• 20250119-145554
  • 20250119-142345
  • 20250119-142345_20250119150101
  • 20250119-150249
  • 20250119-152051
  • 20250117-013132
  • 20250117-015927
  • As20241225001545_comm
  • 20250115-143858
  • 20250113-081014

« 日曜写真館 午後のクレマチス夫人 | トップページ | 検事定年延長法案騒動、どちらもバカ »

2020年5月18日 (月)

大阪府が新型コロナ「トリアージ病院」を作った

  Dsc_8391    

私が住む茨城県は今日18日から制限解除です。
茨城は5月6日から12日間感染者ゼロが継続されています。
たまには茨城県の状況を見てみます。

Photo_20200518042601 

現在の茨城県の入院者数はこのようになっています。

●茨城県の感染状況
重症者1人
中等症5人
軽症15人
自宅待機6人
施設療養2人

2_20200518042601

ベッド数はNHK特設サイト『新型コロナ対応のベッド数と入院患者数』 によれば200床で、現時点では軽症・中重症をまとめても1割に満たない21人ですからまったく余裕がある状況です。
https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/medical/ 

おおみごとだ。文句なく解除ですね。

というわけで、私も昨日たまたま土浦のイオンモールにでかけたのですが、各レストランには既にスタッフが入って下準備に余念がありませんでした。
一日千秋の思いで待ちかねた解除の日、今日はどのような一日になるでしょうか。
一方、各店舗は今までにない「社会的距離」の試みが始まっていました。
たとえば私がよくコーヒーを買いに行く食品雑貨チェーンのカルディでは、ひとりが出ると「おひとりお出になりましたぁ」と叫ぶ、すると入り口が「お待たせしました」とひとり入れる、なんて入店制限をしていました。
レジは距離をあけて並ばせるためにすさまじい長蛇の列ができてしまって、かえって店内には長いトグロが出来る結果に(苦笑)。
やれやれ、これではかえって密ができちゃいますね。

このように今後走り出しながらあれこれと改善していくことになるでしょうが、わが民族の民度の高さをもってすれば、案外1カ月もあれば「社会的距離」の取り方も自然に出来るようになるんじゃないかな。
案ずるより馴れるべしです。
いちばんダメなのは、あーだのこーだのとインテリぶった悲観論をぶって、復興しようとする人たちの足を引っ張る連中です。

さて今や地方のほうが面白い。特にトップランナーの大阪がだんぜん面白い。
吉村さんの「出口戦略」は国が採用したほうがいいのではないかというアイデアに満ちています。
まずは有名になった大阪モデルです。クリックすると大きくなります。

Photo_20200518045501

大阪府『府独自の基準に基づく自粛要請・解除及び対策の基本的な考え方について』
http://www.pref.osaka.lg.jp/iryo/osakakansensho/corona_model.html

大阪府は闇雲に解除しろと言っているのではなく、解除基準を明確に「見える化」しながら、モニタリングをしていこうという方針です。
ですから、これで制限がなくなったのではなく、モニタリング基準を上回れば、また制限が強化されます。
この時に大阪府が注目しているのが、たんなる感染者数の増加数だけではなく、「新規の感染者で経路不明者」が何人出たかで自粛要請を緩めたり、強めたりします。

また重症者用病床のキャパを60%にしています。クリックして下さい。

2_20200518050001

第2波なんか知らないよ、ウリを世界は見習え、なんて言っていたらいまや160人を超える大クラスターを出してしまったどこぞの国とは違います。
それにしてもバカだね。あれだけの感染爆発出して余震が来ないなんてありえねぇっしょ。
第2波、第3波は必ず来ます。来ない方がおかしい。
しかしそれは最初のなにも分からなかった第1波と異なって、こちらに知見も備えもあるのではるかにたいしたことはないのです。
ですから、この解除以降をハンマー&ダンスを適時に使い分けて、凌いでいこうと日本はしています。

