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2020年11月23日 (月)

悪法でも法は法。毒酒を仰がねばならないこともある

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メディアのニュースでは、「なんの証拠もないのに騒ぎ立て大統領選の敗北をみとめないトランプと、それを尻目に進む権力移譲」という構図ばかりが眼につきます。フェークとまではいいませんが、バイアスがかかっています。
一方ネットではドミニオンとパウエル一色。もう勝てると言った空気です。
こちらはもう戦争直後にブラジルで日本の勝利を信じた「勝ち組」みたいです。

頭を冷やして下さい。
米国が更に分断を深めようとしていることは間違いありません。
従来の白人と黒人の人種間対立に重ねて、新たにトランプと反トランプの対立軸が生まれました。
しかし太平洋を隔てて私たちまでが不必要に熱くなってどうするのです。
当事国ではない私たちができることは、情勢分析における醒めた眼と巨悪を許さない気持ちを持ち続けることです。

結論からいえば、トランプが勝つみこみは1%以下にすぎません。
なぜならもう時間ないからです。各州で選ばれた選挙人による選挙の期限は11月24日です。
かつてゴアも選挙結果偽造を訴えましたが、その彼すら11月24日までに敗北を認めています。

この日限を超えてするとなると、後は下院に持ち越しになり、例の1州1票で決定ということになってしまいます。
それって直接選挙で選ばれるより、下院投票で選ばれた候補のほうが上位だということになってしまいませんか。
これでは米国大統領選挙制度自体を否定することになりかねません。

いいでしょうか。選挙に郵便投票という偽造投票が可能な仕組みが含まれていようと、仮にすり替えという不正があったとしても、結果は絶対です。
制度というものは、絶対的な証拠と逃げも隠れもできない証人が、当事者以外知り得ない真実を暴露しない限り動きません。
今回ならドミニオン関係者の疑問の余地ない決定的自白と1次資料です。

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WSJ

ジュリアーニは証拠は法廷に出しているといっていますが、それはおそらく傍証、あるいは状況証拠のようなもので、「私は〇〇をするのを見た」あるいは「誰それが〇〇をするのを私は知っている」といった伝聞情報であろうと推察出来ます。
たとえばベネズエラ軍の元将校の「私はチャベス陣営がドミニオンで選挙結果を偽装したのを見た」、といったような間接情報です。
これでは法廷では勝てません。

このよう証言が意味を持つのは、ベネズエラでドミニオンが使われていて、それをクリントン財団が供与した決定的証拠、さらにはドミニオンとクリントン財団とのうごかない繋がりの証拠が明白に存在したという二重三重の証明が必要です。
法廷ではこれが認められないと証人として認められません。SNSでの情報の流布と法廷闘争はまったく次元が違うのです。

ですからこの巨悪を掘り起こし始めると、かつてのベネズエラ大統領選にまで遡らねばなりませんが、いまそんな時間はありません。
そもそもトランプ陣営は、そこまでの証人と資料の双方ともまだ掴んでいないのです。
そんなものがあれば、ジュリアーニはとうにそれを記者会見で暴露し、一気にトライへと独走するでしょうから。

いま、トランプが主張しているのは、数え間違い、すり替え等といったよくあるミス、あるいは小悪党のカネ目当ての犯罪ではなく、選挙結果そのものを数十万、数百万票規模で偽造するといった前代未聞の民主主義への挑戦です。
これを可能とするのは、米国のエスタブリッシュメント勢力、言い換えれば既得権益者たちです。
この犯罪には、単なる集計ソフト会社だけではなく、クリントン財団のよう民主党人脈 それを応援しいまやバイデン陣営の一角になってしまったCNN、NYTのようなオールドメディア、ソロスのような巨大投資家、さらには環境ビジネス、州政府なども間接、直接に関わっています。
だからこそ、その全貌が見えてくるまでかなりの時間を要するでしょう。

しかもこの事件は、かつてのサブプライムローンやウォーターゲート事件のようにメディアの力をあてにできません。
だって、米国メディアはとうに客観報道を捨てて、見苦しいまでに当事者の一角になってしまいましたからね。
ですから心して下さい。大統領選疑惑が巨悪に至り着いた以上、この不正疑惑解明には恐ろしく時間がかかります。

