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2020年10月12日 (月)

北朝鮮の核武装化を容認し続けたWFPにノーベル平和賞とは

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ここまで露骨な偽善ばかりとなると、ノーベル平和賞はもはや悪い冗談です。
今年は、国際連合世界食糧計画(WFP)だそうです。いやはや。受賞の理由は、「飢餓克服への努力、紛争地域の平和のための貢献、そして飢餓を戦争や紛争の武器として使用することを防ぐための努力において原動力としての役割を果たした」ことに対してだそうです。

このWFPの受賞発表と同時に、まるでそれを祝賀するように北朝鮮が新型ICBMやSLBM大行進を見せてくれました。
国連の食料援助が今の北朝鮮の核兵器開発を推進した影の力だったのであって、なにが「地域紛争のための貢献」なのでしょうか。偽善も極まれりです。

10月10日早朝の平壌に登場したのは、11軸22輪の発射車両の火星15号の改良型ICBMです。
これは世界最大規模のICBMで、国連制裁決議と米朝会談にまっこうから敵対したもので、もはや非核化なんかお笑いだ、元の核大国に戻ることを改めて宣言したものです。
これで3回目の米朝直接会談の可能性はなくなりました。

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CNN.co.jp : 北朝鮮、軍事パレードで新型ミサイル公開 世界最大級の

今年、ノーベル平和賞を受賞させるべきは香港の民主活動家たちでした。
全体主義国の押しつける国安法と戦っている香港に対して、今こそ国際社会は団結して虐殺と圧政を許さないメッセージを発しなければならないのに、初めから腰砕けです。
これでは無価値なばかりか、人権圧殺容認でしかありません。
いかにヨーロッパの左翼リベラルが、中国に融和的なのかよく分かります。

ノーベル平和賞は他の賞と違ってノルウェー議会が与えるものですが、多数党はノルウェー労働党という社会主義政党です。
そのためか歴代のノーベル平和賞の受賞者の顔ぶれは、現実に戦争の回避や和平の実現などに努力した政治家ではなく、社会運動団体や活動家に与えられてきました。
ノルウェー労働党好みなのか、近年は持続可能な開発、貧困、気候変動、非核運動などに大きく偏っています。
「平和に寄与する」と言いながら、何の実績もない口先オバマやアイキャンのような実効性ゼロの核兵器廃絶運動など、どうみても政治的な偏りがひどいものばかりでした。
今までも米国大統領や国務長官も多数受賞していますが、警官を辞めると言って世界を逆に不安定にしたオバマ、北朝鮮へのメッセンジャーにすぎなかったジミー・カーター、地球温暖化の宣教師のアル・ゴア、全員揃って民主党です。
では共和党はといえば、本来なら東西冷戦を終わらせたレーガンなどはまっさきに顕彰されるべきたったはずですがとうぜんスルー、かろうじて出てくるのは米中国交正常化をして中国を国際舞台に押し上げ、台湾を追放してしまったヘンリー・キッシンジャー元国務長官の名が見えるのみです。

北朝鮮の非核化に最も有効な直接会談を行い、中東和平に大きく寄与したはずのUAE-イスラエル国交回復を果たしたドナルド・トランプなど、オバマなんぞより何十倍も国際平和に寄与したはずですが、まったく無視されました。
今後トランプがノーベル平和賞を狙いに走るなら、キシンジャーをまねて習近平と抱擁のひとつもしてみせねばならないかもしれません。
これでは「平和に寄与した」ではなく、ノーベル平和賞委員会のイデオロギーに「寄与した」だけではありませんか。

この間唯一まともなノーベル平和賞受賞者は劉暁波氏だけですが、彼の無惨な監禁とその死は中国という国家が根本から変わらなければ、第2第3の、いや無数の劉暁波が生まれてしまうことを教えました。
彼の衣鉢を継ぐのは香港の民主化リーダーである黄之鋒、周庭、黎智英(ジミーライ)と無名の多くの香港の闘士たちなのは明らかです。
亡くなってしまいましたが、李登輝などはまさにこれ以上ノーベル賞にふさわしい人格をもった政治家は今後も出ないことでしょう。

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連行されるジミー・ライ

香港の抵抗者たちは、いまや全体主義が振りかざすギロチンの刃の下に頭をさしのべています。
彼らを救わないでいてなにが「平和」か。
そしてチベット、ウイグル、内モンゴルにおいて中国に果敢に抵抗している方々にこそ、ノーベル平和賞がもっともよく似合うのです。

さてこのノーベル平和賞をもらってしまったWFPという国連機関は、いままで一貫して北の食糧援助を呼びかけてきた機関で、現実にそれを実施してきました。

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視察するWFP 朝日 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190504-00000038-asahi-int

北は弾道ミサイルと核兵器をつくるために、国民から食料を奪い続けてきました。
ところが北は、この飢餓が自分たちの国家リソースの全てを核兵器開発につぎ込む、という狂気の沙汰の必然的結果だとは思わずに、「国連安保理の非人道的制裁のためだ」と言ってきました。逆ギレもいいところです。

ところがそれに呼応して北に食料援助しろと提唱し続けたのが、このWFPとFAOです。
北の飢餓の原因は、燃料不足、肥料・農機具の不足ですが、これは農業投資を慢性的に怠り軍事部門、それも弾道ミサイルと核兵器に特化した国家予算配分をしたためです。

