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2019年4月 9日 (火)

統一地方選前半の本当の敗者とは

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東京新聞によると統一地方選挙前半は、自民が惨敗したそうです。

「第十九回統一地方選は七日、前半戦の十一道府県知事選、六政令市長選、四十一道府県議選、十七政令市議選の投開票が行われた。大阪都構想を巡る大阪府、市のダブル首長選はいずれも、地域政党・大阪維新の会の公認候補が自民党推薦候補を破って初当選した。保守分裂となった四県知事選のうち、福岡、島根両県で自民推薦候補が敗れた。
自民は知事選で三敗、政令市長選で一敗となった。保守分裂の相模原市長選では野党系候補が勝利した」(4月8日)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201904/CK2019040802100013.html

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https://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/2...

まぁ確かに自民は大阪と福岡、 島根 で落としていますね。
ただこれが東京新聞が欣喜雀躍するような、「自民敗北あいつぐ」といった中身かといえばハテナがつきます。
今回はある意味で勝つべく戦った政党が勝ち、負けるのがわかりきった路線を選択した政党が負けるべくして負けたという分かりやすい選挙だったと思います。

自民は負けて当然の2つと、竹下派の根城の島根を落としました。
一方、ある意味でこの統一地方選の影のキイパーソンだった共産党は惨敗しました。
結論からいえば、負けたのは麻生氏と共産党、そして小澤一郎氏です。

福岡は麻生さんの老醜による自滅で、勝った側も自民系ですから、麻生さんの政治生命の導火線が短くなっただけのことです。

2016年の衆院福岡6区補欠選挙の後遺症だといいますが、県連会長の座もからんで、よくある地方自民党が起こすポストと利権の争いによる内紛です。麻生氏はかつて自分が推した(笑)小川洋氏が貰えるはずだった自民公認を、自分が推す新人武内和久氏を公認しなければ副総理を辞めると中央選対と官邸を脅迫したのだとか。もう、馬鹿丸出しですね。
これで武内氏が勝っていたら、逆に麻生氏の横車が通るような世も末の選挙だったということになってしまいました。

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                            島根知事選に勝利した丸山達也氏
                       https://www.sankei.com/politics/news/190226/plt1902260050-n1.html

島根もまたひとりの老害が寂しく敗北を迎えました。
かつては「参院のドン」と呼ばれて権勢を誇った青木幹雄氏の竹下王国の崩壊です。
青木氏は引退しながらも、総裁選で強引に旧竹下派を石破支持に一本化させた人物ですが、今回県議 の実に6割に離反されました。

「島根県知事選は、自民党島根県連所属の国会議員5人全員が支援した同党推薦の大庭誠司氏が敗れた。島根の自民党県議(22人)のうち、6割超の14人が国会議員に反旗を翻し、勝利した丸山達也氏を支援した。島根は竹下登元首相や青木幹雄元参院議員会長が築いた「竹下・青木王国」。有力な国会議員を頂点に地方議員が連なる王国のピラミッド構造は崩れた」(産経2月26日)
https://www.sankei.com/politics/news/190226/plt1902260050-n1.html

利権配分とポスト配りで栄えた経世会の残照のような島根県にも、その日没の時が来たようです。
石破氏にとっても、唯一のまとまった票田が旧竹下派だっただけに痛い結果となりました。

というわけで島根も自民が落したとはいえますが、内実は自民系が押さえています。

一方、共産党と小澤一郎氏が主導する全野党共闘路線の破綻が顕著に現れたのが、北海道知事選です。

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「自民党、公明党、地域政党の新党大地が推薦した元夕張市長の鈴木直道氏が、立憲民主党、国民民主党、共産党、自由党、社民党が推薦した元衆議院議員の石川氏を抑え、初めての当選を果たしました。
鈴木氏は埼玉県出身の38歳。東京都庁に入り、財政破綻した夕張市に応援職員として派遣されたあと、平成23年の夕張市長選挙に当選し、市長を2期務めました」(NHK4月8日)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190407/k10011876161000.html

この北海道知事選がもたらす影響は大きいと思われます。なにせ、ダブルスコアですからね。
その理由は後に述べる大阪の首長選挙とも共通するのですが、共産党と小澤一郎氏が軸になって進めてきた全野党共闘路線が完全に終焉を迎えたことです。

共産党小池さんの敗軍の将の辞です。

「共産 小池書記局長「野党共闘 非常によかっただけに残念」
北海道知事選挙で石川候補を推薦した共産党の小池書記局長は記者団に対し、「野党の共闘自体は各党がリスペクトしあい、非常によかっただけに、結果が残念だ。候補者の発表が出遅れた面があるのではないか。これを教訓として、参議院選挙の1人区の候補者の擁立を急いでやらなければいけない」と述べました」(NHK前掲)

ほー、共産党は「参院選は1人区の擁立を急ぐ」ですか。また死に票の山を築くおつもりでしょうか。
全国の幹部党員に因果を含めて、自腹を切って立候補させては枕を並べて討ち死にさせ、あげくは供託金没収、一家離散。
そして下部党員の屍の山の上に、比例でボスの志位さんを国会に送り込んできた路線に逆戻りということのようです。やれやれ。

一方、全野党共闘のもう一方の旗頭だった元小澤一郎氏の秘書が北海道知事候補の石川知裕氏でした。
石川氏は、小澤氏の新党ころがしによるマネービルトの裏の裏まで知り尽くした人物で、資金運営団体「陸山会」の巨額政治資金規制法違反を問われて、最高裁で有罪が確定したような人物です。
こんな小澤金権政治の下回りのような男に相乗りせねばならない野党も野党です。貧すれば鈍するというやつでしょうか。

