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2020年5月 4日 (月)

宣言延長、特定警戒都道府県とそれ以外は分けて考える

  Dsc_0362  

今日、首相から正式に発表されるので、 詳しくは そこまて待たねばなりませんが、おおよその政府の非常事態宣言についての考えがわかりました。

一部の厳重監視地域を除いて段階的緩和です。

「宣言延長、特定警戒都道府県とそれ以外分けて考える必要-西村再生相 
西村康稔経済再生担当相は3日の記者会見で、4日に緊急事態宣言を延長することに関し、東京など「13の特定警戒都道府県とそれ以外の34県は分けて考えるべきだ」と述べ、感染防止策を取った上で社会経済活動を徐々に容認する方向で検討していることを明らかにした。
  西村再生相は13都道府県では「まだ収束に向けての新規感染者の減少の仕方が8割削減前に比べ緩やかになっているので、延長して引き続き8割接触削減をお願いする」とする一方で、それ以外の県は感染防止策をしっかり取った上で「一定の緩和を容認していく方向で調整している」と語った。
  13 の都道府県についても、公園や美術館、博物館、図書館などでの社会的な活動を一定程度認めてもよいのではないかとの提言が専門家から出ていることを受けて、「明日の専門家会議の議論を踏まえてしっかり対応していきたい」と述べた。
  政府の専門家会議は4日に会合を開く。西村再生相は感染予防を重視する新しい生活様式について「より具体的な例示、提案が行われる見通しで、基本的対処方針でもしっかり明記していきたい」と述べた。
  緊急事態宣言の延長は「7日からあらためて1カ月程度で調整するが、それぞれの地域の感染状況を例えば2週間程度置いたところで評価をいただくとか、特にこの点は専門家の皆さんも是非行いたいと意見もいただいている」と語った。
(ブルームバーク 2020年5月3日)

私は妥当だと評価します。
当初は全国の都道府県がベタで月末まで延長でしたから、34の自治体ということは3分の2は解除方向だということになります。
これらの段階的解除に向かう自治体は、2週間ていどおいてから再評価するということにするようです。
また残りの13の都道府県についても公園・図書館・美術館などの公共施設については制限つきで開放するようです。

日本全国で見た場合、明らかに感染拡大は下降トレンドに入っています。

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ねこおぢ3様より引用

●国内感染状況(5月3日正午)
国内感染者16746
退院4385
入院中11869
軽中度・無症状5667
人工呼吸/ICU 321
確認中667 待機中284 症状有無確認中4930
 死亡492

さらに神奈川(オレンジ)・北海道(濃オレンジ)・大阪(グレイ)・東京(青)・日本全国(赤)で表示されています。
クリックすると大きくなります。

Exge8ogvcaag6dv

はるさまツイートより引用https://twitter.com/RZbrIk87AeuxoJy

注目の東京(青線)ですが、宣言前の3月下旬には4.6倍だったものが、4月下旬には0.7倍となって明らかにピークアウトしていることを示しています。
横軸に見にくいですが日付が刻んでありますが、中央よりやや右の4月11日から14日にかけてが感染のピークでした。
このピーク時は感染カレンダーを見るとわかりますが、4月2週、3週にかけて週計で3千人を超える感染者を出していますが、現在はその半分の1600人ていどです。

このピークアウト傾向は木走氏の作った「5日移動平均」でも同じ結果がでています。
5日移動平均とは、曜日だけでみると1週間の集計が出る金曜日がもっとも高くなる一方、日曜・月曜の両日が極端に低く出てしまうのをならすために、「時系列データにおいて、ある一定区間ごとの平均値を区間をずらしながら求めたもの」(木走日記)だそうです。
https://kibashiri.hatenablog.com/

まずは5日間移動平均でみると全国の感染推移はこのようになります。クリックすると大きくなります。

20200503055302

  木走日記から引用

「5日移動平均』の動きを見れば、4月12日567.8人という値のピークから、5月2日252.8人まで半減以下の減少が続いているのがわかります。
着目いただきたいのは『5移動平均』の動きで、東京都のピーク4月12日174.6人と、日本全体のピーク4月12日567.8人が、同じ日であることです。
ここに数学的に必然性はまったくないのですが、日本の中で最も母数のウエイトの高い地区東京がピーク値を記録すれば当然その値は日本全体に波及するということであります」(木走前掲)。

