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2019年2月25日 (月)

県民投票が終わりました

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予想どおりの結果でした。  

欣喜雀躍のご様子の沖タイの記事です。

「沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設に必要な埋め立ての賛否を問う県民投票が24日、投開票された。3択のうち、埋め立てに「反対」は43万4273票に上り、投票総数の71・7%を占めた。
県民投票条例で定める知事の結果尊重義務が生じる投票資格者総数の4分の1を超え、昨年9月の知事選で新基地建設反対を訴えて当選した玉城デニー知事が獲得した過去最多得票の39万6632票も上回った。「賛成」11万4933票で、反対が賛成の3・8倍に達した。「どちらでもない」は5万2682票。投票資格者総数は115万3591人で、投票総数は60万5385人。注目された投票率は52・48%だった」(2月25日沖縄タイムス)

注目されたのは投票率と「反対」の得票数です。後述するように、県民投票は反対の人が多く行く性格でしたから、得票総数の7割というのは無意味です。

篠原孝氏はこの投票率と得票数についてこう指摘しています。

「1996年9月8日、大田昌秀知事の下で行われた「日米地位協定の見直し及び基地の整理縮小に関する県民投票」での投票率は59・53%で、うち89・09%の48万2538人が「基地の整理縮小に賛成」に投じた。これは当時の有権者総数の54・32%に相当する。有権者の過半数が基地の整理縮小に賛成したことになる。
 この時、「59・53%」という投票率をめぐってちょっとした議論が起こっている。沖縄県民の総意は基地の整理縮小にあるとするためには、当時の知事選や国政選挙で一般的だった70%程度の投票率が必要だといわれたのである。
 大田知事サイドでもこの数字を「敗北」と捉える人もいたが、有権者の過半数が整理縮小を訴えたことは大きな事実として残った。
この前例を参考にすると、今回の県民投票でも有権者の50%(約58万票)が「埋め立て反対」の意思を表明するか否かが一つの分水嶺になる」(2月23日『沖縄県民投票、辺野古埋め立て反対は「有効な武器」になり得ない』)

https://ironna.jp/article/11981?p=3

●米軍基地県民投票結果比較
・1996年9月8日 大田昌秀知事 「日米地位協定の見直し及び基地の整理縮小に関する県民投票結果
・・・投票率59.3% 基地縮小に賛成89.09%
・2019年2月24日 玉城デニー知事 「辺野古米軍基地建設のための埋め立てについて」の県民投票結果
・・・投票率52・48% 反対71・7%

なんだ23年かけて、大田知事時代より後退しているじゃないですか(苦笑)。

メディアは盛んにデニー知事の得票数を超えるか超えないかということに焦点をあてていましたが、何をおっしゃる兎さん。

公職選挙法に従った法的拘束力を有する県知事選(といっても違法行為が横行しましたが)と、そもそも今回のようなやりたい放題の法的拘束力を持たないアンケート選挙とを同一視する方がおかしいのです。

そんなものは、デニー陣営が勝手に設定した虚像にすぎません。

結局、得票率は52%、反対43万ですから、大田知事の基地反対の実績である59%、48万にはおよばず、目指した半数ギリギリで通過したようなものだったといえます。

今後、まちがいなくデニー陣営と野党・メディアは、「県民の7割が反対している」という修飾語をつけてこの結果を喧伝すると思われます。

数字のトリックです。5割の投票率のうちの7割ですから、実体は約35%程度にすぎません。

しかもその「反対」は県内の別の地域・水域案も含めた数字ですから、オール沖縄のように「あらゆる県内移設反対」となると、さらにそれから数を割り引いて考えねばなりません。

そう見ると3割前後がデニー派の真水ですから、まぁ、こんなもんでしょうというていどの妥当な数字で、特に驚くに値する数字ではありません。

しかしプロパガンダでは、「全国の基地の74%」の新種として大いに使い回される数字となりそうですから心して下さい。

こんな「反対派による、反対派のための、反対派による投票」(藤原かずえ)に対して、せめてもの抵抗として「投票に行かない」ことを選択した人が多かったと思います。  

私がわざわざ前日に、「賛成の方は行ってくれるように」とお願したほどのシラけようでした。  

そりゃシラけます。こんなデキレースの結果は分かりきっていますから。 

公職選挙法の縛りがなく、ルールなしの「選挙戦」に、税金を1億3千万円かけてありとあらゆる媒体を使って島内真空状態を作り出せばこうなります。  

Plt1902190025p1

https://www.sankei.com/politics/news/190219/plt190...
しかも県民投票最大のトリックは、事実上の2択であったことです。 