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ところで負けて当然なことをして、やっぱり負けたのが大阪の自民府連です。

  • 大阪府知事選(投票率:49.49%)
    • 当:吉村洋文(維新、2,266,103票)
    • 落:小西禎一(自公、1,254,200票)
  • 大阪市長選(投票率:52.70%)
    • 当:松井一郎(維新、660,819票)
    • 落:柳本顕(自公、476,351票)

自民大阪府連の敗因は、自民党支持層の投票先をみればわかります。ひとことで言えば、共産党とつるむような「保守党」は愛想を尽かされただけのことです。

「毎日新聞は7日、大阪ダブル選の投票を終えた有権者を対象に出口調査を行い、投票行動を分析した。地域政党・大阪維新の会の支持層のほとんどが、知事選では吉村洋文氏、市長選では松井一郎氏に投票したのに対し、自民推薦、公明府本部推薦の知事候補、小西禎一氏に投票した自民支持層は4割、市長候補の柳本顕氏では5割にとどまった。支持政党は維新が3割超、自民は2割半ばあり、支持層を固めたかどうかが勝敗を分けた」(毎日4月7日)
https://mainichi.jp/senkyo/articles/20190407/k00/00m/010/134000c

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毎日新聞

自民支持層が投票したのは、大阪府知事でぴった50対50で半分維新に持っていかれ、市長では56対44で維新に勝ちを譲ってしまっています。
これは維新がもはや色物の一発屋政党ではなく、都市型第三極に定着したことを示していますが、合わせて行われた大阪府議会選挙では過半数を制したものの、大阪市議会では過半数割れをしました。

いつまでも利権にしがみついて、共産党とすら恥も外聞もなく「共闘」してしまうような自民党大阪府連に明日はないということを示しています。
下の写真は前回大阪府知事選で自民党の街宣車の上で演説する辻本のオバちゃんですが、今回もまたこの風景が再現されました。
前回も負け、今回もワンパターンで負けるというしょーもない、おもろない政党です、大阪府連は。

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関連記事http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2015/11/post-f389.html

このように見てくると、今回の統一地方選で明らかになりつつあることは、「オール沖縄」を原型とする全野党共闘路線ではもはや勝てないということであり、共産党と野合する政党は、それが仮に政権与党であっても敗れるということでした。

そしてもう一点。自民党内老害グループの敗北でした。

 

 

 

 

 

 

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コメント

んー、米中冷戦が本格化して、やはり薄々野党系が紐付きかもしれないと思いますよね。中共と米国のどちらを選ぶかのかという問に、中共と言う人は相当に危ない人ですね。まさか戦前のように隠れ全体主義信奉者が中共を応援してるんじゃないでしょうね。
日本共産党の立候補者って、大変なんですね。ああいう全体主義では、末端の者など人間扱いしないですから。弱いものの味方とかいって、かんぶ

大阪、東京、沖縄は自民が特に無能な地域

都議会のドンみたいな老害がいるのは問題だが統率者がいないのも問題

今回の選挙結果をみると水戸黄門的(勧善懲悪的)結果だと感じました。
筋の通らぬ野合や利益誘導だのみのガキ大将政治にノーが突きつけられたと。
そのどちらにも合致するであろう、小沢一郎氏には早々に身を引いてほしい。

また国民民主党の玉木氏は何を目指しているのかさっぱりわからない。
自国の防衛には現実的な対応でと謳っておきながら、
社民党の又市氏や共産党の小池氏と肩を並べて選挙戦を戦う。
結局、反安倍でしか繋がらない烏合の衆が何を言っても
もはや有権者の胸には響かないことが証明されたのだと思います。

府知事当確を見て思わず「ええなー大阪…都知事もこんな人がやってぇな」とつぶやいてしまいました。
既に石原都政で黒転を果たして緩みきった都民故の呟きなのですが。
維新は数年かけてタウンミーティングを千回近く重ねて汗をかいてきたとの事。次は本丸の都構想の是非で、故郷の熱さを眩しくながめています。

お久しぶりでございます。
色々と公私が忙しかったので、見るだけで済ませておりました。

自民党老害グループ、過去の総理という栄光の残照、色々とその通りだと思います。
しかし、これらの人物とは別格というべきなのか、二階氏のしぶとさといったら……。

今回の選挙結果で、ふと思い浮かんだ言葉があります。
「元号変わり 御世変わり 江戸のじじいはなぜに変わらぬ」
たしか、徳川吉宗の晩年のときの歌だったと思います。
○○のじじい、と当てはまる人は多そうですよね。

赤い小池氏の
「各党がリスペクトしあい、非常によかっただけに」
に全てが凝縮されてますね。
安倍憎しだけの繋がりの共闘で和気あいあいとやっても
大半の人々はそれを「気持ち悪い」としか受け取らない訳で。

山口二郎氏も
「若くて顔の良い奴にみんな票を入れるんだよ」
と冗談としても失礼極まりない発言が野党共闘のイメージダウンに繋がっていることに全く気が付いていないご様子。

今回の選挙はなるべくしてなった当たり前かつ理想的な結果に落ち着いて正直ホッとしています。
個人的には近年の「無所属+推薦」という候補ばかりの状況にはいかがなものかと感じますが…

 東京新聞の論調は望月効果なのか、ますますおかしくなってますね。
全議席確定した結果は、自民が50.5%から50.9%に微増です。
立憲は伸びたとはいっても5.2%だし、共産は減らしてる。

自民党内をみれば案の定守旧派は惨敗で、二階さんの周辺もきなくさい。
これは例によって、「安倍一人勝ち」ってところが真実でしょう。

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