それだけではなく、大阪府は「新型コロナトリアージ病院」 を設けて、救急患者を簡易検査してから仕分ける方針が13日から開始しました。

2020051300000578san0001view

「新型コロナウイルス
感染の疑いがある救急患者に対し、大阪府が、簡易検査で感染の有無を確認して搬送先を振り分ける「トリアージ(選別)病院」の運用を試験的に始めたことが13日、府関係者への取材で分かった。搬送時に5カ所以上の病院を「たらい回し」になった患者をいったん受け入れ、陽性か陰性かによって患者を振り分ける。治療の遅れを防ぐとともに、病院側の院内感染のリスクを減らす狙いがある。
府関係者によると、トリアージ病院は府内数カ所の病院を指定。発熱や肺炎の症状があり、救急搬送の際に5カ所以上の病院で受け入れられなかった患者をいったん受け入れる。
そして、PCR検査の半分以下の2~3時間以内で検査が可能な簡易検査「LAMP(ランプ)法」を使って感染の有無を確認。陽性の場合は新型コロナ患者の受け入れ態勢が整っている病院へ、陰性の場合は一般の病院へと振り分ける」(5月13日 産経 上図も同じ)

なるほどね、これは良い考えです。
先日の力士の痛ましい死亡例のように、数日間発熱しても診察を受けられずたらい回しになったあげく、落ち着いた病院ではもう手遅れという例も出てきています。このようなたらい回しのケースはかなりの数存在しています。
国のいうとおりこれを保健所に任せるのは荷が重すぎますし、一般病院に至ってはいきなり来院されたら迷惑です。

新型コロナの前から言われてきたことですが、日本の救急医療体制はパンク寸前で、一般的病気・怪我でも2件3件とたらい回しされることがよくありました。
まして発熱があり、肺炎の症状出た人を救急車で搬送し、後にそれが陽性者だと判明した場合、目が当てられません。
その救急車と救急隊員丸ごと厳重な消毒と検査をさせねばなりません。
このようなことが続くと、各消消防署に2台ていどしか配備されていない救急車は使用不可能になってしまい、新型コロナ以外の救急搬送の要請をうけられなくなってしまいます。

「府が新たな取り組みに乗り出した背景には、全国の病院で新型コロナの検査態勢が十分に整っていない現状がある。肺炎症状の救急患者を搬送する際、新型コロナの感染の有無がただちに判断できず、院内感染のリスクを懸念して受け入れを拒否せざるを得ないケースも発生。たらい回しとなった過程で症状が悪化してしまうこともあり、問題視されている」(産経前掲)

ならばむしろ初めから「窓口」に当たる専門の新型コロナ用受け付け病院を作ってしまったほうが、保健医療機関や救急搬送する側にとっても、そしてなにより市民にとってもありがたいことです。
その「受け付け病院」に行けば簡易検査を受けられ、それでその先の病院を手配して貰えるんですから安心感が違います。
大阪府はこの「トリアージ病院」の活動を開始したそうです。

またここで問題となるのがその検査方法です。
従来のPCR検査の難点は、採取に専門技術がいることでした。
よくバカなメディアは、一般人でも容易にできるだろうからジャンジャンやれ、なんて無責任なことを言っていますが、とんでもない、あれは鼻孔から綿棒を入れて(その挿入する角度が難しいそうですが)丁寧に採るわけですが、やられるほうも経験者はおわかりでしょうがそりゃ苦しいに決まっています。
そしてその後数段階にも及ぶ検査行程を経て結果がでるまで4、5日もかかってしまいました。
これができるのは医療検査技師で、それをなんとか簡単にできないかということでタカラ・バイオが作ったのが唾液によるPCR簡易検査キットでした。

「タカラバイオ株式会社は、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)を、検体からウイルスRNAを精製する前処理工程を必要とせず、反応時間が1時間未満で、迅速、簡便に検出可能なPCRキット(製品名: SARS-CoV-2 Direct Detection RT-qPCR Kit、以下、本キット)を、本年51日より販売開始します。
 新型コロナウイルスのPCR検査では、鼻咽頭ぬぐい液などの検体から、市販のRNA精製キットを用いた、ウイルスRNAの精製を行う工程(約1時間)が必要です。本キットでは、独自技術により簡便な前処理操作のみで、この工程を省略することが出来ます。さらに、当社の高速PCR技術の採用により、PCR反応時間が大幅に短かくなり、トータルの検査時間が従来の方法に比べ半分以下の約1時間に短縮できます」
(タカラバイオ ニュースリリース 下図も同じ)
https://ir.takara-bio.co.jp/ja/news_all/news_Release/newsr_202767212m006ta13941635_200430.html

