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2019年9月25日 (水)

原発ゼロとは火力発電を増やすことだとわからない人たち

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 9月23日のニューヨークの国連本部における「世界気候行動サミット」で、スウエーデンの女の子が登場しました。
グレタ・トゥンベリさんですが、この人の演説を日本のメディアは「少女涙ながらに訴え」みたいな調子で報道しています。
メディア
は早くも次のノーベル平和賞候補だといい始めるありさまです。やれやれ。
子供が考えが足りないことを言ったら、大人はたしなめてやらにゃならんのですよ。

この子は、そこらへんの子供ではありません。バリバリの環境運動のプロです。

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https://www.businessinsider.jp/post-199316 国連サミットで発言するグレタ・トゥンベリさん。顔がコワイよ。

この16歳の少女は脱炭素のために学校でストライキをした子です。やりますな。

「トゥンベリさんが「未来のための金曜日(Fridays for Future)」活動 —— または、彼女の掲げるボードにスウェーデン語で書かれている「気候変動のための学校ストライキ(School Strike for Climate)」 —— を始めたのは2018年、生徒たちに学校を休んで、気候変動のための行動を政府に求めようと呼びかけた。
11月にはスウェーデンの国会議事堂の外で2週間にわたるストライキを行い、政府に対し、炭素排出量を年間15%削減するよう要求した」(ビジネスインサイダー 上写真と同じ)

あるいは、その名も「炭素排出量ゼロ」(a zero-carbon vessel) と云う名のヨットで大西洋を横断したりもしています。
普通の中学生にできることではありませんから、どこかは知りませんが大きなスポンサーがついたのでしょうね。
大西洋横断からこの国連サミットまでスケジュール化されていたようで、脱原発・脱炭素化運動はいい「名子役」を得たものです。

彼女の台詞もまたハッタリに満ちたものでした。居並ぶ世界の首脳を前にしての発言などこうです。

「あなたたちはわたしたちを失望させています。でも、若い人たちはあなたたちの裏切りを理解し始めています。未来の世代の全ての目があなたたちに注がれています。わたしたちを失望させることを選ぶなら、わたしたちは絶対にあなたたちを許しません」

ほー許しませんか、こういう言われ方をすると、別にキミに許してもらわなくてもいいんだけど、こういう自分だけが「若者の代表」って言い方はウヌボレがすぎるんじゃないの、と憎まれ口のひとつも叩きたくなります。
こういう単純な思い込みから出てくる決めつけは、軽いめまいすらします。
こういうリアルな社会や経済を無視して、自分の主義主張を絶対善としてしまうのは思春期にありがちな偏りなんですが、まるでかつての高校全共闘か、紅衛兵みたいです。

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https://www.bbc.com/zhongwen/trad/chinese-news-462...  公開つるし上げをする紅衛兵

知識も不十分だし、判断力もしっかりと確立されたとは言い難い16歳くらいでは、ひとつのイデオロギーに染まると、紅衛兵運動のようなマスヒステリーに容易に陥る場合があります。彼らの多くは中高生でした。

トゥンベリさんの怒りは、火力発電を増やしたため今回環境サミットで演説すら許されなかった米国や日本にもっぱら向けられているような気もしますが、だとすればとんだ筋違いです。
中国に向けなさい。中国はシャラとして太陽光パネルや風力発電の拡大と輸出に力を入れていると力説していますが、それはただのゴマカシにすぎません。
この国こそ、紛うことない
世界最大の二酸化炭素排出国であり、かつ重金属汚染排出国であって、冬のペキンは二酸化炭素の分厚いスモッグに覆われます。

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https://gendai.ismedia.jp/articles/-/46847

世界の3割の二酸化炭素を排出しているこの国を脱炭素化しないことには、地球温暖化阻止などただの絵空事にすぎません。

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http://jccca.org/global_warming/knowledge/kno03.ht...