この選択肢だと、私のような陸上部移設案を支持する者すら「反対」に投票するしかなくなります。 

またなによりも普天間飛行場をどうするのかという問題の本質を隠蔽することになります。 

言い換えれば、普天間移設と辺野古移設を分断し、前者を覆い隠すことが県民投票の真の狙いだったのです。 

この2択方式は、基地移設を願う宜野湾市などの地元自治体から強い反発を受けました。 

地元5市が不参加であり、有権者の3割以上が参加せず、かつ、その3割の県民は基地を受けいれるリアリティがある地元であるという事実を、満天下に示すことができました。 

まさにこれこそ、移設反対一色ではないという沖縄の現実そのものを雄弁に語っているのではないでしょうか。

基地反対派に抵抗する最良の手段は、この沖縄の現実をさらけださすことでした。

沖縄は一枚岩ではない、沖縄には多様な意見があるのだ、多くの県民は米軍基地を全否定しているわけではないということを、本土の国民に強く伝えることでした。 

そのために5市の拒否は実に有効なメッセージでした。

ところが自民党県連は、謝花副知事や県議会議長の「どちらでもない」を追加する妥協案をするすると呑んでしまいます。  

「どちらでもない」とはなんなのでしょうか。意志を問われて「どちらでもない」というのは、どちらかというと反対なのか、どちらかと言うと賛成なのか、ヌエ的な選択肢です。  

これでは「県民投票はどんな意見でも受け止められますよ、多様性は確保してありますから」、という欺瞞のオブラートを一枚余計に作ることでしかありません。  

むしろこれなら、露骨に移設先の是非を問う反対派の露骨な誘導設問のままのほうが、その「暴力性」においてまだましだったほどです。この県民投票の欺瞞性が露骨に現れますからね。 

それをなにをうろたえたのか、5市を守るべき責務があるはずの自民党県連は3択の妥協案にころび、それは見事にデニー県政の窮状を救う結果になりました。

なんと醜悪な予定調和劇だったことよ! 

デニー県政は自民県連と妥協することで5市の参加をとりつけられ、自民はともかく抵抗したというアリバイを残せたわけですから。

果たすべき責務を放擲し、デニー県政を幇助したような自民党県連は万死に値します。 これほどダメな県連は全国でも稀でしょう。

しかも自民党県連は県条例の審議において4択を主張しておきながら、新条例の制定を求めるという恥の上塗りまでしています。  

もはやこのような保守政党であることを自ら捨てたような自民県連は、解体的出直しをする以外に救いはありません。

このまま唄を忘れたカナリア状態がを続ければ、自民県連は今年の参院選でも惨敗するのは必至です。

佐喜真氏や安里氏と今回造反した議員たちで、新しい県連を一から作り直して下さい。

20190106130253http://ospreyfuanclub.hatenablog.com/entry/2019/01...

一方、県民投票を拒否し、リコール運動までちらつかされた宮古島市の下地俊彦市長はこのように述べています。

「米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設の賛否を問う県民投票が2月24日に実施されます。当初、私は宮古島市長として「県民投票を実施しない」と表明しました。
なぜなら宮古島市では関連予算案が市議会で2度にわたり否決されており、その議会議決を重視したからです。
 県民投票の不参加について、報道などでは否定的な論調にありましたが、行政の長としては議会における議員の意見がまさに民意であり、地域の代表者としての議員の意思は到底無視することはできません。そのような中で、リコール運動を示唆し、県内の市町村長に県民投票の実施を迫った市民団体などの手法は、尋常ではないと感じていました。
 県民投票は昨年10月の県議会で、普天間基地の移設の背景や経緯などに深慮なく、賛否のみを問う二者択一方式での実施が決まりました。
「普天間基地の危険除去のための辺野古移転についてはやむを得ない」とする一定数の県民が選択する可能性のある項目の検討が求められながら、かたくなに追加を認めないまま県民投票を推進する県与党の姿勢について再考を求める意見があったのも事実です」
(2月23日『宮古島市長手記「県民投票に参加しない」私の真意を改めて語ろう』)

https://ironna.jp/article/11989?p=1

結局、この5市も「多様な県民の意思を確認することが可能になった」(下地前掲)として実施の方向に妥協していきます。  

元の宜野湾市は普天間の撤去を願い、受け手側である名護市は、去年の市長選で容認派が勝利しています。  

基地を出す側と引き受ける側の気持は一緒であって、それを当事者ではない他地域がするなというという、まことに奇妙なねじれの構図となりました。

As20190223002079_commlhttps://www.asahi.com/articles/ASM2R52Z1M2RTPOB003...

