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2019年8月24日 (土)

韓国GSOMIA廃棄に米国激怒す


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韓国がしたGSOMIAの廃棄について米国の反応がでてきています。
(産経8月23日 以下同じ)https://www.sankei.com/world/news/190823/wor1908230041-n1.html

エスパー米国防長官 「懸念と失望」を伝えた」
・ポンペオ国務長官 「失望している」((disappointed)
・米国務省報道官 「米政権は文政権に対し、協定を破棄すれば米国および同盟諸国の国益に悪影響を及ぼすと繰り返し明確にしてきた。文政権が北東アジアで私たちが直面する深刻な懸案を正しく理解していないことの表れだ」
・トランプ政権高官 「フランスで開幕する先進7カ国(G7)首脳会議(サミット)で(GSOMIA問題)も取り上げられる可能性」

まぁ、たぶん韓国が甘く考えていた以上に、米国はストレートに激怒しているようです。
外交にはプロトコルというものがあって、北朝鮮のように「火の海にしてやる」とか「便を漏らした」などという言葉はまずゼッタイに使われません(あたりまえだ)。
これは数百年の歴史から生み出された知恵で、ひとつの言葉にカチンときて外交交渉が終了して、いきなり戦争になったなどということがたびたびあったからです。
ですから外交的ワードは、決まった表現で国家としての喜怒哀楽を表現します。
これには通常こういう度合いがあると言われています。

■外交プロトコルによる非難の表現
断固として非難する
非難する
極めて遺憾
遺憾
深く憂慮する
憂慮する
強く懸念する
懸念する

「強く」か「非常に」か、「遺憾」か「非難」かでも強弱の違いがあるのがわかりますが、これは実は敵対国へのプロトコルであって、軍事同盟を締結する国に対するものとなると「懸念する」が入るということ自体が異常です。
同盟国に対して「懸念する」と言ってしまうことは、対する陣営に対して我々の同盟はみてくれだけですよ、と言っているに等しいからです。
今回の場合、同盟ホスト国の外務報道官から、「お前は正しく我々の懸念を理解していない」などと言われてしまうということは、「お前、何回も来ておいて、いったいなにを聞いていたんだと」いうことで、廃棄したら承知しないぞていどは言われていたと思われます。

ところが韓国には妙な楽観があったようです。
これは今回のGSOMIA廃棄を主導したと見られる金鉉宗(キム・ヒョンジョン)国家安保室第2次長がこう言っていることからもわかります。

「GSOMIA終了の決定過程で行われた米国との協議に関して、金次長は「政府は各レベルで米国と緊密に意思疎通・協議し、われわれの立場を説明した」とし、「両国のNSC(国家安全保障会議)間で、この問題について7~8月だけで計9回電話による協議が行われた」と説明した。
また「米ホワイトハウスのNSCとほぼ毎日意思疎通し、先月24日にホワイトハウスの高官がソウルを訪問した際にもこの問題を協議した」と述べた。
 金次長は「われわれは米国と十分に意思疎通・協議し、米国はこれに対して希望通り延長されなかったことに失望したと考えている」としながら、「だが重要なのは、この機会が韓米同盟関係をさらに一段階アップグレードできるきっかけになることだ」と述べた」(韓国聯合ニュース8月23日)
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20190823003200882

失望されたが、米韓同盟はアップグレードされたって?
何言ってるの、こいつ。頭がグルグルします。
お前は馬鹿だと言われたが、これでいっそういい関係になった、といっているようなもんです。
ここまで米国を怒らせておいて、「アップグレードした」というのすから、お薬貰って安静にしておいたほうがいいでしょう。
もちろん米国政府は理解なんかしていないと韓国に抗議し、さきほど見たように間違えようがないほどはっきりと不快感を表明しています。

「米国政府消息筋は、GSOMIA終了の決定を米国が理解しているとする前日の青瓦台関係者の説明を否定し、これに関して韓国に抗議したと明らかにした」(聯合前掲)

たぶんキム次長が言うようになんどか廃棄を打診したというのはほんとうでしょうが、その都度米国政府からは「自制しろ」と強く言われてきたようです。

「トランプ政権は、日本による対韓輸出管理の厳格化を契機とした日韓の対立激化に関し、双方に対話解決を求め、いずれかの国に肩入れするのは避けてきた。 ただ、韓国が日本への対抗措置としてGSOMIA破棄に踏み込む姿勢を示してきたことに対しては、北朝鮮や中国、ロシアをにらんだ北東アジアでの日米韓の連携を揺るがす事態となるだけに、ポンペオ氏やエスパー国防長官が文政権に重ねて自制を促していた」(産経前掲)

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会見する金鉉宗・青瓦台国家安保室第2次長=23日、ソウル(聯合ニュース)