1_20200518054001

大阪府はこの検査の受け皿として「トリアージ病院」を設け、簡易検査キットと抗原検査をあわせて実施することで、精度と迅速性を増そうと考えています。
このような構想はむしろ国が先にやるべきでした。西村さん、また先を越されましたね。
まったく吉村さんのような新鮮なアイデアを持ち、行動力と発信力を兼ね備えた(しかも若い!)人物に、担当大臣をやってほしかったものです。

大阪と同じ二大都市の東京都の小池さん、7ツ解除基準出して、「全部クリアでもダメな場合も、いい場合もある」なんてワケ分からんこと言ってんじゃありませんよ。
それじゃあ数値基準出す意味がないでしょうに。
かつての豊洲移転問題みたいに「科学的には安全だが安心ではない」なんていわんで下さいね。ああ、言いそうでこわい。

 

 

18

●国内感染状況(5月17日0:00)
国内感染者16285
退院11415
入院治療を要する者3943
重症者230
死亡744
確認中183

 

« 日曜写真館 午後のクレマチス夫人 | トップページ | 検事定年延長法案騒動、どちらもバカ »

コメント

 5/15(金)のニューズウィークに、「日本の「生ぬるい」新型コロナ対応がうまくいっている不思議」と題して、<PCR検査の実施件数は極端に少なく緊急事態宣言には強制力が伴わないのに感染者数が着実に減りつつあるのは何故か>と言う記事がありました。

なかなか曰く言い難いですが、災害のたぐいまで一切を国家や政治のせいに合理化する西洋型個人的民主主義や、それを回避するために規律で対応する社会主義志向の民主主義が世界標準ですので、これはちょっと理解しきらないと思います。

吉村知事については、橋下のひも付きと考えるとイヤですが、やはり次世代に求められるリーダーたるにふさわしいと思います。
馬場幹事長や河野太郎氏にも共通する要素をもっていると思います。北海道知事もそうですが、若いリーダーが権限を持たされる事によって思わぬ実力を発揮した点は、地方分権も暗黒面ばかりではなかったと思い直しました。

くわえて言えば、進んで火中の栗を拾ったのが西村大臣です。
無任所であるばかりでなく調整役としてしか権限がなく、最初から批判の標的となることが明らかな人事でした。
こういう人材もやはり大きく評価されるべきで、やはり次代のリーダーたるにふさわしい要素を持っています。

西村大臣には批判集中してますけど、権限も強制力も無いのに「自治体丸投げ」「なぜ国がやらないのか?」「無能」などとメディアやネットで感化された人々からボロクソに言われていて、それを正面から受けているのですから大したもんです。尊敬しますね。
強権発動なんて出来るならとっくにやってるだろうに。
もしやったら「ケンポー違反だー!!国民主権を守れー!!」の大合唱でしょうにねえ。
河野太郎大臣は私は高く評価しています。親父さんはことなかれ主義で「河野談話」なんてのをやらかしてますが、彼は主義主張よりも常にひたすら職務に忠実で『国益』を最優先で能動的に動くからです。石破さんみたいな理論ばかりで行動出来ない人はやはりダメですね。昔はちょっとは期待したんですけど。
また、彼のような人材を閣内に引き入れた安倍さんは見事だと思ってます。

吉村知事、お見事です。
若くて(若いからでしょうけど)よく問題を学び政策として打ち出してきます。
東京都の小池さんと違って「政局とか暗闘で勝ち続けてきただけ」の方とは違いますね。

もうウチの知事も吉村さんというんですが、「さくらんぼ柄マスク」以外に何の政策もアピールも無し。県庁の軽くて都合の良い御神輿。もう10年越えてますから恩給だけでウハウハだろうし、次の選挙出るかすら言わない。
当たり障りの無い原稿を読むばかりで「みんなで!一緒に協力して!」なんていう、都合の良い時だけ日教組の先生が生徒に使う言葉しか言わないですね。
未亡人好きとかのマニアックな誰か、引き取ってやって下さいと本当に思います。。

西村大臣、評判悪いですね。
私も個人的には好きではありませんし、人情味も面白味もありませんけど、己の領分を理解して堅実な仕事をしていると感じます。
まあ、執っている方針が私個人の考えていることと近いからシンパシーを感じているだけかもしれませんが。

トリアージ病院のアイデアは良いと思います。恐らく実行可能なのは大都市圏くらいな気もしますが、実働面を含めて再吟味をし、政府でも取り入れて欲しいと思います。

国民性の高さは私も実感しますが、翻ってマスメディアは既に耐用年数を過ぎた感があります。
ここ最近は、闇雲な検査、海外からの批判のミスリード、買い占め騒動の煽り、自粛しない連中のクローズアップ等、政府の足を引っ張りたいだけで本当に酷い。
その癖、与那国島の漁船を尖閣諸島周辺で追い回した領海侵犯についてはダンマリです。
芸能及びエンタメ関係者の方々、Twitterでハッシュタグつけて拡散していただけないんですかね?
ほんの500万ツイートくらいで十分なんですがね!

