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« リテラシーのアンテナを高くしましょう | トップページ | 休校措置は無意味な混乱を招くだけだ »

2020年2月27日 (木)

案外落ち着いたもんだ、我が国民

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先日の株価の大暴落は当然でした。やはり世界的な景気悪化が始まるのではないかという見通しが強まったということです。
ダイヤモンドプリンセスの苦闘や韓国でのパニックなど、ヨーロッパの人たちにとって遠いアジアの対岸の火事として見ていたのでしょうが、こともあろうにイタリアで感染が爆発し、しかもそこをハブにしてEU全域に拡散する可能性が生じてしまいました。

まだ特定はできていませんので軽々に決めつけられませんが、ありえる可能性としてクルーズ船があります。
この船の航路はまだ確認できていませんが、典型的な地中海クルーズのコースは下のようなものです。

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コースはいくつもありますが、仮にこのコースだとすれば、ジェノバから出発し、フランス、スペイン、チュニジア、マルタ、そしてイタリア半島は南のシチリアとローマ(チベタベッキア港)まで総なめとなります。

6千人もの乗客を無検疫で下船させててしまったのがローマ港で、感染が最初に確認されたのがロンバルディアです。

「イタリアメディアによると、北部ロンバルディア州で23~24日、新型コロナウイルスに感染した4人が死亡した。いずれも高齢だったり元々重い病気を患ったりしていた。国内でウイルスに感染した死者は計6人、感染者は219人になった。メディアは当初、死者数を7人と報じていたが、6人に修正した」(東京2月26日)

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NHK

最初に感染者が確認されたのはローマで中国人観光客夫婦でした。 クルーズ船との関係は不明です。

「イタリアでそれまで確認されていた感染症例は、休暇で訪れていた中国人夫婦を含む3件のみで、すべてローマだった」(ブルームバーク2月26日)

ところが感染拡大はローマの北のロンバルディアで発生しています。

「イタリアでのウイルス流行は、2月18日にミラノ近郊にあるコドーニョの病院で治療を受けた38歳の男性に端を発するとされ、この男性から数十人の患者と医療従事者が感染した。同男性は最近中国に渡航しておらず、どのように感染したのかは謎のままだ」(ブルームバーク同上)

ミラノはイタリア工業の中心地ですから、イタリア経済に与える影響は少なくないでしょう。
既に11の自治体が封鎖されています。

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「イタリアでは北部を中心に新型コロナウイルスの感染が広がっていて、これまでに感染が確認された人は24日までに229人に上り、6人が亡くなりました。
感染者が増えているロンバルディア州と、ベネト州の合わせて11の自治体では事実上、街が封鎖され住民の出入りが禁止されています。
これらの自治体のうちサンフィオラーノで24日、市民が撮影した動画には人通りがなくなった街の様子や、防護服を着た人が新型コロナウイルスに関する、最新の指針を掲示板に貼り出す様子が映されています。
また、別の自治体の状況を伝える動画では、街の境界に警察による検問がしかれ、道路が封鎖されている様子がうかがえます」(NHK2月26日)

ブルームバークは「安全対策も欠如」と冷やかな書き方をしています。

「イタリアで新型コロナウイルス感染が急増し、欧州で最悪の状況となった背景には、不運と安全対策が不十分だったことが挙げられる。同国が新たな感染症例を探し出そうと綿密な検査を行っていることも感染件数を膨らませる結果になっていると、保健当局は指摘する」(ブルームバーク前掲)

先ほどのクルーズ船が、ローマ港に入港して検疫したのが1月31日、ダイヤモンドクルーズが入港し即日検疫が開始されて最初の感染者が見つかったのが5日のことですから、イタリア当局はダイヤモンドプリンセスの事例を知らなかったとはいえます。
それにしても中国人観光客が多数乗っているのに、そのまま無検疫で全員下ろしちゃうかね、フツー。
危機感ゼロと呼ばれてもしょうがないと私は思います。