それまでの時間的余裕がなければ、悪法でも法は法。欠陥だらけの制度でも制度なのです。
毒酒を仰がねばならないこともあるのです。
というのはタイムリミットが明日だからです。24日にまで選挙人は投票せねばならないということを忘れてはいませんか。
これを突破するには、決定的証拠を開示し、しかもそれを裁判所が認めねばなりません。
それなくして24日の壁を突破し、下院採決にまで持ち込むことは不可能です。

いまトランプがやっているのは不正選挙だと主張し、それを支持する大衆的圧力で、各州の共和党議員がトランプを推薦するという非常手段です。
うまくいくはずがありません。
結果は無惨です。議員にも拒否され、トランプもそれを認めています。

「ドナルド・トランプ米大統領からホワイトハウスに呼ばれたミシガン州議会の共和党幹部2人は20日、大統領との会談後、大統領選の同州結果を変更する理由は見当たらないとの見解を示した。トランプ氏は民主党のジョー・バイデン前副大統領の勝利が確定するのを阻止しようと狙っているが、再び障害にぶつかった。(略)
ミシガン州も23日に正式に選挙結果を認定する予定で、トランプ氏はこれを阻止したい考えだ。ただ、州当局者は予定通り、認定を行うと話している。トランプ氏の弁護団は来月の選挙人団による投票について、共和党が過半数を握る州議会の一部が、バイデン氏がその州を制していたとしても、トランプ氏を支持する選挙人を任命することを望むとの立場を示している」(ウォールストリートジャーナル11月21日) 

また各州の不正選挙だとして提訴されたトランプ陣営の訴訟に対しても、法廷は却下しています。
とくに天王山だったペンシルベニアでの州裁判所の決定は痛手でした。

「米東部ペンシルベニア州の連邦地裁は21日、米大統領選で敗北が確実となった共和党のトランプ大統領陣営が同州での約700万票の郵便投票を無効にするよう求めた訴えを退ける判決を下した。トランプ陣営は「大規模な不正投票があった」として複数の激戦州で選挙結果の逆転に向け訴訟を起こしているが、請求は次々と棄却された。陣営は各州の選管による選挙結果の確定を遅らせる戦術に軸足を移したが、形勢逆転の機会は閉ざされつつある」(産経11月21日)

今までトランプ陣営がみずからの訴訟をとり下げたのは30件、認められた再集計はわずか2件だけです。
しかも認められたペンシルベニアの再集計も結果は変わりませんでした。

「ペンシルベニア州の連邦地裁はまた、同州選管が選挙結果を確定させることに問題はないとの意見を表明した。同州では民主党のバイデン前副大統領が勝利し、州選管による選挙結果の確定期限は23日。トランプ陣営は同州での訴訟を法廷闘争の「主戦場」と位置付けてきただけに、大きな打撃となるのは確実だ」(産経前掲) 

率直にいえば、万策尽きたというべきでしょう。
この法廷闘争で決定的勝利をもぎ取れれば、11月24日のタイムリミットをト突破して下院での裁決も理論的にはないわけではありませんでしたが、その針の穴はほぼ完全に塞がりました。
そもそも下院投票で選ばれた大統領などには正統性はありません。
なぜなら正統な選出方法で選ばれたわけではないので一種の合法クーデター であって、国内の反対派のみならず諸外国政府からも同様にフェークガバメントと見られるからです。
このような勝利をトランプが望んでいるとは到底おもえないのです。

今やトランプの眼は大統領選の先に移っているはずです。
今回はこのドミニオン疑惑があまりにも巨大すぎるためにタイムアウトになりましたが、じっくりとバイデンがホワイトハウスの主でいるうちに調査すればよいのです。
その結果を逐次国民と共有することで、バイデン政権を根底から揺るがし続け、次の中間選挙では目にものを見せることも不可能ではないはずです。

 

 

 

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コメント

 私が思うにトランプ大統領はニクソン氏のように政治家になるつもりもなければゴア氏のように政治活動家になるつもりもないのではないでしょうか?大統領職というレガシーを自分のビジネスに生かしたい、良くも悪くも生粋の実業家に見えます。

