• 016jpg2
  • 128
  • 162
  • 004
  • 011_1
  • 243jpg2
  • 019_2
  • Photo_51
  • 163
  • Photo_50

« オスプレイは緊急着陸してはいけないのか? | トップページ | 日曜写真館 桜堤で朝食を »

2019年4月 6日 (土)

岩屋毅防衛相、愚行を演ず

003

岩屋大臣が困った決定をしてくれました。

まずはそれを報じる毎日です。

「先月26日に新設された陸上自衛隊宮古島駐屯地(沖縄県宮古島市)に、事前に地元への具体的な説明がなかった多目的誘導弾や迫撃砲弾が搬入されていたことが判明した。岩屋毅防衛相は2日の記者会見で「説明が不十分だった。おわび申し上げたい」と謝罪し、弾薬を一時的に島外に搬出する考えを示した。
 宮古島では島中央部のゴルフ場跡地に駐屯地が設けられ、警備部隊が配備された。島東部の保良(ぼら)地区に弾薬庫や射場を整備した上で地対艦、対空ミサイル部隊も配備する計画になっている。
 防衛省は駐屯地について「警備に必要な小銃弾や発煙弾などを保管する」としか住民に説明していなかった。しかし、実際には対小型船舶や対戦車用のミサイルである中距離多目的誘導弾や迫撃砲弾も配備されたことが地元紙の報道などで判明。住民から反発の声が上がっていた。
 防衛省幹部は「『など』の中に警備部隊の通常装備である多目的誘導弾なども含まれると考えていたが、明示的には説明していなかった」と釈明。誘導弾や迫撃砲弾は、島東部の弾薬庫が整備された後に改めて島内に搬入し、地対艦、対空ミサイルと合わせて保管するという」(毎日4月3日)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190403-00000000-mai-soci

この毎日の記事では、防衛省が住民を騙して中距離多目的誘導弾や迫撃砲弾を配備したことが問題だといわんばかりです
おそらくこの「住民」とは、いわゆる「市民団体」と称する反基地派の運動団体だと容易に想像がつきます。

Img_3732

琉球弧の軍事基地化に反対するネットワーク より引用
http://ryukyuheiwa.blog.fc2.com/

ちなみにこの「保管庫は弾薬庫だった」と大騒ぎを演じたのは、反対運動サイトによればあの東京新聞の望月イソコ女史だそうです。
本土紙の「衝撃の暴露」を受けて沖縄地元紙が騒ぎ、運動団体が抗議し、それをまた本土メディアが「地元怒りの声」と報じるというループ構造です。
オスプレイの時も同じ構造でした。

201904010838137df

                             上写真と同じサイトより引用

「明示的に説明を受けていない」というのは、言いがかりに等しいもので、そもそもこの陸自の宮古駐屯地の設置目的は地対艦・地対空ミサイルの基地であることは再三再四に渡って政府から「明示」されていたはずです。
その設置目的のミサイルを搬入することが、「明示されていないから」といって騒ぐほうの神経のほうがおかしいのです。

これではたとえば航空基地に航空機を搬入したら「明示」項目になかったからといって騒ぐようなものです。
対艦ミサイル基地にミサイルが貯蔵されるのはあたりまえすぎて常識以前のことです。
だから自衛隊が「など」としたのはあたり前で、整備用スパナ何個、脚立何個とまで書き出せばコノヒトたちは満足するのでしょうか。
いや、満足しません。なぜならこの団体は自衛隊駐屯地の設置に、いや自衛隊そのものに反対だからです。

こういう言いがかりがあたりまえに通って、抗議さえすれば自分たちの目的を国に強制できるとわかってしまったのですから、やがて国はトラブル回避のために情報を開示しなくなるかもしれません。

このような団体がこんなことを言うのは平常運転で、自衛隊や米軍が何をしようと必ずディスりにきます。
今回問題にしたいのは、むしろそれに対応した岩屋大臣の側です。
岩屋大臣はこともあろうに、駐屯地と弾薬庫を別に設置すると言い出しました。軍事的うんぬんというより、非常識もいいところです。

結果、このような馬鹿げたことになりました。

「防衛省は今後、島内で駐屯地とは別の場所に、今年度末にも配備される地対空・地対艦ミサイル部隊の弾薬庫を建設する予定。完成し次第、島外に撤去した迫撃砲などの弾薬も保管する方針だ。ただ、使用する警備部隊との間に距離が生じることから、初動対処の任務に影響が生じることは避けられない。」(産経4月2日)https://www.sankei.com/politics/news/190402/plt1904020029-n1.html

Kaiken_iwaya

    岩屋防衛大臣 当該の記者会見とは違います。https://www.mod.go.jp/j/press/kisha/2019/02/05a.ht...