デニー知事は政府と米国大統領にこの結果を伝えるそうですが、無意味なことです。

答えは分かりきっています。

大統領は内政には干渉しないと言うでしょうし、首相はこの結果は既に折り込み済みのはずです。

もしここで政府が折れれば、今後緊迫の度合いを増す一方のアジア情勢の中で、今後の安全保障関連の施設、新型機配備は限りなく困難になります。

特に、宮古への陸自配備に強い影響が出るでしょう。

もしこれが阻害されたり、配備が泥沼化するようなことがあれば、離島防衛は絵に描いた餅になるからです。

本来、このような基地移設は、軍事的あるいは建設技術的リサーチの結果を尊重するしかないものでした。

それを逸脱して、基地賛成か反対かというイデオロギー対立に巻き込まれたことにより、船、山に登ってしまったことになります。 

改めて県民にお聞きしたいのですが、確かに辺野古の選択は最善ではありませんでしたが、当時はこれ以外なかった選択でした。

一部の沖縄の有識者は長崎への移転があり得ると言っていますが、多くの専門家はそれを否定しています。
関連記事http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2019/02/post-25e0.html

米軍がこれを了承する可能性はゼロです。

したがって辺野古を拒否すれば普天間基地に、そのまま宜野湾に居てくれということにつながりますが、ほんとうにそれでよいのでしょうか。

とまれ、ほんとうに問われねばならなかった普天間基地の存続と日米安保の是非を問わないまま、この小芝居は終了したようです。

 

 

 

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沖縄問題」カテゴリの記事

コメント

とにかく気持ち悪いあのCMがなくなるので、もういいです。

あの気持ちの悪い違法掲示物もさっさと排除されることを願ってます。

勉強しなくて算数や読解が出来ないと、簡単に他人から騙され、ぼったくられますね。
新聞・テレビの扱い方、どうせ読者視聴者には難しくて解らない、真面目に詳しくやればチャンネル変えられちゃう、と言わんばかりで微苦笑。

さて、私は期間の早々に「賛成」に投じて待っていました。
「新基地反対の民意が示された」
結構、それではいつもの「民主主義の理念」に立って、県や反対派の皆さんには、少数派の意見も尊重していただきましょうか。
尊重するには具体的にどんな方法を考えていますかね?
もし尊重出来ないとしたら、それはなんででしょうね?

少なくとも、辺野古や安和の地元住民・通勤通学者の日常の著しい妨げになって迷惑・脅威・治安の不安を与える反対運動の異常なやり方部分はもう止めて貰えませんかね?
当然これより先、普天間飛行場周辺の宜野湾市民にも迷惑を掛けないで貰えますよね?
「県民の意思」を示せたのだからもう十分でしょう?
それくらいのケジメは付けられて当然でしょう?
もし出来ないとしたら、それはなんででしょうね?

それと、なんで宜野湾市民は普天間飛行場の危険を取り除くこのチャンスを掴んだらいけないのか、受け入れを決めた当事者辺野古区民・名護市民の民意は無視されてよいのか、「反対」だけ報道する新聞・テレビでこの質問の答えを探して報じる者は終ぞありませんでした。
取材能力が粗末でも、自分の頭では気付けなくても、ネットを漁りさえすればこういう疑問や地元に迷惑を与える反対運動にも気付いたはず。
気付かないならば相当の盆暗、分かっていて無視したならばタチの悪い盆暗、何れにせよ、自分たちで言った「国民の知る権利を支える(by代表して朝日)」の意味を、そのスポンジ脳にたっぷり吸わせ直して来い、しか言うことがありません。
よく「県民が分断される」「分断されるのは悲しい」って言説がありますが、それがそんなに悪いことですかね?
何にでも「賛成・反対・わからない」はあるのが当たり前で、皆んなが同じなのが悲しくない、良いことだとする前提の方が怖いわ。
言論にせよ行動にせよ雑で荒っぽいやり方をする人々は、それは違った人と真面に話し合える社交性や自信が無いことの表れであると知った方がよろしいなぁと。

