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2019年4月12日 (金)

ダメ大臣は説明能力がない

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桜田オリンピック・パラリンピック担当大臣が辞任しました。事実上の更迭です。
その前には塚田一郎副大臣が「忖度」で辞任していますから、続きました。

「桜田大臣は10日夜、都内で開かれた自民党の高橋比奈子衆議院議員のパーティーであいさつして「復興以上に大事なのが高橋さん」と発言しました。桜田大臣は発言の後、直ちに総理官邸を訪れて安倍総理大臣に辞表を提出しました。
 桜田五輪担当大臣:「被災者の皆さんの気持ちを傷付けるような発言をしてしまって申し訳ない。撤回させて頂きます。それだけでは十分ではないと思いますので、責任を感じて辞表を出させて頂きました」(テレ朝4月11日)
https://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/000151937.html

「桜田オリンピック・パラリンピック担当大臣が「復興以上に大事な議員」などと発言して辞任しました。
ふー、やれやれです。弁護の余地はありません。

辞任はしていませんが、この前後に岩屋防衛大臣の「弾薬庫」謝罪と島外搬出事件があったばかりです。
少し前には塚田一郎副国土交通相のほうは「忖度」発言による辞任です。

共通するのはいずれの大臣も言語による説明能力に著しく欠けることです。
どうしてかくもコトバが軽いのか。

桜田氏は復興より自分が推す議員のほうが大事だといわんばかりの、いわずもがなの泥臭いリップサービスをしてしまいました。
はっきり言って、あんたら馬鹿ですか。
この桜田氏は大臣職が、ただの陣笠議員ではなく公人中の公人であることを忘れています。
大臣はあくまでも「内閣の一員」として発言しているのであって、その言葉はそのまま内閣の公式見解となります。

ところがこの御仁は、陣笠議員がよくやる選挙激励会のノリで「復興より」とやってしまったのですから、大臣としての自覚はないと見なさざるを得ません。
内輪の会だという気安さがあったようですが、ならばもっといけない。
今、自分がいかなる立場にいるのか自覚がなさすぎます。
自分の国会答弁などでいかに政権の足を引っ張ったのか、IT担当はお笑いとしても、肝心なオリンピック・パラリンピック担当省として能力不足が露わなことを、自分でわからなかったらアホです。
そしてメディアが、いったん眼をつけた「失言大臣」の首をとろうと手ぐすね引いていることを、よもや知らないわけでもないでしょうに。

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http://pleasureaggre.com/sakurada-pasokon-dekinai-...

そしてその前の 塚田一郎副国土交通相のほうは「忖度」ですから、さらに目も当てられません。よりによって「忖度」とは!

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https://www.excite.co.jp/news/article/Mainichi_201...

「下関北九州道路は下関市と麻生太郎副総理兼財務相の勢力圏にある北九州市を結ぶ。塚田氏は福岡県知事選の自民推薦候補の集会で応援演説し、道路建設を推進する県選出国会議員らが副大臣室を訪れ「これは総理と副総理の地元の事業だ」と迫られたと明かした。「私はもの分かりがいい」と応じたとした上で「総理とか副総理がそんなこと言えない。私は忖度した」と語った」 (毎日新聞00

今どきこんなメディアが泣いて喜ぶような「忖度した」などといえばどうなるのか、塚田という人の頭は帽子の台ですか。
塚田氏は、山口県下関市と北九州市を結ぶ関門新ルート(下関北九州道路)の国直轄調査への移行に関し、安倍首相と麻生太郎財務大臣の地元なので塚田氏は「オレが忖度して国の直轄調査にしてやった」という手柄話をしたわげです。

ダーです。モリカケにあしかけ2年費やして大山鳴動ねずみ一匹出せなかったメディアと野党が、「アベとアソウに忖度した」と名指しで国交副大臣が言えば、第2次モリカケ劇場が再開だと、狂喜するのは子供でもわかります。
そもそもこの道路は地元の強い要請があって計画が実現したもので、当時の民主党も賛成していたはずです。
そこに「オレが忖度」したという馬鹿が政権内に現れれば、「アベに忖度して国が有利に計らった」という例のモリカケ・ストーリーと繋がってしまいます。
実際にどのように塚田氏が関わったのかという検証も、「ツカダの秘書の友人の親戚の弟が土建会社社長で、アベの後援会の支部長だった」などとメディアがもっともらしく報道することでしょう。

そして国会空転。延々と第2モリカケ劇場の再演です。ああ、死ぬほどくだらない。
喜ぶのはメディアと野党と石破氏くらいなものです。

一方、桜田氏の方はまだ「可愛い」とはいえます。
去年11月の就任記者会見でオリンピックを飛ばした上に、パラリンピックもうまく言えなかったという「だけ」です。
動画に残っていますが、ひどいアガリ性とみえて、もうメタメタです。
https://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg17757.html