 だから多少世間体を悪くしてでも民事裁判の如く最後まで戦おうとしているのです。一期だけの「不名誉な大統領」ではレガシーに傷がつきますからね。

 最終的に訴えが通らずバイデン氏の大統領就任が確定したら、彼は割とあっさりとホワイトハウスから飛び出して新たなビジネスに取り掛かる気がします。

2020大統領選の第3の候補、ラッパーで実業家で、成功した黒人であり神のことば=聖書のことばを重んじるキリスト教福音主義者として著名なカニエ・ウェスト氏は、7月になっての立候補表明で6万票獲得するも全体としては箸にも棒にも掛からず、2024再挑戦を仄めかして撤退しました。
彼の存在が社会現象の手前まで来ることすらなかったのを見ると、アメリカ社会は変わらず2大政党を謳歌していると考えられます。
そりゃ当たり前に「分断」だってあるだろうさ、その質がどんな分断で、両側にある悪い面の何を反省して改めたらより良質になるのか、そこまで辿り着かなければ、品質のよろしくない争いをまた繰り返す。
トランプ氏や氏を推す人々の主張の中には、管理人さんの本文にあるように、論理性や現実直視を欠いたものがあるのは確かです。
また、日本で活動するアメリカ人芸人パックンが「トランプ氏に投票したアメリカ人が7,000万人以上もいるなんてガッカリ」とコメントし報じられましたが、公正さをアピールして結果の受け入れを求めるよりも、自分と同じにならない他人の多さが不服であると平気で言えてしまう不条理を容認することも、悪影響しかありません。
マスコミに反省を期待するのもチャンスを与えるのも時間がもったいないので、それ以外の職業立場の人々で考える方がいいと思われます。
問題を切り分けて考えるよりも、決めている結論に向かうのを優先してしまうところは、我が国も他国のことを言えたものではないのですけれども。
それって、日本人だろうとアメリカ人だろうと、騙され易くなる要因のひとつだと思うのです。

 とりあえずバイデン氏に次期大統領が決まり、安心した某外国勢力が「貸しを取り立てるからな」と公言してしまい、非米活動委員会にバイデン氏が召喚されるというフェークニュースを思いつたのですが、受けないかな。

このニュースが正ならパウエル弁護士はトランプ弁護団から離れるようです。
https://www.nytimes.com/2020/11/22/us/politics/sidney-powell-trump.html

ここ数日のトランプ関係の記事では、今朝のこちらの記事は私的には最も同意できるものでした。
今一度付け加えたいのは、もしもネット勢が応援するようにトランプが逆転した場合、民主党側は今まで以上の暴動掠奪を起こす可能性がある点です。
鎮圧に州兵を出す出さないで各州は揉め、さらに疫病患者は増え、与えられた4年のチャンスを見込み通りトランプ大統領が外交に費やす力を削ぐ事でしょう。残念ながら前の続きはもう無いのです。

中共側がそこまで考えて仕組んだかどうかは分かりませんが、新型コロナ が蔓延する限り、米国内でトランプ側(マスク有無や行動の自由主張)の活動は常に自粛論側に負い目を持ち守勢を強いられます。
この場合、トランプ信者は対立者とケンカはしても愛する母国にテロや暴動を仕掛ける可能性はかなり低いと思えます。
分断と国家破壊行為とではダメージが全く違う。

上院席数が確定してからの話ですが、共和党から追求する形でグサグサとバイデン&民主党側をイメージダウンさせるのは可能だと思います。

今、すごい勢いでポンペオ長官達がチャイナ包囲網への追加作業を行なっていることに感謝しています。
監査リストに中国系の企業を追加したり台湾への援助など、バイデン側が今後ひっくり返していくにしてもいちいち揉める事でしょう。「とっとと政権譲渡に入れ」という声はこの作業に反発しての事でもあるのかと思います。

すみません、中盤に加筆したテキストをペーストし間違えました(mm)

中共側がそこまで考えて仕組んだかどうかは分かりませんが、新型コロナ が蔓延する限り、米国内でトランプ側(マスク有無や行動の自由主張)の活動は常に自粛論側に負い目を持ち守勢を強いられます。
上院席数が確定してからの話ですが、共和党から追求する形でグサグサとバイデン&民主党側をイメージダウンさせるのは可能だと思います。
この場合、トランプ信者は対立者とケンカはしても愛する母国にテロや暴動を仕掛ける可能性はかなり低いと思えます。
分断と国家破壊行為とではダメージが全く違う。

です。これくらいの文章量でミスりまくるにつけ、日々更新される管理人さんに頭が下がります。

お邪魔します
ドミニオン疑惑なんて陰謀論、信じるに値しない
そんな大規模で壮大な陰謀が事実ならば、関係者が大勢いて、陰謀を隠すのが現実的に不可能と言ってよい
事実、証拠すらない、再集計でも大規模な不正とやらが見つからないのが証拠ですね
ニュージャージー州知事いわく
トランプ氏の弁護団は「不正選挙があったと法廷の外ではしきりに主張するが、いざ法廷に入ると、不正選挙だと主張しないし、不正選挙だと陳述しない」だそうです
トランプは、刑事訴追から逃れる為に大統領の椅子にしがみつき、トランプの弁護団は、多額の報酬の為に仕事を引き受けているだけ
トランプ陣営に正義はないですね