 デニ-さんたちの宣伝はすごかった。ネット上でもスポットの宣伝が出ていた。これだけの宣伝で得た得票は43万4273票、投票総数の71・7%である。 この数字は多いのか少ないのか? 分らないでしょう。デニ-さんたちは勝ったと思っているのでしょうね。

 デニ-さん、今後どうするのですか? 辺野古反対運動をし続けるのですか。あなたは立場上県民全体のことについて考えねばならないのですよ。良く考えて行動されることを望みます、期待しております。

 自民党県連の皆さんは今後どうされますか。 今までのやり方ではダメだと思いますよ。相手との宣伝戦に負けてはなりません。自由、民主の政治理念は正解なのですから、いつも自信をもって戦いに臨まねばなりませんよ。辺野古の問題に対して沈黙しているだけでは負けてしまいます。

 我那覇真子さんのように正面から相手に立ち向かっていく姿勢が大事です。彼女を右翼だと考えるようではもうダメです。自民党さんは何翼ですか? 無翼ですか? 無翼では飛べません。あなたたちは今無翼の状態ですよ。だから飛べないのです。右翼と蔑称されることを恐れてはなりません。確かなる翼をもちなさい。マスコミに正面から立ち向かう大きな運動を今後展開してもらいたい。

今回の県民投票の件ですが自民党県連は玉城デニー政権に譲歩したのではなく公明党に譲歩したのですよ。この問題の本質はそこにあると思います。沖縄自民党県連が情けない存在であること自体には同意しますが、単純に左翼勢力に妥協した情けない県連という話ではないと思います。

沖縄タイムスの中国語での報道には驚きました。スポンサーへにいち早く報告したかったのかなあ。

結局、投票には行きませんでした。

0.5×0.7=0.35

有権者の約3人に1人が賛成に投票。

簡単な計算をすれば決して多くないことが

わかるはずなのですが。。。

新聞の7割の見出しを鵜呑みにする人も多いでしょうし

また、さも全体の7割であるかごとく今後、使われるの

でしょうね。

昨日、本屋の沖縄コーナーで翁長前知事の

言行録?のような本がありその本の帯には

うちなーんちゅ、うしぇーてー、ないびらんどー

(沖縄人をないがしろにしてはいけませんよ)

とありましたが、これだとおもいました。

ないがしろよりむしろバカにしてるという

意味合いを強く感じているのではないでしょうか。

バカにされているという感情論に火がつきやすい

県民性?なのか、うしぇーられてる空気を作られると

冷静に物事をみれない原因になっているのでいないか

とおもいます(特に年齢層が高くなるにつれその

傾向が強いかと)。

その辺の感情をメディアや反対派にうまく利用

されているような気がします。


今回の県民投票で唯一の救いは、本日夜7時のNHKニュースで普天間基地のある宜野湾市長と、移設先である辺野古の名護市長のインタビューが流れたことです。

この二人こそが当事者代表です。「危険な普天間基地が置き去りにされないか」「基地移設を許容(賛同)する人も見て」とする、現実的な政治家の意見と感じました。イデオロギーにとらわれ”親指を立てた”デニー知事と対照的でした。

中国はかなり押し込まれ、自壊寸前のような兆候がみられますので、まだ有利な沖縄戦には相当な戦力を投入したんでしょうね。沖縄独立、そういう民族の潜在意識を洗脳戦で刺激し続けたんでしょうね。それは真の独立でなく、中国の元官僚の一族が牛耳る特権階級による中国化、つまり本当の中国の属国になることなんだと思います。

昨日と今日と県議会では県民投票にまつわる質疑が盛んです。その質疑応答で表に出てきたことで、県民投票での「広告宣伝費」が「1億3千万円」だったことがあきらかになりました。昨年の県知事選での広告宣伝費は「1千3百万円」とのことですから、何と「10倍」もの広告宣伝費が県民投票では支出されたということです!これはいくら何でも「?!!」です。

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