• 004
  • Ezrm3tju0aaq_pf
  • Lg_14924281_
  • 25_20200601044501
  • 14_20200514095801_20200601044601
  • Photo_20200601062001
  • Dsc_8211
  • 027
  • 098
  • Photo_20200530065201

« 新型コロナ対策の「日本方式」とは | トップページ | 苦肉の策だった「日本方式」 »

2020年3月31日 (火)

自分が無症状感染者であることを恐れなさい

063

いかなる伝染病も必ず終了します。終りがなければ、人類は『復活の日』よろしく滅亡するということになります。
なぜ終わるのかといえば、ウィルスは単独では生きられないからです。
ですからウィルスは絶対に宿主、つまりひとときの宿が必要で、宿主の遺伝子に介入していいように変えてしまいます。
まったくとんでもない奴ですが、宿主を乗っ取るのはいいのですが、ヒトの過半数が大なり小なり罹ってしまうと、宿主が集団的に抗体を体内に作り出してしまいます。
つまりワクチンを打ったのと同じことで、もうこうなるとウィルスは体内で悪さをできません。
これで感染拡大はお終いです。ざまぁ、です。うまくできていますね。

さて、それを見る一つの指標に、実効再生産数(R1) という難しげな概念があります。
小難しくいえば「感染症の流行が進行中の集団の、ある時刻における、1人の感染者が生み出した二次感染者数の平均値」のことだそうです。
要はひとりの感染者が何人にウィルスをうつすかという感染力の強さを見た指標のことです。
ひとりがひとりにうつせば1で、1を下回り続ければ、感染者はひとりの人にもうつせないのですから縮小再生産していき、おっつけ感染は終息に向かっていくということになります。
ちなみに中国のように感染拡大がひどい状態になると、実効再生産数がドーンと3になったりします。

「中国で流行が続く新型コロナウイルスによる肺炎について、ウイルスの感染力は1人の感染者からうつる人数の目安となる「基本再生産数」が当初推定より大きいとする分析結果が世界の研究機関から相次いでいる。いずれも3程度としており、世界保健機関(WHO)が見積もる1.4~2.5を上回る」(日経2月20日)

一方日本は2月6日前後には2に近づきかかりましたが、2月下旬からは1を切り、3月からは1以下で推移しています。

Photo_20200331043001

https://www.businessinsider.jp/post-209900

上図のオレンジ色の棒グラフは日本における新規の感染者数(左軸)ですが、青色の実線は実効再生産数の推定値(右軸)です。
2月末までは実効再生産数が1を上回る日が続きましたが、3月上旬には1を下回るようになったのがわかります。
ただし、また増加の傾向にあります。
このところ首相や都知事は「ぎりぎり持ちこたえている」という表現を使いますが、それは実効再生産数がまた1を超えるような増加が随所にみられるようになったからです。

K1

https://breaking-news.jp/2020/03/24/053402

日本人は喉元過ぎると安心してしまう悪い癖があるので、ここでやや弛みが出たでたようで、大規模なイベントをする大馬鹿野郎も出ました。
この時期に大規模イベントをしたら巨大クラスターを作る可能性があります。
しかも格闘技でしたからタチ悪い。密閉された室内で、ワーワー喚いて飛沫感染をするわ、隣とは肩がふれんばかりに密集するわ、何時間も大勢で一緒にいるわ、と見事なまでのクラスターを作る条件を作ってしまいました。
このK1主催者は感染爆発が引き起こされたら、損害賠償してくれるんでしょうね。

いいでしょうか、ここが肝心なことですが、今回の新型コロナは無症状者が多いのです。
格闘技観戦に来る若い人たちは特に症状が出にくいという特徴があります。
しかし影の感染者だったとしてもなんの不思議もありません。
彼らが無意識にうつすのです。彼らがうちに帰って、おじぃちゃんやおばぁちゃんにうつさない保証はなにもありません。

永寿総合病院は巨大クラスターになってしまい、院内はおろか他の病院にまで感染を拡大しました。

Euuwk_u8aekcke 
クラスターが分かるのはまだしも救いがあります。問題は、上図でもわかるように永寿クラスターの感染者の4割が感染経路不明なことです。

「都はまた、10~70代の男女17人が新型コロナウイルスに感染していることを新たに確認したことも明らかにした。このうち半数を超える9人は、現時点で感染経路が分からないという。重症者はいない」(読売3月24日)

この記事にあるように、新たな感染者のうち半数を超える9人はうつされた記憶がないし、外国にも渡航していませんでした。
つまり無症状者からうつったのです。ゾっとしますね。「見えない感染者」からうつされるなんて!

