明けましておめでとうございます
明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願いいたします。
年の暮れが押し迫った頃、韓国海軍の射撃管制レーダー照射事件という、考えようによっては日本の「戦後」を強制終了させかねない破壊力のあるニュースが飛び込んできました。
二転三転、どころか四転五転したあげく、「日本が威嚇飛行した」だとか「特攻隊だ」などと言い出し、それがかの国の世論を支配するに至っては、もはやファルス(笑劇)の様相すら呈してきました。
簡単に謝れば済むことなのに、それすらできない不自由な国のようです。
この事件は、私たちが今まで韓国という国に対して抱き続けてきた、言うに言えないもやもやしていたもののベールを一気に剥がして可視化してしまったような気がします。
これでムン政権が信じるに足る友邦なのかどうか、彼らが慰安婦合意の一方的廃棄、「徴用工」判決で踏み込んだ道がただの偶然ではなく、必然的にそうなるべくしてそうなったことを日本国民は肌身で理解してしまいました。
思えば、この事件に対する野党・メディアの憂鬱なる対応は、彼らの存立基盤だった「戦後」の崩壊の足音を聞いたせいなのかもしれません。
一方、この事件における海自の哨戒機クルーの所作は、危機における手本足り得るモデルだと感じました。
それは徹頭徹尾、きわめて冷静だということです。
事実を確認することに努め、冷静に対処し、たじろがずに危機を回避しました。
戦後の永きに渡って、我が民族は事を荒立てない、穏便に済ませる、言い換えればうやむやのうちに葬ってしまうことが「大人の対応」、ないしは「知恵」だと考えてきました。
日本は一貫して、冷静に事実を積み重ねていくことをせずに、押せば引っ込み、引っ込んで本気ではない謝罪をして、カネで解決を図ってきました。
日韓関係、日中関係、すべて延々とこの繰り返しでした。そのよどみから利権が生まれました。
今回、この韓国の真の姿を引き出して、国民に理解させたのはただの偶然ではなく、政府が意識的にこのような戦後政治の約束事を止めたからだということを忘れないで下さい。
今年は国内には、御譲位と新元号が始まる祝賀の年である一方、忌まわしい消費増税が予定されている年でもあります。
消費税増税は直前の駆込み需要を作り、その後にささやかな落ち込み緩和の防波堤を軽々と乗り越えて、再び日本経済を奈落へと突き落とします。
北方領土は意外にも速い速度で進展するかもしれませんし、改憲も具体的日程に登りますが、消費増税をするならば来る参院選で自民は大敗する可能性があります。
反面、とうに死んでいながらウォーキングデッドだった「戦後」リベラル勢力もまた、統一しようとすればするほどさらに分裂を重ねて行くことでしょう。
いずれにせよ疑いようもなく、冒頭述べたように「戦後」は強制終了しようとしています。
私ができることは、事実を丹念に拾い集めて、イデオロギーの眼に曇らされることなく正確に伝えようと思っています。
今回は年の初めなのでつい抽象的に書いてしまいましたが(すいません)ひとつひとつ具体的に事実を押さえていく努力をいたします。
皆様がこの議論に加わっていただき有意義な討論ができれば、これにすぐる幸いはありません。
あらためて皆様のご多幸をお祈りします。
新年の更新は、大事件でもない限り1月4日(金)からとなります。
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明けましておめでとうございます。今年は何かと激動の一年となりそうですね。
昨日、沖縄テレビで今年を表す一字として筆文字アーティスト: 田場珠翠(たばしゅすい)さんの路上パフォーマンスが披露されてました。で、その一字は「継」でした。視聴者から募ったということのようです。
翁長前知事の思いを玉城デニー知事の下に継ぐんだそうで。なんか殉職した聖人君子のような扱いです。人と時間と金の無駄遣いにしか思えない「県民投票」も既に否定的な自治体も出ているというに。
何にせよ、皆さまに多喜ある一年となるよう願っております。今年もよろしくお願いします。
投稿: クラッシャー | 2019年1月 1日 (火) 08時14分
明けましておめでとうございます。
こちらでは快晴の新年となりました。
日本にとって今朝の青空のような清々しい一年であることを願いますが、
最近の状況を考えるとなかなか期待できそうにもありませんね。
韓国の傍若無人ともいえる昨今の振る舞いは、日本の今までの対応が
如何に誤っていたかを示す何よりの証拠ともいえると思います。
もうそろそろ自己批判のみのアイデンティティは脱ぎ捨てるべきではないでしょうか。
こんなことを書くといきおい歴史修正主義者のレッテルを張られそうですが。
件の動画で詳らかとなった機長とクルーの冷静で無駄のないやり取りを
垣間見てホッとするとともに誇らしさすら感じました。
同時に何事にも過剰反応を示す自らの浅はかさを思い知らされもしましたが。
投稿: 右翼も左翼も大嫌い | 2019年1月 1日 (火) 08時36分
明けましておめでとうございます。
今年も管理人さんの記事及び、このブログに集う皆様のコメントで勉強させていただきます。
今年は何かと返還の1年、節目の1年、激動の1年に成るやもしれませんが、
本年も皆様にとって良い1年に成りますように。
投稿: 三毛猫 | 2019年1月 1日 (火) 08時56分
あと2時間程度のうちに、早や元日も終わりますが・・
新年、あけましておめでとうございます。今年もあと
364日、よろしくお願いします。
管理人さん、本業の傍らに玄人はだしの記事執筆、
本当にありがとうございます、本年もヘンな荒らしに
負けることなく、また病魔をも撥ねつけ、ブログの更
新を続けて下さい。ますます期待しています。
何かにつけて荒れる亥年だそうで、コワイ今年ですが、
政治経済家庭がつつがなく安寧でありますよう・・
投稿: アホンダラ1号 | 2019年1月 1日 (火) 22時18分
明けましておめでとうございます。
「一年の計は元旦にあり」などと申しますが、今日の記事は素晴らしく日本の変化すべき姿を凝縮して言い当てておられると思います。
米議会での安倍演説、オバマ氏の広島訪問があり、この意味は非常に重要でした。
にもかかわらず、今回の件で韓国からはお約束のごとく「神風を彷彿させる」との記事が普通に沸いて出てました。
日本のマスコミ連中もその点では韓国と同様で、彼らにインプットされた「戦後」という幻影に呼応して反応しています。
しかし、>「疑いようなく、「戦後」は強制終了しようとしている」のです。
そういう意味で、とても象徴的な事件であったと思います。
投稿: 山路 敬介 | 2019年1月 2日 (水) 01時38分
同意します
投稿: ウヨブタの能書き | 2019年1月 2日 (水) 19時09分
テレビ等で韓国軍がレーダー照射が云々(でんでん)と騒いでますが1つお聞きしたいので書き込みします。
米軍がケンミンを標的に見立てて訓練するのは良いのでしょうか?
