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2020年4月28日 (火)

静岡補選で問われたのは、政府の新型コロナ対策の支持・不支持だった

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食欲のわかないテーマですが、書いておかなにゃならんか。
静岡で補欠選挙が行われて、野党統一候補が負けました。

●衆院静岡4区補選結果
当66881 深沢 陽一 自新
38566 田中  健 無新
1887 山口 賢三 無新
1747 田中  健 N新

野党は唯一の必勝法だと思い定めた野党統一候補戦術で戦いましたが、危うくダブルスコアとなるところでした。
東京新聞はこんなことを書いています。

「新型コロナ感染が拡大してから初の国政選挙で、特措法に基づく緊急事態宣言が発令される中、各党幹部は告示後も選挙区での活動を取りやめ。各陣営は屋内での集会や街頭演説での人集めを自粛せざるを得ず、異例の選挙戦になった。
 野党側は次期衆院選をにらんで候補を一本化して共闘態勢を築いたが、活動自粛の影響もあり十分な連携を図れなかった」
(東京4月27日)

東京新聞の敗因分析は、新型コロナで選挙活動ができなかったために連携が図れなかったということですが、コロナを理由にしたらどこも一緒なんですがね。
投票率が最低の34%だったってことで組織票がある自民が得したといいたいみたいですが、そんなこと言われても中部は立民の支持母体の連合が強いところです。
今回も立民候補に対しての労組ぐるみ選挙が行われました。
その上に公明なみの鉄板の組織票がある共産党まで野党統一候補に相乗りしたのですから、投票率の低さは理由になりません。

あるいは、野党統一候補である田中健氏とN国党候補者が同姓同名(ご丁寧に字まで一緒)だったので、間違えて票をいれてしまったとか。これも苦しい。

今のN国党は、もはやなにをしたいのかさえ分からなくなった色物政党にすぎませんから、ここに同姓同名だからといって票をとられるくらいなら、それは今の野党に対する批判票なのです。

 

この補欠選挙は、望月義夫氏の死去に伴うものですが、この望月氏は新進党から出て、自民に鞍替えしたようないわば外様です。
自民は新党ラッシュの時期に後ろ足で砂をかけたような人物(たとえば石破氏など)に対しての根強い不信感が偏在していますから、望月氏もその視線を感じていたことでしょう。
ですから深沢氏が地盤・看板という組織票でがっちり固めた選挙ができたかといえばはなはだ怪しいもので、中央からの有名演者の支援も皆無だったという点も野党統一候補となんのかわりもなかったわけです。

ではあらためて政権支持率を見てみましょう。

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東京新聞4月14日

「共同通信社が十~十三日に実施した全国電話世論調査によると、新型コロナウイルス特措法に基づく緊急事態宣言を受け、休業要請に応じた企業や店舗の損失を国が「補償すべきだ」との回答は82・0%だった。
「補償する必要はない」12・4%。安倍晋三首相が七日に七都府県を対象に出した緊急事態宣言に関し「遅過ぎた」との答えが80・4%。「適切だった」は16・3%にとどまった。
 内閣支持率は続落し、三月下旬の前回調査より5・1ポイント減の40・4%で、不支持率は43・0%。支持と不支持が逆転したのは二月中旬の調査以来。政府の新型コロナ対策に厳しい見方が広がっている実態が浮き彫りになった」東京4月14日)

東京は政府の新型コロナ対策を頭から叩きに叩きまくったATM(朝日・東京・毎日)の一角だけあって、喜びが行間から滲んできそうな記事です。
これを読むと、国民は政府の対策に怒り心頭なように思えますが、ではその「怒り」はどこに向けられているんでしょうか。
野党がこの「怒り」の受け皿を準備していれば、今回の選挙もなんなく勝てたはずです。

では続いて政党支持率です。調査は選挙ドットコムです。

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https://go2senkyo.com/articles/2020/03/24/50173.html