さて、トゥンベリさんが注目を浴びたのに対して、世界のメディアからどーでもいい扱いを受けたのは小泉ジュニアでした。
スターであることを宿命づけられている(と当人が思っている)ジュニアには、ほろ苦の国際デビューじゃなかったのかな。

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なんせ得意のパパそっくりの演説はできないし(といっても英語うまくないしね)、注目されたのはもっぱら「セクシー」と言ったの言わないのでは寂しい限りです。
もちろんあの意味は、性的な意味ではなくて、クールていどの意味ですから、まぁつまんないことで騒がないで下さい。

問題はむしろ、この人が持論の原発ゼロを達成するには火力発電を増やさねばならないというトレードオフの関係が分かっていないことです。

分かっていないから、現行の日本のエネルギー政策でなぜ火力が増えてしまっているのか、を海外に向けて説明できません。
これがただの個人の政治家なら不勉強だなで済ませることなんですが、環境大臣として国連行ったわけですから、自分の担当部門を海外で説明できないようじゃ困るんですよ。

原発はいまほとんど動いてはいません。菅直人政権の置き土産がいまだに絶大な後遺症を残しているからです。
現在の原発の稼働状況です。

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https://mainichi.jp/articles/20190309/k00/00m/020/...

電源別に福島第1事故前と現在を比較してみましょう。

Saienehatsudendenryokuryou

https://denki.insweb.co.jp/saiene-hatsudenhiritsu....

上のグラフを見ると、2011年と2016年の推移はこのようなものです。

電源比率の推移
・原子力                              9.7%⇒1.7%

・化石燃料(石油・石炭・天然ガス)79.6%⇒83%
・再生可能エネルギー              2.7%⇒7.8%

日本のエネルギーは今や8割が化石燃料に依存しているのです。
強依存と言われても仕方がないし、だから国連環境サミットでも発言さえ許されないという屈辱を味わったわけですが、その原因はなんでしょうか。

理由ははっきりしています。原発を止めたからです
反原発派が代替エネルギーとして期待していたのは再生可能エネルギー(再エネ)ですが、FIT(全量固定価格買い取り制度 )という無茶苦茶に消費者を搾り取る制度を作りながら、5.5倍ていどの増加に止まりました。

小泉ジュニアに忠告しますが、脱炭素化の論理の前提になっている化石燃料の代替が再生可能エネルギーだという迷信からいいかげん醒めたほうがいい。
※関連記事
http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2013/01/post-8f2d.html

再生可能エネルギーは、はまる所を得れば素晴らしいエネルギーです。
ただし風力の強い北海道で出来た電力を短い送電網で消費出来るならば、という条件があってのことです。
 
それを津軽海峡を越えて大消費地の関東まで運ぼうなどとすると、海峡を渡る送電ケーブルの大増強をしたり、長大な距離の送電網を延ばさねばならなかったりして大変なコスト高になってしまいます。 

その上、電力自由化政策で発送電分離をしてしまいましたから、すぐに儲かりそうな小売りだけにはわらわらと新規参入増えましたが、地味で儲からないくせに、メンテナンスの塊のような送電部門には新規参入者は現れませんでした。
で、どうなったのでしょうか。
風が気持よく吹いて風車がグルグル回ってくれる北海道から、本土に送電できる送電網を敷いてくれる奇特な送電業者はついぞ現れませんでした。
ですから、FITの甘い言葉に釣られて再生可能エネルギーに参入した発電業者は、泣く泣く送電網コストを一部負担したり、計画全体の見直しを迫られている始末です

おまけに再エネをむりやり増やすためカンさんが作ったFITとは、要するに、「電力需給や原料需給とはまったく関係なく、市場価格より高く買うことを義務づける」というおおよそ自由主義経済の国とは思えない制度です。 
初年度は42円という驚天動地の世界最高値がついたので(※)、砂糖にむらがる蟻のように海外からさえメガソーラーに集まってきました。 ※現在のドイツFIT買い入れ価格22円
さすがに25年度は見直して37.8円にまで落としましたが、それでもなんと風力の2倍です。 
これが電気料金を直撃し、デフレ下の国民を締めつけました。