投稿: ウヨブタの能書き | 2019年1月 2日 (水) 19時14分
本年も真実についての考察を応援いたします。
投稿: 雪男 | 2019年1月 2日 (水) 21時43分
あけましておめでとうございます。
いつも論証を示されての深い考察、貴重な情報を提供していただきありがとうございます。日本を取り巻く情勢が、過去の延長線上に未来がない時期に差し掛かった昨今、非常に有益な情報発信をされており、少なくとも私は応援させていただいております。
ROM専でしたが、新年を機に初めてコメントさせていただきました。
投稿: 白雲斎 | 2019年1月 2日 (水) 22時12分
ウヨブタの能書きさん。まず、すいませんが、このHNは品下りなのでやめて下さい。宜しくおねがいします。
今回の事件について誤解がおありのようですが、これが探索用として一般的に使われている三次元レーダー、あるいは航海用レーダーであったならこれほどの問題にはなりませんでした。
あれはFCレーダーとクルーが言っているように、射撃用管制レーダー、あるいは火器管制レーダーと呼ばれる「当てるため」だけに使用する特殊なレーダーでした。
特定の指定された目標に細いビームを当てて、距離、速度などを計測し、対空ミサイルや艦載砲に伝えるためのものです。
したがって、航空機を落とすため以外の目的には用いません。
それを「友邦国」の航空機に照射したから問題となったのです。
これは攻撃前行動だと国際社会では解釈されていて、禁止されています。
あなたは「ケンミンを標的に見立てて照射している」と書いていますが、どのようなことを指しているのか教えて下さい。私は寡聞にしてしりません。
FCレーダーを対人用に使うことはまず考えられませんし、漁船かなにかにFCを当てたのでしょうか?
仮にしたのがほんとうなら、どうやってFC系と認識できたのでしょうか。
FC系のビームは、ESM(電子戦支援装置)などの軍用に作られた特殊な電子機器でしか探知できません。
一般用のレーダーならその探知範囲にいたら照射されますが(それも特殊機材がないとそうとわかりませんが)、FC系を軍用機、あるいは軍艦が民間の人あるいは物体に照射することはゼロとはいいませんが、かぎりなくありえません。
用
投稿: 管理人 | 2019年1月 3日 (木) 05時33分
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます、
年初の所感、帰省先で新潟おせちをつつきつつ面白く拝読致しました。4日までおおごとなく平穏でありますように!
レーダー照射、大晦日にあちら側はカウンター動画を世界に発信すると前振りしながら何もなく、その代わり?に昨日
「哨戒機が人道的な救助活動中だったわが国の艦艇に対し、威嚇的な低空飛行をした」として謝罪を要求…
ここまで無理筋だと、日本国内で彼等の肩を持つリスクが大きすぎて「両国が冷静に」と言うのも憚れるとは思わないところが文化の違いですね…。
日本以外のどの国も謝罪は渋るものですが、これは流石にないです。半島式の嘘や上下思考は世界各国は勿論日本においても一切通らない事を今回は譲らずに最後まで突っぱね通す事が大事だと思います。
いつも、日本だけ途中で疲れたり忘れたり優しく水に流すから日本にだけやるのです。
これは個人の人間関係においても実は同じで、途中でなあなあにクニャっと相手のタイミングに流されて日本式を曲げるとすかさず上に乗ってきたなぁと、仕事していた頃を思い出しております。どんなにアピールされても気を抜かずに毅然として距離を詰めすぎない事です。
投稿: ふゆみ | 2019年1月 3日 (木) 10時56分
あけましておめでとうございます。
管理人様も皆様も良き一年となりますよう。
とはいえ、今年は激動の年で、一般国民も痛みを食らう可能性が大きいと感じております。ソフトランディングに持っていけるならいいのですが。
では、今年もよろしくお願い申し上げます。
投稿: 安兵衛 | 2019年1月 3日 (木) 12時57分
2019年あけましておめでとうございます
本年も変わらず心静かに勉強させて頂きたいと思います。
教条主義傾向では特筆すべきものもある朝日新聞並びに立憲民主党が、防衛省の検証動画公開以降今日これまでのところ、この件に関して何か高説を全く発信していないところに微苦笑する三が日でございます。
投稿: 宜野湾より | 2019年1月 3日 (木) 15時08分
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
投稿: エントランス | 2019年1月 4日 (金) 06時33分
明けましておめでとうございます。
本年も、管理人さんの様々な事象に対する深い分析と考察に学ばせて頂きます。よろしくお願い致します。
投稿: ミィ | 2019年1月 4日 (金) 18時13分