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2020年2月19日 (水)

ダイヤモンド・プリンセス受け入れの失敗は、国民から受け入れ態勢を奪ったことです


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私はダイヤモンドプリンセスの受け入れは、つくづくつくづくバカなことをしたもんだと思っています。
いろいろな意味で愚かでした。

本来責任を持つべき「旗国」の英国がだんまりを決め込んでいたり、運営責任があるはずのクルーズ船の監督国であるはずの米国が、まるで被害者のような顔をして自国民だけを「脱出」させたことは、とりあえず置きます。
いかにもアングロサクソンらしい嫌ったらしいプラグマティズムぶりと、責任のありどころを報じないで「日本は第2の震源地になってしまったぁ。政府の責任だぁ」とわめく日本メディアにも腹が立ちますが、とりあえずは無視します。

それにしても今日、下船が始まったようで、なんなんだったんですかね、あの米国の「脱出」劇は。
脱出したのはいいですが、米CDCは経過観察のための隔離を別途やるはずですから、かえって帰宅が遅れるんじゃないでしょうかね。

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それはさておき、なによりも問題とされるべきは、国民の為にあるはずの感染者の受け入れ体制が、本来受け入れる必要がなかったクルーズ船客にそれを大きく占有されてしまう可能性が出たことです。
厚労省は200件くらい調べればよいと思っていたようですか、とんでもないことに結局3千人全員の検査が必要となりそうです。

「PCR検査については、2月5日の対策本部での私からの指示に基づき、感染症研究所や地方衛生研究所といった公的の検査機関のみならず、民間の検査機関でも検査できるよう、その体制整備に努めてきました。
 その結果、現状では1日最大300件程度の検査能力であるところ、クルーズ船の乗客について、最大潜伏期間が経過する2月18日までには、1日1,000件を超える検査能力を確保できる予定です」(首相官邸 2月12日 新型コロナウイルス感染症対策本部第7回)
https://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/actions/202002/12corona.html

やっと18日から一日千件をPCR検査出来るようになったわけで、現況では一桁少ない数しか検査できません。
それも首相が指示しているように、国立感染症研究所と地方衛生研究所だけがしていたPCR検査を民間の検査機関でも出来るようにしようと窓口を拡大してもこの程度です。
その狭い検査枠に、なんと3千人ものダイヤモンドプリンセスがどっこいしょとばかり割り込むのですからシャレになりません。

その上にややっこしいことに、PCR検査は絶対ではないのです。
一回陰性判定がでても、もう一回後日検査すると陽性に転化したケースを聞かれたと思います。

「問題は、陽性が出ても真陽性と偽陽性の区別がつかないことだ。陰性の場合も同様に、真陰性と偽陰性の区別がつかない。どんな検査にもこの限界はつきまとう。(略)このように、検査では病気の「有無」は分からず、あくまでも病気の「有無の可能性」が分かるだけだ」
(鎌江伊三夫 『新型コロナウイルス感染症との闘い ー 知っておくべき検査の能力と限界』)
https://www.canon-igs.org/column/macroeconomics/20200212_6236.html

ダイヤモンドプリンセスのような大量の検査をおこなった場合、「全員検査を行えば、2人に濡れ衣を着せ、49人から82人ほどの感染者を見落とすことになる」(前掲)のです。
となると、擬陰性や見逃しを一定数初めから考慮して対策をたてねばならなくなります。

「一方、本当は感染しているのに見落とされる人が50人やそれ以上のレベルで発生すれば、これも公衆衛生上は困ったことになる。各人の生活圏内にウイルスの拡散を許す結果になりかねないので、陰性結果を得て無事に帰宅できた人にも、注意深い経過観察をお願いしなければならないし、衛生当局も何らかのモニターを続けなければならないことになる」(前掲)

厚労省のHPによる現況はこのようになっています。
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_09605.html

●国内事例(2月18日現在)
PCR検査実施人数・・・523
PCR検査陽性者・・・53
無症状者・・・ 9
有症状者・・・ 44
退院・・・ 12
入院中・・・ 31
死者・・・ 1

このPCR検査をした523人のうち53人が陽性だということは470人は陰性だったわけですが、これも後に陽性転化するかどうか経過観察をせねばならなくなります。
しかも陽性感染者は速やかに隔離病棟に入れねばなりません。

