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2019年8月27日 (火)

韓国を東アジアのブラックホールにするムン政権

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米国が「ムン政権」相手ではラチがあかないと見たのか、韓国政府の頭越しに国務省がツイートを始めています。

「米国国務省が韓日軍事情報包括保護協定(GSOMIA)終了について改めて公に批判的な立場を発表した。今回は米軍への脅威にまで言及した。
  モーガン・オータガス米国務省報道官は25日午後5時15分(現地時間)、報道官の公式ツイッターのアカウントで「韓国政府のGSOMIA終了決定に深く失望し懸念しており、これは韓国を守ることをさらに複雑にし(more complicated)米軍の脅威(risk)を増加させる可能性がある」と述べた」(中央日報8月26日)
https://japanese.joins.com/article/946/256946.html

モーガン・オーガスタ(女性)国務省報道官のツイート原文です。

We are deeply disappointed and concerned that the ROK’s government terminated the General Security of Military Information Agreement . This will make defending more complicated and increase risk to U.S. forces.
私たちは、韓国政府が軍事情報の一般安全保障協定#GSOMIAを終了したことを深く失望し、懸念しています。 これにより、韓国の防衛がより複雑になり、米軍のリスクが高まります。

この国務省のツイートに「韓国の防衛がいっそう困難になり、米軍のリスクが高まる」とあることにご注意下さい。
GSOMIAを廃棄したことでリスクを被るのはお前ら韓国軍じゃないよ、韓国そのものとそれを守っている我々米軍だからね、勘違いすんなよ、と言っているのです。
一般国民が英語だと読まないかも知れないと思ったのか、ご丁寧にも、在韓米大使館がコリア語訳でリツイートしています。

米国は、韓国民よ、外交的配慮で奥歯にものの挟まった言い方しかできないが、米国はカンカンだからな、勘違いしているムン政権のいうことを鵜呑みすんじゃねぇぞ、、ということを直接韓国民に伝えたのです。
これも外交的には非常識で、外交関係が正常なら受け入れ国を頭越しに批判することは控えます。
いわば「ムン政権」相手にせず、ということのようです。

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外交的配慮を優先する国務省報道官がこの調子ですから、歯に衣を着せないトランプに至ってはこの調子です。

G7サミットで、アメリカのトランプ大統領が、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領を「信用できない」などと、2日にわたって痛烈に批判していたことが、FNNの取材でわかった。
トランプ氏が文大統領を批判したのは、フランスで開かれているG7(主要7カ国)首脳会議の初日の夜で、首脳らが外交安全保障に関する議論をしている最中に、「文在寅という人は信用できない」などと切り出したという。
政府関係者によると、トランプ氏はさらに、「金正恩は、『文大統領はウソをつく人だ』と俺に言ったんだ」と重ねて批判したという。
そして、トランプ氏は、2日目の夜に行われた夕食会でも、文大統領について、「なんで、あんな人が大統領になったんだろうか」と疑問を投げかけ、同席した首脳らが、驚いた表情をする場面もあったという。
一連の発言に対して、安倍首相が反応することはなかった」(FNN8月26日)
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20190826-00423006-fnn-pol

そりゃ安倍さんが「反応」するわきゃないですよ。
「なんであんな奴が大統領になっちまったんだ」ってトランプに言われて、そうそうオレもアイシンクソー思うなんて言ったら韓国は米国にではなく日本に噛みついてきますからね。
おまけにトランプは、正恩が米朝会談で言った「ムンはうそつきだから信用できない」と言ったことまで暴露してしまいました(笑)。
どうやら日米北朝鮮といったムン政権と関わった国は打ち揃ってムン・ライヤーと思っていた、という奇妙な連帯感が生まれたようです。
私がムン閣下なら舌噛んで死ぬね。

では、少し視点を広げてみましょう。
周辺国は遠からずムン政権が倒れるに止まらず、韓国と言う国家が南ベトナム化するのは時間の問題だとみているようです。
それが中露同盟の強化となって現れてきています。

中露同盟は今まで呉越同舟の見本のような関係で、互いに全く相手を信用していません。
なんせ互いに相手に届く核ミサイルを保有し、4千キロの陸上国境を接していますから、こんな地勢的環境の二国が仲がいいはずがありません。
現に小規模ですが戦争をしたこともありますが、いまは奇妙な蜜月を迎えています。
それは米国という共通の敵が生まれたからです。
蜜月といっても今までは国連安保理で米国案に反対票を一緒に投じるていどのことだったのですが、とうとう共同作戦行動までレベルを上げてしまいました。

