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2019年11月22日 (金)

香港、内戦に突入

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香港は内戦となっています。
香港は中国大陸唯一の民主主義の砦として孤軍を戦っています。
今やキャリー・ラム行政長官は完全にガバナンス能力を失い、ただひたすら警察の暴力で叩き潰すだけとなっています。

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https://twitter.com/FreedomonohKen

日本のメディアが「絵」になるドンパチばかり伝えるために、その背景に香港ゼネストが打たれていることを伝えません。

たとえば民主派学生が香港中文大学に立て籠もって籠城戦をした理由を知っていますか。
それは11月11日からの3ゼネストが打たれたために、大学2号橋から吐露港公路に障害物を落下させてブロックしようとしたからです。
https://www.youtube.com/watch?v=G4y85iqH9u8


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香港では3ゼネストといって大学・高校の授業、職場、商店などの全面ストライキが訴えられていますが、これを説明しないと学生だけが騒いでいるような錯覚を受けます。
現実には、今や香港全体が民主要求の巨大なるつぼと化しているのです。
デモに参加するのは香港のほとんどすべての階層にわたり、、ビジネス街では普通のサラリーマンやOLが、食堂街では親父さんや従業員らが、そして高校では生徒や教師たちが、その持ち場で戦っています。
この中文大学や理工大学の籠城闘争は、そのひとこまにすぎません。

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「「三?」と中国語で表現される3ゼネストは、11月に入って急激にエスカレートする警察の暴力を食い止め、独立調査委員会を設置して警察の腐敗を暴くことを含めたデモ隊の五大要求をのませるための、圧力として、都市交通機能をデモ隊がコントロールしようというのが狙いだ。この作戦を実施するにあたり、香港学生100人以上が、市民に理解をもとめ詫びを入れる書簡を発表している」
(福島香織の中国趣聞 NO.42 )

香港警察は、この籠城戦に対して容赦ない弾圧で臨み、中国軍対テロ特殊部隊が参加したしたとの情報すら流れています。

「警察からは催涙弾、ゴム弾2000発以上が発射され、学生側は火炎瓶などで応戦、70人以上の学生が負傷した」
(福島前掲)

 また、負傷者を救助するために駆けつけた民間医療ボランティアまで後ろ手に拘束しました。

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また、今回、警察側は自動小銃を公然と携帯し、デモ隊に向けて発砲しています。

「またこの大学は、人民解放軍香港駐留部隊のキャンプと隣接しており、解放軍もキャンプ敷地内で、銃剣つきの95式アサルトライフルを構えてキャンパス方面を伺っている様子がメディアのカメラで報じられている」(福島前掲)

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「解放軍香港駐留部隊はこの日、「自発的」にキャンプ外にでて、理工大学前のバリケード撤去、道路の障害物除去などを行った。これは、市民のために解放軍がボランティアで、バリケードを撤去しましたという「イイはなし」ではなく、香港政府の要請なく勝手に中国の軍隊が動いたという点で、香港基本法を無視したことになる。
もっとも解放軍が勝手に動くとは考えにくく、これは中国共産党の命令を受けての行動だろう。こうした軍の動きは、香港の治安維持回復に解放軍出動の可能性があることを香港内外に示し、つまり、最悪、天安門事件を鎮圧したのと同じように、解放軍によって制圧される可能性を、内外に示した一種の恫喝と受け取られている」(福島前掲) 

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また警察が1万発以上乱射している催涙弾は、西側でつくられたものではなく、中国製の危険な催涙弾が大量に使用されています。

「今日香港理工大學の中で、HKGETVさんが催涙弾を爆発後「シアン化物」の濃度が30ppm以上と検出しました。国際の基準は4.7ppmが安全の上限です。50ppmは即命の危険がありますので、30ppm以上は恐ろしい数値です」
https://twitter.com/FreedomonohKen

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このような香港の民主派に、自由主義陣営もやっと重い腰をあげはじめました。

「ワシントン 20日 ロイター] - 米下院は20日、中国が香港に高度の自治を保障する「一国二制度」を守っているかどうか米政府に毎年検証を求める「香港人権・民主主義法案」を賛成417・反対1で可決し、トランプ大統領に送付した。中国との通商協議への影響が懸念されるものの、関係筋によると、トランプ氏は署名する見通しという」(ロイター11月20日)
https://jp.reuters.com/article/hongkong-us-bill-idJPKBN1XU2VM?il=0