このような全国の感染状況を俯瞰した場合、全国知事会の結論には疑問がでます。

「この中では、緊急事態宣言について、「感染者数の推移は予断を許さず、一部の地域で宣言を解除すれば新たな人の動きを生じさせ、感染が拡大するおそれがある」などとして延長を求める声が相次ぎました」(NHK4月29日)
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20200429/7000020684.html

このような言い方をすれば、仮にひとつの自治体で感染が増加しようものなら、「人の動き」で全国が再増加するということになってしまいます。
こういう言い方は一種のゼロリスク論で、こんな言い方をしていれば「感染はなくなることがない」のですから、永久に解除は不可能となってしまいます。
地域経済や社会の疲弊を睨みながら感染拡大を防止する立場の自治体首長がとるべき立場ではないはずです。
結局、首長たちは政府に判断を預けてしまいたいことなかれ主義なのでしょうか。

一方、このような反対意見もあったようです。

「これに対し、佐賀県の山口知事が「大型連休でメドをつけたいという強い気持ちで取り組んでおり、住民も疲弊している。いまの段階で延長を求めることは違和感を感じる」と述べたほか、愛媛県の中村知事は「宣言の延長は国が総合的に判断すべきもので、地方側から一律の延長を求めるべき問題ではない」とする意見書を提出しました」(NHK前掲)

まさに佐賀県知事のいうとおりです。住民の疲弊はピークに達しつつあるのです。
これは実感でおわかりでしょう。こんな雪隠詰がいつまでも続けば、守らないという形で内部から自粛が崩壊していきます。

Osaka_yoshimurachiji_kyugoyosei_0413_4

吉村大阪府知事

一方、吉村大阪府知事は大阪府で独自基準を作るとしています。

「大阪府は緊急事態宣言に伴う自粛を段階的に解除するための府独自の基準について、5日に公表すると明らかにしました。
 大阪府の吉村洋文知事は対策本部会議で、自粛の長期化によって大阪の経済活動が停滞し続けることへの懸念から府独自の解除基準を作る方針を示しました。
 吉村洋文大阪府知事:「大阪の指標としてはまず重症、それから中等症の医療体制がどのくらい整っているのか」
 基準の一つとして、15日時点で確保できているベッド数あたりの入院患者数が一定の割合を下回ることを挙げました。一方、専門家からは「感染者数の減少のスピードはそれほど速くないため、自粛を緩めるのはリスクが大きい」として自粛解除に慎重な意見が出ていることから、府はさらに検討して5日に基準を公表するとしています」(朝日放送5月3日)

「大阪府の吉村知事は、1日夜、記者団に対し、「きちんとした客観的な出口戦略がないと、何を目指したらよいかわかならい。国がやらないのならば、府として客観的な数値基準を決める。府民全員が共有する基準を大阪モデルとして作っていく」と述べました」(NHK5月1日)
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20200501/2000029226.html

まったく正解です。そもそも緊急事態宣言は国から自治体への権限委譲なのですから、最終的には自治体首長が自分の地域を見て、独自の判断基準を設けていけばいいのです。
吉村知事は、「確保できているベット数あたりの入院患者数が一定の割合を下回っている」ことなどを基準にするとしています。
この大阪のように医療機関のキャパとの関係でみるのが現実的です。

たとえば一例を上げると

①感染者全体に対する軽症者・無症状者用施設の収容数
②入院者数に対する確保できるに病床数
③重症者に対しての人工呼吸器数

もちろん基準は地域独自の特性を折り込んでいくものですが、国がなんの数字的根拠を示さないのが間違っているのです。
実効再生産数すら出さないなんて、いったいなに考えているのか。
今回の政府の対応はおおむね正しいと思いますが、リスクコミュニケーションについつては反省してもらわねばならないことが多々あります。
だからテレビのコメンテーターの煽動に負けて、支持率を落すのですよ。

閑話休題。
では政府の役割とはなんなのでしょうか。ひとことでいえば、それは「調整」です。
各方面の意見を聞きながら「政治的結論」を出すことです。
この場合の各方面とは専門家会議、全国知事会そして経済・社会などですが、これらを「調整」しながら政府の政策に結論に落としこむことです。
それが政治家の仕事です。

その意味で、この吉村知事の政府批判はあたっています。

「今回の新型コロナウイルスに対する国の動きを見ていると、時にもどかしく思うことがあります。非常事態に直面しているにもかかわらず、官僚が言っていることをそのまま受け入れ、政治判断を躊躇しているのではないか。僕にはそう見えてしまうのです」
https://bungeishunju.com/n/naed0d941ef15?gs=7433e09d4196

