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2020年5月21日 (木)

甲子園、失われた「コロナ世代」が誕生してしまった

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納得がいきません。書かなければならないことはいくつもありますが、やはり書いておくべきでしょう。
なぜ甲子園を中止にしたんだ!

やりようはいくつもあったはずです。そもそも真夏の甲子園でやること自体が異常だったのです。
それについてはかつて記事を書いているので置きますが、その時感じたことは、主宰者の高野連と朝日新聞は責任をもって高校生と向き合っていないということです。
関連記事『高野連と朝日新聞は、「運動絶対禁止」、ないしは「厳重警戒」下に多くの高校球児と観客をさらしています』
http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2019/08/post-48303a.html

炎天下で熱中症を続出しながら商売のうまみで止められない朝日新聞、「教育」とうそぶきながらまったく球児の健康を考えていない高野連のお歴々。
あの時もこう私は書きました。

全国高校野球大会を止めろなどという気は毛頭ありません。長く残すべき、日本の誇るべきスポーツ競技大会です。
だからこそ、なぜ真夏の炎天下、年間最も暑い8月にするのかを問うています。秋にできない理由でもあるのでしょうか。
日本が一番暑い時によりによってやることはありません」

今回も私の意見は変わりません。8月にだけ固執する理由はないはずです。
中止にしてしまうことで、高校野球、いや野球というスポーツ全体にとって埋められない「空白の1年」が生まれてしまいました。

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「戦時中を除けば初めて、今年は春夏ともに甲子園大会が開かれないことになった。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐためにはやむを得ない決断だが、その影響は大きく、このままでは高校野球にとって“空白の1年”になりかねない」(産経5月20日)
https://special.sankei.com/a/sports/article/20200520/0001.html

「なりかねない」と産経はぼかして書いていますが、なることは確実です。
なぜなら、すでに現時点で高校野球は息絶え絶えの状態だからです。
春から部活は制限され、本来なら地区大会へとせめぎ合うべき時期を丸ごと失い、ろくな部活すらできず、自宅で自主トレだけで体力低下をなんとか凌いでいるようなあり様でした。

それすらもあと数カ月たてば地区大会が開かれる、そしてその先には甲子園が待っているという切ない希望があったから耐えられたのです。
その夢が無惨に砕け散りました。
彼らの心情を思うと、声もありません。

緊急事態宣言は、今日甲子園のあるに近接する大阪府においても解除されました。(※大阪ではなく兵庫県だそうですので訂正いたします)
高野連と朝日はなにを恐れているのですか。
吉村知事はこう述べています。

大阪府吉村洋文知事は20日、今夏の高校野球の全国選手権大会(甲子園)が中止されることについて、「本当に甲子園を夢見て、小学生くらいからずっと一生懸命やってきた選手、学生の気持ちを考えたら、本当に断腸の思いだと思う。ぜひ高野連には、考え直してもらいたい」と話した。
進路にも実は甲子園も非常に大きく関与しているところがある」と指摘。「リスクを高野連がとってやるべきなんじゃないのか。(大会を)なくせばリスクはなくなるが、そこで失われるものは非常に大きい」と述べた」(朝日5月20日)

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時事

大会主催者の朝日は昨日の記者会見で「リスクを排除できない」などとうそぶいていました。
なにを言っているのでしょうか。あたえまえじゃないですか。
高野連と朝日は、大会においてどのような「リスク」が想定されるかしっかりと数値化して説明すべきでした。

いわゆる三密が甲子園でどこのシーンでどれだけ形成され、それに対してどのような想定をしたのでしょうか。
そももオープンエアで行われる野球大会は三密ができにくい構造なのです。
たとえばグラウンドは吹きっさらしですから、ウィルスは風邪が吹き飛ばしますから感染拡大はありえません。
スタンドも一定の距離を置きさえすればいいだけのことです。密室の室内スタジアムではないのです。
これで収容人数が減っても文句をいう奴はいないはずです。
行き帰りの交通機関や宿泊施設なら、現行で大阪府がしている対処方法は8月頃にはそうとうに練れてきているはずです。

それらを一切説明せずに「リスクが排除できない」とはよく言えたものです。呆れてものが言えない。
そんなものは、批判を恐れて責任をとらない小役人の言い訳にすぎません。
あるいは、朝日が好きなゼロリスク信仰じゃないですか。

野球だけは他のスポーツと違って夏の甲子園に照準を絞って作られてきました。
サッカー、ラグビー、バレーボール、バスケットボールなどの他の球技はことごとく全国大会は真冬です。
しかし野球のみはどのような歴史的経過があったのか知りませんが、綿々と真夏に開催されてきました。
その是非は今は問いませんが、とまれ高校野球は秋から春にかけて夏の甲子園をめざしたチーム作りに入っていきます。

つまりこの今の時期は夏の大会をめざした最終決戦の時期であり、ここを逃すと三年生はいうまでもなく、二年生すら活躍のチャンスを与えられることなく、部活を終わることになってしまいます。
そして一年生も、うなだれた先輩を頂きながら後の部活に励まねばなりません。
これが与える高校野球に対する負の精神的インパクトははかり知れません。
高野連はこの甲子園大会が教育の場であることを忘れています。