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米国上院は、香港人権法案可決し、トランプも署名する見通しなので10日間で自動成立します。
トランプが香港を無視しているかのような対応を取り続けてきたのは、背後に米中経済戦争の中締めがあって、彼としては大統領選の勲章作りのために中国を刺激することは手控えていたようです。
トランプという男は、自分のディールのためにはこういうことを平気でやるところがあるから、いまひとつ信用しきれません。
いっそ弾劾が決議されてペンスが昇格したほうがいいくらいです。
そのペンスは米中協議について、香港に対してこれ以上の暴力を行使するなら妥結出来ないとまで言っています。

しかし今回、上下院ともに全会一致ですので、仮に(ないとは思いますが)大統領が拒否権を発動しても、両院の3分の2で成立します。
こういう民主主を守るという価値観では、いつもは犬猿の仲の共和・民主共に手を携えるのは、米国の美風でしょう。
今回は香港情勢の急速な進展で、通常の法案審議を簡略化して、情勢に追いつこうと努力しています。
首相の足を引っ張ることだけしか頭にない、どこぞの国
の「民主党」、米国議会を見ているかぁ。(いねぇだろうな)

それはさておき、法案が成立すれば90日以内に、香港の人権状況の調査が開始されます。
もう既に一部の調査は先行して開始されており、たぶん多数のCIAスタッフは現地に潜入しているものと思われます。

これらの調査に基づいて、香港において一国二制度が守られていないと議会が判断した場合、香港の特別な地位は剥奪されます。
すなわち、中国本土とは異なる関税、金融面での優遇、入国条件等を一気に失い、国際金融センターの地位を喪失します。
また、人権弾圧に手を染めた関係者や機関に対して銀行口座の凍結や廃止し、さらには入国拒否などが課される可能性が出てきました。

この香港人権法成立により、米国の香港民主派へ連帯の意志が明確に発信されました。 
これは米国が一致して「米国の正義」を掲げた時は、こと次第では戦争も辞さないという意思表示でもあります。
ディールのなりゆきひとつでコロコロ変身するかの国の大統領閣下と違って、きわめて強力なメッセージとなります。

こんな時に香港弾圧の張本人を、国賓で招待する首相の気持が知れません。

Save 、Hong Kong!

 

 

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コメント

これだけの人道危機に、グリーンピースだとかヒューマンライツウォッチやナウはおとなしいですね。。

それにしても中国製催涙弾怖すぎ!

日本共産党が香港問題に関して声明を発表しました。他の政党は未だ以て口を閉ざしたままですよね、確か。こんな時に結束できるアメリカ、出来ない日本。日本には人権派って存在はなきにも等しいです。

https://www.jcp.or.jp/web_policy/2019/11/post-821.html

まさに戦争中ですね。自由主義にいた人が、全体主義国家になるのは、耐えられないでしょうね。中共もここで引けば、本土でドミノ倒し内戦になる可能性も高いですね。もう中国では、中共は邪教で中国の伝統精神から逸脱しているという情報が出回っているようですね。米国諜報謀略組織も大車輪でしょうか。
最後の頼みが、利権でなんとでもなる日本に助けを求めるんですかね。天安門のにのまえにはならないようにしないと、将来日本も香港のようになると思います。

日本の報道を見ていると五分五分にように言いますが、トランプさんは必ず署名します。
そして、米中貿易協議の妥結はありません。株価はさがりますが、さすがアメリカです。

おそらく、最初の議会報告が出れば欧州もアメリカに倣う以外に手立てがないと思います。
安倍さん、どうしますかね? 野党も桜ごっこしている場合じゃありません。非常に重要な転換点です。

なぜ、日本政府・自民党は中国批判声明を出さないんだ!

共産党は批判を表明してるだけはるかにマシとも言えますが、志位さんも国会議員なのだから香港問題と習首席の国賓待遇を国会の場で訴えないとね。
いまの段階では穴に向かって「王様はロバの耳だー!」って叫んでるのと大差ありません。

発表から1週間経ってもそんな様子がないのが残念です。

いまだに日本政府が中国政府にたいして非難声明の類を発しないのは、香港島及び中国にいる在留邦人及び企業のことがあるからなのでは?
中国というか中国共産党は、ほかの欧米各国と日本とではまるっきり対応が違いますから。わかりやすいものでは反日教育に反日政策です。

