでしょうか?麻薬の持ち込みなど、色々と問題があるのではないでしょうか。 

不法移民対策への措置は賛成でも壁の建設には反対と言う人もいそうですね(民主共和ともに)
グローバル世界の現代にベルリンの壁みたいにコンクリートの壁というアナログな物体を作ったところで流入は止められません。

ヨーロッパの難民問題と同じように不法入国を手助けしている人権団体や悪徳業者といった団体もいるでしょう。

予告通り日本は音声を公開しましたが、予想通り韓国は「よく分かんない機械音を出されても…」と返しましたよね。これ結局、うやむやにして「大人の解決」コースで、韓国はこれっぽっちも詰まないし、照射されて生きた心地のしなかったパイロットさんの気持ちはどこへやれば良いの、となるのでは。

他の国々だって、「まあほぼ100パー韓国の嘘だよな」と分かりつつも、「でもあいつら日本だけが嫌いだからな、うちらには関係ない」と思って重要視しなさそうな気もしますし。

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