私は金曜日の専門家会議の意見を聴取した後の首相の短いインタビューに大きな危惧を感じていました。
ああまで専門家の言うことに従順でよいのか、と。

というのは、専門家が政府から聞かれていることは、あくまでも「新型コロナ感染の撲滅」であって、自粛による経済・社会の影響ではありません。
ですから専門家は政府から問われれば、かならず「感染による死亡者がゼロとなる方法」を進言します。
それが専門家会議の使命だからです。

また専門家会議は研究者の集まりですから、死亡者数の絶対値を小さくするほど是だとかんがえますから、緊急事態宣言は年末までやってもいいくらいに考えているはずです。
更に同じ医療関係者でも、コロナの最前線で戦っている医師、看護師、検査技師が、現在どのような過酷な状況に置かれているのかを代弁する立場でもありません。

一方、政府の役目は必ずしもそうではありません。
政府の役割は国民の「最大幸福」です。そのために、今、国民に「最大不幸」をもたらしている経済・社会の仮死状態を防がねばなりません。
ここで宣言が長期化すれば、
経済の心臓が止まり、経済的理由によって命を絶つ国民が激増するはずです。
コロナの死亡者は減ったが、自殺者が激増してしまったでは政府は失格なのです。

 

●世界の感染状況

44 

 

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●NO!「集・近・閉」

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コメント

連休のところを、ありがとうございます。

ドライブスルーPCRの導入によって感染者の把握割合が増加しています。
緊急事態宣言の内容は、直近の感染者(把握)数増加にかなり引っ張られるはずです。
検査が受けられないという不安感が自縄自縛を起こしています。

一方で、うちの秘境は新規感染者は1週間出ていません。
そういうところでは、軽く流行させた方が良いです。
このウイルスの弱る、他の感染症の流行らない時期を有効に使うべきなのです。
うちの酋長は、きっとそうではないのでしょう。残念です。

解除に関しては地域差がありますし、言い方は悪いのですがリスクが少ないと思われる地域から「実験」をしていかないと未知から来る不安を解消する事はできません。
大阪府知事が唱えた医療機関の体勢よってそれを判断するという意見はとても正しいと思います、これが知事会の総意として出てこないのが不思議でなりません。
残念ながらGWに県境を越え感染拡大や事故、遭難など迷惑をかけているバカは少なからず存在しているので一週間程度は様子を見たいという気持ちはあるのかも知れませんが。

ただ国としてもう一ヶ月緊急事態を延期したと言う事は更なる支給金等の追加が必要なはずです、今から支給される分はあくまで5月6日までのものです。

こちらの知事も吉村さんですが、「山形が関所とか鎖国」とか言い出したとニュース記事で言われてますけど、県境の国道や空港で「自家用車でドライバーに許可貰って体温測定」というだけで、最初に言い出したから抑制効果はあったかもですが・・・あくまでも県の担当者が言い出して試験してから一部のメインルートで実施してるだけです。
もう、県職員はチンタラ仕事して残業代で大喜びですよ。
知事さんはそれに乗っかった(持ち上げられた)だけ。今は行き来してくださるな、と。当たり前のことを誇らしげに言ってましたが全くの他人事。
下手打った岡山県知事は失敗。島根県知事は好感なんて対比が出てますね。言ってることは同じなのに。
だから何でも「政府が悪い!」ならすぐ乗っかる。。さすがリーマンショックと民主党旋風でかろうじて当選してから2回も無投票でやってるだけはある。
対抗馬出せず不戦敗した自民がだらしないだけですけど、まあ衆議院選挙区改変と減数で一番割りを食った最上エリアの参院の岸(故人)が県連に反抗したからこんなことになったんですけどね。

コロナ撲滅なんて無理に決まってます。安全な特効薬がバファリンみたいに普通に手に入るようにならない限りは。
あとはワクチネーションですが、こちらも当分時間がかかる上にウイルス変異にもついていけないこともあります。

昨日からPCR陽性なのに近所で広めた上にバスで山梨から東京に帰った20代女性が家族含めてネットリンチになってますけど、まあ擁護は出来ないですがなあ。いくらなんでも叩きすぎではと。

それこそただの年寄りがかかる風邪だから問題無いし、普通に生活してればいいという無責任な年寄りが多くて困りますね。同じことです。
今回の新型コロナウイルスは潜伏期間が長いので、何の症状も無くて自分は元気だからとバラ撒いてしまうということが解ってきているのに。。
スウェーデンのように年寄りは姥捨山の如く見捨て(いつの時代の人なんだか)て「人間、死ぬ時は死ぬんだから」なんて、不慮の事故じゃあるまいし勝手に達観されているような爺さん婆さんは『本当に迷惑』です!