やりようはいくらでもあったはずです。
百歩譲って甲子園は無理だとしても、なぜ多くの県が熱望したように、地方大会だけでもやろうとしないのか。

「一方で、地方大会の中止については、驚きが大きいという。「地方大会はやると信じていた。このまま、公式戦を1試合もやらずに引退をするなんて考えられません」。代替大会開催の可能性が残されていることから「やってくれることを期待します。(開催可否を)県の高野連が発表するまで、信じ切りたい」と訴えた」(日刊スポーツ5月20日)

そしてそれだけではなく、球児の多くにとって甲子園はプロへの登竜門なのです。
プロ野球選手で、甲子園を経験しなかった者、あるいはたどりつけなかったものの目指さなかった者は皆無です。

「影響は生徒の進路にも及ぶ。全国からえりすぐりの選手が集まる甲子園大会は、プロ野球のスカウトが集う場でもある。パ・リーグ球団のスカウトの一人は「甲子園は高校球児を成長させる場であり、3年生になってこちらが期待していた以上に力を伸ばす選手も多い」と高校生の伸びしろの大きさを指摘する。
昨秋のドラフト会議では高校生35人(育成選手を除く)が指名を受けたが、このままでは地方の選手がスカウトの目に留まらないまま埋もれてしまうケースも考えられる。今季のプロ野球は大幅な試合減が確実で現有戦力の見極めも難しく、セ・リーグのある球団幹部は「ドラフトは小規模にならざるをえない」と指摘。このため、今年は高校生の指名が減少することは十分に予想される」(産経前掲)

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毎日 https://mainichi.jp/koshien/articles/20200521/ddm/...

育成選手を別にして、大部分の「大会がなければ目に止まらなかった選手」、たとえばあの金足農の吉田輝生などはあの大会があってこそ見いだされた逸材でした。
今年も静岡商業の高田琢登投手はせめてスカウトに練習を見に来てもらえないかと語っています。

「プロ入りへの意思が固い高田は、アピールの機会が限られた状況でも、その思いは捨てない。「今後、スカウトさんが練習を見に来てくれると聞いている。少ないチャンスですが、最大限のアピールをしたい」と、前を向いていた」(日刊スポーツ前掲)

しかし今回の大会中止によってこのような隠れた逸材の大部分は、見いだされるチャンスも与えられることなく埋もれていくことになります。
それが高校野球のみならず、日本の野球というスポーツ全体にとってはかりしれないマイナスとなることは、かんがえるまでもないことです。
おそく後の世で、彼らは「失われたコロナ世代」と呼ばれることになるでしょう。

 

 

●全国の感染状況(5月20日0:00 )
国内感染者16385
退院12286
入院治療を要する者3165
重症者210
死亡771
確認中164

以下「ねこおぢ3」より引用させていただきました。

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前々週103⇒前週53⇒今日38
累計感染者数16,396(+38)
累計死者数   784(+11)
累計退院者数12,576(+270)
現在患者数  3,036(▲243)
北海道+1
栃木+2
埼玉+5
千葉+1
東京+5
神奈川+21関東+34
大阪+3
以上+38

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コメント

いつも素晴らしい記事拝見しております。
有志でプロ野球を巻き込んで、大規模なスカウト大会をやるというのは如何でしょうか。

「冬に開催するつもりで、秋から練習再開すれば良いじゃん。万一、そこまでコロナが続いてたら、まあ諦めもつくよね」と思っていたので、「夏にやるかやらないか」だけで議論してるのは本当に違和感でした。

NHKですら、何の疑問も無く運営陣のガバガバな議論をそのまま垂れ流すし。

冬開催はサッカーの選手権や春じゃなくなった春高バレーもありますけど、あれも後も競技で食っていく一部の選手以外にとっては進学の邪魔でしかないので問題になってるくらいですからノーです。
また野球以外はインターハイがありますからね。今年は全部中止ですけど。
また、雪国のことをかんがえたら「冬に野球の大会やれ」なんて言えないはずですよ。
大部分の受験生のことを考えたら、春夏は一本化して6月頃に開催。
これだと今年だったらコロナでどのみち中止ですけど。。
ギリギリ遅くしても国体のある10月頃に纏めて全国選手権でしょうね。
「甲子園」にこだわってしまえば、プロ野球が佳境に入る時期に球場が使えないということになるでしょうけど。
朝日も高野連も「甲子園」というブランドばかり高めて胡座をかいてきたツケです。

県高野連では、なんとか時期をずらしての県大会的な代替大会をやりたいとのことですけど、どうなるやら。
ほとんどの生徒は夏の予選で部活は終わりという前提で無理してでも頑張ってきてますから、今更後で県大会やると言われても最高のパフォーマンスなんか出せません。

凡人さんの言うのはいわゆる「トライアウト」ですね。新味はないけど、プロになりたい連中のアピールの場所を作るという意味では悪くないと思います。

こんなことは今年だけであってほしいものですけど、むしろ後に『反骨の世代』としてドラマティックに脚光を浴びるような選手がプロ野球に出て来ることを期待しております!