イタリアの対応をみていると、危機的状況に対するわが国の災害馴れというか、落ち着きさえ感じます。
私たち災害大国からみれば、ヨーロッパの都市はよくいえばロマンチック、はっきり言えば、インフラが更新されるのが遅れていて、建造物は震度5程度で瓦礫の山になりそうなものばかり、道路は石畳で入り組んでいますから、いざとなったら緊急車両がどこまで入れるのかわからないでしょうね。

一方わが国といえば、昨日、政府は大勢が集まる集会の自粛を要請し、プロ野球、Jリーグ、大相撲が延期、もしくは無観客試合となりそうです。
これと同じことが欧米で起きた場合、今の日本のように粛々と実施されるでしょうか。
日本人の定評として危機管理ができないということをよく言われてきましたが、これを見るとあながちそうでもないような気がしてきました。
東日本大震災と福島事故の同時発生時においても、国民の多くは驚くほどの平静さで、文句を垂れながらも政府の指示に従っていたことを思い出します。

よく日本人は危機に弱いとあたりまえに批判されていますし、そう自分でも自覚しているフシもあるのですが、案外捨てたもんじゃないと思いますがね。
首都の目の前でダイヤモンドプリンセスのような事件が起きた場合、どれだけの国が耐えられるでしょうか。
たとえば、ニューヨーク湾で起きたら、ロンドン港で起きたら、彼らは平静でいられるかどうか。
あるいは、メキシコで新型コロナが発生して数万人が感染し、数千人が死亡したという事態となったら、米国人はおだやかに暮らしていられるでしょうか。

わが国はメディアや一部保守論客を除いて、おおむね平静で政府の指示に従い、あと1、2週間と山だという政府の呼びかけに応えて、じっと嵐が去るのを待っています。
いいことです。
慌ててみてもなにもできないのですから、不要不急の外出を控え、大勢の人の集会の延期、そして家に帰ってうがい・手洗いを励行しましょう。
政府広報みたいなことを言うなといわれそうですが、それか言いようがありません。

コロナウィルスは無敵ではありません。むしろ致死率が低いウィルスに属します。
特に子供にはうつりにくいし、移っても死亡例はゼロです。
亡くなるのは、多臓器疾患をかかえた高齢者が主で、若年層は罹ってもわからないうちに治癒してしまうことさえあります。
あえて語弊を恐れずにいえば、そのていどの脅威度の病なのです。

今までのコロナウィルスはことごとく低温で繁殖する季節性のウイルスでしたから、新型もそうだと類推されます。
ならば、もうすでに春。彼らにとって苦手なシーズンが始まります。

またアビガンなどの抗ウイルス薬の効能が確認され始めてきています。
簡易検査キットの完成が遅れるとの情報もありましたが、キヤノン、東ソー、デンカなどが開発を進めていて、思いの外早くできるかもしれません。

現時点でまだ新型コロナウィルスでわからないのは、未知なウィルスであることでそれは中国が外国の調査団を受け入れなかったことに起因します。
しかしこれだけ国際的な感染拡大が進むと、中国とていつまでもそういう情報隠蔽を続けるわけにはいかないはずです。
すでにWHO調査団が入っているという話もありますから、そう遠からず新型コロナの正体が分かります。
「正体不明の新型ウィルス」と言われるからコワイのであって、いったん判ってしまえば恐怖はだいぶ薄らぐでしょう。

だからこの時期にもっともやってはならないことは、煽ることです。
自分ひとりで危機感を持つのは勝手ですが、世界中からリスク情報をかき集めて、それをSNSに吐き出して精神のバランスを取らないで下さい。
そして今や多くの保守論客が馬脚を露してしまいましたから、彼らの言説を盲信しないように。
自分の眼で確かめて、落ち着いて自分の頭で考えて行動して下さい。

