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2019年9月 2日 (月)

李氏朝鮮に戻ろうとする韓国の宿命

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九州Mさんからこのようなコメントを頂戴していますので、ここからいきます。

「現段階での日本のとるべき戦略は「韓国をしっかり北朝鮮サイドに追い込むこと」だと思います。そうして、国際的に分かりやすい日本と朝鮮半島との構図を作ればいいのです。ムン大統領はこれに、とてもふさわしい相手だと思います。そうすれば、いかようにも料理できます。衆目前に、朝鮮半島丸ごと。
向こう100年ほど見れば、今、中途半端なことはすべきでないと思います。「敗戦国としての日本」から切り替わる、最大のチャンスのような気がするのです。戦争の汚名返上にはそれなりの覚悟が必要と思います」

おそらく九州Mさんが言うように、朝鮮半島には一つになろうとするベクトルが働いています。
それは否定できません。
ただし、ムンにはその力はないし、彼の性急な南北融和路線は、肝心の北朝鮮から鼻であしらわれています。

正恩が欲しいのは、一定の核を保有したまま経済制裁から逃れることであって、せいぜいが開城工業団地の再開か金剛山開発程度であって、いまはそんな戯れ言につきあうほどのんきではありません。
正恩にとって祖父の遺言は重荷であって、小なりといえどカッチリとまとまった金王朝国家を強くするていどが目標にすぎません。
自由選挙があたりまえで、なにかというと街頭に走り出て旗を振り回してデモをするような「ブルジョワ自由主義」にかぶれた南の連中を統治下に置きたいなどとは望んでいないでしょう。

北朝鮮が「南北融和」を望んでいないことについて、楽韓さんが面白い論考を紹介していました。

「首領独裁式経済とは、政治権力が経済制度と政策、資源配分を一方的に決める体制をいう。独裁体制は経済を発展させるよりも停滞した状態を好む。
なぜなら経済が成長して人民の生活水準が高まれば、政治的な自由を要求することになり、独裁の存続を脅かすからだ。ただ、韓国・日本など周辺国との安保競争のため、人民が政権に挑戦できる潜在力を抑えるレベルでの経済成長を望むということだ。
この論理によると、南北が力を合わせて日本の経済的優位を越えるまで経済が成長することを望む中長期「南北平和経済」構想に北朝鮮政権は同意しないと解釈できる」(中央8月31日)
https://japanese.joins.com/article/144/257144.html

これは統一研究院という政府統一部に属する政府系シンクタンクの論文だそうですが、私もよく言ったと感心しました。
まったくそのとおりで、北にとって至上の価値は金家の独裁維持です。
人民が飢えて死のうと、万年飢餓線上だろうと知ったことではありません。
こういう人民の飢餓を考えないで政権を運営できるという北の異様さがわからないと、北という国がわかりません。

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北にとっての脅威は、「偉大な指導者」とその取り巻きたちの支配が崩れることだけであり、人民を豊かにしてしまえば中間層が生まれ、やがて韓国のようなろうそくデモが自分たち支配階級に牙をむくかもしれません。
だから、中国が勧めた開放改革も頑として拒否してきたのであって、ムン如き愚か者が言う南北統一して、豊かになろうなどというたわごとなど論外なのです。

しかし、それにもかかわらず、朝鮮半島には一つになろうとするベクトルが、宿命的に強く働いていることは事実です。

ではここでいい機会ですから、私たちは朝鮮半島が、日本とはまったく異なった自然条件・地政学的位置にあることを押えておきましょう。
私たちは四方を海という自然要害に囲まれている国土を前提にして考えてしまいますが、置かれた地理的条件で民族性や国家の有り様までもが異なったものなります。

さて「朝鮮半島」というひとつの概念でくくられた時代は、近代・現代では李氏朝鮮と日本統治時代しか存在しません。
それ以外の時代において、朝鮮半島は分裂した状態が常態でした。
朝鮮民族は常に分裂し、内部での闘争にその大きなエネルギーを費やし、その時々で政権内部の各勢力が外国を引き込んで闘争に明け暮れたあげく亡国。
最後には属国化してやっと安定することを繰り返していくわけですが、なぜなのでしょうか?