たとえば7月23日に北東アジア地域で中露空軍の爆撃機と早期警戒管制機が編隊を組んで、初めて中露共同の戦略パトロールをしました。
これは記事でも取り上げましたが、悪い意味で画期的なことです。
関連記事 http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2019/07/post-0373da.html

お忘れかもしれないので、もう一回事実関係を押えておきます。
7月23日、竹島上空でロシア空軍のA-50早期警戒機が「領空侵犯」し、中国軍機も接近しました。

これに対して韓国軍は虎の子のF15を出して警告射撃をしました。
韓国軍は練度の低さをよくいわれますが、スクランブル発進が可能な空軍は世界でもわずかです。
それはさておき、舞台がわが国領土の竹島(韓国のいう独島)領空域だったことが問題です。
ここへ中露は2回侵犯していますから、偶然ではなく確信犯です。
竹島という日韓の係争地上空に二国が共同で領空侵犯させるという行為自体が、強い政治的意味を持っているからです。

それは中露空軍の陣容のエグさを見ればわかります。
・中国空軍H-6爆撃機×2機
・ロシア空軍Tu-95爆撃機×2機
・ロシア空軍A-50早期警戒機×1機

これが単機の戦闘機の侵犯ならいざ知らず、核爆弾搭載可能な戦略爆撃機が4機、それに早期警戒機まで随伴させているという豪華絢爛の陣立てですから、韓国もなめられきったものです。
もはやこれはただの示威ではなく、実戦を想定した訓練だったことになります。

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聯合 https://jp.yna.co.kr/view/GYH20190723001700882

それは両空軍が違った方向から空中集合をかけていることからもわかります。
中国空軍H-6爆撃機2機は東シナ海から対馬に向かって飛行し、方やロシア空軍Tu-95ベア爆撃機2機は沖縄上空から北上して、これを空中集合させるという高度なことをやってみせています。

中国国防部はその目的を今年の「国防白書」の中で、ロシアとの軍事協力のさらなる強化が達成されたとし、それは米国の軍事的脅威が世界の安定を損ねているからだと名指しで批判しています。
つまり、米国が中露共通の軍事的脅威だから、オレらは日本海でも肩を組んで米国と張り合って行くんだということです。

一方ロシアも「モスクワと北京は軍事協力協定を刷新する」(ベドモスチ紙23日)として、中露軍事協力協定を強化する方針をメドベージェフ首相が承認したそうです。

この中露軍事協定は、1993年に締結され、技術協力、軍事情報共有、人材育成協力などが盛り込まれていますが、実効性に乏しいとされてきました。
なぜならその協定には、共同訓練などの具体行動が記されていなかったからです。
つまり軍事同盟としてはなはだ未熟というか、やる気のないものだったわけです。

軍事同盟は、米韓合同軍事演習や日米共同訓練を見ればわかるように日常的な両軍のすり合わせの積み重ねがあって成り立つもので、署名すれば終わりではありません。
ですから、トランプが今回のG7で、「オレは米韓合同演習なんか100パーセント不要だと参謀に言ってやった」と述べたのは、まさにずばり米韓同盟なんかいらない、と言ったことに等しいわけです。

それはさておき、ではなぜ中露軍事協定に今まで共同訓練が入らなかったのかといえば、相互に相手を信用していなかったからに尽きます。
この風向きが変化し始めたのは、2018年
9月のシベリアで行われた大規模演習「ボストーク2018」に中国軍が招かれたあたりからでした。

そして今回の竹島上空への共同軍事演習へと進化していきます。
これは中露が
アジア太平洋地域と日本海において軍事プレゼンスを米国から奪う目的だと考えられます。
ワシントンのグローバル台湾研究センターの研究員、マイケル・コールはこのように述べているそうです。
「今回の中露連合巡航演習が示すのは、両国の協力がさらに一歩成熟し、インド太平洋同盟関係における米国への直接的な挑戦だ」(BBC)
つまり、日米印、そしてオセアニアが参加するインド太平洋ダイヤモンド構想に対して、中露軍事同盟で対抗するという見取り図です。

