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2020年9月 1日 (火)

菅さんなら安心できますが

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大勢は決しています。菅さんで動かないでしょう。
安倍後継内閣としては妥当な選択です。
菅さんの政権統治能力は証明されていますから、いまさらなんの心配もありません。
外交路線をひっくり返す可能性はゼロですし(顔がなくなったのは痛いですが)、財政・金融政策も継続されるはずです。
安倍政権が成し遂げた功績のひとつは、それまで日本でかえり見られなかった金融緩和政策を大胆におこなったことでしたが、劇的な効果が上がりデフレ脱却への強い後押しとなりました。

この金融緩和政策については岸田は鈍感、しかも積極財政は反対。石破に至っては金融緩和すればハイパーインフレになる、などと素人のようなことを言っていましたからバカです。菅さんならアベノミクスの継続性が確保されることでしょう。

読めないのは対中政策ですが、これだけ緊張している米中関係の中で、親中路線をとることが日米同盟の破綻につながることは、菅さんはよくわきまえているはずです。

やや心配なのは、沖縄県に甘い意識があることです。
一貫して彼は沖縄担当大臣として、沖縄との往復は日課のような時期もありました。
このような距離のとり方は、沖縄にとっても政府にとってもよいことだとは思えません。
今から甘ったれたデニー知事は「県民に寄り添う 言葉だけ」なんて言ってみせていますが、ならばもっと「言葉以上」を寄こせということでしょうか。
いままで、首里城を不始末で炎上させれば泣きつき、無症状・軽症者用のホテルを忘れては怒られ、看護師が不足すればまたまた泣きついて自衛隊から回してもらい、と手取り足取りおんぶに抱っこしてもらってよー言うよです。

デニーさん、もう少し自立の気概をもったらいかがでしょうか。
移転には協力しないなら、いちいち本土政府に頼るのは恥ずかしい、くらいの羞恥心をお持ちなさい。
かつての翁長さんなら、むしろ憎体な顔で援助させてやるぞ、くらいの顔をしてみせたもんですが、まったくこの人ときたら耐えられないくらい軽い。
たぶん菅さんと翁長さんが、サシで酒を呑めば、かなり突っ込んだ交渉ごとも出来たのではないでしょうか。

菅さんにおかれましては、デニー知事という軽量アルミサッシみたいな、フロックで知事になってしまったような人とつきあうことを肝に命じて下さい。
彼には翁長さんと違って込み入った腹芸は効きません。貸し借りという政界の仁義も知りません。
かといって、基地反対派の持つ「思想」もありません。
ですからベタついた情に流された関係ではなく、きちんと筋を通してつきあわないとダメです。
河野太郎を鍛える気なら、次の後継沖縄担当大臣をやらせたらいかがでしょうか。

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菅官房長官、安倍首相の後継選ぶ自民総裁選に出馬へ-共同 - Bloomberg

また近々予想される選挙においても、菅さんが大きな取りこぼしをすることはありえないはずです。
自民が大敗する可能性が少ないのは、安倍辞任表明以後された内閣支持率がいきなり50%を超えたことでもわかります。
菅さんが内閣を内閣を立ち上げれば、御祝儀で50%台の後半くらいはとれるでしょうから、青木率(政権支持率+政党支持率)で9割に達するはずです。

ひょっとしたら石破が、小澤のラブコールに応えて「石破の乱」を仕掛ける可能性は捨てきれませんが、彼に従って辞める議員がどれだけいるか、想像できます。
せいぜい数人規模でしょうから、政界再編など夢のまた夢。たいしたことはありません。

党員投票ではないと民主的ではないという言いぐさは、できるだけ総理・総裁決定を遅らせて、総選挙を9月中にやらせないための仕掛けにゲルが乗っているだけのことです。野党は枝野の求心力が崩壊しているうえに、合流騒ぎで選挙準備がなにもできていませんからね。遅ければ遅いほどいいのです。

さて日本国民は実に3000日近く続いた安倍政権に甘えすぎていたきらいがあります。
安倍なしの日本なんか考えもしなかった、というのがほんとうでしょう。
保守は安倍がいる限り大はずしすることはない、顔がある日本でいられるという安心感がありました。