これで終われば、ああ馴れていないんだね、私もつまらないことに騒ぎなさんな、ていどのぬるい眼で見ていたのですが、その後、いやもう国会答弁は恥の上塗りでした。

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「レンポウ」という確かに間違い易くはありますが、よりにもよってこのモンスター・クレーマーのような政治家の名を言い間違えたのはご愛嬌としても、オリンピック予算で「億」を何回も欠落させ、さらには石巻を「イシマキ」と連続して言い間違えたりと、ああ目も当てられない。
後ろで聞いていた首相もさぞかしアチャーの気分だったことでしょう。

失礼ですが、苦労して土建業をしながら夜間大学を出た人をつかまえてこういうことは言いたくないのですが、桜田氏の日本語の言語能力はそうとうに低い。

ただ一点弁護してあげれば、今年2月に、競泳の池江瑠花子選手の白血病公表の時に、「金メダルがとれずにガッカリした」という一部が切り取られ、かんじんな彼が言いたかったであろう「病気のことなので、早く治療に専念していただいて、一日も早く元気な姿に戻ってもらいたい」という気配り溢れた言葉は隠されてしまったことは、気の毒でした。
これは発言全部を読めばわかることですが、メディアの安倍憎しの罠に「失言大臣」が自分で首を差し出してしまった結果になりました。
※「がっかり」だけではなかった 桜田五輪相発言
https://www.sankei.com/sports/news/190214/spo1902140029-n1.html

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https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190407-000005...

そして、先日の岩屋大臣は謝る必要がないところで謝ってしまい、こともあろうに宮古駐屯地という最前線基地において、弾薬庫と駐屯地を引き離すという愚挙にまで及びました。
この岩屋氏の場合も、桜田・塚田氏と同じく大臣としての説明能力の致命的不足です。

大臣は有事、つまり外国軍隊の侵略や、大震災、大規模事故の場合危機対応の指揮を執らねばなりません。
その時に、的確に言葉を選んで短い言葉で官僚を使えないようだと、いてもいなくてもいいような大震災時の民主党政権の大臣諸氏のような飾り物になってしまいます。

その意味で大臣は平時においても言葉で説明する能力を鍛え、その能力がない者には、当選回数が何回だろうと大臣職に就けるべきではないのです。
安倍さん、こんな人たちを大臣に就けたことを反省してください。

 

 

 

 

 

 

 

 

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コメント

なんだか第一次政権の末期を彷彿とさせるような風景ですね。
安倍総理に対しては同情を禁じ得ませんが、
とはいえ任命責任は総理総裁である安倍さんにあるわけで、
慎重かつ適材適所の観点で大臣人事には当たって頂きたいものです。
大所帯である自民党内にあって派閥均衡も大事でしょうが、
それで国民の不評を買うようでは本末転倒としか言い様がありません。
とりわけ防衛大臣や外務大臣のような要職には言わずもがな、でしょう。
そういう意味では現防衛大臣の任命にも大いに疑問が残ります。

この人はバカなのか?と唖然とさせるもの言いを繰り返してしまう人はいて、自分を相対化するのが苦手というか、そういう経験や訓練を重ねたことが無いんだと思います。
故に批判されても訳が分からずパニクって繰り返してしまうし、桜田さんは辞めはしたものの、実際のところ自分のどこがどういけなかったのか、どうしたら良かったのか掴みかねているんじゃないかと思います。
人の能力はいろいろですから、そんな人もいるのは仕方ありません。
皆んなが菅官房長官並みだったらいいのですが。
とまれ、全体を危険に晒す可能性がある人が淘汰されていくのは当然です。

一方、言葉狩りしか出来ることが無い人たちのことは本当に気の毒に思います。
だって、ああはなりたくない、ああならなくて良かったって多くの人から思われるのは、間違いなく絶望的なことだもの。

“身内”が相手と思ってのサービストークのつもりでしょうが、それでも言葉の芸がなさすぎです。
どうやるべきだったのか考えてみました。

塚田副大臣は「総理や副総理の地元の事業です」「私は絶対に忖度しませんよ〜」と、にやけた顔をしながら喋り、聴衆の笑いを誘うのです。

桜田担当大臣は「復興と共に大事なのが高橋さん」「東北の復興に欠かせない方です」と思いっきり持ち上げるのです。

私がサラリーマンで管理職の時学びました。
(1)ウケ狙いは”反対側“から本音を言うこと。これは自分のリスク管理にもなる。
(2)相手を褒めること。口はどれだけ言ってもタダ
(3)頭の中にバッファーを作れ。

塚田さん、桜田さん学ぶ機会がなかったのでしょうか?

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