• 20250119-145554
  • 20250119-142345
  • 20250119-142345_20250119150101
  • 20250119-150249
  • 20250119-152051
  • 20250117-013132
  • 20250117-015927
  • As20241225001545_comm
  • 20250115-143858
  • 20250113-081014

« 今度は本土政府に看護師を頼ってしまったデニー知事 | トップページ | 東シナ海で日米が演習 »

2020年8月20日 (木)

ワクチン狂想曲

Dsc_5203  

まぁ、誰でもそう思うでしょうが、ワクチンは次の時代の主導権を握る戦略物資です。
ワクチンと特効薬さえ掌中にしてしまえば、わが国にワクチンを乞うヤカバラで門前市をなすであろう、と考える国はザラにあります。
なんてったってワクチンをダシにすりゃ、ポストコロナ時代の覇権国となれるかもしれませんしね。
ワクチンを征する者は、覇権国とならん、というわけです。
だから各国必死の狂騒、いや競争を繰り広げています。

774a0cb0

産経

日本も独自開発を急いでいますが、日本は治験を丁寧にするためにまだ時間はかかるでしょう。
現時点では、英国アストラゼネカと米国ファイザーのワクチンをもらう契約を結んだようです。
ただし、米国は当然ながら世界一の感染国として自国を優先しますから、スムーズにファイザーが出すかどうかはわかりません。

「完成直後には不足が予想されるワクチンの確保などのため、トランプ米大統領が立ち上げた「ープスピード作戦」の一環。トランプ政権は約100億ドル(約1兆670億円)を投じて、自国、他国を問わず開発企業を支援し、優先的に供給を受ける契約の締結に奔走している。
「米国民(のワクチン接種)が最優先だ」。米政府高官はこう語り、トランプ政権下で目立つ「自国主義」をここでもあからさまにしている。」(産経8月12日)
https://news.yahoo.co.jp/articles/8f174e4bea86a688a68faa7411e0e1a6230583fc

一方世界の覇権国になりたい一心の国は、通常のワクチン製造規定にある治験行程をすっとばして、オレも出来たァっと宣言しています。
こちらもいかにもいかにもの国の揃い踏みで、まずはプーチンのお国。治験の数段階をぶっ飛ばして完成宣言を発しましたが、あーたロシア製ワクチンなんて使います?あたしゃ、絶対にいやだ。
それでもブラジルやインドネシア、アラブ首長国連邦(UAE)など20カ国から供給要請がきていると言っています。知りませんよ、あんなバッチモン使うと。

そしてやっぱり中国、何ってたって中国。
なんともうパキスタン、フィリピンに供与するそうです。
中国が今焦っているのは新型コロナでの拡大で、従来の一帯一路こと大中華共栄圏がガタガタになってしまったことです。
そこでアジアの舎弟たちの国にまずは中華親分から餅代代わりにワクチンをくれてやるから裏切るんじゃねぇぞ、言うこと聞けよ、ということのようです

74ec3e8c_20200820054001

中国外務省はフィリピンに対し、中国製ワクチンの優先的な供給を約束し、北京科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)は、ブラジルおよびインドネシアと、何億回分もの自社ワクチンの国内向け生産で協力することで合意しました。

しかし内実はこのようなもののようです。

「中国はワクチン産業で世界から後れをとっている。しかし、新型コロナウイルスの発生源と考えられるこの国では、全世界で50万人以上を死に至らしめたCOVID-19と闘うため、国と軍、民間が一丸となってワクチン開発に取り組んでいる。
米国を含む多くの国が、民間と緊密に連携してワクチン開発競争に勝利しようとしているが、中国は多くの課題に直面している。
COVID-19の感染拡大を抑制することに成功した中国では、大規模なワクチンの臨床試験を行うのが難しくなっている上、中国の臨床試験に協力することに同意した国は今のところ数カ国にとどまっている。北京はまた、過去のワクチンスキャンダルを踏まえ、安全性と品質に関するすべての要件を満たしていることを世界に示し、納得させなければならない(アンサーズニュース7月9日)
https://answers.ten-navi.com/pharmanews/18748/


Chinavaccines_eye

新型コロナウイルスワクチンを開発している中国企業の一つ、カンシノ・バイオロジクス(ロイター)

そして中国政府はワクチンの「戦時下製造」を命じました。それに軍が全面的関与をしています。
というかそもそも元々中国のウィルス関係の会社は国有企業が多く、それも人民解放軍系統が多くを占めていました。