一方で、「自粛警察」みたいなのがのさばってるのもウンザリしますね。

パチンコ屋なんかは私は元から興味無いのですが、店は閉めさせていわゆるギャンブル依存症対策に力を入れないと。
自分は昔競馬にはまったことがありましたけど、あくまで娯楽なのでいくらスッたら終わり!次のレースは100円一点のみにしてました。あとは馬関係のドラマの書籍読んだりや血統調べたりで楽しみました。
パチンコで昨日何万負けた!なんてしょっちゅう言ってる同僚には「それは止めとけ!1日で一万負けたら退店」とかのルールを自分で決めないと大変だぜ!と。
田舎ですからパチンコ依存の多いこと。。
実際に借金重ねて自己破産したヤツとか見てますしね。。

まあ、私も酒と煙草は止めてないし止める気も無いんですが。。


安倍総理に関して、この一連のコロナウイルス対策で言いたいのは「ちゃんと、私はこうすべきだと考えるからそうしてくれ!」とハッキリと発信しろと。
あとは、ちゃんと出口戦略を見せろ!ですね。
ウイルスを無くすなんて無理なんですから、どうなったらここまで自粛緩和出来るというガイドラインを出せと。

PCR検査数がぁーと言われてますけど(まあそりゃなあ、全員検査出来るわけないし精度低いし)、茨城県、重点地域のままなのね。。そりゃ首都圏で人口も多いのに石川県や富山県より少ないという時点で検査数に問題があるのは分かるけど・・・大変ですね。
ウイルスは見えませんし、症状が無くても潜伏してますから。。

大都市圏の感染者が増え始めたあたりから、急激に感染者が増えましたね。大都市の感染者が日本全体の感染数を押し上げれいるとも言えますね。特定警戒都道府県の感染者を減らせば日本全体の感染者数も減る。今回の措置は妥当なところです。
あとは、特定警戒都道府県からの地方への旅行やゴルフ、パチンコ移動は続くんでしょね。初めてのケースなので試行錯誤しながら進めていくしかないでしょう。私は2月からの行動パターンは変えません。

 非常事態宣言の延長はしても、全体として「実質的な大幅緩和」となる内容のようですね。それで良いと思います。
「ここで自粛を止めると感染爆発が起こる」との声があり、そういう危険が全くないわけではないので、注意しながら漸進的に解除に向けて行くより仕方ないです。

それにしても専門家会議の人たちの議論は分かりずらいです。
西浦モデルは極端すぎて脅しのようだったし、尾身茂副座長はこれまでの基準を見直して「一点でも肺炎が疑われるような症状があったら、即相談センターへとすべき」と言ってます。
押谷仁氏は「高齢者の方が他の年代よりノドからのウイルスの排出量が多い」と言い、スェーデン方式の根拠に近いような事をおっしゃる。

総じて、緩和に向けてポイントをしぼり「重傷者を出さない」という軌道修正を含むものだと勝手に解釈しますが、今日予定の安倍さんの会見でちゃんと国民に伝えられるのか? といえば中々難しそうです。
ですけど、方針を政府が明らかにする意義は大きく、解らないなりに国民の大勢の要望にもマッチして納得するものと思います。

妥当だという記事内容に賛成です。
九州や新潟にいる親戚の様子を聞くと、親の住む大阪や私のいる東京とは相当な温度差がありますね。
重点警戒の13都道府県の人口を足すと日本の総人口の約6割。その半数近くが首都圏。
であればグラフの山の日本と東京が重なるのも納得します。
13都道府県の中でも茨城県石川県岐阜県などは推移を見て解除の方向に向かうのが良いのではと思います。愛知が人口の割に抑えているのは車社会の地域が多いからかもしれません。
緊急事態に陥っていない県は34もあるけれど、陥っている人数は6割を越えている事を常に頭においておくべきだと思いました。
これは、自治体別に対応可能な経済活動よりも、取り沙汰され始めた9月入学の不公平云々について考える際に重要です。

政府は「新しい生活用様式」を提唱するそうですね。ウイルスとの共存であればわかるのですが、どうもそうではない。テレワークの推進やソーシャル(フィジカル)ディスタンス。つまり人と人との物理的な距離をとった様式に仕事も生活もすべてを変える、ということのようです。ウイルスは絶対悪であり、撲滅すべきもの。これは感染リスクを極限まで避ける=ゼロリスクの考え方そのもののことでもあります。