その理由を宮家邦彦氏は、月刊「文春」9月号『徴用工裁判は李氏朝鮮への回帰である』の中でこう述べています。

「朝鮮半島はユーラシア大陸の東端に位置し、周辺を中国・ロシア・日本という強国に囲まれてきました。また自然要塞がなく、戦略的縦深と呼ばれる地理的厚みに乏しいために、常に外部からの侵略にさらされてきました」(宮家前掲)

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朝鮮半島は、かつて北朝鮮が38度線を超えて侵攻を開始した時、瞬く間に南端の釜山まで包囲することが可能なほど厚みのない構造です。
これは負ければどんどんと奥地へと逃げることが可能だった広大かつ深い縦深を持つ中国とはまったく違います。
中国大陸では国府軍も南京を追われると重慶に逃げることが可能でしたし、紅軍も追われるとどんどんと奥地の辺境に逃げていくことが可能でした。
こういう地理的条件を縦深が深いと呼びます。
一方、朝鮮半島にはまったく逃げ場がありません。後ろはすぐに玄界灘、東西は険しい山岳地帯で遮られて交通も容易ではありません。
逃げるにしても東の回廊を海まで逃げるか、山岳地帯でゲリラにでもなるしかないわけですから、これほど守るにふさわしくない地形はありません。
いわば伊豆半島を大きくしたようなものです。

このような地理的条件を与えられた朝鮮民族は、どのような民族性を作ってきたのでしょうか。

「地政学的にみて非常に脆弱なこの地域で民族が生き残るには、外国とむやみに戦わず、最も強い国家に取り入ることが最も現実的な選択肢となります。事実、高麗や李氏朝鮮は、歴代中国王朝に朝貢し、冊封体制に組み込まれることで生き残ってきたのです」(宮家前掲)

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中華皇帝に対する朝鮮王の三跪九叩頭の礼

朝鮮はときどきで最も強力なヘゲモニック・ステート(覇権国)の
属国となるのが、気の毒ですが運命づけられていると言ってよいでしょう。2千年の長きに渡って宗主国は中華帝国でした。現代においては日本であり、それが衰退した後には米国の事実上の保護国となり、今に至っています。
中華帝国が完全に版図に組み込まなかったのは、荒廃した土地にうま味がなく、かつその難しい民族性に辟易していたからです。

では、この朝鮮民族の難しい民族性とはなんでしょうか。

「(朝鮮は)中国に完全に飲み込まれないよう、面従腹背するとことも必要でした。朝鮮半島の王朝は、いわば『振り子』のように、周辺の強国の間を行ったり来たりしてがらバランスを取り、生き延びる外交を行ってきたのです」(宮家前掲)

パク・クネが見せた「こうもり外交」、ムン・ジェインが言う「バランサー外交」、あるいは北朝鮮の3代続く金王朝が得意とする「外国を手玉に取る」というと聞えがいいですが、要は強国に対して面従腹背することでサバイバルしようとする外交こそが、伝統的朝鮮半島の外交のあり方なのです。

こういう二国に仕える国のことを両属国家といいます。
日本では琉球王国がそれに入ります。

北朝鮮における金王朝の教条である「主体思想」は、外国に支配されず民族が主体性を持つということを謳ったとされているがゆえに、金日成の抗日闘争伝説(嘘ですが)と並んで、韓国人の根深い北朝鮮コンプレックスの根源となっています。

それはさておき、現代の韓国の地政学的状況はどのようなものでしょうか。

Korea2020war20map

http://www.kyoritsu-wu.ac.jp/nichukou/sub/sub_gens...

現代朝鮮半島は、北朝鮮の軍事侵攻によって二つに分断されました。
この北朝鮮の侵略は金日成の強引な主張から発したもので、むしろソ連や中国が突き合わされたという「小国がたいこくうせんそうに導く」という珍しい形をとりました。
よく冷戦が引き裂いた朝鮮民族の悲劇といういい方を彼らは好みますが、事実は分断した張本人は金日成です。
とまれこの朝鮮戦争が作り出したのが「1953年体制」で、以後、東アジアの冷戦構造として今に至るも存続しています。