京都大学ウイルス・再生医科学研究所の宮沢孝幸准教授はこう叫んでいます。

「今回のウイルス、感染しても多くの人は気がつかない。無症状なんだよ!でも、それが危うい。他人に知らないうちにうつしちゃう。そして、中には発症して、死んでしまう人がでる。まずは、意識改革だ!」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200330-00000030-asahi-sctch

だからひとごみに行くな、イベントには行くな、この時期はクラブも居酒屋も我慢しろといわれているのです。
感染がうつるリスクよりも、自分が無症状感染者で、うつすかもしれない可能性を考えなさい。

「「自分は今、感染している!(無症状で!)」「誰にもうつしちゃいけない!」そう考えるとこから始まる。コペルニクス的転回。パラダイムシフト。考えをひっくり返せ!うつらんようにするより、「うつさんこと」に意識を集中する」(宮澤前掲)

症状がでない人も、自分が感染者であると思って行動しましょう。
手洗いやマスクは自分のためではなく、隣人のためなのです。

 

※お断り テーマが二つになってしまったので、無症状者以外については別記事に回して改題しました。

 

« 新型コロナ対策の「日本方式」とは | トップページ | 苦肉の策だった「日本方式」 »

コメント

棒グラフの黒棒は、元記事からは、輸入感染者とのことですね。

何か制限がかかる直前に大挙して帰国したと聞いておりますが、詳しいことを調べることが出来ませんでした。

いつ頃何人くらい帰国したのかというのは、感染者の増大には大きく影響しますが、実効再生産数とは分けて考える必要があるので複雑です。
ある日を境に殆ど来なくなった、という時点から改めて実効再生産数を見積もる必要がありそうです。

また、ゲノム解析によって欧米から来たウイルスの感染力が高いものかも分かるようになると良いですね。

京大の准教授も同様の意見を発信されてますね。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200330-00000030-asahi-sctch
 〈「自分は今、感染している!(無症状で!)」「誰にもうつしちゃいけない!」そう考えるとこから始まる。コペルニクス的転回。パラダイムシフト。考えをひっくり返せ!うつらんようにするより、「うつさんこと」に意識を集中する〉


自分には移らないから…、移っても重症化しないから…、ではなく、感染している前提で、移さないための行動をとれ、と

こう言われると、なぜ自粛が必要なのかが分かり易いですね

プーさんご指摘の帰国制限情報、紛らわしいので2.3個前のアナウンスはHPから削除されがちなんですよね。私もちょっと検索かけただけでは当時のものを見つけられませんでした。
記憶を辿ると、3/7もしくは9に確か、帰国者への14日間待機のお願いが出るという情報をもとに7.8の週末に羽田成田に帰還する日本人が増えたはずです。
今週もう一度米中韓からの帰還分が黒ラインで乗りますね。
これを別建てでカーブ形成して既存患者推移とダブルで追う必要があり、昨日の都の専門家による表のような感じになるのだと思いました。
空港検疫担当は今のままでは要請して送り出す以外、立場上無理なのであれば、感染法33条なり非常事態宣言なり出して施設を用意して帰国者を集めるべきだと思います。
野党に言わせるまで引っ張って、やっと枝野が言いましたので実現すると良いのですが。

あと、細かくて申し訳ないですが
> クラスターが分かるのはまだしも救いがあります。問題は、上図でもわかるように永寿クラスターの感染者の4割が感染経路不明なことです。
ここは永寿クラスターではなく新規総数中の4割ですね。

私、基礎代謝が良くて、体温も高く、インフルエンザにもかかった記憶がありません。
非常に健康的なんですが、私のような人間が一番やばいのかもしれませんね。
いつの間にか感染していて、知らない間に広めている、そんなことがないように、気を付けていきたいと思っています。

ふゆみさん ありがとうございます。
やはり見付かりづらいのと、
まだ来るのか、というのは厳しい話ですね。

人口10万人あたりの死亡者数では、日本は依然としてトップクラスの低い数字を保っています。これがなぜそうなのか、未だに理解されていないように感じます。

 報道されている限り例のK1主催者への非難はあまり大したことはなく、商売で困る人の側からのものばかり目につきます。
結果、まるで政府や都知事のやり方が間違っているかのように印象づけるものが多く、今日の記事内容のような的確な内容はごくわずかです。
 「利己的な行動は慎むべき」などとは道徳的にすぎないとして、全く聞き入れない人もいますしね。

行き過ぎた個人主義というか、公共性や公共の福祉概念を全く理解せず、「小池知事は特定業種への出入りを制限する要請するなら、保証がまずあるべき」などというバカ芸人が得意げに発信している状況ですから、さらに心配になります。

なんとか東京には踏ん張っていただいて、R1を下げていかない事には米国や伊の轍を踏む事になりそうで怖いです。

「感染しない」ではなく、「感染させない」という考えは、このウイルスの特徴から薄々気が付いておりました。
(マスクは万一の時の拡散防止として再使用可能な製品を使っております。手入れは面倒ですが、布マスクでも効果は十分あるので使って欲しい所)

一般の方々には理解しにくい考え方ですが、3つの密が同時に発生する場所を避けるとともにと共に絶対に守って欲しい事です。

布マスクについて、ガーゼはハンカチを切るなどできてもゴムが今ほぼ市場ゼロ状態です。代用品として、ストッキングやタイツ、良く伸びる下着の布などを縦に幅2センチ位で細長く切って、ぴーっと引っ張ると丸まりゴムっぽくなります。毛糸よりは伸縮性があり、お勧めです。

ふゆみ 様
マレーシアのロックダウンの影響ですね。
(手術用ゴム手袋の生産に支障を来している)

止める所は止める、動かす所は守るでないとダメージが大きくなってしまいます。
コストは掛かりますが、化学合成によるポリイソプレンゴムを使って国内生産するとかも必要になってくるかも知れません。

紐の部分の代用については、動画でいくつか上がっていますので承知しております。

ゴムが足りないのは初耳でした。ありがたい情報。首都閉鎖の言葉には動じてしまいます。怖い響きです

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 新型コロナ対策の「日本方式」とは | トップページ | 苦肉の策だった「日本方式」 »