それはそうです、弾薬やミサイルを置かない基地、いざ有事となれば遠くの弾薬庫までミサイルや迫撃砲などの武器を取りにいかねばならない「ミサイル基地」。間違いなく世界で唯一の軍事施設でしょうな。
考えるまでもなく、確実に初動が大幅に遅れることが分かりきっています。あたふたと遠く離れた弾薬庫に肝心のミサイルを取りに言っている間に占領されてしまっているかもしれません。
呆れてものが言えません。さきほどの航空基地でいえは、スクランブルごとに飛行機を遠くの駐機場に取りにいかねばならない航空基地を作ってしまったというわけです。

この岩屋大臣という人は、この宮古島になぜ陸自の駐屯地を設置するのかその目的を分かっていてこんな決定をしたのでしょうか。
分かってやっていたなら防衛大臣として異常、分かっていなかったらただの馬鹿です。

そもそも、この陸自宮古駐屯地は、南西諸島というあまりに長い「防衛の空白」を埋めるためのささやかな一石でした。
この防衛の真空地帯は九州南端から与那国まで続き、その距離は実に本州と同じ距離に及びます。
何度か書いてきていますが、この南西諸島のラインは中国の第1列島線と平行しており、宮古海峡は中国艦隊・空軍の太平洋への出口に当たっています。
関連記事http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2016/09/post-4c8e.html

それは中国軍の動向をみればわかります。すべてが宮古海峡に集中しているのがわかるはずです。
黄色の矢印で示されているのが、中国海軍のメーンルートで、空軍のルートも同様です 

Photo_5Photo

この間に唯一防衛拠点としてあるのは那覇だけで、それ以外まったく手つかずでした。
これでは政府が沖縄県の防衛を放棄したと批判を受けても頷かざるを得ません。
政府は沖縄の反基地感情を刺激したくないからというだけの理由で、腰が引けた態度を続けていました。

その裏には、米海兵隊が居てくれるさというあなた任せの本心があったからです。
米軍はいつ何どき世界情勢の変化で撤収するかもわからないのに、国民の生命財産を守ることが責務の国としては、あまりにも恥ずかしいかぎりです。
県民はこのことをもっと怒っていいのです。

Plt1903170009p1

産経

さて「ミサイル」と聞いただけで、北朝鮮のノドンなどを連想する人もいるでしょうが、ミサイルの種類が違います。
この宮古駐屯地に配備される対艦ミサイルは、尖閣を含む先島諸島に武装集団が進入した場合に、外国の侵攻軍を載せた侵攻艦艇を迎撃して押し返すためのものです。
いうまでもなく他国を攻撃するためのものでないことは、その射程距離を見ればわかることで、純粋に防衛目的のものです。
このような抑止力を宮古に持つことで、侵略しようとする気持を外国に持たせないことができます。

このような重要な防衛拠点に、その抑止力の中核を担う対艦ミサイルや対空ミサイルを置けないということはありえないことです。
このような地元団体の抗議に対して、十分にその設置目的を説明する能力を持つことが防衛大臣の資質のはずではないでしょうか。

これができないでズルズルとこんな言いがかりに屈してしまうような人物は、防衛大臣としての適格性に欠けます。小野寺氏に替えるべきです。

 

 

 

« オスプレイは緊急着陸してはいけないのか? | トップページ | 日曜写真館 桜堤で朝食を »

沖縄問題」カテゴリの記事

コメント

弾薬が駄目なら武器は槍や刀?、元寇の折当時の日本軍は元軍の今にして思えばグレネ-ドに苦しんだが同様の苦戦を自衛隊に強いるんだろうか?

やはり憲法改正して、自衛隊は国防軍にしなくては!

>政府は沖縄の反基地感情を刺激したくないからというだけの理由で、腰が引けた態度を続けていました。

揚げ足取り的な発言はこれまでも、これからも続くでしょう。政府はこのような「腰砕け」答弁をいつまで繰り返すのか?そのことが招いた数々の「結果」を「凝視」せよ。

駐屯地の敷地の弾薬庫に弾が無い?
別の場所に作ってその都度搬入するってのか?

