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2019年3月 9日 (土)

ゴーン釈放の笑劇

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私はカルロス・ゴーンという人をみそこなっていたようです。あの人はやっぱりミスタービーンだったんだぁ!

笑いをとるために身体を張る大富豪!なんて得難いキャラでしょうか。 

これだけインパクトがあるキャラを、拘置所なんかに入れておいたらもったいないでしょう。 

ともかく、変装して出てくるという日本の司法史上まれにみるギャグを飛ばしてくれただけで、拍手です。

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だいたい、あれだけ目立つ目元が隠れていないんですから、笑えます。 

その上にダミーの黒塗りの車を玄関に待たせておいて、自分はスズキの軽ワゴンに乗り込むという爆笑ものの大作戦です。 

しかも念の入ったことには、その軽ワゴンの屋根には脚立が載せられ、運転手もゴーンと一緒の作業服ですから、おもわずうなりました。

もはや変装大作戦。しかもバレることを前提にしていると思えるほどバレバレ。私はそこにフレンチ・コメディの伝統すら感じたほどです。

10億円の保釈金を即金ではらえるような大富豪なんですから、特殊メークアップアーティストのひとりくらい呼べばよかったのに、ちょっと残念。

保釈金10億円と言われると、NHKが札の山を築いたくらいに私たちには縁遠い金額ですが、ゴーンの過去の所得からすれば鼻毛のようなもの。海外に既に移動している私財のごくごく一部でしかありません。

むしろ安すぎるようなものです。 

3https://bluesea0925.com/news/6404/

メディアによれば、これは交代したばかりの高野隆弁護士の入れ知恵だったといいますが、違うでしょう。 

もし高野弁護士が言われるような「カミソリ」ならば、このような欺瞞行為によってかえってゴーンの怪しさが印象づけられてしまったからです。

日本司法史上前代未聞のことを主任弁護人が画策したのなら、日本人を知らなさ過ぎます。

これで日本人の心証は真っ黒となりましたから、やはりゴーン当人の発案なのかもしれません。ま、どっちでもいいですが。

フランスメディアに受けたいならば、不精髭も痛々しくヨレヨレの白いワイシャツ姿に身を包み、よろばうようにして車まで這っていかなきゃウソです。 

これでこそ「人権後進国ニッポン」による長期間拘留と戦ったジャンバルジャンじゃございませんか。

ならばいっそのこと、拘置所正面玄関で黄色のベストをつけてレ・ミゼラブルの『民衆の歌』のひとつでも朗々と歌って欲しかった。 

そしてフランス人得意の大演説のひとつでも。

Photohttps://globe.asahi.com/article/12004260

保釈請求が何回も裁判所から拒否されたことを不当だと言っている人がいますが、何を言っているのでしょうか。

解任された前弁護団はゴーンの海外渡航を要求していました。なにせゴーンは前の保釈申請では海外で暮らしたいと言っていたわけで、これで保釈が認められるわけがありません。

なぜ保釈が拒否されたのかといえば、初公判がある前までの時間を使って被告人が口裏合わせや証拠隠滅ができてしまうからです。

今回の保釈には厳しい制限が付けられていますが、その気になればゴーンはフランス大使館に逃げ込むことも可能です。

もっともこれをやったら、主権侵害としてわが国は国家の面子にかけて友邦フランスと対決せねばなりませんから、いささか考えものです。

今なにせ、北朝鮮の瀬取り監視に、今までの日・米・英・加・豪に加えて、今月からフランスもフリゲート艦を送って協力してくれることになったばかりですから。

え、どこか肝心な一国がたりないだろうって。あ、当事国の韓国ですか、あそこは妨害だけには熱心ですがねぇ(ぬるい笑い)。

できたらゴーンさんには、ご自分の国籍国であるレバノン大使館に逃げ込むことかをお勧めします。

レバノンは犯罪者引き渡し条約の未締結国ですから、あんがいウェルカムしてくれるかもしれませんしね。

そのうえ外国メディアはゴーン贔屓ですから、悪辣なニッポン司法の鼻をあかしたとしてヤンヤの喝采をするかもしれませんから、一度お試しを。

ただこれをすると日本の司法にとって、罪状を認めたのも同然、心証真っ黒となりますがね。

私があながち、フランス大使館に逃げ込むことを絵空事だとおせえないのにはわけがあります。

それはこの事件が国際犯罪であって、その背後にはフランス政府のなんらかの意図が隠されていると思われます。

いわばゴーンは、大きな国際的な経済犯罪のひとつの駒にすぎないかもしれません。

外国メディアにバッシングされて日本の司法制度改革などを焦点するより、むしろこの事件の本質は別のところにあるのです。

ちなみに私は日本の司法制度にはいいたいことはたくさんありますが、この問題においてそれこそが論点ではありません。

これについては、別途に記事にしたいと思っていますので、今日はここまでとします。

■紙面を模様替えをしました。春なのに、寒そうな樹氷もないもんだと思いましてね。ただ題字が赤くなったのはまいったなぁ。

ついでといってはなんですが、写真も春らしいものに差し替えました。これで全面ピンク。

 

 

 

 

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コメント

まだカルロス・ゴーンが来る直前に開発された断末魔時代の「日産ティーノ」のCMにローワンがそのままビーン役で出てましたね。
ティーノ、当時代車で3日ほど乗りましたが実に快適で足回りもしっかりした旧き良き日産車でしたよ。売れなかったけど。

ちなみにローワン・アトキンソンはケンブリッジ卒のエリートでスピード狂。Mr.ビーンのオンボロミニなんかには乗りません。
すでに高速道でマクラーレンを2台廃車にしてます。
頑丈なカーボンモノコックじゃなかったら、確実に・・・

これから出て来る事実関係を見てみないと判りませんが、私は今のところゴーン派
です。あのツブれかけて日本資本が見もしなかった糞クルマ屋の日産を復活させた
のは、外国資本と外国辣腕経営者であったというのは動かしようがありません。その
功績の見返りとして巨額報酬が支払われようとも当然と言えば当然です。コストカッ
ターとして多くの日産とその系列の従業員のクビを切ったクセに、自分は大金を得る
などケシカラン! と言うのでは、それが出来ないから日本人の経営者では日産を
復活させられなかったという、元々の根本を忘れています。

「ワインに毒入れたのお前だろ!!!ゴーン、こら、認めんと一生出さんぞ」「味噌樽
にシャツ捨てたのお前だろ!!!、こら、認めんと一生出さんぞー」との攻撃を延々
と受けてもダンマリしてたのは流石だな、これから反撃だぁーと、野次馬根性で楽しも
うと思っています。あの変装は管理人さんの言う通り単なるギャグでしょう、エスプリ
と言うには馬鹿馬鹿し過ぎました。

 アホンダラ1号さんの見方に賛同します。 ゴ-ンさんが全てにおいて悪いような論調は間違いです。日産の経営者はシッカリしてもらいたい。

このゴーン事件は個人の善悪、あるいはゴーンvs日産という次元で見ては分からないと思います。
そのうち書くかもしれませんが、もっと大きな国際経済・政治との関わりの中で惹起したような気がします。

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