おはようございます。
トリアージ病院についておそらく国も検討したのでしょうが、全国一律の目安にそぐわないでカットされたとではと思います。大都市や大規模クラスターが出るようなケースでは、などと条件を付けて、フワッとした提案くらい入れらば良いのにと思います。

今朝最後に加筆くださった東京都と、臨機応変な連携が取れないのが西村大臣の最も辛いところです。
大阪は広さも人数も結束に有利だとはいえ、東京はここまで百合子上げしてもらって皆待っている中でヒヨる意味がわからないですね…。
百合子マスク似合う!三密フレーズ流石!国にも言いたい事を言う!と持ち上げられていますが、実行力を見せつける大阪と並べてみると、行動も見た目(彼女はおそらくこれを最も気にする)も及ばない。
保健所体制の仕組み自体、誤解していて現場を疲弊させたという取材記事もありました。
彼女がヘソを曲げたらどうなるかは五輪豊洲で実害が証明されています。腫れ物にさわるように自民公明は今彼女を扱っている事と思います。めっちゃ腹が立ちますが仕方がない。
強制力ではなくルールの尊守で東京都が台北のように楚々と収束してゆく為に、今が一番大切な時で、多数の都民はさっさと出来ることから始めています。
今回のコロナ禍でクローズアップされた知事権限、自治体毎に対応できる良さと共に、東京ほど集中した大都市が首都としてある事の危険性を痛感しました。
大阪愛知規模であれば万が一今旧民主党系知事が台頭しても国は壊れませんが、東京となると。その昔の美濃部知事の頃とは比にならないリスクです。

大臣の能力や資質よりも特措法による緊急事態のシステムそのものに多くの問題があると感じています。
現場の状況をより把握している自治体に権限を持たせるものの、権限を行使するために必要な予算は国の決定を待たなければいけない等、システムを動かすための決定へのスピードのアンバランスさがあちこちで発生しているのが不満の原因になっていと思われます。
この状況下で現状一番成果を出している大阪は本格的な感染拡大初期からスタンドプレイとも取られかねない積極姿勢でトライ&エラーを繰り返して今がありますが、これを全自治体の知事に要求するというのも酷な気がします。
今回の経験を踏まえて国がやるべき事はより自治体が早くかつ扱いやすいバックアップ体制の構築などの緊急事態時のブラッシュアップがこれから起りうる第二、第三波への必要不可欠なものだと感じます。

良い試みだと思います。
流行状況と医療体制のバランスが楽になってきた今だから色々試せる、という側面はあるでしょう。
また、色々な修正点は出てくるでしょう。

現在のPCRや抗原検査等は、特異度に優れますが(陽性ならほぼ確定;偽陽性が少ない)、感度が今一です(見逃しが多い;偽陰性が多い)。また、流行期でもなく症状もないのに矢鱈と検査したら偽陽性の方が多くなってしまいます。

今後は特異度に優れるCT検査も行うようになるのでは、と思います。
特に、複数台のCTを持っている病院では、1台をコロナ(または疑い)専用にすることを要求されるでしょう。

また、現状では5病院に断られた場合にトリアージ病院収容、となっていますが、これを早める(3,4病院?)圧力はかかると思います。
しかし早すぎるとトリアージ病院が崩壊してしまうので匙加減が難しいです。

ともあれフロントランナーに対しては素直に尊敬します。
多少の修正点は織り込みながら、応援したいと思います。


都知事の方は・・・大阪よりきめ細かくやるんだ、なんて負けず嫌いから7項目なんて複雑になったのだと邪推します。
排除とか粛清とか言った人ですから・・・

吉村さんを見てると、つくづく覚悟があるなあと思いますね。
批判を怖れず信念を貫き、間違ったら素直に非を認め責任を一手にかぶる。
言うは易く行うは難しの典型だと思います。