馬鹿馬鹿しさにもほどかありますね。

まさに戦争ですね。中国共産党のフロントのプロ活動家や潜在的中国派のマスコミなどが、自国の安全保障を潰しにきてるんですね。中共としては、日本は最前線ですから、全力投球してくるんでしょうね。
この頃、中国共産党は中国の真の為政者ではないと思います。
ユアンチアンの本などからも分かるように、文化溢れる中国を卑劣な手段により乗っ取った反社会的集団だと思います。米国の学者もアンダーグラウンドの集団だと言ってました。
中国共産党を潰すことは中国人民にも救済になると思います。
中国民主化運動はきっとどこかで爆発(革命)すると思います。

本来は「あまりに当然のことで記載が抜けていた事をまず謝罪します、装備や弾薬に関してはある程度の内容は追加しますが詳細な内容に関しては機密事項になりますのでそこまでやりません」

と毅然とした対応をすればそれまでの案件なのに今後の宮古近海の防衛に影響を与えかねない最悪な判断を下しました。
正直これだけでも大臣辞任に値する大チョンボです。

政府はこのような中途半端な妥協が近年のややこしい基地問題の起点になっている事に早く気が付いて欲しいものです。

最初にヤフーニュースで見たときは、かなりびっくりしました。
状況はもちろん承知していましたが、まさか大臣が謝罪するなどという馬鹿げた行為にまで発展するとは考えもしませんでした。

市側は防衛局に説明こそ求めはしましたが、大臣の謝罪など根耳に水でした。
大臣がそうする事によって、梯子を外された感じがするのは、市や協力してきた我々だけではないハズです。

ですけど、このニュースはむしろ全国で有名になりましたが、地元では大した問題とは考えられていず、むしろシラケムードです。

というのはこれには前段階がありまして、「いわゆる市民」の皆さんが、平良港内で自衛隊の装備品運搬を阻止しようとして、実力行使に出たわけです。
港の管理者である市側は業務に差しさわりが出るので当たり前に警察に連絡しました。

そこで共産党の上里樹議員が議会質問のなかで、「市当局は、市民を罪人扱いにした」という質問をして、市長らが「侮辱だ」として退出しました。
上里は謝罪しましたが、議会としては懲戒に進みつつあったわけです。

「いわゆる」でない「普通の一般市民」の大方は、こういう事実の延長線上に今回の件を見ているので、騒がしい輩たちによる言葉狩りの㋖無限運動の一貫として見ていたのに、大臣の謝罪で火に油を注ぐ顛末になったと考えています。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190406-00000082-jij-soci
こんな緊迫が常態化しつつある中で、ミサイル弾薬庫と発射台を引き離すんですね。しかもそれを公式発表…ホント記事タイトルを重ねて書きたくなる、まさしく愚行です。
小野寺氏は一時ものすごく顔色が悪くみえて心配していたのですが、健康に問題がなければ是非今一度大臣をお願いしたいです。

 やはりここでも付和雷同的な「岩屋叩き」ですか。
 平然とスパイ行為が行われているなら、別の弾薬庫に保管するよう指示するのは当然じゃないですか。
 「住民が工事業者から設計図を独自ルートで入手」
 この事態の深刻さを認識しないで岩屋叩きにばかり明け暮れる人たちのやってる事はまさしくフレンドリーファイヤーですね。
 さぞパヨクは高笑いしている事でしょう。

KYさん。私が「付和雷同」?
宮古駐屯地の離島防衛上の重要性についてかなりこまかく書いたつもりですが、読みませんでしたか。
漏れていたら遥かに離れた場所におくんですか。ありえません。セキュリティを強化して対応するか、設計を一部変更ていどですみます。

今回の岩屋氏の対応は、無理難題でも騒げば国に自分の意志を強制でききるという悪しき前例を提供してしまいました。
今の移設でもめる沖縄で、もっともやってはいけない対応なのです。

私は、今回の岩屋毅防衛相の対応は妥当だったのではないかと思います。

文中紹介された新聞記事だけですと分かりにくいのですが、
宮古島には、2019年3月に島中央部の駐屯地に警備隊380名が配置され、
さらに、2019年度末に、島東部の保良地区に射場と弾薬庫を設けたうえで、
地対艦・地対空ミサイル部隊が配置されることになっています。

私は、初め、今回問題になったのは、2019年度末に配置されることになっている、
地対艦・地対空ミサイル部隊のミサイルかと思っていました。
なぜ、1年先に配置される部隊の、ミサイルだけを先に搬入したのか不思議でした。

しかし、よく新聞各紙を読んでみると、今回問題になっているのは、
警備隊が使用するミサイル及び迫撃砲です。

2019年度末に配置される地対艦・地対空ミサイル部隊の重要性は、
管理人さんが文中後半で述べている通りです。
対艦ミサイルの射程は、150km~200kmとなっているようです。
有事の際、重要なチョークポイントである宮古海峡を通過しようとする
中国海軍の艦艇を攻撃するのが目的です。

一方で、今回問題となったミサイル(中距離多目的誘導弾)は、
最大射程が公表されていませんが、他国の似たような目的に使われる、
同程度の大きさの兵器から類推するに、8km程度の射程のようです。
よって、宮古島に進攻しようとする舟艇、あるいは上陸した車両を攻撃するための
兵器で、重要性は相対的に低いといえます。
迫撃砲の方も射程距離は5~6km程です。