「カンシノの実験用ワクチンには人民解放軍の研究所が重要な役割を果たしており、アデノウイルスを用いた方法を開発している。軍は独自の「軍事上、特に必要とされる医薬品」の承認プロセスを持っており、先月、軍の研究部門とカンシノが開発したワクチン候補の軍事使用を承認した」(アサンサーズニュース前掲)

このように中国のワクチンは、生物兵器を作っているとされる人民解放軍研究所がノウハウを握っています。
今回の新型コロナの流出元という疑惑がある武漢P4ラボは自民解放軍系のウィルス研究所で、その元凶と見なされている同一系統がワクチンを作るのですから、右手が作って左手でワクチンを作ってみせるというわけですから、なにか悪い冗談を聞いたような気分です。

そしてこれを中国は戦略物資と位置づけています。
中国のやり口はえげつないばかりで、フィリピンはワクチン供給の約束と引き換えに南シナ海問題について大幅に譲歩する姿勢を見せ始めました。
それにしてもフィリピンは何回中国にダマされたら気が済むんでしょうか。
前にも中国から貰った経済援助契約は空手形、代わりに自国領から見えるところまで人工島を作られてしまってもう属国扱いです。
今回だってどうなるかわかりませんよ。だって、この中国製ワクチンはロシア製と一緒で
、規定にある最終治験を飛ばしているのですから。

また南アジアで、インドと敵対してくれている準同盟国パキスタンは、国内で中国医薬集団(シノファーム)によるワクチン臨床試験を認める契約を結んでおり、その一環として全国民22000万人の約2割がワクチン接種を受けられることになるそうです。
ロシアとも、露保健省が承認した場合には、中国の軍研究機関と康希諾生物股分公司(カンシノ・バイオロジクス)が開発中のワクチンを供給する可能性があると報じられています。

アフリカ諸国にも舎弟は大勢いますから、順次配ることでしょう。
いや配る前に、舎弟の杯をかため直します。
借金は耳揃えて返します、国連で票入れます、台湾追放しますとか、杯もらうとお返しが大変なんですよ。

一方WHOのテドロスは、ワクチンを世界で共有化する枠組みを作ろうと提唱しています。

「世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は18日、新型コロナウイルスワクチンを平等に分配するための枠組み「COVAXファシリティー」への参加期限を今月末に控え、一部の国だけがワクチンを買いあさり、他の国にワクチンが行き届かなければ、新型コロナの世界的大流行(パンデミック)は拡大する一方だとして、各国に枠組みへの参加を呼び掛けた。
テドロス氏はオンライン会見で「ワクチン国家主義を防ぐ必要がある。限りある供給を戦略的に、世界的に共有することこそ、各国の国益につながる」と強調した」(ニューズウィーク8月19日)

テドロスがいう「ワクチン国家主義」とは欧米諸国が自分の国で作ったワクチンを、自国ファーストしてしまうことに対して反対したものだと受け取られています。
しかしテドロスさん、あんたのスポンサーがいちばんその「ワクチン国家主義」そのものじゃないですかね。
それがわかって いる「欧州委員会は欧州連合(EU)加盟国に対し、コストやスピードの面で問題があるため、枠組みへの参加を見送るよう求めている」(NW前掲)ようですし、米国はそもそもWHOを脱退してしまっていますから埒外です。

WHOなんかが世界のワクチンを仕切るようになったら、ゾゾっです。
彼らが作る「ワクチンファシミリティ」なんぞ、どこの国が仕切るのかあらかじめ見えすぎてうんざりするからです。
おそらく今のWHOを牛耳る中国とアフリカ諸国が優位を占めるでしょうから、欧米にそのワクチン製造に見合った割り当てが来るか怪しいものだからです。

そのうえに中国やロシア製ワクチンは粗悪だとされています。そもそも治験が怪しいうえに、「戦時製造」ですから品質に大きなバラつきがあります
「世界に共有」されてガラガラポンされた中には粗悪な中国ワクチンが大きな顔をするでしょう。

「加えて、(中国ワクチンの)品質への懸念も払拭しなければならない。中国では近年、品質と安全性の基準を下回るワクチンが出荷され、問題となった。国連開発計画のイニシアチブとして設立された非営利機関「国際ワクチン研究所」のジェローム・キム所長は「中国の規制当局はワクチン製造への監督を改善している」と話す」(アンサーズニュース前掲)

中国ワクチンは偽物と劣化商品の宝庫。こんなものを欧米製ワクチンや、やがて加わるであろう日本製ワクチンと混ぜられてつかまされたら目もあてられません。

いやはやこのようにワクチンは、人類を救う福音ではなく、えげつないばかりに自国の世界戦略を追及する駒となってしまいました。

 