ここで廃棄の記者会見を行ったキム・ヒョンジョン次長は月刊文春の牧野愛博(朝日ソウル支局長)『文在寅「ひきこもり大統領」の危ない戦略』に「影の実力者」としてキイパーソン格で登場する人物です。
韓国はムン政権になってから、今まで政権の外交・安全保障分野の中心にいた知日・知米派を一挙に放逐し、同時に外交部の職業外交官も閑職に飛ばして、これに代わって登用したのがこのキム次長やカン・ギョンファ外相の二人でした。

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カン外相はおなじみですね。あのシルバーヘアがステキな、ムンの親類筋の顔つきの女性外相です。
上の写真はまだ髪が黒かった頃、金大中(キムテジュン)の通訳をしていた時のものですが、通訳としてはどうか知りませんが、力量は「英語は抜群だが、なにをはなしたいのかよくわからない」と米政府関係者に言われるレベルです。

存在感はなきに等しく、日韓外相会談に出てきてもアノ顔で自由にしゃべる(ちなみに英語力は通訳以上)太郎外相に対して、「大統領府のメッセンジャーとしての役割にとどまっている」(牧野前掲)といいます。
ですから、逆にいわずもがなのことを口走ってしまいます。
6月末に日韓外相が立ち話をしたときに、よせばいいのにカンは日韓請求権協定を維持しろと要請する太郎外相に反発して、こんなことを言ってしまったそうです。

そもそも不法な植民地支配という記述がない(日韓請求権)協定に問題がある」(牧野前掲)

つまり、カンは日韓請求権協定自体が植民地支配を反省していないからやり直したいと言ってしまった事になります。
もちろんそうはダイレクトに言っていませんが、徴用工やレーダー照射事件で緊迫している状況下でいえば、そうとられてもおかしくはない発言でした。
手練
の外交官なら決して口にしなかったことでしょう。

これを聞いた日本側はとうぜんのこととして、ムン政権が狙う本丸が日韓請求権協定の廃棄にあると見ました。
日本政府はやはりそうであったのか、ムン政権はこのまま行くと必ず日韓基本条約を廃棄し
日本統治時代のすべての賠償をやり直せと言い出し、巨額の賠償金を要求してくるだろうと考えました。
ならば、
今までの対韓外交の基本にあった「大人の対応」路線を根本的に見直さねばならない。
というわけで、それまで準備こそしていたものの発動を手控えていた輸出管理規制強化方針が現実のものとなったのです。

韓国にとって大きなダメージですね。
外相は国益守ることと、外国と紛争におよばないことがお仕事です。
自ら火を着けてどうするの。

こんな不用意な言葉を緊張している日韓関係で言ってしまった挙げ句、その結果、更に強い日本側対応引き出してしまったわけですから、カン・ギョンファの外相不適格は明らかです。

さてもうひとりの「影の実力者」と牧野氏に言わせたキム・ヒョンジョン次長ですが、この人物も米国でやり手弁護士だったというのが売り物で、英語はペラペラ、部下に英語のメモ書きを渡すそうです。
彼の自室の(昼でも薄暗くしているそうですが)壁には「人生は厳しい。バカな奴にはもっと厳しい」という弱肉強食の座右の英文の銘がかかっているとか。
たぶん強烈なナルシスト、たぶんハンパないエリート趣味、ギンギンの上昇志向の持ち主。自分以外はみな馬鹿者。
決して上司にもちたくないタイプですなぁ。

この人物は今や韓国外交の事実上のトップに君臨し、ヒッキーのムンに代わってなにかというと米国に飛んではワシントンに陳情するのだそうです。
今回も記者会見で「9回協議した」と回数を誇っていますが、7月に日本の半導体材料の輸出管理強化画出てからも米国に即座に行っています。

「金氏はワシントン出発前に記者団と会い、「仲裁という表現は記者が使ったもので、私が米政府や議会でその表現を使ったことはない」とし「日本の不当な措置が韓米日共助に助けにならないと強調した。3国共助が重要だと考えるなら米国は自ら考えて行動するだろうし、それについて私が何を仲裁してどうこうという話はしていない」とした。金氏は「(我々の論理に)米国がやや強く共感した」とも述べた」(中央7月15日)
https://japanese.joins.com/article/514/255514.html

しかし、韓国紙も認めるように成果はゼロですが、なぜか米国からは「強い共感」を得た」そうです(苦笑)。
ここでもキムは米国は「仲介しないが共感した」という虫がいい願望を口にしています。
牧野氏に言わせれば、キムという人物は、おれは誰より米国を知っていると思っているそうですから、似た幻想を持っていた松岡洋右外相のように国を滅ぼすのかもしれません。
その幻想が現実と食い違い始めると、こういう矛盾したことを平気でしゃべるようになるのでしょうか。