「3月のハイブリッド調査において特徴的なことは、自民党の支持率がネット調査で4ポイント以上増加したことです。
選挙ドットコムちゃんねるにゲスト出演したJX通信社の米重氏は「自民党が評価されているとまでは言い切れないが、新型コロナウイルスの感染がヨーロッパほど深刻化していない点や、一斉休校要請という思い切った決断が数字として表れているとも捉えられる」としています」(選挙ドットコム3月24日)

選挙ドットコムは、一般紙と違って政府の新型コロナ対策でヨーロッパのような感染拡大を許していない、休校措置など思い切った決断が支持されたとしています。

一方、政権の支持・不支持についての年代別分布はこのようになっています。
青色が強く支持する、赤色が強く不支持しないです。

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ここでもよく言われる傾向がでています。

「70代では不支持が50%を超えていることも特徴的です。
以前、選挙ドットコムちゃんねるで「安倍総理と政府による一斉休校の要請について」を取り上げた回で解説で出演をしていた松田馨氏が「70代は他の年代と比較すると内閣支持率が低く出る傾向がある」と言っていましたが、その傾向がはっきりと示されたと捉えられます」(前掲)

このように見てくると、次のように整理ができるでしょう。

①政府の新型コロナ対策は総じて国民に支持されている。
②政党支持率の一位は自民だった。
③野党第一党・立民の支持率は低迷している。

野党は敗因をどうのこうのという前に、なぜ勝てなかったのでしょうか。理由は特に頭をひねる必要はありません。
この選挙で問われたことは、政府の新型コロナ対策を支持するかしないかです。
もし仮に野党陣営が強力な感染拡大防止政策や経済対策を対置できたのなら、彼らに軍配が上がったはずでした。

選挙結果からわかることは、新型コロナでなにひとつまともな対策を打ち出してこずに、桜見物やマスク談義に花を咲かせていた野党へのうんざり感と、政府へのゆるやかな支持です。
このようなことは、とくに私があえて言うほどのことはありません。
とくに野党勢力の中心である立民が、ただ今現在進行している感染拡大に対して余りに無能だから負けてしまった、これに尽きます

いや無能というも褒めすぎで、むしろ積極的に政府の対策の足をひっぱるために度重なる審議拒否を行って国会を空転させてきました。

特に予算委員会でいっせいに審議拒否で退席を始めた野党議員に、委員長が「コロナ対策を審議しています。退席しないで下さい」と叫んでいた悲鳴のような声が耳に残ります。

そして思い出して下さい。やっと審議に戻ったかと思えば、出す質問は、「コロナなんかどーでもいい。桜がぁ、アキエがぁ、マスクがぁ」ばかりじゃ、いくらなんでも国民から愛想を尽かされますよ。
はては財務省職員の遺書まで持ち出して、とっくに終わったはずの「もりかけ」のリバイバル上演まで始めた時には、さずがに驚きましたけどね。

とまれ、野党はここまで状況とズレて異次元で生きていこうという強い意志をお持ちのようですから、もはやとやかく言うことはありません。
裏庭のザーサイ瓶にでも向かって「モリカケがぁ、桜がぁ」と永久に吠えていなさい。
ATMくらいは記事にしてくれるでしょうよ。

 

明らかにピークアウトしています。東京は一部の人が望んだようなニューヨークになりませんでした。

もう一息です。

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●国内感染者数(4月27日正午)
国内感染者14567
退院2905
入院中11311
軽中度・無症状5681
人工呼吸/ICU 300
確認中671   待機中311   症状有無確認中4348
死亡351

●世界の感染状況

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コメント

おはようございます。
静岡補選分析の投稿ありがとうございます。

恐らくいつもの事になりますが、自民より良い現実的な案をぶつけられない
から勝てないというパターンに陥ってしまったと考えております。
とはいえ、今からそれをやったらコアな支持者が離れてしまいますし、
いきなりそんな事を言い出しても懐疑的に見られるでしょう。

日頃からどうやれば日本で起きている諸問題が良くなるかを利害を排して
検討した上で、現実的な解として世に問うような地道な努力をしない限り、
政治状況は変わらなくなってきていると私は考えております。
(安易に政党、議員利権にしがみついている限り無理でしょうけど)