一方、徹底的に黒子に回って「重し」を効かせている
松井市長の存在も大きいのではないでしょうか。
今の「府」と「市」のしなやかな連携ぶりを見るに付け、
かつて府市あわせ(不幸せ)と揶揄されていた頃はなんだったのかと。

ただ、最近の吉村知事に対する持ち上げぶりは少々気味が悪いですね。
単に安倍政権批判の方便として使われているフシもあります。
用心しないと持ち上げるだけ持ち上げといて
奈落に落とすというのがマスコミの常套なので用心は必要でしょう。
まあ吉村さんはそんなことで浮つくようなやわな男ではないと思いますが。

大阪方式は理にかなったものと思います。陽性の場合はともかく陰性がどれだけ本当に陰性なのかの見極めが難しいとは思いますが。重症の場合は取りあえず陰性でも陽性者との前提で治療にあたる必要もあるのではないでしょうか。

沖縄でも高山義浩医師等が第2波は必ず来るものとの前提で社会・経済を動かす必要があると訴えています。ホテルはビュッフェをやめる、客はなるべく直接空港に迎えに行く、地元民との交流が沖縄での魅力ではあるが観光客を断るのではなく、観光客と地元客のスペースを分ける等々。一番大切なことは「症状のある人が休める社会」。これこそ日本に必要な働き方改革ではないかと。

ところでこんなニュースが。
「中国・武漢で全市民にPCR検査 「1000万人規模」
https://news.yahoo.co.jp/articles/0a7f81c62d9b52ba4b12fec3fc159f4245e0a47d

実は封じ込めていないってのをゲロってるようなもんじゃあ。ただでさえ偽陰性の多さが問題になってるのに、こんな大層なやっつけ仕事みたいなことやると、検体管理が雑になって大量の疑陽性出すんじゃなかろうか。

「検体採取のため長蛇の列ができている」ってまた新たなメガクラスター発生の悪寒。患者が殺到した医療機関がクラスターなったのもう忘れたんでしょうかね。

クラッシャーさん
武漢は大変ですね。
武漢のデータだけは正しいと思っていたのですが。

今更全市民PCRというのも愚策ですが、
ついでに言えば、本来行うべき抗体検査が(中国産は)信用できないこともゲロってるとも言えます。

偽陽性も、入院してしまえば真陽性に化けます。
くわばらくわばら。

東京都は常識的で地道な対応を重ねており、現場の方々は頑張っています。
但し、政治的な決断と呼べるものは見当たりませんし、未だ混乱している分野もあります。
日本経済の中心で、人口・感染者数・病床圧迫・人の移動・歓楽街等の国内最大数を抱え、様々な要素が交錯して対応を難しくしているのは間違いないでしょう。

小池都知事は政府の緊急事態宣言が出るまで何もしなかった方ですし、過度な期待はしない方がよいかと。
基本的に小池都知事の政治手法は、
・情勢が出揃うまでは旗色を鮮明にしない
・後出しで最大限の利益を得たい
・自分の独自色を出したいが、具体的な方策はない
・責任は絶対に取りたくない
という風に傍から見えてしまいます。

小池都知事は「アテクシが安心するまでは緩みがあるって言い続けますわ」状態だし、吉村知事にも孫さん関係などちょいと気になる面がありますが、アベガーな人たち的考え方は無いので、まぁそれはそれ、是々非々で。
単純に、大阪モデルのモニタリング指標3カテゴリー4項目に対して、東京都のそれは3カテゴリー7項目で、東京は多くないかな?かつ大阪にあって東京にない「重症病床使用率」はあった方がいい気もします。
次も東京都の常住人口の多くに小池都知事が支持されるだろうことは認めますが。
8割おじさん42万人死ぬおじさんこと西浦先生も、大阪大学 宮坂招聘教授に言われて路線を変えたこれから、未知だったところからいろいろわかってきたことを基にして、国でも自治体でも、(事実が変われば即して変えられる機動力を含めての)システムや指標等において、その時そこでどんな能力の人がトップや担当者や側用人でいても、ある程度同じように出来る、より客観性がある部分を可能な限り増やしておくと、人によってばらつきある能力・思惑のせいで対ウィルス・対経済の致命的リスクにさらされる確率を下げられるのではないかなぁと考えます。
大雑把なもの言いで申し訳ないですが。