このようにただの外交のシロートが願望と妄想で操縦桿を握っているのが、現在の韓国外交中枢です。
彼らは揃ってリアルな外交局面を体験してきていませんから、自分の脳味噌で考えて機敏な判断をすることができません。
結局、無意識に頼りにしているのは、いままでの経験則です。
どのような経験則かといえば、それは米国はことのほか韓国を重要に考えているので、慰安婦合意の時のように日韓がもめた場合、必ず韓国側に立ってくれるはず、というような甘いシロモノです。

これは元来、長幼の序列をつけないと気持が悪い韓民族特有の発想からきているもので、米国の長男は韓国で、日本は目下なのです。
この長幼の序列の発想は、かつて中国帝国時代の華夷秩序の中で形成されたものですが、ほんとうは
日本はその埒外(アウト・オブ・オーダー)なんですがね。
ですから、「韓国の言うことを米国パパはなんでも聞いてくれて、いつもバカな日本を叱りつけてくるんだーい、そうだワンシントンに告げ口しに行こうっと」、ということになります。
朝鮮民族はこういうメンタリティになりやすい民族だとみえて、あの正恩もあと10年も今の関係を米国とやっていると、似たような事になりますよ(笑)。

かつて靖国参拝をした安倍氏が、米国国務省やケネディ大使から「失望した」と言われたことからもわかるように、韓国や中国が抗議すれば、米国も日本を叱った時代があったのです。
先日も触れましたが慰安婦問題でも、米国は韓国の肩を持って、日本に頭を下げさせることでGSOMIA締結に持ち込みました。
これが韓国にとって強烈な成功体験となっているようで、今回のGSOMIAもまた同じように米国は韓国の味方だくらいに思っていた節があります。
ところが気の毒にも、こんな時代はとっくに終わっていたのです(ため息)。

このような韓国に配慮する米国の外交方針は、パククネが仕出かした「三不の誓い」以降、完全に反転し、今や韓国は米国のお荷物、早く処分したい不良債権と化しています。
特に「三不の誓い」の中で、中国に対して米国が構想した太平洋・インド洋ダイアモンド構想に参加しないと誓ってしまったのが致命傷でした。
これは元来、安倍氏が構想し米国を巻き込んだという日本外交のエポックだったのですが、韓国はこの意味すら分からなかったのですから、処置なしです。

このように旧態依然たる日韓関係を維持することに米国が諸手を上げて賛成してくれるだろうと思うこと自体が、いまや韓国の哀しい思いでとなりつつあります。

 

 

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コメント

 あの自他ともに認めるルーピーが安全保障関連の懸案をちゃぶ台返ししたとき、困惑した日本人が沢山いたように、韓国でも同じように憤っている方が、無視可能な少数派ではないことを願います。
 昨日、秋田県由利本荘市の青年会議所は、恒例の韓国ヤンサン市JCとの相互訪問交流会を当市にて行い、盛り上がりをみせました。地道な交流を続けたいものです。

もともと文政権になってから、米韓会談においてすら米側発表と韓国側発表が合致した事がないんですよね。
多少の都合や塩梅は仕方ないが、ウソだの歪曲だのされた場合、外交は成り立ちません。
世耕さんなど何度も即座にツイッターで打ち消してましたが、それでも全く理解しようとしないし、改める事もありませんでした。
それが歴史的に見る半島方式の交渉術だという人もありますが、恒常的にウソを言う相手とは関わる事自体を極力避けるしかないでしょう。

GSOMIAに関して文政権は、本気で「必要ない」と考えているものと思います。
情報は北当局から入る手立てがもともとありそうです。それだからこそ、ここのところの北のミサイル発射に動揺しないのかと思います。そもそも北を警戒すべき相手だと規定しないのだし、あとは米朝会談を早期に実現すべく、いかに米国をあやすかだけが最大課題です。

ところがこのような文政権の姿勢は安全保障の国際取り決めや、現実さえも無視していて、とても容認できるものではありません。

注目すべきはトランプさんの反応です。
周囲の反対を押し切って、朝鮮戦争終結・米軍撤退=米韓同盟終了に舵を切る選択肢もあるのではないか。

件の2名は「英語だけは達者」というところがミソで、また世界中を飛び回り、いつもどおり「英語で」告げ口外交を仕掛ければ、嘘千回万回で洗脳された諸国にまた我が国が敗北しかねないですね。

まあ、日本も米国も彼らにとっては今まで「コロっと騙せる連中」でしたし、国内でも騙し裏切る嘘のある日常を送っていると、外が全く見えなくなるのでしょう。
必要がある嘘や裏切りなのにどうして急にそんなに怒り出すんだ?位の怖ろしく軽いノリでやっているように、私的には思えます。
達者な英語で無知蒙昧をペラペラ話す日本人も、昨今随分増えてきました。
きちんとした英語での情報発信を政府は増やすべきですね。日本語のツイートをgoogle翻訳しようとする外国人はほとんどいませんから、世耕大臣の速攻反論などは日本語だけではとてももったいなかったです。

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