大統領選、遺恨試合になることが決定しました
まだ決まりません。
これを書いている11月7日午前4時の時点で、バージニアは再集計ですが、ペンシルバニアはバイデンが逆転したそうです。
それにしてもため息が出ますが、選挙一つまともに運営できないというのは、ハッキリ言って米国、民度が低すぎ。
米国の後進性をここまでさらけ出してしまうと、後から世界に説教垂れられませんよ。
こんなことがあって知ったのですが、あの国は州ごとにバラバラな選挙管理法があるのです。
州知事や州議会を選ぶならともかく、米国人にとっての「皇帝」を選ぶのに、いいのかこれで、といったかんじ。
トランプさんは不正があったと言っていますが、それは当然で、メチャクチャな結果操作が可能な地盤があるのです。
たとえば、日本ではあたりまえに投票用紙にはナンバリングがありますが、米国には打ってありません。
米国の選択:2020年大統領選 接戦州を歩く・ノースカロライナ 郵便 ...
ですから、今回のウィスコンシンのように、突如午前5時頃になって10万の桁の投票用紙が「見つかる」ということが生じても遡及することが不可能です。
ミシガンのように「見つかった」投票用紙13万票が丸ごとバイデンで、トランプが一枚もないという統計学会報告もののケースがあったとしても、当事者の証言がないかぎり証拠がないということになります。
そもそも米国は州によって、自分で作った投票用紙や隣の奴の投票用紙をコピーしましたという事例すら認められています。
日本で、これオレんちのカレンダーの裏に書いたもんなんだけど投票箱に入れていいかや、なんて言ったら大受けするだろうな。
これを日本のメディアは、そっくり米国の同業者の口ぶりをまねて「証拠ないのに騒ぐトランプ」と書いていますが、あのね米国の郵便投票は選挙犯罪の温床なの、コロナ禍に乗じて民主党がゴリ推ししたのは選挙犯罪をするのにこれほど絶好のシステムがないからなの。それを説明しないでナニ言ってんだか。
ナンバリングがないために、ミシガン州デトロイトのようにとっくに閉鎖されたはずの投票所に、朝も早よから大量の票が制服もIDもつけない連中によって持ち込まれる、といったことも可能なわけです。
もしナンバリングが打ってあったのなら、ウィスコンシンの「10万票丸ごとバイデン」票が連番で大量に見つかったりしたことでしょう。
日本ならその異常事態に気がついて、その時点で開票を停止して調べるでしょうが、米国ではお手上げです。
だから投票者が登録選挙者を上回ってしまったり(笑)、80%以上という異常な高投票率がゾロゾロ出るという珍事が生じたのです。
そのうえに、州によっては郵政当局が心のこもった神対応をしたようです。
ミシガン州の郵便局では、締め切り後に届いた郵送投票も、郵便局で消印をズラしてくれたというんですからスゴイ。
なんでも上司の命令だったとか。
ネバダ州なんぞ11月10日まで投票を受け付けてくれるといいますから、いまや全米注目のネバダ、来週火曜日まで決まらんのか、わ、はは。
もうなにが起きても驚かなくなった哀しい私ですが、大量のトランプ票が投棄されているのも見つかったそうです。
これなんか、日本の年賀状を捨てた奴もいるので一概には決めつけられませんが、郵送を認めれば必ずこういうことが起きるのです。
トランプがあれだけ反対していた時に、「コロナ対策を重視する民主党・感染拡大に無頓着なトランプ」なんて報じ方をしていたのは、どこの国のメディアだったかな(遠い眼)。
私はUFOが投票所に10万票落としていった聞いても、もう驚かないぞ。
これほど大規模な選挙犯罪(もうこう呼んでしまいましょう)、規模が巨大なだけに必ず馬脚をあらわすと思いますが、その時はすでにバイデンが大統領閣下だったりすると、どうなるんでしょうかね。し~らないっと。
さて、現時点でトランプが劣勢であることは事実ですが、メディアが伝えたようなバイデン圧勝といった予想がまるっきりはずれたことも事実です。
今回日本でもすっかり有名になったリアルクリアポリティックス(韻をふんでますね)の世論調査はこのようなものでした。