どういう世の中になるのか具体的に考えてみましょう。従来の部屋空間での仕事や学校はすべて見直し対象です。電車も飛行機もすべて座席を再配置し電車のつり革は廃止。自動車はすべて運転手の一人乗り。家の中でもマスク着用は義務となり食事はそれぞれの部屋で。劇場も映画館も、はたまた競技場でも同じです。スポーツではスクラムを組むラグビーを筆頭に、柔道や相撲もルールを変える必要が出てくるでしょう。そして、神輿を担ぐお祭りはすべてご法度になり、集団で行進する博多どんたく、山笠踊り、ねぷたも、みーんなバラバラにやらなければならなくなります。そういえば既にほとんどの祭りが中止になっていましたね。

さらに政治デモや政治集会も禁止になるでしょう。みんなネット空間でやってくださいね、と警察に言われようになるのでしょうか。あっ、そういえば既にメーデーは中止になっていました。なるほど、なるほど。すべては感染リスクを避けるためでしたね。

えっ、今だけの一時的な話だろう、かって?
わかってないですねー。このコロナだけじゃないんですよ。自然界には無数のウイルスが手を変え品を変え(変異して)存在しているんですよ。今も、これからも。そして無症状の人も、他の人に感染させることがあるんだ、と私みたいなノーテンキな者に対して怒っていた人もいましたね。その通りですよ。だから、l感染症(ウイルス)に対してゼロリスクの対応をとろうとすると、こういうことを永遠にやり続け、どうしてもこういう世の中になっていくんですよね。以前にも言いましたが、極端にして考えてみると、物事の本質が見えてくるものです。

そうです。私が若い頃、このような人の自由が束縛された社会を“ファシズム”と呼んでいました。えっ、今は命を守るために制約だから違うんだだって?あの頃だって、国家国民の為だったでしょう。私の母からも聞かされましたよ。「“欲しがりません、勝つまでは”とみんな我慢してたんだ」と。先日紹介した医者で医療ジャーナリストの森田洋之氏はこういう社会を「人の家畜化」との概念を示されています。「生きる」ってどういうことなのか、しっかり考えてみる必要があるようです。

ちなみに、犬や猫を飼っている人ずいぶん増えましたが、飼っている本人は自分のことを「動物を可愛がる優しい心の持ち主」と思っているようです。しかしはっきり言って私には「動物虐待」をしているように見えるのですよ。もちろん、たとえ鎖に繋がれようが寒さに震えず、餌に困らないで暮らせれば十分幸せだ、と考えている犬猫もいるとは思いますがね。

長生きこそが幸福の尺度であればそういうことこかもしれませんが、私はまっぴらごめんだ、ということです。そのような違いかもしれません。物事の本質をしっかり見据えた議論をすべき事態になったようです。

物事の本質ですか(笑)

で、いったい何の話をしているのやら。。

九州Nさん、とうとう社会を憎悪してしまったんですね。
正直、同調しかねますし、うんざりです。
あなたの絶望を他人に押し付けないてください。

新型コロナで怖いのは、生き死にだけではなく、罹患していなくても精神の健康を害するケースが散見されることかと思います。
著名な論客等で、今まで理性的に考察して意見を述べていた方が、感情的になって怨嗟の声を上げるのを目にすると残念に思いますし、それはウィルスに負けないくらい伝染する危険なものではないかと感じます。

ご自身の周りのご老人達に、そう啓蒙して回られると良いです。

ネガティブ&ナーバスになり過ぎて視野狭窄に陥っている様に思えます。スウェーデン方式が理想なんでしょうかね。屍累々となっても年寄りやビョーキ持ちが死ぬのはしょーがねーってことですかね。様々な可能性、新たな知見や見解、更には各国で異なる死生観等々踏まえて「どう折り合いをつけるか」と思うんですが。戦前回帰だー、ですか。なんかアベガー脊髄反射の人達みたいでがっかりです。感染したかもと思っても病院行かないで待機してください。

「新しい生活様式」を字義通りに解釈したら、九州Nさんの言うようになってしまうと思いますが、さすがに現実と乖離しすぎているので、一時的だったり現実的な折り合いが出てくると思います。

 九州Nさん、マジか?
政府が「ゼロリスク方針」だなんて、どう見ても違うだろ。
ファシズム? 聞いた風な事をぬかすなよ。

「いわゆる病院廃止論者」の森田洋之医師のような突飛な思想にかぶれるのは九州Nさんの勝手だけど、あまりにアホくさいのでここでは止めて頂きたいね。
そろそろ目を覚ましたらいかがか。