この中で、韓国は米国によって保護され、一方北朝鮮はなんちゃって共産国家の道を歩みました。
日韓基本条約が結ばれたのは、この「1953年体制」が堅牢だったからであって、韓国は地政学的には、従来の半島国家の性質から初めて解放され、海洋勢力(シーパワー)に組み込まれた島国家となりました。
これが以後の韓国の経済発展の背景となります。

韓国は日本から請求権協定に基づいて巨額の資金を供与され(渡された個人請求はぜんぶ経済建設に注ぎ込んだのですが)、米国を盟主とする自由主義陣営の一角で、共産主義の防波堤の役割を果たすことの代償としてここまでの発展をえることができました。

ところが21世紀に入り、世界状況が激変します。
それは、いくつかのことが世界で同時に起きたからです。
ひとつめは、米国が衰退したことで世界秩序が壱奇異に不安定化したことです。
二つめは、グローバル経済のうま味をたっぷりと享受して中国が勃興たことです。
そして三つ目に、その間隙を縫うようにして、北朝鮮もまた核保有を完成しようとしたことです。

「韓国にとって中国は2千年以上も宗主国でした。対等する中国に対し、まずは関係を改善しなければならない。
一方、北朝鮮が核を保有してしまった以上、南北分断の現状を軍事的に解決することは難しくなりました。
東アジアの1953年体制は、崩壊し始めたのです」(宮家前掲)

21世紀初頭において顕著だったのは、この自由主義陣営の衰退でした。
盟主米国は打ち続く中東、アフガンに足をとられて疲弊し、オバマは「世界の警官を辞める」とまで口にするありさまでした。
このような世界秩序のガタつきは、世界各所に現れました。
EUは移民で揺らぎ、ブレグジットで混乱し、ロシアはその隙間を狙うようにウクライナに侵攻し、中国は内陸に支配する部分がなくなったために南シナ海へと大規模な軍事膨張を図りました。
イランは核開発を諦めたわけではなく周辺地域に手を出しています。

このような世界秩序のタガがハズレかかった状況の中で、韓国が選んだのが朝鮮半島のの「主体」を取り戻すということでした。

「韓国も、外交の舵を大きく切りました。このような世界情勢の変化は、韓国から見れば、東アジアにおいて主体性を取り戻すチャンスといえます。
北朝鮮と統一し、再び李氏朝鮮時代の姿に戻って振り子外交を繰り広げ、強国のあいだでバランスをとりながら東アジアで存在感を発揮する、そんなシナリオが現実性を帯びてきたわけです」(宮家前掲)

これがコリアン・ナショナリズムの歴史的に見た姿で、韓国からみればこれが「国益の最大化」ではないかと宮家氏は見ています。
好むと好まざるとにかかわらず、朝鮮半島は一つになろうとしています。

ただし、その時はいまではないでしょう。
くりかえしますがムンにはその力はないし、自分の頭の上のハエをおうことで精一杯です。
北朝鮮も現時点でそれを望んでいるわけではなく、中国も距離を置いています。
したがって、今後米国が韓国にどのように対応していくのか次第で、韓国の未来は決定されます。
米国が韓国を不良資産として切り離せば、ムンに力があろうとなかろうと「統一」の道は近づきます。

その時問題となるのは、どこの核の傘に入るかです。
三つ考えられます。
①中国の核の傘
②北朝鮮の核の傘
③米国の核の傘

私は②の「核を持った統一」は周辺国のどこも望まないために、それを承認しないでしょう。
すると中国か米国かのいずかですが、なんとも言えません。
中国に依存しようとするなら、米国はこれを認めないからです。

このようによく馬鹿なメディアは「日韓関係最悪に」などと言っていますが、ほんとうに重要なのは米韓関係なのです。
だって、いままで日韓関係はA little badだったのが、いまやworstになったってことだけじゃないですか。

わが国にできることは少なく、万が一に備えて玄界灘・対馬ラインに防衛線が下がった状況について考えて手を打っておくこと、1953年体制をできるかぎり守ろうとすること、そのために韓国が日韓基本条約を揺るがせることを許さない、ということくらいです。

 

 