米国世論調査会社は軒並み、8ポイトから10ポイントのリードで、バイデン圧勝と占っていました。
完全にハズれました。
メディアは総コケでのはずで、それをいささかも反省しないで、「トランプ見苦しい」なんて、どの口が言っているのか。
おとといのコメントに「フロリダでとった以外はサプライズなし」なんて書き込みがありましたが、はてそうかしら。
この人はバイデンが逆転した後に書き込んでいるわけで、そういうのを後出しジャンケンっていうんですよ。
ここまでトランプが大接戦を演じると報じたメディアは皆無でした。
ここまでもつれ込み、いったんは勝利すら掴みかかったこと自体がサプライズなのです。
下の獲得選挙人数を見れば、全米は州単位で完全に二分されており、バイデンが押えたのは沿岸部の人口密集地域だけなのです。
どちらが選ばれようと、この二つに分割された米国が実際の米国です。
これはよくいわれる黒人-白人の人種間対立だけではなく、もうひとつ別の沿岸部-内陸部の分断が存在するということであり、この亀裂は埋まることがないでしょう。
この沿岸部と内陸の対立は歴史的なもので、人口が多く製造業やIT関連が多い沿岸部は伝統的に民主党リベラルの地盤です。
前回大統領選では、ミシガンのラストベルト労働者がトランプを支持したのが勝因の一つとなりましたが、本来あそこは全米自動車労組の地盤。つまり鉄板の民主党びいきで、今回は元のさやに戻ってしまったようです。
一方、人口が少なく、農畜産業を主体とする内陸部は共和党保守の地盤とされてきました。
州知事も、内陸部は共和、沿岸部は民主と色分けされており、過半数の知事は共和党です。
ですから、最後の最後に下院で決することになるとすれば、州に1票ですから共和党が有利だといわれているわけです。
また同時に行われた上院議院選挙において、共和党が「ブルーウェーブ」(民主党の津波)を押しとどめており、下院でも共和党が票を伸ばすだろうと言われています。
バイデンは当選したとしても、彼が出す環境税などの増税案はことごく議会で否決され、閣僚人事すら議会によって難航すると予想されます。
トランプが閣僚人事や大使任命で、どれだけ議会の反対に苦労したことか、今度は民主の番です。
それでなくてもコロナ第2波の真っ最中であり、ここを攻撃してトランプに勝っただけにバイデンがどのように経済を再生させながら感染拡大を止めるのかお手並み拝見です。
批判だけなら猿でもできる、自分でやってみぃ、バイデン。
こんな時期に炭素税なんかやったらどんなことになるのか分かり切っていますが、リベラル左翼にはわかんだな、これが。
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州の各地域での得票数までみてみるとバイデンが勝っている州でも実際は大都市で圧勝、その他はトランプという傾向のところが大半で特にミシガン、ウィスコンシン、ミネソタ、イリノイにいたっては「なんでこれでトランプが負けたの?」と思えるくらいに地図は真っ赤かです。
所々でバイデンが取った地域でも大半は10%以内の差で収まっている所が州都になるといきなり50%くらいの差になるのはいくら「都市部には民主党支持者が多数住んでいるから」では片づけられない不自然さがあります。
州の権限が異様に強いアメリカにおいて大統領選すら統一したルールに出来ない、各州の善意を信じるしかないという状況もそろそろ限界を迎えているように感じます。
しかし奇跡的に共和党政権が継続するならまだしも、民主党政権下では結果的に不正投票があった事を認める事になるので見直しはしないでしょうし、新たなる分断化への燃料となるのでしょうね。
キンペー様もニッコニコです。
投稿: しゅりんちゅ | 2020年11月 7日 (土) 08時20分
https://news.yahoo.co.jp/story/1829
ご存知の方も多いかもしれませんが、この中にある全米地図、各州をタップすると州内の得票差も細かく色分けされています。