いずれにしても、もう3月間近。春遠からじです。

チェックしてみよう ~一般市民向け・クイック・チェックポイント~

【1】注意したいこと
・自分で体調管理を行い、体調がすぐれないときは朝夕の体温測定をする
・病院や施設での面会を控える
・人が多く集まる室内での集会への参加は必要なものだけに限る
・公共交通機関でつり革や手すりに触れた後は、鼻、口、目を触らない
・会社、学校、自宅に着いたら手洗いをする
・時差通勤でラッシュアワーを避ける
・テレワークを活用する
・37.5度以上の発熱、咳、倦怠感がある場合は、出来るだけ会社、学校を休む
・37.5度以上の発熱、咳、倦怠感がある場合に、人と接触する場合はマスクを着用し、手で鼻や口を触ったら手洗いをする
・体調不良の人と接する場合はマスクを着用する

【2】注意したい症状
・37.5度以上の発熱、咳、倦怠感などに加え、呼吸苦や息切れがある場合
・37.5度以上の発熱、咳、倦怠感などの症状が5日以上持続する場合

【3】病院にかかるには
帰国者・接触者相談センターなどに相談してから病院(一般外来でなく、帰国者接触者外来)を受診する

【4】高齢者や基礎疾患のある人は
・毎朝夕、体温測定をする
・多くの人が集まる集会場などに行くことを控える
・インフルエンザワクチン、肺炎球菌ワクチンを接種していない人は医療機関で接種する

※日本感染症学会、日本環境感染学会が発表した2月21日資料「水際対策から感染蔓延期に向けて」から抜粋・要約

 

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コメント

 指針さえ示されれば、多くの方がそれに従うのは我が国の美点でもあり、欠点でもあります。
 総じてパニックを起こさずに済んでおり、このまま沈静化してほしいところですね。
 今回の騒動ではっきりしたのは、
 ・高山医師や坂本医師のような冷静かつ客観的な考察、丁寧で分かりやすい説明の重要性。
  特に現政権が苦手とするところです。
 ・サプライチェーン分散の重要性
 ・厳然たる中国の隠蔽体質
 ・国際機関の地位の低下、無能化
 ・パニックが人を殺す
 ・オールドメディアと野党はやはり煽動者でしかない
 ・風邪ひいたら休養するしか治療法はない
 ・冷静な考察ができなければ、左翼と右翼は写し鏡。ヘイトと発狂の拡散者になる。
 ・制度や行政の対応に不備があり、抜本的な見直しが必要。
 ・やはりイギリス政府は信用できない
といったところでしょうか?

 私もよく見ていたサイト、ブログをいくつか切りましたが、身近に危機が迫ると人は本質が出ますね( ̄~ ̄;)

こういう時だからこそ、「〇〇が書いてるから真実」「あいつが出してるネタだから煽りだ」だとか人や名前をあたまに置かずに情報も意見も見たいですね。
保守論客も皆が馬脚を現すとまではいかないと私は見ています。
パニック度合いの低い日本人だからこそ、リスク情報は出来るだけ多く吟味したい気持ちがあります。
国内メディアと政府広報がもっとまともな発信をしない事にストレスを感じている人はかなりいます。
この人達は情報を見て即パニックにはならない層です。
日本国内は春に向かい、患者数もある時点で降下し始めるはずで、今が頑張り時です。
南半球のひと季節後がどうなるかで、ウイルスの活躍具合が見えてきます。
水疱瘡のように予防接種があったり、再活性して帯状疱疹になるにしても帯状疱疹を2回やる人はなかなかいないとか、判っているウイルスとの恐怖の差が縮まるのが待ち遠しいです。

個人的には中国での感染が拡大した時期や春節での大量入国と平均的な潜伏期間を加味したら日本国内でも今月中旬あたりから重篤患者が続出するはずですが今だ静かなもんです。(日本政府の対応の是非に関してはまた別の話)
とりあえず結果論ではありますが個人で出来る範囲での防疫をしっかりやっていればたいした事のないウイルスという可能性が濃厚になってきています。

とくに中国人が大勢おしかけ、さらにはダイヤモンドプリンスを無検疫で寄港させてしまった沖縄でも感染者は3人しかいません、とりあえず国内の状況だけを注視してその数字を冷静に判断するだけです。
世界各国の感染状況など人口分布、衛生管理や医療体制も異なる以上参考程度にしかならないと思っていますし、中露北など平気で数字を改ざんする国すらありますのでそれを持ってして日本下げの材料に使うメディアや発信者は一切信用しない事にしています。

今朝のワイドショーなど日本の医療はCPR検査を1日3万人こなすキャパがあるんだからどんどん検査を受けさせろとか現場の負担を全く考えない専門家が出てくる始末で開いた口が塞がらなくなりました。
判定精度が低い上に陽性だと出ても基本養生するしかない感染症にそこまで検査を急ぐ必要のある人間が実際どれだけいるのでしょうね?