 

 

« 今度は本土政府に看護師を頼ってしまったデニー知事 | トップページ | 東シナ海で日米が演習 »

コメント

「アイ・アム・レジェンド」というウィル・スミス主演の予告編で期待して騙された(笑)クソ映画を思い出しました。

アメリカでは麻疹がよほど怖がられているようでアジア人差別にも繋がってるとか(確かドラマシリーズの「er」でも急患のアジア人が運び込まれて検査してたら「これは麻疹だー!」とパニックになるシーンがありました)。
アイ・アム・レジェンドでは主人公が麻疹ワクチンを開発して英雄視された軍医だが、副作用で接種した国民がゾンビになってしまったという話でした。
普通のゾンビ映画と違って中には知性が高いのがいて、罠を張ったり組織的に攻撃してくるところですかね。
それを治すためにニューヨークに残り要塞化した自宅地下室で新たなワクチン開発を続ける主人公。。


なんか、変な例えになっちゃいましたが・・・中華やロシアの急造ワクチンなんて、怖すぎるわ!と。

 テドロスの言っている事は人類愛に満ちた理想的言辞にみえるけど、問題はワクチン製造には途方もない研究開発費がかかるという事。
製薬会社は採算が取れない事はやれないので、だれが世界平等にするために自腹を切るかという問題です。

とすると、社会主義者のテドロスは、これまでの氏の行動からすれば、中共がアメリカの投資した研究成果を中共スパイが盗んで粗製乱造した安価な中華製の流布を待ち望んでいるという意味にもとれ、かつ、それをあらかじめ正当化する下準備に奔走しているようにすら見えてしまいます。(いささか皮相的ですが)

まぁ、「中共の「ワクチン国家主義」に加担している」という程度の言葉に抑えるとしても、誰もテドロスの言う事を信用していない点がイタイです。

さまざまな形態をもつウイルスに対して、適応する複数の種類のワクチンが必要となる見方があるようで、だからこそ中共の盗人行為も、常の仕事とはいえ多忙をきわめる事になっているのだと推察できます。

中国ロシアのワクチン(のなり損ない)は、本当にきちんと治験やったらまあまず「効果はプラセボと有意差なし」且つ「有害事象はしっかり有意差あり」の大失敗でしょうからね。端的に言って、文字通りの毒でしょう。きっと。

でも立民党あたりは「バスに乗り遅れるな!尖閣なんてくれてやれ!とにかくワクチンを中国から輸入せよ!」とか叫びそう。

中国の発表を信じるならばコロナの流行が抑えられているので、第III相臨床試験は進まないはずです。

外国でやるのか、国内の隔離地域でやるのか、ロシアみたいにやらないのか、いずれにしても悪い予感しかしません。

中国のワクチンの供給を受ける国が信じられませんね。
供与対象国の熱帯・発展途上国なんて、超過死亡は大したこと無いでしょうに。
むしろリムさんの仰るように予防接種による超過死亡が心配です。
政府高官への賄賂やハニトラも並行して行われているのでしょうね。

「我が国は、このウイルスを数年前から研究しているので、
ワクチンの開発が早いのは当然である」

 だったりして。

あいまいな記憶なので、間違っているかもしれませんが、アメリカでワクチン情報を盗もうとして中国人留学生とかが、国外退去にされたとか?ロシアではプーチン大統領の娘がワクチンの副作用で亡くなったとか?そんなニュース見た気がします。それだけでも、中国やロシアのワクチンの有効性に結構な疑問符は付きます。まあ、中国は人口が多く、ましてウイグルやチベットで結構危ない事してるんで、言い方悪いけど人体実験には事欠かないのかも?ロシアは言わずと知れたドーピング天国ですので、意外と薬学のデータは豊富あるので、創薬には時間かからないとか?
いずれにしても、これらの国のワクチン、自分は使いたくないです。正直怖いです。

管理人様のおっしゃる通りで、コメントの余地はありません。まったくもって中国のマッチポンプです。いやマッチポンプテロですね。
中国のワクチンテロ戦略で気がかりなのは、アメリカの大統領選挙です。
綺麗な言葉が好きなバイデン氏だと、中国のワクチン戦略に乗っかりそうです。トランプ氏が言うように極左は民主党を乗っ取り、アメリカも乗っ取ろうとしている。なんかどこかの国と似ていますね。
この際、もう一度レッドパージをやるしかないですね。トランプならやるでしょう。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 今度は本土政府に看護師を頼ってしまったデニー知事 | トップページ | 東シナ海で日米が演習 »