文中の東京新聞の記事が真実ならば、沖縄防衛局は、地元自治会への説明会で、
「駐屯地には小火器(自衛隊の定義で口径20㎜未満の火器)を入れる保管庫を
置くだけ」と説明したとされています。
(ただし、他紙の記事で小火器とは明言されているものは見当たらない)

よって、小火器の定義から外れる中距離多目的誘導弾や迫撃砲を配置したと
あっては、非難の声が上がるのもやむを得ず、統一地方選や参院選の前に
野党や左派系マスコミに攻撃材料を与えるより、
説明不足を認めて一時的に島外に撤去する方が得策と判断したのでは
ないでしょうか。

もちろん、岩屋大臣が、基地反対派が主張する、駐屯地の保管庫や
保良地区の弾薬庫の撤去・建設中止に今後応じたりすることは、
いくら何でもないでしょうし、そう願いたいものです。

なお、文中紹介の産経の記事に、
>使用する警備部隊との間に距離が生じることから、
>初動対処の任務に影響が生じることは避けられない。
とありますが、これは間違いだと思います。

文中の中距離多目的誘導弾は、ミサイルとそれを収納する発射機、追尾装置を
高機動車に搭載したシステムを指します。
1台の高機動車で交戦可能な自己完結性、コンパクトさが特徴で、
中距離多目的誘導弾の短い射程に敵が入る前に、島内の必要な場所に展開して
迎撃態勢を整えることは問題なく行えると思います。

元航海士さん。よいコメントをありがとうございます。長くなりそうなので、記事本文でお答えします。

 私の貼ったリンク先を観ていない人がいるのには参りましたね。
 
 >党内で整備を進めている別の弾薬庫に保管するよう指示

 この一文が目に入らなかったのでしょうか?
 保守系のあちこちで岩屋叩きが目立ちますが、「自称市民によるスパイ行為」はスルーなんでしょうか?

KY さんが言う「「自称市民によるスパイ行為」ってのは、何の事ですかね?

 「一般市民」がどうやって弾薬庫の設計図を入手したのでしょうね。
 そして真の目的はなんなのでしょうか?

 https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201904/CK2019040102000126.html

 日本にスパイ防止法がないからこういうことを堂々と新聞紙上でも言えるのでしょうね(ため息)。

KYさん。スパイ防止法があっても漏洩はありえます。
スパイ防止法は抑止にはなりますし、必要だと私も考えていますが、スパイ活動を完全になくす法律ではないからです。
というかそのようなものは世界にありません。

かつてイージス艦の機密情報が漏洩しましたが、ではあなたの言うようにイージス艦自体もを廃棄するべきだったのでしょうか?

では軍事情報が漏洩するたびに、弾薬庫のような必要不可欠の施設を島外に移すのですか。
ありえません。漏洩の原因を究明せねばならないのは当然だとしても、だからといって弾薬庫を島外に移す合理的理由はまったくありません。
スパイがいるぞと言って市民から摘発活動でもしろとでも。
今の自衛隊警務隊にはそんな権限はないし、県警外事か公安の仕事です。

弾薬庫の位置は公開されているわけですから、設計変更するなりして対処し、宮古駐屯地の本来の目的に沿った整備すればいいだけです。島外に弾薬を移す理由など皆無です。
スパイ防止法の必要性と今回の岩屋大臣の事件とは別次元です。切り分けてかんがえるべきです。

もういいでしょうか、この問題はこれで打ち切りたいのですが。

 >ではあなたの言うようにイージス艦自体もを廃棄するべきだったのでしょうか?

 私はそんな事言った覚えはありませんが。

 >今の自衛隊警務隊にはそんな権限はないし、県警外事か公安の仕事です

 警察官のプライバシーすら過激派に把握されている沖縄県警では無理でしょうね。警察権は本土直轄にすべきだと思います。

 >もういいでしょうか、この問題はこれで打ち切りたいのですが

 はい。お互い意見の相違はありましたが、島嶼防衛の問題点は認識できましたから。

 私は「イージス艦は要らない」とコメントした覚えがないのに未だ削除されてませんね。
 訂正もまともに出来ないブログなんですか?

いい加減にしないか。きみはとうに論破されている。つまらない粘着をするな。
というかそもそも議論になっていない。
イージス艦は、機密漏洩したら本体にまで打撃をあたえていいのかということのたとえで使った。そんなこともわからないのか。
したがって削除する必要はない。

私がもうこれまでとしましょうと紳士的に言っているのに逆ギレして削除要求をだすとは呆れた。
荒らしもどきのことをやり続けたきみはもう来るな。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« オスプレイは緊急着陸してはいけないのか? | トップページ | 日曜写真館 桜堤で朝食を »