一方、野党と左翼メでィアのほうはもっと深刻です。
アベがあっての朝日、アベがあっての毎日、東京ですもんね。
ここまでアベバッシング専門紙と化した紙面作りをしてしまえば、知ったこちゃありませんが、心配になるほどのアベ強依存体質でした。
岸から続く自民党巨悪エリートの血脈だと思うから、朝日はここまでアベ叩き一色の紙面作りに精出せたのであって、叩き上げの菅相手では様になりませんもんね(笑)。

しかし、ご安心下さい。
私は安倍首相の今回の辞め方には含みがあると思っています。
たしかに首相の病状は悪化したことは間違いないでしょうが、かつての第1次政権時はまさに刀折れ、矢尽きの憤死でした。
彼をひきずりおろうそうという党内の政界ゾンビたちが、群がり寄るようにして彼の足にしゃぶりついてきていました。
今そのような安倍降ろしの声があるでしょうか。
聞えて来るのは、いつものようなとうに引退した山崎翁たちのうらめしや~という冥界からの声ばかり。

決定的にかつてと違うのは、この党内無敵状態を保全したまま辞めるということです。
別の言い方をすれば、身体さえ良くなれば戻れる余裕を残しているというしことです。
何んせ彼はまだ65です。
70台が平均の政界では若手で通用する歳じゃないですか。まだ引退を考える歳ではありません。
首相を辞めてから大臣に復帰した例など、宮澤や麻生など複数あります。
戦前ですが、高橋是清なんてなんどリバイバルしたことか。

彼は政界のご隠居となって、池の鯉に餌をやるようなタイプではないと考えています。
私は菅さんは、失礼な言い方ですがショートリリーフだと考えています。
安倍政権かかくも強靱だったのは、麻生と菅が支え、それに有能な官僚ブレーンがついたからです。
菅さんの実務能力は、この三人三脚体制の中で最大限発揮されたのです。

そう考えると、首相が辞めることを決意した1カ月前に、必ず菅さんや麻生さんとだけは辞任についての極秘の相談をしていないはずがありません。
その時首相がなんと言ったのか知るよしもありませんが、今、最後の最後に菅さんがそこまで言われるならといわん風情で登場したのは、首相の後の押しがなくては考えられないことのような気がします。

安倍さん、じっくり療養なさって、まとまった休みでもとられたらいかがでしょうか。そして来年秋以降また顔をお見せ下さい。

 

 

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コメント

いいお話です、なけてきます。

中々、コメント入らなくなりましたね。

どうもこのブログ運営会社のシステムは信頼置けません。
朝から数度、時間をおいて三大のPCでコメントしたところが、上の名無しさん以降で正常に戻っている。
変だなぁ。

ショートリリーフ、はい。
もともと来年に総裁選なわけですからね。
いつだったのかは知りませんが、安倍さんがトランプ大統領に辞任を伝えた時、後の段取りはまだ白紙、未知数です、みたいな事は言わないでしょうし。(もしかするとセキュリティ・ダイヤモンドの国々にも)
ギリギリまで菅さんが「首相辞任はない」と言っていたことを思うと、何かの腹はあってのことなのかも。
…とコメントを入れてみる。

「しかし、ご安心下さい」以降を読んで安心しました。

思えば、6~7月あたりから「首相が出血したらしい」、「相当深刻な状況のようだ」といった「自民党議員」や「政府関係者」からのリーク記事がちらほら出てきて、無責任にペラペラしゃべる奴がいるもんだと思っていましたが、あれは円満に辞職して次に備えるための布石だったのかもしれませんね。

いつも楽しみに拝読しております。
菅さんというとイソ子記者とのバトルを思い出します。おバカな質問を文字通り身も蓋もない返答でやっつけていました。もし河野さんが次の官房長官になったら、さらに厳しい返答をして、もっとスカッとするかもしれませんね。
ブログ主様がタイトルにされている通り、菅さんなら安倍首相の路線を継承するので安心です、ということでほぼ全国民が納得してしまったように思います。石破さん岸田さんはもちろん、野党の新党もすっかり霞んでしまいました。性格の悪い私は、アベロスのATMがこれからどうやって政権叩きをするのか楽しみです。

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