ところが指定感染症を隔離できるベッドは、現況では各県にひとつかふたつていどしかありません。

まったくこれでは不足のために病院は苦慮しています。そもは指定感染症にしたために(しないと感染者を隔離する法的根拠がないからですが)、対応のハードルが一気に上がりました。

「中国湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎が28日、感染症法の「指定感染症」への指定が決まった。患者の強制入院などの感染拡大防止策が現実化し、患者を受け入れる可能性が高い各地の病院は態勢作りを急いでいる。
今村顕史・感染症科部長は「(新型肺炎の)患者が入院できる特別な個室は数が限られているので、患者が増えてきた場合は病棟1つを専用の施設にすることも視野に入れている」と話す。「日ごろから訓練してきた対応の範囲なので、落ち着いて臨みたい」と冷静に話した」(日経1月28日)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54927050Y0A120C2CE0000/

なかなか隔離病棟がふえないのには理由があります。
感染者を受け入れる病院の態勢はすこぶる大変なのです。
単に感染者用ベッドを別に作ればいいだけとおもったら大間違いです。

受け入れにあたり、感染が広がらないように対策もします。受け入れた感染者の居住エリアや動線は制限されます。
 エレベーターの稼働は一基のみで、停止する階も固定され、外出は一切できなくされます。
さらに、専従の医療の担当者や職員が対応し、感染者との接触の際は防護服を着るなどの体制をとるということです」(メーテレ2月18日)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200218-00010001-nbnv-l23&p=2

そもそもこの隔離施設を持つ病院に搬送することからして特別態勢です。

「もし、感染者が発症した場合は、愛知県内の感染症指定医療機関搬送させるということです」(前掲)

つまり、なにからなにまでが別誂えで、厳重に「隔離」されて別体系で運用されねばならないのです
おお、めんどくさぁ。
検査をするのも日本の検査機関、そしてその後の経過観察をするはめになったのも日本の衛生機関、そして陽性になろうものならそれを移送して、隔離治療するのも日本の医療機関です。
外国人であろうとなかろうと、なにからなにまで日本が責任をもってエイドし、かつ「汚染国」として感謝もされないのですからやっていられません。

日本国内の居住者(あえて国籍を問いませんが)は、18日現在で615人ですが、そのうち542人はクルーズ船ですから、なんのことはない9割弱はダイヤモンドプリンセスの乗員・乗客が占めているのです。

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朝日https://www.asahi.com/articles/ASN2L3QJMN2LUEHF002

上の朝日の記事貼付のグラフを見ると、クルーズ船感染者も国内感染に計上していますね。さすがは、朝日、やっぱり朝日。ホントこの新聞、日本がキライなんだなぁ(棒)。

そして米国に見られるように外国は平気で感染者を残してわが国に押しつけていきますから、この「遺棄」 された外国人感染者の今後の隔離・治療は日本がすることになります。
その分、限りある隔離病床が埋まることを意味します。

人道的救援とは自国民を差し置いてされるべきではありません。それでは本末転倒だろう、って。 

 

 

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コメント

おはようございます。

お前ら(イギリス・アメリカ)が面倒見ねえって言うから、こっちは親切でやってるんだぞ!と啖呵を切りたいところです。
その挙げ句、国内の外野(マスコミ)まで煽りに煽って、これは丁度いい援軍が出てきてくれた、とばかりに全部日本に責任を押し付けて、こっちが悪者になってしまいました。

もう何が何だかわけが分からないです。

TK 様
御意です。
掛かった費用を請求書にしてトップに投げつけたくなりますね。

そういや、カンボジアの方は予想通り何やら危険な香りが漂っているみたい。
(宗主国の言いなりに対応した結果)

きのうアップされて話題となっている岩田健太郎医師の動画と書き起こしのリンクです。

感染症対策の専門家を排除したためにダイヤモンドプリンセスの感染が拡大してしまっていたのですね。そして管理人さまがご指摘するように(それ以上に)、今後も莫大な経費と人材が必要になってしまっている。日本は残念な国なんでしょうか!