今回の大統領選はトランプが嫌いと言う理由だけでよくこれだけの票を集めたものだというのが主な感想です。
投じられた票が不正だとしてもそこまでさせるパワーが「嫌い」というだけの理由にあったのかというのも凄い話です。
そしてその対抗馬の地下に引き篭もりヨボヨボでセクハラジジイに何を期待していたのか最後まで理解は出来ませんでした。

現時点ではトランプ支持者が暴動を起こしたというニュースは伝わって来ていないので、少なくとも4年前に暴動を起こした民主党支持者の方々よりはお行儀の良い方々であるのは間違いないようです。
メディア出演にお忙しい海野氏あたりは「トランプ支持者が暴動を絶対に起こす」とふれ回っていましたけど酷い話ですね。

そしてこの米国の混乱に乗じて香港抗議デモの首謀者3人を収監と中共もやりたい放題です。
さらにはTPPの内容をわかった上で「TPPにも加盟してもいい(もちろん俺らが入れるようルールは変える事が前提条件だ)」など、もう自分が世界のリーダーになったかのような振る舞いを隠さなくなってきました。
増長に歯止めが効かない覇権主義国家と万策尽きたら戦争を仕掛けるという前科がたくさんある民主党とは最悪の組み合わせです。

>ミミンガーさん
>トランプは、刑事訴追から逃れる為に大統領の椅子にしがみつき、

無理筋の弾劾手続きで、トランプ氏を大統領の座からを引きずり下ろそうとしたこともある民主党のことだから、もし彼が大統領じゃなくなったら、口封じのための不当逮捕や暗〇もやりかねないんじゃないかと、心配しています。

いつぞやは「フェーク選挙」と喚き散らして、確証のないデマすれすれの情報に踊らされて一喜一憂していたくせに、
舌の根も乾かぬうちに今度は「太平洋を隔てて私たちまでが不必要に熱くなってどうするのですか」とは呆れて物も言えぬ。
あなたよりも多くの情報を得て物事を判断する菅首相が、バイデンに祝電を送った時点で正気に戻るべきでしたね。
アメリカのQアノン共々、この手の輩は保守界隈の癌ですな。

蛇笏亭きやら。内容がないのにマウントしなさんな、作法もなにもない。
私は一貫して、これは偽造選挙、あるいは選挙犯罪だと言い続けてきましたし、その主張を取り下げる気はまったくありません。
以後もなにか新たな事実があることに取り上げるでしょう。
ただし、それと現実の選挙の勝敗はまったく別物だということ。
これについても丁寧に何回も説明してきました。
こういうつまみ食いで他者を批判して汚い言葉を浴びせる。私がガンなら、あなた様は吹き出物。

ミミンガーさん。ドミニオン疑惑は陰謀論ではありません。こ承知とおもうけど、私は陰謀論は排してきました。
いままで陰謀論に与したことはありません。むしろ陰謀論を批判し続けてきた立場です。
陰謀論で一括して批判してしまい、内容を検討しないて葬るのもまた陰謀論ですよ。

ドミニオンについてはヘリテージ財団のニューレターにも乗っていますので、ただのパウエルの妄想ではありません。
ただこれだけ短い期間で、法廷で立証することが極めて困難なだけです。
もういやっていうほどくりかえしますが、法廷立証と一般的な言論とはまったく違うのです。

ニュージャージー州知事は、フィル・マーフィーですが、彼はバリバリの民主党員ですから、まぁそのていどは言うでしょう。
州裁判所にしても州政府にしても、米国は大変にセクト色が強いところなのです。だれが発信したか、その背景まで調べてから見て下さい。

しゅりんちゅうさん仰せのとおりです。この混乱を早く止めないと、一種の権力の空白になり、しゅりんちゅうさんが言うように中国のやりたい放題になるのは確かです。
だからいったん毒杯を仰いで終息しろ、と私は言っています。

蛇笏亭からまた荒らしがきています。汚い言葉使い、下品な言い回し。まともな議論は不可能です。
アクセス禁止とします。二度と来ないで下さい。

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