経済産業省の電気料金の平均単価推を参考に作られたグラフを見てみましょう。

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一般家庭で電気料金をどのくらい支払っているのかというと2014年の8月では8,509円で震災時の2011年3月から比べると36%も上昇しているのが分かります。

そして皮肉にも再エネを増やそうとすると、
再エネ発電所のバックアップが足りなくなってしまったのです。 
中学生にも気がつきそうなことを脱原発派は忘れていたのですが、太陽光は夜には発電しないし、曇りや雨となればただの箱です。風力は風がなければただの巨大ウチワにすぎません。
そうなると、発電しなくなっている時は、一体だれが発電しているのでしょうか?はい、そのとおり。火力や水力、原子力などの既成の電源です。 

しかしこういう場合もありますよね。午前中は風がなくてゼンゼン発電してかったものが、午後晴れたらブンブン発電するようになるとすると、今度は電気が余ってしまいますね。 
しかし気をつけよう、風車は急に止まらないのです。再生可能エネルギーは発電を抑制できないために、送電会社は全量出来た電力を買う(買電)することを義務づけられています。 
となると、いままで一生懸命止まっていた風力発電の穴を埋めていた火力発電所は、その瞬間に停止・調整を命じられてしまいます。

毎日この調子です。
再エネが動くと火力は止まる、再エネがへたれるとまた出番、というわけです。
このように一日何回もの稼働、出力調整・停止・再開を繰り返すのが日常的なことになってしまいました。
地球温暖化主義者には悪者扱いにされ、地道に日本のエネルギーを支え続けているのになんてひどい仕打ち。 

このように再エネ、つまり脱炭素エネルギーと火力発電は、どちらか一方を追求することでもう一方が犠牲となるという相反したトレードオフの関係なのです。
ですから、小泉ジュニアは国連で堂々と、火力が増えたのは原発を止めているからで、脱原発は炭素化の王道だろう、だ、文句あっか、と主張してくればよかったのです。

 

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コメント

紅衛兵みたいと私も思いました。

小泉氏の主張はまさに、原発反対派の主張そのものです。
原発は無くしたい、火力は減らしたい、自然エネは増やしたい。
その主張がすでに矛盾しているにも関わらず、指摘されれば原子力ムラだのアベガージミンガーだのと的外れな反論を繰り返し、現実から目を背けてきた方々です。

個人がSNSでつぶやくだけなら、どんな主張でも自由です。
しかし、現実を見て動かなければならない小泉氏が、原発反対派の主張を背負った状態で、今後どのように変わっていくのか。
とても興味深く感じております。

まず、16才のトゥーンベリさんの涙ながらの怒りの演説が世界でもトップニュースだというとにかく衝撃的に伝えたがるマスコミのバカバカしさね。

小泉ジュニアがアメリカでステーキ食ったとか(水資源からいうとそうだけど)、誰でも焼き肉や牛丼屋やコンビニ弁当で牛肉食ってるだろ!と「セクシー」という言葉使った云々。全くどうでもいい。
まあ、注目議員で環境相だから叩かれる。
で、たぶん本人は何故か分かっていない。
分かっているとすれば、日本はこれから米国産牛肉の輸入増やしますよ!の現地パフォーマンス。

さらに日本は具体策を出せないというところをやたらクローズアップして、よりにもよってドイツの担当官の「日本は先進国の責任として本気で再エネにシフトしなさい」とかの話を流す。。
いやいやいや~、少なくともドイツにだけは言われたく無いですから!!

んじゃ隣国に火力なり原子力なりで発電させて、それを買えと?
ウチは島国なんでねえ。
国境の川1つ挟んだとこの原子力や石炭火力の電力輸入なんてできませんから!

反対ばっかいう人は、

再生エネルギー推進を阻んでる方にはなぜなにも言わないのだろう?言ってる人いる???