ダイヤモンド・プリンセスはCOVID-19製造機。なぜ船に入って一日で追い出されたのか。
https://www.youtube.com/watch?v=W3X3RSmf7ds

そのYoutube書き起こし
https://note.com/chocolat_psyder/n/n37115c09d500

北朝鮮辻元ピースボードの船が日本に着岸終わりました。全くニュースに出ないのです。なぜよ。正しい歴史認識ブログ、に解説が。

コロナの検査は検体をとって、培養して、顕微鏡で見る、くらいしか手段がないみたいですが、インフルのように簡単に検査できるキットを作るのは難しいんですかね?

昨日から検査体制が拡張されて3000人/日の検査が可能になったのは、ありがたいですが、検体とってから結果が出るまでそれなりに日がかかってしまうのは、特に社会人にとっては辛いですね。
検査してもらってる間、微熱で会社を休むわけにもいきませんし。
https://news.tbs.co.jp/sp/newseye/tbs_newseye3907391.htm

横浜港発着のクルーズで、乗客の半数が日本人ですから船籍等が何であれ、日本で面倒みるしかなかったのではないでしょうか。問題は「検疫」名目での停泊を続けざるをえなかったこと、そしてその検疫のやり方でしょう。

検疫ですから厚労省の管轄であり、当然に日本政府の責任で行うことになります。国際空港で検疫名目での入国を規制し乗客を留め置けば、当然その乗客のの保護責任は逃れないのではないでしょうか。空港であれ、船の港であれその国(政府)の責任関係は同じだと思います。残念ながら政府の責任(賠償)が問われかねない事態のように感じます。

イベント等の自粛が加速しそうですね。一気に社会不安が高まり、不況になることを心配しています。

厚労省をはじめ日本各省庁の防疫に関する認識の甘さが招いた失態ですね。
WHOの発表を鵜呑みにして中途半端な知識と装備で対応したあげく船内で感染爆発をおこし、国民へ更なる不安を煽り諸外国からもつけ入る隙を与えてしまいました。
普通なら大臣や次官の首が飛んでもおかしくない事態です。
未知のウイルスによる隔離処置というこれまでやった事のない事例に対し「前例がない」を連発して足を引っ張りまくった法務省も責任は重大です。
官僚の驕りとそれをコントロール出来ない無能な大臣という近年の日本を象徴する事例として末長く後世に語り継いで欲しいものです。

 あれから時間もだいぶ経過していて、それで18日時点の国内感染者がこの数だと言う事は、政府の施策、国民個々の防御努力を評価していいのじゃないですかね。
この終段の数字をみると、何やら日本のコロナ問題は「ダイアモンドプリンセス問題」とも言える程度のように見えます。

もちろん、説としてはいろいろあって気を抜く事はできませんが、全国各地ではマラソン大会などもたけなわのごとく報道もあったりして、概して平穏は崩されていないと思います。
シャットアウトは出来ないにしても、広がりを抑える事には成功しているように私には見えます。

日本政府は「観光立国をめざす」などと言って来ていて、そのこと自体は気に入りません。ただ、そのようにして経済効果があったのも事実です。五輪もあり、国際協力関係も整える配慮も必要です。
外電などをみると、ダイアモンドプリンセスへの対処はその象徴的存在になっているようです。

政府はコロナ問題発覚以降、常時すべてのクルーズ船を受け入れてきたわけでもないし、キャパオーバーにならないのであれば受け入れには賛成です。

「令和の黒船」
そんな視点で成り行きを注視してます。

クルーズ船は沖縄で検疫を受けて上陸許可が出ているので追い返すことはできないだろう。今お小畷いるのは上陸許可を取り消して再検疫

上のコメント間違えて途中送信してしまったので訂正します。
今行われているのは上陸許可を取り消して再検疫である。

アメリカの検疫終了直前での脱出はクルーズ船内の隔離の検証になるので結果が気になります。アメリカも確信犯だと思います。

上のコメント私です。

岩田教授の件は、教授と面識があるオフィス・マツナガさんがツイートする評価「褒め言葉としての専門バカ」に一票入れたい気持ち。
学問的正しさと政治的正しさのギャップを確かめずにいられなかったのではないかと推測。
産経によれば、WHOで緊急事態対応を統括するマイク・ライアン氏が、日本のクルーズ船対応は「明らかに好ましかった」と評価したとのことですが、WHOの信用が世界的にアレな今、これが逆の意味でフラグが立つことにならなきゃいいですが。
日本の厚労には国民にとって好ましくない人物、好ましくない側面もあるってことも分かってきましたし、隔離は正しいとしているCDCも、岩田教授のYouTubeを見て検疫そのものには問題があると思ったようで、「有効でなかったダイヤモンド・プリンセス号の検疫で、乗客を下船させるのは感染を広げるリスクがある」と警告中。