非常事態宣言の効果がようやく顕著になってきましたが、まだまだ油断は
できません。
私も気を引き締めて、感染症拡大防止で自分がができる事を継続します。

だって、代表が枝野で国対が安住で選対が長妻なんて・・・もう10年前の悪夢でしかないですからねえ。
Yahoo!ニュースに取り上げられるマスコミ記事のコメント欄なんか、ちょっと覗くとただのアベガーな人ばかりが舞い踊っているだけで、本当に安倍政権と自民党の政策が嫌なのならみんなマスクして投票に行き、自民候補を引きずり下ろすはずですよ。それがあの共産党も巻き込んでもほとんどタブルスコアですからね。。


国民はバカではない。立民初め野党の支持率が上がらないのは、いわゆる「アベガー」ばかりで何の建設的なことも言わずに市民のことなど考えていないからだと気付いているからです。

私はむしろ安倍さんの後継になり得る候補が自民にもいないのが心配ですけど。

それにしてもイチイチ蓮舫とか古賀とか舛添とかラサール石井が!とか、本当にどうでもいいようなことを記事に取り上げるタブロイド紙やYahoo!ニュースもちょっとどうなのかと思いますね!

アベノマスクの受注先がどうだこうだとか、やれペーパーカンパニーだとた、ほんと自分からしたら「だから?」としか思えないのですが、アベガーの方々は、どうしてそのんな事しか言えないのですかね?
そんなことして、本当に政権交代できると思っているなら、失礼ですが、「どんだけ脳内お花畑なんだ」と言いたくなりますね。そんな思いが選挙結果として表れているのだと思います。ただ、それも、アベガーの人達には「、安倍の陰謀がー!」とかいうのでしょうね。
いい加減アホらしくなります。

 福山はまた「高井のせいだ!」とか言うのでしょうか。(笑)

田中候補自身は悪くない人材だったと思いますが、立憲が足を引っ張った感じがします。野党統一しても、それがますます多くの国民の考えと乖離していく現象が見られたという事。

それにしても、ダブルスコア―とは差がつきすぎました。
マスゴミにおもねり、マスゴミ的正しさを擁護するだけの統一体では「現実」を救えません。

そしてこの「負け」は、石破茂に何をもたらすのだろうと考えます。
自民党はこの「小さな勝ち」におごらず、各種コロナ関連の制度資金を使いやすく手続きを簡略化しないと後で裏目を喰います。

せっかく君子豹変した安倍さんですが、これ以上省庁の保身と傲慢を放置すると危険です。
40%の支持率は重いですが、決して安定圏ではありません。
宣言の解除と同時に消費減税を行うようなドラスティックなことをやらないと、自民党も本当の国民政党と認識されるようにはならないのだろうと思います。

マスクの件は、最後まで公表していなかった一社の怪しさが強烈で悪目立ちしてしまってますね。
ネット探偵たちの記事をざっと見ましたが、該当住所のストリートビュー写真に公明党の政党ポスターと、若松かねしげ議員のポスターが貼ってありました。
若松議員は新進党から公明党への出戻り議員、元小沢チルドレンなんですねー。
ちなみにネットニュース記事に出ていた写真では、議員のポスターだけが撤去されていました。
後はネット探偵さんの妄想にお任せするとして、普段はあまり考えていなくとも、選挙があれば現実的に自民党に投票する、という人もかなりいるはずです。
そういう人達の投票先が無くなってしまうことのないようにお願いしたいです。

政局が少しからむとすぐに、スキャンダルネタを入れて来るものがいて困ります。
ビバーばぁさんという者は執拗にHNを変えてまでマスク疑惑を入れて来たのでブロック対象としました。

このブログは政局スキャンダルを扱うサイトではありません。
やりたかったら別の場所で思うぞんぶんやって下さい。
今重要なのことは感染拡大をどう止めるかであって、政局疑惑の追及などそれが終わってからやって下さい。

こういういう政局を感染拡大防止の上に置くようにスタイルが、一般国民の野党離れを引き起こしているというのが、今日の記事のテーマなんですが、言っているそばから読みもしないで、やれやれ(苦笑)。

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