青い州の多くでもその中の大都市だけが青く、面積比で見ると沿岸州でもどれ程赤いのかが分かります。
まあ、それだけ郊外には人が少なく地主は主に白人保守層だとも言えますが。
ドリフか恐怖新聞の配達のように郵便投票がドカンと送り付けられているのも都市部。
数年前に赤かった激戦州に沿岸部のリベラル層がどんどん移り住み、銃乱射事件等でマッチョな文化がモノ言えなくなって今があります。
記事末にあるように、バイデン政権がスタートすれば議会でも市井でも共和党はガンガンに旧来の米国民的な意見を押し出しあらゆる事に反対するでしょうね。トランプ好きかきらいかで割れずにすみますし。
バイデン大統領はトランプ親分がやったように大統領令乱発で強行するのか、何が正義か、まだまだ遺恨試合の展開は読めませんね…。
米国の書類や制度管理の杜撰さ、トランプ票に入れている人達もきっとギチギチに統制する事は望んでいないはずで、それは彼等もいざとなったら不正したいからというよりは、コストを嫌っての事だと思います。
まあ広すぎてちゃんとはやれないとはいえ、今回は本当酷いです。
投稿: ふゆみ | 2020年11月 7日 (土) 08時28分
私がしこしこ作文している間にしゅりんちゅさんが先に同じようなコメントをあげてくださってましたね(^^)。
ただ、青い州内の広大な赤いカウンティをタップして票数を見ると、合わせて1万票未満だったりします。これで勝っても火事にコップの水なんだなあ、と思います。
投稿: ふゆみ | 2020年11月 7日 (土) 09時14分
トランプ陣営は元々場外乱闘前提で構えていたけど、内部にすら去る者や後ろから撃つのがいて「こんなはずじゃ無かった!」と、疲れ果てた感じ。
バイデン側は「え、こんな爺さんでいいの?」と思いつつ勝機有りと見たらきっちりと外堀から埋めてきてる感じですかねえ。。
それにしてもアメリカお得意の「正義や民意」とはなんなんでしょう?国の成り立ちからして合衆国という歪ながらそれぞれの正義が歴史にあるわけですけど、これだけ訳の分からない「選挙人」制度やいくらでも不正が可能な選挙システムが温床にあるのかと。。
選挙用紙が送られて来る我が国でも、というか自分が近所の投票所に行っても選挙管理委員会の人って誰??な訳で。
実際に仙台では数年前に開票用紙大量廃棄なんてことはありましたしね。。。
アメリカ全体で言うとフロリダ以外は見事に沿岸の人口の多い要所は民主が抑える鉄壁。州レベルになると都市部と郡部で露骨に色分けされるというね。。田舎はバカの百姓だといわんばかりにマイノリティーになってます。
日本と違ってガチでデモ隊が衝突する姿は誰に仕込まれたのか一世代前の日本や、ちょっと前の韓国みたいになってますね!!
投稿: 山形 | 2020年11月 7日 (土) 10時19分
こんな国が民主主義の代表みたいに振る舞ってたのが情けないですね。共和党時代にしろ民主党時代にしろ。
あれだけ長い年月と技術の進歩がありながら、何故こんなにガバガバなシステムを放置していたのか。コロナの流行が笑い事じゃないと分かり始めた時点で、トランプは何故ここにメスを入れなかったのか。「正しい票で圧勝」できる環境を整えておかなかったのか。
後からならいくらでも言えるのは承知で、やっぱりアメリカ人自体もトランプもお粗末すぎる部分はあります。やだなあ。中国ロシアと仲良しになってその他の国をいじめ抜く世界。
そういえば、韓国は政府もマスコミも堂々とトランプ支持らしいですね。もう今ものすごく大混乱してるとか。日本の良い子ちゃんの政府、日本の捻くれたマスコミと違って、ある意味正直でよろしい。かも。
投稿: リム | 2020年11月 7日 (土) 11時12分
https://www.youtube.com/watch?v=iA9kAAgOe_A
我那覇真子さん、アメリカに来ております。
トランプ派の集会の様子を紹介しております。
これを見るとトランプ派の活気のある様子が窺われます。今回の不正選挙事件を機に、アメリカが変わりますように!!