株価よりも、為替の方が心配かも知れません。
もっとも、このままある程度感染を抑え込みつつ夏に向けて収束を迎える事が可能と思うので、それも杞憂と思われます。

これから上海や北京が封鎖になる事態に発展するなら、中国からの渡航者の全面禁止が必須でしょうが、そこまで行かないのではないかと思います。

こうした場合の日本人のある種粛々とした行動原理は、「経験」によるところもあるし、順応性や社会への信頼という点があります。

そして、その根本には先祖に対する畏敬の念や、自然への恐怖、農耕に対する感謝といった民族歴史的・自然宗教的な感情を投影した心性があるせいでしょう。

人を蹴落としたり、国際社会でもグイグイ押して出たり出来ない配慮重視の欠点はありますが、その分案外に根太い安定性を有していると思います。

日本人が意外と冷静なのは、オールド・メディアの信頼が低いという証明かなあと思います。まあ、ネットでもあおり情報はありましたが、医療関係者の多くが、冷静で適切なアドバイスを送られたこともあると思います。

イタリア、イラン、韓国などでの感染爆発の様相をみると、日本人の国民性がやはり出てるかなと思います。元々清潔好きというか、衛生観念は強くて、公共意識も強い国民であると思いますが、こういう事態になると本当にあらゆる場で徹底していくっていう。

ところでこんなニュースが。
「ウイルス検査、来週にも保険適用と厚労相」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200227-00000048-kyodonews-soci&fbclid=IwAR2HAAROzN6aO8qrPtZS9eMtfOG16Z78zxLtHGqDbgY5oShBGHgVqEmsWC4

うーん、どういうしょうかね。保険適応になるのはいいですが、やはり対象者は絞り込むべきじゃないですかね。重症化の恐れありとか、その人の環境とか行動様式とかから、不特定多数の他者に感染させる(させた)リスクが高い人とか。疑陽性率・偽陰性率もよくわからんし、陽性となったところでインフルエンザみたいな治療薬はない。おまけに感染がわかるとコミュニティで阻害されかねない。これで大量の陽性者がでたら必然的に死亡率が下がってそれ程危険ではないってことが証明されるかもしれませんが。

「すべての人を検査することの何がダメなのか」ヤンデル氏が分かりやすく解説」
https://togetter.com/li/1473707?fbclid=IwAR1uTMRwJi4fXlQOer9SzfnxbVkEnoeD6J8-42eZIBV5-b2wf5iuTmxCOl0

日本はクルーズ船の集団感染を見ているから国内の発生は小さく感じてしまうと思う。

安倍首相はイベントの自粛要請を経て、学校閉鎖の決断をしました。なんの法的根拠もありません。学校を閉鎖する権限は政府にはありません。3・11の時に不安にかられて原発を止めた、当時の菅直人首相と同じ過ちです。小中高生で何人感染しましたか?小中高生に命の危険が迫っていますか?インフルエンザ以上の危険があるのですか?何の説明もありません。

学校の次は会社閉鎖、そして鉄道や航空機をストップせざるを得なくなります。保育所等も閉鎖になる可能性大です。病院だってパンクしかねません。だって職員(医者、看護師など)が出勤できなくなります。問題なのは出口戦略がないこと。2週間と自粛期間を設定しても、これを解除する基準を設けていません。だって自粛要請の理由が”不安“ですから、これはエンドレスです。すべての経済活動が連鎖的に停止し、日本経済が壊れていきます。そして世界的な大恐慌になる危険が出てきました。