とまれ、後付けで批判するなら、船籍国や乗船客の国籍国はそれぞれの国へさっさとピックアップして引きあげさせればよかったのに、もし自国に感染者カウントが付いたらイヤだなって様子見てグズグズしてたんじゃないの?って批判も成り立つわけで。
手法が確立していないのだから、検証・反省する点は日本にも日本以外にもあるのではないかなと。

岩田教授の批判は、自分にとってはマイナス100点です。
その論が正しいほどに人々を深く傷つけるからです。

知識、経験、リソース、政治など少しも思い通りにいかない中で必死で頑張った人たちに対してこのように批判するならば、もう2度と呼んで貰えません。左側からはウェルカムとなるわけですが。

彼の感染症の数理モデル(SEIRモデル)は面白かったのですが、残念です。


中華人民共和国国家衛生健康委員会の発表ですが、
確診病例数を治癒出院数が初めて上回りました。
中国では終息に向かっています。
感染拡大が早いということは、終息も早いのです。

日本では流行開始のタイムラグと、中国よりはだいぶ優れた感染対策により、流行は細く長くなると予想されます。
しかし政治的には、オリンピック前、出来ればGW前に終息宣言をしたいと思われ、経済を殺すわけにもいかず、外出自粛政策をある程度ザルにしてそこそこ早く終息させようというという意図が働いてもおかしくないと思います。

岩田氏についてプーさんに同意見です。
しかも理不尽な現場に耐えながら医療と衛生に尽くしている人達にとって、最悪の発信タイミングです。

国益がぶつかる案件で、良かれと思って動く国は日本だけであり、裏で首相同士「本当にありがとう」とか言ってくれても表では獲るもの取っていくのが日本以外の国々です。
酷いよと泣いても「じゃあしなきゃ良かったのに」と開き直られます。
そんな地球の人間達同士として、できる範囲で、良かれと思ってやれる事はどれくらいなのか。私達ひとりひとりが今回の事をよーく見て、善意のラインを引きなおすべきだと思います。
政府だけがお人好しなのではなく、国内から薄情だと言われると政治家が思っているのです。
問題なのは、今回国民的に本当にお人好しなんだと世界に知らしめてしまったことです。
民主主義的な価値観を共有していても、性善主義に過ぎる価値観は、ある程度の善意の国からは距離を置かれてしまいます。
法的にグレーならば、今回は米国がヘリを出すと最初に言ったタイミングで各国にピックアップさせて身軽な船をイギリスにプッシュすればよかった。結果論なのですが出来た事だと思います。

国内で大量感染が起きていないのは安心材料ですが、手洗い推奨は国内でも都営地下鉄の表示並みに各国語でアナウンスした方が良いですね…。できれば絵付きで。
日本人社会は手洗いがデフォですが、欧米ではサニタイザーも適当塗りで石鹸でキチンと手を洗った事が全くない人とかいますから。

その論が正しいほどに人々を深く傷つける
これには私も同意します。
案の定、岩田教授、マスコミや野党に利用されまくっていますね。
ところで、流行曲線のための記録を全然とっていないということを教えてもらった、と岩田教授がYouTubeで仰っている部分について、発熱・発症のデータは取ってあって、流行曲線は発表される、との情報もあることをたった今知りました。
流行曲線データが出るのなら、すごく興味あります。

 >きのうアップされて話題となっている岩田健太郎医師の動画と書き起こしのリンクです

 不法侵入者の戯言を真に受ける奴のお頭のレベルを疑いたくなりますな。

 >とりあえずは無視します

 一番重要な事を無視して政府叩きですか。呆れてモノも言えません。

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