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2020年12月24日 (木)

トランプの得意技はマッドマンセオリです

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今回の選挙不正疑惑とその後の対応を太平洋のこちらから眺めて見てていると、トランプはいつものパターンを踏襲しているきがします。
失礼だが、言っていることと本気でやることの境があいまいなのですよ、この人。
言っていることだけ聞けば常軌を逸しているとも見えるし、別の人が見ればただの「弱腰」とも写るわけです。

どちらが真実というわけでもなく、どちらもホント。
それを使い分けてネゴシエートするのが、トランプの「芸」なのです。

そこで思い出して欲しいのですが、今までいっさいまともな交渉テーブルに乗ってこなかった北朝鮮をどうやってひっぱりだしたでしょうか?
2017年から18年にかけての話ですね。

いっかな非核化に応じようとしない北朝鮮に対して、米国は国連安保理決議を積み重ねたうえで、朝鮮半島水域に空母3隻をズラリと並べてみせるという超弩級の脅しを行いました。
ちなみに、この
空母打撃群3個の破壊力は、中規模国家2つ3つに相当します。

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小技としては、韓国にシールズチーム6という暗殺専門部隊を送り込んでみたり、平壌上空にスティルス爆撃機を飛ばしてみたりと、そりゃまぁ忙しく脅し上げていました。
こんなことが判るのは全部、米国がリークしているからです。
なんのためにといえば、そりゃ決まっています。正恩を直接交渉の場に追い込むためです。

自分でリークしているくらいですから、ただのプロパガンダです。
本気で空爆したり、斬首作戦なんかする気はありません。
本気になった時は、ひっそりと米空母は行方をくらまし、暗殺部隊はとうに北朝鮮に浸透しているはずです。

当時、北朝鮮は、「我々に核放棄を望むのは、海の水が干上がるのを待つより愚かだ」なんて言っていましたが、トランプが面白いのはこんな硬直しきった北朝鮮を交渉の場に追い込むためにビジネス手法を使ったことです。
トランプは失敗王で、今まで6回会社を潰して、その都度しぶとく蘇ってきました。
そして尋常ではない
タフネゴシエーターに成長していったわけですが、トランプは北朝鮮はただの弱小会社で虎の子商品は核兵器にすぎないと理解したようです。
オンボロ会社が唯一の「売れる商品」の核兵器を手放したら元も子もなくなりますから、売るならメチャクチャな高値を吹っ掛けてくると読んでいました。

いままで北朝鮮が恐れられていたのは、棒を呑んだように妥協を拒み続け、なんなら攻めてきますか、そんなことすれば核兵器もろともわが国を吹き飛ばしてみせますぜ、後始末に困るのはあんたらのほうでしょうが、という瀬戸際戦略をとったからです。
弱者の恫喝というやつですが、これが常識人の外交官ばかりが揃った国際社会では効いたのです。

かくして六カ国協議などで、北への食料援助にとどまらず、北の核と交換に新しい原発を作るの作らないのというバカ丸出しの融和策に走ったあげく、その間にほんものの核兵器体系を完成寸前にする時間を与えてしまったのです。Dkswppkvyaazjti

トランプは、きっと内心笑っていたと思います。
正恩の瀬戸際戦略なんて北朝鮮流のマッドマンセオリだから、なんだオレの得意技と一緒じゃないか、ってね。
それが判れば後は早い。要はメリハリです。硬軟取り混ぜて、交渉テーブルに追い込めば勝ちなのです。
まずはこぶしを振り上げて交渉に乗らねぇならブン殴るぞと脅し、反発すれば一転しておだてるだけおだてて、いい気分になってもらって適当な妥協線を探ろう、ということです。

感染症対策の要諦にハンマー&ダンスという手法がありますが、トランプのやり方も似たようなもので、初めは完全非核化という高めの球を直球で投げ込んできます。
トランプはさまざまな情報から、北の核は完成していないことを知っていました。
自由主義国家ではメディアにすぐバレてしまうような核実験も、長距離核にしても、国営プロパガンダ放送しかない国ならいくらでも偽造が可能だからです。
ですからこのような独裁国家においては、独裁者が核を持っていると宣言すれば持っていることになってしまう不思議な兵器なのです。
この独裁者くんは、出来たか出来ないか誰にもわからない核を作ったと宣言することで、それをいかに米国に高く売りつけることができるか、腐心していたわけです。
そこで、
高価・迅速買い取りします」と言って、片手にこん棒、片手にケーキをもって出てきたのがトランプでした。
買い取り担当者はボルトンとポンペオです。
ボルトンにはこん棒を持たせ、ポンペオにはケーキを持たせました。

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ボルトンがつきつけたのが、CVID 「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化」(ああ長い)で、これは満額要求です。
ここで重要なのは非核化そのものではなく、「検証可能」という部分です。
これは北朝鮮内部に米国や国際社会の調査団が自由に踏み込めて、自由に査察できる権利という意味です。