最悪のシナリオの幕を開けるのが安倍首相になるとは、悪夢ですね。やはりポピュリスト政治家ではダメです。肝心な時に周りに流されてしまいます。パンデミックとは科学的な根拠なしに極めて人為的に発生するもののようです。

医療現場はクルーズ船の受け入れ以降、ギリギリの対応を強いられています。
しかし、治験を積み重ねることで、臨床の面から新型コロナの実態を解き明かそうと奮闘しているところです。
そんな中、学校から感染者が出ると、子供が大事な親御さんはヒステリーを起こしかねません。
医療現場はより混乱をきたすでしょう。
休校は、そういうことをコントロールするため、と私は理解しています。

受け止め方は色々でしょうが、私も休校してもよいと思います。
というかもう実際、子供の中学の活動どうするかとか、高校の卒業式の二次会の会計どうするかとか、具体的な話に入っています。
子どもは重症化しないのに無駄、という意見もありますが、学校の大人は過労の極みで、給食も共有しています。
彼等から発症して生徒が家に持ち帰って親に回しながらクラスター地区が形成される可能性はあります。
三世代同居していてホッとしている家庭もあるのではないでしょうか。

https://search.yahoo.co.jp/amp/s/www.cnn.co.jp/amp/article/35149782.html%3Fusqp%3Dmq331AQQKAGYAfuyqMCX2urHPrABIA%253D%253D

イタリアはあちこち閉じていますがツイッターなどによるとパニック状態にはなっていないようです。家でブルブル震えているというより家でひと安心してイタリアらしくやり過ごすんだなあ、と、お国柄を思いました。

学校の一律春休みまで休校は長すぎる。1週間にして、その間に学校関係者の健康チェックして、状況見ながら再開か延長を決めるべきだと思います。

本日、国内で新型コロナウイルス再活性化疑いの報道がされました。
医療者ではウイルスの活性化は常識ですが、
昨日コメントした時には私も可能性はまさかと思いました。

いずれにしても、まだ実態が見えていません。
必要以上に恐れることも避けるべきですが、こちらのコメントを読むと終息が見えていると楽観視するのもどうかと思います。
杞憂に終わることを願いますが、わからないことは断言しないのが我々医療者の常識と考えています。

それにしても、全国一律の小中高休校は驚きました。保育園はどうするのでしょうか?
多くの看護師など、医療者の仕事にも大変な影響を及ぼしますよ・・・
医療崩壊を煽るつもりですか???

 首相は「ここ、1~2週間が勝負」とか、「やれることは全てやる」と言っていたので、全く予想できなかった事でもなく、休校要請もある程度納得出来ます。

ただ、どうも支持率や意識調査の結果をもとに、方針がブレたように見られがちになるのでしょう。報道もそうなるハズ。
右派の一部からもポピュリズム迎合的な批判が出るかもです。

今さら言っても詮無いことですが、当初に武漢からの訪日者をシャッタ
アウトする事が出来なかったことが残念です。それが実施出来ていれ
ば、今頃は時間的に余裕のヨッちゃんで、もっとラクな気持ちで対策を
実施できていたと思います。当局に、もっとしっかりして欲しいですわ。

日本国民は熱しやすく冷めやすいので、今は落ち着いて冷静なようで
すが、さらにウイルス被害がエスカレートするとカッとなり一億二千総火
の玉になりそうで、油断ならないと思います。すでに、マスゴミは「エライ
こっちゃ!未知のウイルスの襲来でっせ」と、肝心要の事実関係の報道
より、ドコソコで感染者が出たぁぁ、んで、死んだぁぁ、感染経路は全然
わからないぃぃと、煽りまくっているとしか思えない様子なので、日本の
大衆がパニックになっても不自然じゃないですわ。学校を休校にするの
も、ほら現況はそんなにヤバイんだぁぁと、さも言いたげです。

DP号において臨床的に判ってきた新コロナウイルスの特徴など、もっと
報道するべきです。そういう事実が知りたい。エライ学者さえ、今回の新
コロナを解っておらず一般論を述べるだけなので、実際には役立たずです。
ウイルスと対峙した現場の意見やらをもっと広く報道するべきなんですわ。
医学界は途方もないピラミッドを持つ上下社会なので、エライ先生しか
表に出てはイケナイのでしょうか?