インパール作戦の失敗は兵站の失敗です。
全国の、医療機関、中小企業、個人事業主、夜の社交場。全員が前線で戦う兵士です。国が十分な補給をしないと前線の兵士は一人二人と倒れて犠牲も大きくなります。今日の総理の会見で印象に残っているのは、

1、退院する人が、新規感染者を上回るレベルまで持っていきたい。
2、レムレシビル、アビガンの特例承認。
3、中小企業、個人事業主、学生アルバイトなどにも経済的支援を行う。

世界が経験する初めてのケースです。ちょとスピード感に欠けるところはありますが、誰が悪いあれが悪いというのはまだ早いと思います。
ひとつ気になるのは、安倍総理、西村大臣の奮闘ぶりが目立ちますが、自民党内からの援護射撃が無い様に感じるのですが。

新しい生活様式をNHK抜粋で並べると以下の様です。
▽人との間隔はできるだけ2m空ける
▽外出時、屋内にいる時、会話をする時は、症状がなくてもマスクをつける
▽いわゆる「3つの密」を避け、毎朝体温を測るなど健康チェックを行う
▽テレワークや時差出勤といった新しい働き方を定着させる

✳︎飲食店や商業施設など業種ごとに感染拡大を予防するためのガイドライン
▽症状がある人の入場制限を行う
▽複数の人の手が触れる場所を適宜消毒する
▽休憩スペースで一度に休憩する人数を減らし、対面で食事や会話をしない

治療薬やワクチネーションに目処がつくまでの策として、ファシズム的な強権発動を私は感じません。
毎朝家族全員が検温する日々が続くと、体温計の電池の減りが早そうですが。
PCR抽出キットの増産よりはLR41電池の増産の方が容易ですから問題ないでしょう。
テレワークが増えると電鉄会社の減益が生じますが、ラッシュがなければ運行調整も可能です。リストラの問題はあります。
外食時における対面会話やパーティー等の社交が大幅減する事は、コミニュケーションに支障をきたします。しかし、人はそれを求めて何かしら技術革新や新しい社交手段を広める事でしょう。電話ができたら対面会話が減る、ネットやメールができたら会話が減る、と言われて時代を重ねてきていますが、1人当たりの交流する人数が劇的に増えた事による成果は別にあります。
それらを俯瞰して、新しい生活様式を更に検証していきたいと思います。

蛇足ながら。
テレビの街頭インタビューで、休業しろと言うなら補償して。と必ず言います。政府は中小企業、個人事業主への現金補助。あるいは家賃の補助。雇用継続助成金制度。事業継続資金の無利子無担保融資など。支援策を次々に打ち出しています。
街頭インタビューの意味が、制度を知らない、遅い、少ない、手続きが面倒のどちらかに該当するのだとは思います。過去にバブル崩壊、リーマンショック、各種災害と乗り越えてきました。
災害を経験した方々は、食べるものがあって寝る場所があってと思っている方もいると思います。今は国、自治体、個人がやるべきことをやる時期だと思います。


あまり介入したくはなかったのですが、九州Nさん、ペシミズムになっていますね。これでは理解を得られません。
自分は他人より深く絶望しているから真理にちかづいているのだ、という他者へのマウンティングとなってしまっているからです。
貴兄がいうのは極論にすぎません。初めに貴兄が言っていたのは「ただの風邪」論という極論でしたが(私は警句として聞いていましたが)今は真逆の極論です。
失礼ですが、真実は極論にはありません。

私も実は元来が悲観主義の要素がある人間なんで、悪いようにはいくらでも考えられます。
ディストピアなんて想像するのはお手のものです。
しかし私はそんなことをしようとは思いません。だって意味がありませんから。
絶望シナリオをいくつ書いてもなんの意味もない。意味があるのは、絶望から立ち上がる一本の杖なのです。
新型コロナもまた、ひとつひとつ直面する難題を乗り越えるひとつの課題でしかありません。
いままで日本人はそうしてきたし、今後も淡々とそうするだけです。
そんな時にオレはゼツボーしているぞなんて言っても、屁の役にもたちはしません。

あなたはどなたかも言っていたように、優れた論者でしたからもったいない。
こんな絶望的長文投稿を今後もつづけるのはお控えになったほうがいい。別に来るなという意味じゃなくてですから念のため。

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