あと、高野連と朝日と毎日はどうにか話しあってプロともちゃんと調整つけて日程調整しないと・・・本当に高校野球やりたがる子供がいなくなるくらいの危機感持って欲しいですね。。

球児は可哀想ですが、高野連はただの大会運営であり、全国の野球部の上部組織でもなんでもないので、感染が発生した場合のリスクを高野連が負ってでも開催する、というのは不可能です。
やるなら、具体的な感染対策の徹底を周知した上で、各高校の責任で参加するかしないかを決めるという方式でしょう。

いずれにせよ、高校再開時期が見えない、夏頃に再開して夏休み潰して授業するかもしれないという状況での中止決定は致し方ないかと
やはり学生の半分は勉学ですので

↑の投稿、名前を入れ忘れました。申し訳ありません。

本当に残念ですね。

3月11日にセンバツの中止が発表されたときには、
八田高野連会長が「今後、甲子園の土を踏ませたい」
と言っていたのですが、それから2ヶ月以上、
全く進歩していないばかりか退歩しています。
きっと高野連と毎日と朝日の連携が全く取れていないのでしょう。

高野連がゼロリスクに転んだからには、
全国規模の大会を行うからには感染地域が1つもあってはいけない、
という理屈かも知れません。

何らかの救済処置を考えたいところですが、
センバツのメンバーを1試合ずつだけ甲子園開催、
地方の大会は流行度合いに応じて開催、
流行低調なら地区大会まではアリではないでしょうか。

野球だけ特別か、というルサンチマンも聞きますが、
夏季なら屋外の競技は問題無く、
屋内でも一部の格闘技以外は大丈夫でしょう。

このままの状況であれば6月から無観客ではあるもののプロ野球、サッカーも再開する予定のようです。
そんな中で甲子園は早々に中止決定ってのも切ないお話しですね。
地方大会からは難しくても中止になった選抜の出場校から希望する高校だけで無観客で大会を開く、各地方で2回戦くらいまで行って甲子園での試合はベスト8から行うといった感じで開催形式を柔軟に変えて可能性をリギリギリまで模索するような姿勢はありませんでした。
リスクやなんだといいつつ「現状の(高野連の方が美学だと盲信している猛暑の中での甲子園球場1球場のみの)開催形式を無観客でやったら確実に赤字になる」というのが一番の理由でしょう。

感染症はそう簡単にゼロになる事はありませんし、抑え込んだとしても今後も少数の感染者は出続けます。
海外との渡航解除も段階的に解除されていくでしょう。
そうしなければ成立しない事業も間違いなく存在するからです。
高野連が取った選択は「めっちゃ良く効くワクチンが開発されるまで開催は無理です」と言っているようなものでアマチュア野球文化の衰退を自ら受け入れると宣言したようなものです。

令和だし、新型コロナ騒動でいろいろ世の中変わりそうだし、100回の節目も終えたし、「甲子園」ブランドを捨てるいい機会じゃないですかね。真夏のクソ暑い時期なんかやめて、観光業もオフシーズンで台風も避けられる10月開催くらいでいいじゃないかと。

形式も選抜式にしたらいいんですよ。各地区代表の32校(16校でもいいかな)が全国大会に出るような形。それも全部一か所でやる必要ないでしょ。どうしても甲子園っていうんなら決勝戦か準々決勝ぐらいで。それまでの試合は各地域のドーム球場でやれば悪天候による日程変更もなくなります。日程が長くなったり移動が多くなると、それはそれで資金や時間(受験もあるし)の問題もあるかもしれまんが、「選手の健康と安全」が最優先なら知恵をしぼることです。

若年者は感染者が極めて少ないうえに、重症はほぼなし、ってこと考えれば全部中止ってのもどうかと思いますがね。屋外競技だし感染のリスクなんて非常に低いと思うんですが。ロッカールームとかの蜜な状況を避けるなんてやりようはあるはずです。応援の仕方もしかり。ロートルメディアやら協会なんかのジジイどもは己の責任とらされるのがイヤなんでしょうな。

春の選抜も〇日新聞も無くてよい。

よく間違えられるのですが・・・
甲子園球場の所在地は大阪府では無く兵庫県です

地元民さん、これは甲子園あるあるですね。
近畿圏以外の人は甲子園=大阪のイメージが強いですから。
実際は兵庫県西宮市なんですよね。
阪神タイガースが昔は大阪タイガースだったことも影響してるのかな?

おっと、閑話休題。
春に続いて夏も中止になったことは残念でなりません。
PL学園出身でヤクルトスワローズで活躍された
宮本慎也さんも決定が早すぎるんではないかと苦言を呈されてました。
高野連の内部でもいろいろな意見があったのかもしれませんが、
なんか万策尽きた感が感じられない。
何ともあっさりとした官僚的決着の付け方というのでしょうか。
結局「俺が責任を取るからいっちょうやろうぜ」という風が感じられない。
まるでお公家さんの集団かと思ってしまいます。

とはいえ中止しても批判、開催を決定しても批判は免れないでしょうから
損な役回りではあると同情は禁じ得ませんが。

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