地熱推進したら嫌がられ
風力だとノイズがとか
ソーラーだと有害物質がとか土地がとか

その辺の解決にも乗り出すべきじゃね???と

常々疑問です。

宜野湾の人さん。

私は火山と温泉の国ですから地熱発電は推進派ですよ。が、1億人を越える人口の中では出力とコストが見会わないから、60年代から大規模実験されながらもあくまで「地域エネルギー」に止まってるわけで。

また、風力や太陽光にしても、火力や原子力みたいな定常的な発電は出来ないんですよ。そこが問題な訳です。。

それではトゥンベリさんのお国スウェーデンの現状を見てみると。
https://www.jepic.or.jp/data/w09swde.html
スウェーデンは米国スリーマイル島の事故をきっかけにした脱原発方針を持ち続けているし、再エネへの取り組みや各種目標達成への努力をしているけれど。
右派政権時、左派政権時での曲折はあれど、現在も電源構成は原子力約40%、水力約40%、その他再生可能エネルギー約20%、稼働している原子炉のリプレイスを法で認め、厳しい冬場の凍結渇水時のバックアップとして火力を用意し続けているとな。
水力発電が年中安定するには温暖化は好都合と言えなくもない(微苦笑
とまれ、活動家はともかく、スウェーデンという国も現実は見ているのですね。

renewableとか再生可能といっても太陽にだって周期的強弱や寿命はあるし、自然物に変化は付きものだけれど、そんなことは知ったこっちゃない風にしていられるのは、技術発展があると思うからでしょう?
原子力を棄てられないのが世界の今の現実ならば、原子力を含めた各種エネルギー源を使いながら研究発展させるのは普通のことだと思いますがねぇ。

環境大臣に就任直後は歯の浮く様な言葉で持ち上げておきながら、
ちょっと発言に不備があると見るや一斉に叩き始める。
マスコミって本当に機を見るに敏だなあと感心します。
現時点で評価を下すのは余りに時期尚早だとは思いますけどね。
ただ少々大衆迎合に走る嫌いがあるのが気にはなります。

グレタ・トゥンベリさんですか。
私はこういう自己陶酔型の人物が本当に苦手でして、
何か「れいわ新選組」の山本太郎氏を彷彿とさせるものがあります。
保守系の論客の中にも山本太郎氏の演説を褒める向きが結構ありますが
私は全くだめ。聞いてるだけで体に悪寒戦慄が走ります。

国土交通省の資料では日本における発電自体のCO2排出量って全体の8%程度でそこを躍起になったところで大きな効果は期待出来ないと思っています。
それよりも生産や交通&運輸、日常生活など排出比率の高いカテゴリーから地道に改善を図っていく事が現実的だと思うのですけど、なぜか火力発電って真っ先に槍玉に挙げられますね。

母親の著書によればトゥンベリさんは裸眼で二酸化炭素が見えるそうですから、それは日々ストレスフルな事でしょう。
朝日新聞も数日前、嬉しそうに学生環境プロパカンダのネタで1面を埋め尽くしてました。
立教の学生が環境シンポに出たら他の学生が「環境なんか全く興味がない」と言ってて危機感を募らせただの、学校ストやデモといった激しいフレーズだと日本は引くだの今時の本邦学生に大層ご不満な様子でした。

どっこい、娘の通う高校の環境科学の授業ではちゃんと森林飽和の話やヒトのCO2の問題との切り分け、マイクロプラスチックは日本がストローを辞めても減らない事も学習し、原発の再稼動容認と段階的廃炉についてもまともにディスカッションできているそうです。テレビや新聞に大層不満だと申しております。あんな怖い形相で言ってた訳ではありませんがね。
罪作りな大人は彼女の周りにこそ居ます。

小泉進次郎氏は今回のマスコミ圧をどういなすのか、マスコミは彼をどのポジションにカテゴライズする気なのか。
英語でもおしゃべりは得意なんだなとは思いましたが、やっぱ中身がない人がどんなに表情豊かにしゃべっても、まともな質疑応答にならないんですね。セクシーはともかくあの無言はジョーク台無しです。


こんな自己矛盾した状況で、地球温暖化防止の為にクルマ
を化石燃料車からEVに変換していくという世界的トレンドに、
日本のクルマ社会はついていけそうもありませんわ。日本の
クルマは、他製品の後を追いガラパゴス化するんでしょうか?
値段のバカ高い軽自動車ばかりになりそうな予感です。