日本政府が香港弾圧に対してナマクラに構えているのは「米議会にひきかえ随分批判を手控えるトランプ」に忖度してるのかと勝手にイライラしておりました。
だったらもっと米国のスタンスをパクって、第1党の自民がこんな優等生チックな決議文でなく、もっと人権弾圧自体に触れた決議文を発すれば良いものを、わざとなのか下手なのか。
https://www.sankei.com/politics/news/191115/plt1911150017-n1.html
維新もチャイナは大阪のお客さんだから何にも言わないんですかね。

タイトル通り、香港は内戦状態のようです。
当初このブログで「世界から見られている香港で自国民虐殺にふみきれるのか」色々な書き込みがありました。
その頃あまちゃんの私の頭の中には戦車や銃撃、不当逮捕・裏通りでの拉致殺人は浮かんでも、催涙弾と名の付いた化学兵器もどきを1万発近くも市中に撃ち込むのは思いつきませんでした。
記事中に貼られた死者数を遥かに越える負傷者がいることでしょう。
プライムニュースで安田講堂と並べて語る識者達がいましたが、比べるものではありません。全く主旨も動機も主敵の残虐さも違います。

「日本の尊厳と国益を護る会」が、
「香港に自由・民主主義・法の支配の確立を求める緊急アピール」を官房副長官や党三役へ提出した様子です。代表して自民の長尾たかし議員が手交したとのことです。長尾議員が自身のフェイスブックで報告してます。う~ん、遅いんじゃないの!

共産党の「あれ」はポーズ?
院政まだまだ続行中ってことなんだろうな。

中共はこれまで酷い仕打ちを自国民にしてきましたから、もし民主化
などという中共の悪夢が実現したりしたら、そら、そこら中で吊るされ
る党幹部が続出し、アウシュビッツ並の犯罪が白日に晒されて非難
ゴウゴウになります。なんとしてでも、アリの一穴になりそうな香港の
自由化を、全力で叩き潰さなければなりませんわ。

それでも今ならまだ、日本の明治維新時のように無血開城で政権を
交代できると思います。中共自身が「ワシらが悪かったわ、共産主義
なんぞクソだわ、ワシらもマルクスに騙されとったんや、許してくれや」
と言って、中共自ら政権を投げ出せば、民衆も「吊るせ!」などと物騒
なことを言わずに、そのまま無血で自由主義国家に移行できる。

そういう意味では、今が中国4000年の歴史の中でも無血開城できる
万載一遇のチャンスですわ。香港をキッカケに内戦が拡がり、憎しみ
が憎しみを生んで憎悪のカオスになっていく前だからです。世界的な
企業も育ってきているので、経済的な破滅も無いです。

で、交通取り締まりのオマワリ(さん)の、漫才会話手法です。トランプ
親ビン「コラ!制裁に次ぐ制裁やど、コラ、自由化せんかい!」 アベ
「まあまあ、プーさんにはプーさんの都合があるでな、決して自由化し
たくないのじゃなくて、プロセスな、メンツが立たんとなぁー」 親ビン
「そんなん知るか、ボケ!すぐ自由化するんかせんのか?せんのか
い?」 アベ「すぐには難しわな、まあまあプーさん、ワシも協力する
わ、昔からの国の仲なんやから、困ったことがあったら言うてーな」
プー「よろしくお願いします」  

共産党、中国大使館へ申し入れしたみたいです。
「香港問題」だけでなく「ウイグル問題」、「尖閣問題」もあわせて?

新聞赤旗電子版より
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik19/2019-11-19/2019111902_03_1.html?fbclid=IwAR0KFqGlMkdG6PwiyuE

宜野湾くれない丸さんへ

その抗議をしたという田川実氏を全く存じてないので検索すると、過去の「核兵器禁止条約に関して中国と激論した」講演録が出てきたのですが。
この内容を読んでみるとどの程度の「申し入れ」だったか容易に想像がつきます。
中国相手にこの程度の活動で効果があるのなら苦労はしないですね。

しゅりんちゅさんへ

多分ですが「使い走り」です。
エクスキューズというか証拠つくりというか。
彼ら共産党が「何をしようと」しているのかが興味あります。
ホントに「人権」を気にしているのであればね、もっと前に「声明」出しているはず。大使館へ「申し入れ」した、、、教科書どうりですな。
さて、次は・・・・・・。

衆院解散・・・の匂いを嗅ぎつけたのかもしれません。

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