3代に渡って核ミサイル信仰に走り、国の大元である農業をおろそかにし、飢える国民を放置し、党官僚とその取り巻きだけが肥え太る国を作ったからです。
つまり北の飢餓とは、独裁政治が招き寄せた人災そのものなのです。
国際社会は天災は救えますが、人災は救えません。
北は「飢餓を戦争や紛争の武器として使用」した世界でもっとも典型的な国です。
それを支援したのは、この人道援助の美名で食糧援助を続けてきたWFPでした。
そしていまやご承知のように、北は世界有数の核武装国家、そして飢餓国家となってしまいました。

さぞかしWFPは満足なことでしょう。
北を食糧援助する時に人権を問わず、核武装を問わず、その援助食糧の行き先を問わなかった結果が、これです。
核を持った独裁国家を助けておいて「なにが飢餓を克服し、平和のために貢献」ですか、笑わせないで下さい。

香港の民主活動家たちを救わず、北の核武装を影で支え続けたWFPに受賞させる、こんなブラックジョークのようなノーベル平和賞は、もはや無意味なばかりか、有害ですらあります。
ノーベル賞の文学賞と平和賞は無意味ですから、早く止めてはどうですか。
いや、止めてしまえといって止めないでしょうから、第1回ノーベルラズベリー平和賞をわれらが習近平と金正恩に贈呈しましょう。

 

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コメント

 中共人権問題がクローズアップしていた最近の欧州の傾向から、香港人権活動家に平和賞が与えられる太い流れも当然あったと思います。

しかるに王毅外相は先の欧州歴訪のさい、ノルウェーにも立ち寄っています。
その用件内容について、報道によれば「(平和賞が)政治的な道具とならず、中国の内政に干渉にしないよう釘をさした」のです。

劉暁波受賞後にノルウェーの身に何が起こったか?
サケを始めとした海産物の禁輸や、ノルウェー製品への高関税をちらつかせるなど徹底的にイジメ抜きました。

中国の汚い大国外交の前に、小国の権威たるノーベル平和賞の価値は地に落ちたと言わざるを得なく、そうした批判を回避するために安パイであるWFPの受賞となったのでしょう。

ですが、記事にあるようにWFPには多くの問題があります。
北朝鮮のような国に対しては、WFPを通じた「食糧援助」が制裁逃れのバックドアになっている事は明らかで、これを利用拡大しているのが文在寅政権です。「食料支援ロンダリング」などと揶揄されるゆえんです。

アフリカの飢餓は深刻としても、食糧援助がその抜本的な対策になる事は決してありません。問題の解決に至らないから繰り返されるのであって、そのような対処療法策に平和賞は相応しくないと言わざるを得ません。

もっとも最近の平和賞を見れば、受賞に対して期待も感動もせず、ただ、ズッコケ具合をシニカルに楽しむ、といった風潮が大勢なのではないでしょうか。

中国や朝鮮では、伝統的に一神教的な思考(普遍的なルールブック=
偉大な唯一神との契約書=旧約・新約聖書やコーラン)は無くて、天帝
というカミサマのようなモノが「有徳」ということで地上の支配権の白紙
委任状を渡した皇帝が全面支配し、21世紀の今も延々と続いています。
言われるところの、大中華と小中華ですわ。聞く耳なんざ持ってません。

国連機関の支援でも、マジで「おう、俺サマを支援させてやるぞい、テメ
エら、俺サマの役に立てて嬉しいだろ?」と思ってますぜ。馬鹿が太る
だけ太っちまいやがった状態で、もうマトモに相手してはダメですわ。

小はともかく大の方は人口が14億人ほどもいて、現人類の5人に1人が
皇帝の支配民となっていて需要が見込めるため商売相手としてだけ見
るならばエルドラドであるので、古来シルクロードなどで外国との貿易で
ヒドイ専制国家なりに栄えてきました。習皇帝の一帯一路構想も、かつ
ての唐帝国(厳密には北方民族起源)の全盛期を夢見ているのはまち
がいないですわ。小の方は三跪九叩頭の礼などで神経症気味になって
しまい、偏執的な事大主義になってしまってます。

行動原理プラットフォームの三分の一が儒教的な日本人でさえ、中国
や朝鮮を理解できません。ましてや、欧米他のすべての国々の人達は
中・朝の皇帝や王の御心を存じ上げることなど出来るハズもありません。
中・朝の皇帝や王は、ある意味で人類のロジックが効かない超絶的な
人類なのです、「超ズレてる」とも言います。

国連他で活動している真の人道主義的な人達が心配ですわ。彼等の
心からのチャリティーも、中・朝の皇帝や王から見れば臣下の当然の
行いであるし、タダで受け取ったクセに文句タラタラで、アコギに利用さ
れるんですわ。礼として「下々の者よ、ようやったぞ」ぐらいは下される
と思いますが・・

いつも楽しみに拝読しております。

本日の記事はいつものキレ味で言いにくいことをはっきり述べられており、我が国には言論の自由がしっかり存在する証左であると感じています。と同時に、少々観点は違いますが、以前娘とグレタ・トゥーンベリさん(スウェーデンですが)について話し合ったことを思い出しました。
娘としては、国連の気候変動会議でお金と経済活動ばかりに執着する大人を叱った彼女がすごく格好良いと感じたようなのですが、私からは、ヨットで大西洋を横断して会議に出席するためにかかる膨大なお金について話しました。大人のそれもかなり成功した経済活動がバックにないと、この行動はとれないのだと。まぁよくある思春期の娘と頑固おやじのバトルではあるのですが、姉御タイプの娘は何かを感じたのか、ヨットの値段や維持費を調べて驚いていたようです。

この時期、韓国は「ノーベル症」にかかるそうですが、こんな授賞が続くと日本では「ノーベル笑」が蔓延するかもしれませんね。

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