ではこの中で、韓国はどのような位置を占めるのでしょうか。
元来は韓国は自由主義諸国連合であるインド太平洋ダイヤモンド構想に参加し、その一角の日米韓三カ国連携を堅持すべきでした。
しかしダイヤモンド構想参加を拒否し、さらにはGSOMIA廃棄で三カ国連携からも勝手に離脱してしまいました。
昨日使った表現を使えば、自由主義諸国陣営からのクレグジットです。

おそらく今後、このままムン政権が継続されれば、必然的に米国が愛想尽かしして在韓米軍撤収・米韓同盟終了という結末を迎えることでしょう。
それは韓国が中国圏に吸引されて行くことでもあります。
ただ、韓国は国民向けに「米国が同盟をやめる言い出した」と言い訳したいわけです。
これは今回、「GSOMIAが日本のために廃棄された」と説明しているのと同じで、「やられた」メンタリティが強い国だからです。

ムン政権は、三カ国連携から中露同盟に乗り換えたいという下心を持って動いていると考えられます。
そのために必要なのはこの「日米からやられた」という口実です。
「日本からやられた」という理由ほど韓国で錦の御旗になるものは他に見あたらないからです。
そして日本を叩けば、自動的に強力な日米同盟を有する米国まで引き出すことが可能だと思っています。

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ですから、今後韓国は日本から「やられた」状況をひんぱんに作りにくるでしょう。
従来は慰安婦問題や徴用工などの政治的なものでしたが、GSOMIA廃棄以降はタガがはずれたように軍事的挑発も含むものに変化していくことでしょう。
たとえば、先日実施した竹島海域での軍事演習がそうです。

「【ソウル=桜井紀雄】韓国海軍は25日、韓国が不法占拠する竹島(島根県隠岐の島町)の防衛を想定した合同訓練を25日に始めたと明らかにした。26日まで実施する。韓国が日本との軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の破棄を決定して間もないだけに、安全保障に絡んだ日本とのさらなる確執は避けられない。 規模が例年のほぼ倍に拡大された上、名称も「独島(トクト=竹島の韓国名)防衛訓練」から日本海の韓国名を冠した「東海(トンヘ)領土守護訓練」に変更された。日本の輸出管理厳格化に対する事実上の報復の側面は拭えない」(産経8月26日)
https://www.zakzak.co.jp/soc/news/190826/for1908260007-n1.html

中露が想定している近未来は、韓国なき状態です。
すなわち、韓国が米国を追い出してしまった結果生じる「力の真空」を、中露軍事同盟で埋めようということです。
その場合、日本海の出口に当たるチョークポイント対馬周辺海域・空域が、日米同盟との力のせめぎ合う焦点となります。
ですから今回の竹島侵犯事件は、竹島そのものが問題ではなく(もちろん日韓分断ていどの意味はあるでしょうが)、対馬まで敷衍して見ねばなりません。

具体的には、対馬海峡が日米によって封鎖され場合、露海軍は日本海から出られなくなります。
一方中国海軍も日本海へ侵入し、露海軍との合流が阻止されてしまいます。
共同作戦をとるには、対馬海峡を封鎖している日米海軍を破らねばならないのです。
そのためにどう空軍力を共同使用するのかを演習していたと思われます。

このように、周辺国は既にムン政権なき後、いや韓国なき後ポッカリ開いた東アジアの政治的真空を見据えています。
憂鬱なことですが、韓国は東アジアのブラックホールと化して周辺国を引きこんでいくことでしょう。
というか、既にそうなりかかっているのですが、気がつかないのは当人だけのようです。

まるで李王朝末期のように、朝鮮半島を舞台にして各国勢力が権力者を取り込んで抗争を続けたあげくは国を滅ぼしたように、です。
滅びるならひとり勝手にやってくれと思いますが、それを安易にさせてもらえないのが、韓国の因果なところです。
 

 

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コメント

7/28の中ロ協同作戦(脅し)への、韓国政府の回答がGSOMIA破棄なんだと思います。
トランプさんは本気で韓国をつなぎとめる気がないように見え、だけど議会や米軍・国務省・ボルトンさんまで含め、まだ韓国をコントロール下に置くことを諦めていないようには見えます。
そうした結果、米国の対韓態度は「放置」になっている。

金泳三の時代には、国家をあげて中共寄りになり過ぎて米国の怒りを買いIMF事態を招きましたが、文政権が放っておいても自滅すると考えているように思います。
ですが、韓国が世界の火種のひとつになる心配をした方が良さそうです。

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