真夏日の電力がひっ迫した時間帯なんて、もうかなりヤバイ
状態なのに、そこへ電気自動車がチャージしたりすると、もう
ブラックアウト確定ですから。日本じゃ、世界中のメーカーが
製造するEVが、趣味の乗り物以外の何物でもないということ
になりますわ。

原子力・水力などをメインとし、無理のない範囲(山を削って
チマチマとパネルや風車を設置しない)での再生エネルギーを
サブにした電力の供給で、EVを走らせることが出来たら、そら
素晴らしいのに・・ 火力はオプションとして少し残しておきます。
イデオロギー抜きで、電力源の最適化をして欲しいです。


あっ、あの女の子、カワイソウですわ。左巻きの大人達の虐待
ですわ。まっとうな大人のもとで、スクスクと素直に育って欲しい。


https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190925-00010005-huffpost-int
障がいがあるからこそ立ち上がれた、という記事も日本語で出てきました。
アスペルガーの人達は知性に論理的にフォーカスする力にも長けた方々が少なくないからこそ、彼女の成長過程にカルト情報をふりかける周囲の大人達の罪も深くなるというものです。

えっと、たぶん、書き間違いだと思うのですが、管理人さまの記事末にあった、

> 脱原発は脱炭素化の王道だろう、だ、

は、「原発稼働が脱炭素の王道」「脱原発は炭素化の王道」でしょうか?


今回の報道は、みんな小泉進次郎が好きなんだなあ、と思ってみてました(笑)
そもそも経産省と環境省は相反するのが当たり前というか、まったく同じなら片方は不要なわけで、かといって省庁ごとに正反対のコメントを出されても困りますので、力を合わせて「脱炭素+脱原発」の不可能を、少しずつでも実現できるよう頑張ってほしいと思います。


国の目標値は、「火力、原子力、再エネ」がほぼ3等分くらいでしたっけ。
原子力については、再稼働済み+再稼働予定(審査中)のもので目標値を達成しますが、再エネはまだまだ足りないのが事実ですよね。太陽光は出力調整がかかるくらいもう十分ですから、あとは地熱と洋上風力でしょうか。
秋田と銚子沖の洋上風力の計画がありますが、今回の台風15号を経験したあとに銚子が計画通り進められるのか、興味を持ってみています。

というかですね、脱原発か脱炭素かの二択で揉める必要はなくて、水素による蓄電やピークシフト、炭素排出量の多い石炭石油からLNGへの転換や、CCS等々、いろんな方法があるんだし、せっかくだから出来ることはぜんぶやってみればいいと思うんですけど。
うまくいったら排出量の多い国に教えてあげればいいし(有料で)、「世界の工場」の役割を中国にお願いしておいて二酸化炭素は出すな、っていうのは酷だと思いますしね。

私自身は、「エネルギーの自給率100%」を目指すべきだと考えます。
その意味では、やっぱり再エネをもう少し増やす努力が必要ではないでしょうか。


山形さん

> 国境の川1つ挟んだとこの原子力や石炭火力の電力輸入なんてできませんから!

それ、出来ちゃいますよ。

あ、言おうと思ったこと忘れてました。


以前から気になってたんですが、「バイオマス発電」は再エネのカテゴリになってますよね。バイオマス発電には「専焼」と「混焼」があり、混焼の場合、バイオマス燃料が足りなかったり、火力が弱かったりすれば石炭や石油を混ぜて燃やしてます。
調べてみたけど混焼率の規定はなさそうだし(ご存知の方がいたら教えてください)、
ヤシ殻なんかを「重油焚きの船で」遠い国から持って来て、石炭混ぜ焚きして、いったいどこが「再エネ」なのやら、と。

小泉大臣は頑張って、こういうヘンテコな定義も変えてほしいです。


横須賀さん。おひさしぶりです。そうでした。逆になっていました。訂正します。ありがとうございます。

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