自分も驚きでした。
基本的には皆様に同意ですが、

斜め上に解釈して、言外に、
「家族で旅行に行って経済を少しでも活性化させよう」
という意味があるのかな、とも思いました。

しかし小さいお子さんを持って働く方々への配慮は早急に必要ですね。

私のご近所や友人仕事関係の範囲のことですが。
2009年の新型インフルエンザの時に沖縄がホットスポットになり死者が出て、不安に駆られた人々が病院に押しかけた現象があったのを覚えているので、割と落ち着いて注視している感じです。
あの時は、大流行に先駆けて、少々体調が悪くても安静にせずに、高校生も大人もカラオケや飲み会などに出かけた人が多かったことが反省点のひとつでした。

中共からの団体客がいないことで、騒がしくない環境を歓迎する面もあれば、観光業の一部が少ないパイを奪い合う値下げチキンレースに入った面もあり。
業態や体力によれど、無理な値下げをせず・させず、低密度・高換気の環境で遊ばせる・遊ぶっていうのは無理なのかなぁと個人的には思ったり。
中共からの人も物もゼロには全然なっていない中、高音多湿傾向で換気をし易い環境のせいかどうかはわかりませんが、幸いにも今日現在感染急増の局面にはない沖縄。
一方、CSFでは残念ながら5例目から700mで6例目が確認されました。
ワクチン摂取はこれから。
我々はいろいろな面から試されているのは確かです。

休校要請には私も驚きました。
専門家は推奨していないので。
医療現場にかけなくて済んだはずの負担を積み増さないためにも、個々の行動で体調を維持したいです。
笑いと免疫力(ナチュラルキラー細胞の増加・活性)との関係や、情動性の涙とストレス緩和の関係については、論文を検索して各自お考え頂くとしても、生活の所々に笑いや感動があるのと無いのとどちらがいいかと言えば、きっと前者の方ですよね。
感情が持つパワーの有効な発揮のしどころも、忘れないようにしたいものです。

保育園には要請せず、学校休校しても教員は出勤していて、家が留守になる子は学校であずかるなどの処置を大阪府は提言しています。過剰に対策する場合、吉村知事のこまめなばしばし発信は、頼り甲斐を感じます。

感染者と接触するから感染が広まる。
ならば、それを止めて様子を見よう。完全に抑え込むのは不可能ですが、山を低くする効果はあると思います。
何をやるにも、メリット、デメリットはあります。
急遽決定した事なので、その対策は確かに不十分です。
事後処理が政府には求められます。そこはちゃんとやって欲しいですね。激甚災害でなどもそうですが国がすべて面倒を見てくれません。
国が半分、地方自治体が3割、せめて2割ぐらいは個人の責任と受け止めていいのではないでしょうか。

安倍首相の学校閉鎖要請(小中高の休校要請)がダメなところは、学校現場に閉鎖要因(感染者の実態)が無いのに指示を出したこと。そして、意思決定の伝達が所定の教育委員会ルートを経ずに、マスコミからいきなり流されたことです。これでは学校現場はパニックになります。

こういうのはトップダウンでもありません。組織の運用はその体制の中で決められたルール(役割、法律等)に沿ってやらないと組織が壊れます。安倍首相は“自分が泥を被る”つもりかもしれませんが、本人がパニックっているとしか思えません。

3・11の時は目の前に壊れた実態(地震、津波)による危機があり、それからTV等で情報が整理されて流れたのです。しかし今は危機の実態はありません。日本で感染者が確認されて1ヶ月経ちましたが、むしろインフルエンザエンザ以上の命の危険がないことがわかったのではないでしょうか。

「危険だ」という情報のみが社会に氾濫しているのです。ためしにTVを消し、新聞を見なければ、身の回りにはいつもの冬の景色(風邪、インフルエンザ)があるだけです。情報化社会とはこういう悪しき面があるのです。

安倍首相の自粛要請は断固拒否しましょう!私達の社会を壊さないために。

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