ポンペオはいやいやをするガキの口を、「ほ~ら、痛くないでしょう。先生に虫歯チェックさせてね」とあやしながら開けさせて、虫歯ならぬ核の実態を調査しようとしたのです。 
ここで僕、イヤダもんと口を開かない悪い子だと、怖いボルトンおじさんが、優しそうなポンペオさんの後ろからヤットコを持って登場するということになります。おお、コワ。 

端折りますが、こういう掛け合いができるのは、あくまでもトランプがマッドマンであって、ほんとうに怒らせると暴れるからな、という恐怖が裏付けとしてあるからです。
青瓢箪のオバマなんか逆立ちしてもできませんし、マッドマンのまねなら、駆け出しの正恩よりトランプのほうがはるかに年季が入っているのです。
そしてトランプはとうとう首尾よく正恩という、かの国で唯一の決定権者を交渉テーブルに引き出すことに成功したのです。

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第2回ハノイ会談では、危なく言い値で買わされそうになり、ボルトンから制止されるという一幕がありましたが、トランプとしては満額じゃなくてもかまわない、とりあえず米国に向けたICBMだけでも止めさせれば上出来くらいに構えていたとのが本心だったと思います。
今は北朝鮮との交渉は終了してはいないし、第3回会談もにらんでの幕間となっていますが、それでトランプはかまわないのです。
だって、その間、北は核ミサイル開発も核実験もなにもできないじゃない凍結状態じゃないですか。
いままで現状凍結にすら持ち込めなかったのですから、リッパな外交的勝利です。

しかし白黒がはっきりついていないのは気持ちが悪いと思われるでしょうが、トランプは10の要求を出して、押し合いへし合いの交渉の結果6くらいでもいいではないかと思うタイプです。
強い言葉を吐きながら、腹の中では次のステージの仕掛けを考えているような人物です。

北朝鮮と今回の大統領選も同じことです。
トランプ陣営が、リン・ウッドやクラーケン女史に盛んに
戒厳令だ、国家非常事態宣言だ、果てはオバマ、ヒラリー逮捕だと言いたい放題言わせているのは、北朝鮮交渉でいえば朝鮮半島水域に空母を3隻ならべて見せたようなものです。 

ひるがえって今回の大統領選のアディショナルタイムにとったトランプですが、私は戒厳令ウンヌンは空母3隻の海上デモのようなもの、リン・ウッドはボルトン役だと思っています。
そして正恩役は誰かとかんがえると、バイデンではなく、むしろ身内の共和党員だというきがしてなりません。
彼らがしっかりしていれば、もっと大統領を守れるはずですからね。
そう考えてくると、戒厳令という空爆をほんとうにするかどうか、さてどうなんでしょうか。

 

 

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コメント

 トランプ大統領は北朝鮮政策に関して、友好関係を保ちつつ経済制裁を緩めない事に成功しました。
ブッシュはその逆で、中共の進言を入れ、敵対的なスタンスのまま制裁を緩める最悪の結果になりました。

ボルトンはトランプ大統領が米韓軍事演習を中止したことを散々こき下ろしましたが、その後の中共叩きと相まって、その朝鮮人民軍内に中共隷属的ではない「米国寄り」といえるグループが出来たのも確認されています。

トランプは馬鹿も言うし、スジを通す事を重んじない大統領ですが、対中国スタンスは大正解でした。
バイデンや民主党のやり方では、必ず失敗するでしょう。
日本も経済復興第一主義に足をとられ、中共と並走する覚悟を決めたようですが、やがてツケが廻って来る事が必定です。

> 日本も経済復興第一主義に足をとられ、中共と並走する覚悟を決めたようですが、やがてツケが廻って来る事が必定です。

 共産党中国とは一線を画すべきだと私も思います。道義国家日本であってほしい。マキアベリズム的権謀詐術のようなことはしてはいけない。

 トランプのアメリカは今道義国家として立ち上がろうとしております。これに呼応するべく日本も道義国家へと変革しなければなりません。
アメリカの長いDS支配の状況がこの10年ぐらいで壊滅するよう祈っております。  トランプ頑張れ!!

 トランプ陣営の動画をたくさん見ておりますが、米国民の愛国心の発露の姿を見て、とても感動しております。

 解釈は自由ですがトランプ政権は北朝鮮の非核化を達成できなかった厳然たる事実を直視するべきです。

  HYさん

 「トランプ政権は北朝鮮の非核化を達成できなかった」とは反トランプ派からよく言われる言説ですが、それまでの大統領の政策と比較した場合にどうか? その時代の危機の程度や深刻さも比定しないで、だだ「非核化出来なかったじゃないか」というのではフェアな態度じゃないですね。

また、バイデンならどういうふうに北の非核化を達成するつもりなのか?
HYさんは知ってますか? 私は聞いた事がありませんが。
管見では武力によらず北朝鮮問題を解決する方法は、中国のパワーを削ぐ以外にありません。
もちろん一朝一夕にはいきませんが、トランプはその辺りの事情は理解していました。

 

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