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コメント

古来より地続きの国では絶えず異民族の侵入によって果てしない血みどろの戦いが繰り広げられてきました。
フランス国歌のラマルセイエスはこのことを良く現していますね。
戦いに負けた方は死に絶えるか奴隷になるしかなかったのです。
アフリカの奴隷はこうしてアメリカに売られました。
それは天変地異がなかったからです。

しかし世界の地震や台風の七割が日本で起こるというほどの災害国歌です。
隣同士がいがみ合っていても、災害の神の怒りの前にはわだかまりを捨てて、憎しみを水に流してお互い協力して復旧に勤めなければなりませんでした。
災害のおかげで同じく苦しみにあった人の気持ちがわかるようになります。
自然災害がなければ憎み合った人々は邪魔されることなくとことんまで戦ったでしょう。
日本に奴隷が根付かなかったのは納得いくところです。

ちょっとひねった言い方をすれば日本は古事記のスサノオノミコトに象徴されるような、災害を神とする日本教国家であると思っています。

>中国に依存しようとするなら、米国はこれを認めない
認めない米を振り切って韓国の意志として中国へ寄っていくように、米国があちこちに嫌気のする石を置いています。
半島の親北派達は②が実現しないことを米国や日本のせいだと喧しく言うでしょう。
それは放っておくしかないですが、日本国内からおそらく先に朝日あたりが「②を実現させない安倍と日本」と書くはずです。
半島に黒幕がいるいないは別として、初っ端のデマたっぷりな問題提起は日本発です。直近のホワイト国云々でも、ストレートニュースだけの時はサムスン達は冷静でした。秒で共同と朝日が「報復規制た!」と被せて火をつけたのです。
記事末尾にある他に日本でやれることは、国内のこれに水をぶっかけ続けることと、スパイ防止法です。

いくらムン閣下が「李氏朝鮮」を目指しても、李氏朝鮮は以下の理由でつぶれていったのです。
①事大主義と小中華思想
②不毛な内部抗争
③偏って誤った教育
④後手の経済政策
ムン閣下のしていることは①~④すべてを兼ね備えています。ちゃんと足元を見ないと李氏朝鮮の繰り返しになりますよ!

慰安婦や徴用工そして南京事件など、一連の日本を貶める主張が、どのようなイデオロギーに基づき、どういう政治目的を持っていたのか。現在の韓国の反日運動によって明らかになりつつあると思うのです。

日本人の良識派、つまり人権を尊重し弱者の立場から、これらの問題に同情していた人達に対し、目が覚まさせる効果が韓国の異常な反日運動にあるのです。内閣支持率がさらに上がっていることでわかります。

韓国にはとことん反日運動をやってもらいたい、そしてその先に北朝鮮があることを、しっかりと我々日本人に見せていただきたいのです。

今の日本人で北朝鮮を肯定的に見ている人はいませんからね。とても勉強になります。私が目が覚めたのは、北朝鮮が日本人の拉致を認めた時でした。そして今回の異常な反日運動で強固なものになりました。

九州Mさん、日本人の意識が変わってきているのを私も感じています。おそらくよほどの新しいfactが出ない限り、この流れが逆流することは当分ないとおもいますし、内外の親北派もわかっているはずです。

私がもし親北派であったなら、テレビや週刊誌などを通じてやるのは、日本に有利なfactをどんどん大げさに開陳して、日本人が今現在の半島の人間を侮蔑し差別しヘイトする件数を増やすことです。
なりすましの自作自演では弱いので、日本人のモラルを下げて本当に普通の人がうっかりヘイトを口にできるような空気を一瞬つくる努力をします。
日韓どっちもどっちな演出をかもしてしまえば、嘘が下手な日本は国際世論にぽきっと鼻を折られてしまいます。

ニュースバラエティやワイドショーでもう既に、お笑い出身の元政治家なんかで試し始めています。
どうひいき目に見てもあちらに問題があることだらけなんですが、それを並べて批判しながら、間にぽろっぽろっと「民族的にどうなんですかね」とか「おくれている」「DNA的に云々」とか挟むと、インプットされてたがが外れていくものです。
行き過ぎなポリコレに内心へきえきしている人が多い今、彼ら的には身を挺した逆転のチャンスでもあります。
チャンスをどちらがものにするかは、自制と決断にかかっているのですが、ここ10年正念場ですね。。。

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