ブログ主様

トリアージと言う言葉で、ごまかされているように感じているものです。多少は死人が出るかもしれませんが、生ぬるい日本の最初の選別としてのトリアージではなく、世界で起こっている医療崩壊の下でのトリアージは、人工呼吸器を今の患者につけておくのか、あるいは新しい若い患者に付け替えるのか、そういう選択を迫られるトリアージでは無いのでしょうか。
これは優性保護的な考え方(「家族、種族として生き残るための弱者切り捨て」と簡略化して良いのか、ナチスドイツが進めたことで悪逆非道のやり方と評価されているかもしれません)と各人の生存権のあり方の問題として捉えています。この選択が、医療従事者個人にすべての責任を負わせるような現場に、危うさを感じています。
欧州では、現実に現場では、悪逆非道の仕業を行わざるをえなくなっている状況だったと思います。
日本でも「楢山節考」にあるように、その昔は経済的に破綻しないために、母親を姥捨て山に捨てざるを得ない状況があったわけです。
今後の第2波、第3波が来る前に、この医療崩壊を前提としたトリアージについて、どのような立場を取るのか、その論拠を明らかにしておくことが必要だと考えます。
このブログをいつも感心して見させていただいている読者として、この論点についても是非ご考察いただければと思っております。

たっつぁんさん
鋭い視点ですね。

大阪のトリアージ病院なんて、黒タグがないという時点で「とりあえず病院」だし、世界からは馬鹿にしてるのか、と罵られるレベルです。

日本のコロナは介護老人施設が最大の弱点で、ここから発生した患者を、スウェーデンのように入院させなければ、そこそこの犠牲と引き替えに緊急事態宣言を1ヶ月早く終了できたでしょう。

その1ヶ月の遅れで発生した自殺者と治療遅れた他傷病者と、入院させなくて入居者が全員死亡した場合(実際は半分くらい?)とで冷静に比較する、という議論は、非公式には絶対必要と考えます。

たっつぁんさん。

トリアージの意味について、ブログ主さんは良く分かっていると思いますよ。強いて言えば記事タイトルが誤解を招きかねないのが間違いと言えば間違いかな。あなたのような。
別に非難しているわけではありません。
プーさんの仰るように、本当に医療崩壊するような事態を想定して検討しておく必要はあると思います。

かつて福島原発事故の時に「地域そのものを分けるトリアージをしろ」という意見にはすごい激怒してらしたですから。当然ですけど。んなことやったら当時は東日本全滅扱いですからね。
そんなこんなで、今があるわけです。

いつも情報提供ありがとうございます。
色々な情報・意見をもとにブログの記事の内容を軌道修正する
ブログ主様を少しはメディアや野党も見習ってほしいとおもいます
(最近メディアも訂正記事・放送多いですが、大きな権限・役割
を与えられている割にきちんとした情報ソースも無く、思い込みで記事・報道し
間違っていることが広まると申し訳程度に訂正する姿勢に辟易します、やはり
罰則や入札制等を導入する必要があるとおもいます)。

定年については、昨日のアホンダラ1号さんのコメントに賛同します。
公務員に限らず、民間も基本50歳定年がよいとおもってます。
他の都道府県の事情がわからない田舎者の意見でありますが、
沖縄地方では、ある程度、設立年数を重ねた中規模以上の企業になると
依然、年功序列や在籍年数等の旧態依然の評価で”働かないおじさん”
生産しているとおもいます(もちろん役職・報酬相応にご活躍されているおじさんもいます)。
そのため、中堅が割を食っているのをみると定年は引き下げた方がよいと考えます。
60歳以上の定年ですと、次を考えるには遅過ぎるとおもいます。
50歳定年なら40代から考えないといけないので、働かないおじさんも意識し、必然的
に働き方改革も進むとおもいます。
浮いた人件費は収入源となっている20~40代や新たな雇用に還元されるべきとおもいます。
50歳に近づきつつある、私にとっては50歳定年が実現された場合、就職氷河期を
経験した世代として更に割を食うのは正直つらいですが、活力ある日本
にするためにも定年は伸ばすものではなく、短くする方がよいとおもいます。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 日曜写真館 午後のクレマチス夫人 | トップページ | 検事定年延長法案騒動、どちらもバカ »