投稿: ueyonabaru | 2020年11月 7日 (土) 11時34分
リムさんの、「(トランプは)「正しい票で圧勝」できる環境を整えておかなかったのか」、「何故こんなにガバガバなシステムを放置していたのか」との疑問はもっともな話。
けれど、もちろんトランプは郵便投票の危険は以前から訴えてましたし、大統領として対策を指示していました。
けど、トランプの言う事に官僚は動かないし、クリントン時代を境にFBIやCIAの捜査機関までもが「政治的意思」を持つようになっています。
加えて、ミット・ロムニーのような共和党主流の一部はもともと「反トランプ」なので、味方からも足を引っ張られ続けているのですね。
それと、連邦地裁での郵便投票関連の判決が、まるで意図したようなタイミングで出たのも悪かった。最高裁での審議がないまま今回の選挙に突入せざるを得なかったからです。
だからこそ選挙後のトランプにとって、エイミー・バレット判事の最高裁判事任命は重要でした。
民主党が強い州の判事の選挙には、かのジョージ・ソロスが順次大規模な資金援助している事実が確かにあり、なので「民主党は今回のような事態を起こすべして起こした」との、もっともらしい説もあります。
ソロスの財団はウクライナで「民主化の推進」という名の下に、民主的に選ばれた親ロシアの大統領を引きずり下ろす原動力になり、それがきっかけでキレたプーチンが軍事力を行使したのです。
それから民主党の傀儡で生じた新政権になり、バイデンファミリーはウクライナ国民から富をだまし取っていた不正企業の側にたち、米国の税金投入とバーターにして、吸血鬼のごとく金をチューチュー吸って富豪生活を手にしているのがジョー・バイデンです。
話は飛びましたが、はっきりトランプの側に立とうというものは目ぼしいところでは皆無です。この孤立無援状態は政権発足当時から変わりません。
ジュリアーニがいうように「ハンター疑惑」にさえ、民主党・共和党のワクを越えた関係者がある。FBIが疑惑を隠蔽したのも、そこに理由があると思います。
トランプは下品で知性も感じさせませんが、今回の選挙は関係なく、やがて再評価される時代がやって来ると思います。
投稿: 山路 敬介(宮古) | 2020年11月 7日 (土) 14時38分
ディープステートの真の狙いはこれだったんでしょうか
アメリカを分断するという...
連中のいつものやり口です。ターゲットにした国を分断させその隙に付け込み悪さをする...今度はアメリカが標的?
連中の次の移住先は...?
投稿: うどん | 2020年11月 8日 (日) 06時44分
ブナガヤさんこんにちは、HYです。今回の大統領選は結果はどうなるかわからない、バイデンさんが勝つ可能性もトランプさんが勝つ可能性もあった状況でしたが、まさかこんな形になるとは思いにも至りませんでした。第二回テレビ討論会の勝者がミュート(消音)ボタンとBBCが評していましたが、今回の勝者はさしずめポストマン (郵便集配人)と言ったところでしょうか?
本日立皇嗣の礼が行われました。2019年5月に天皇陛下のご譲位が行われて一年六か月です。1989年に昭和天皇がご崩御された時は歴史の変わり目でした。ベルリンの壁が崩壊し、二年後にソ連が崩壊しました。今回は何が起こるのかと注視していましたが、残念ながら「アメリカの終わり」を示唆していたようです。
今後のアメリカは「人種間対立」の問題も深まってより一層混乱していくでしょう。そのうち自由主義陣営のリーダーの座にもいられなくなり、普通の多民族国家になるかもしれません。その時はアジアの民主国家として日本が責任を果たすべきでしょう。
なおトランプさんの評価については山路さんと同じ意見です。日本国民として北朝鮮政策に思うところはあるのですが、世界に中国の脅威を知らしめた「告発者」として後世で再評価されるのは間違いありません。一方、不正をしてでも彼を排除した米国民主党やマスメディアは「21世紀の愚か者」として歴史に汚点を残すでしょう。
投稿: HY | 2020年11月 8日 (日) 20時38分