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2021年2月23日 (火)

ファイザーワクチン通常冷凍温度帯でも供給可能か

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新型コロナのワクチン接種ですが、ひとついいニュースがありました。
零下70度で供給せよ、なんて厳しすぎる条件が課せられていたファイザーワクチンは、マイナス15度~マイナス25度の温度帯での接種が可能なようです。
これは朗報です。
なぜならファイザーのワクチンは、現在世界で供給されているワクチンの主力ですし、日本も6千万人分の量を確保しているからです。


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「ファイザーワクチン、-25℃~-15℃で保管可能
アメリカのファイザー社は、日本でも使われているワクチンについて「マイナス25度からマイナス15度でも保管が可能」とする新たなデータを、規制当局に提出しました。
 ファイザー社は19日、ドイツのビオンテック社と共同開発したワクチンについて「マイナス25度からマイナス15度でも保管が可能」とする新たなデータをFDA=食品医薬品局に提出し、承認を求めました。これまではマイナス80度からマイナス60度という超低温での保管が必要とされ、輸送や管理が課題となっていました。
 承認されれば一般的な医薬品を保管する冷凍庫での対応が可能で、より迅速な普及につながる可能性があります」
(TBS2月25日)
またファイザーワクチンは、先行して供給されたためにもっとも有効性確認が進んでおり、95%という高い数値を出しています。
較べちゃ悪いですが、どこぞの国のバッチモンワクチンは国によって有効性確認に大きくばらつきが出るようなしろものですから、まじないていどの効果しか期待できません。

ただしこのファイザーワクチンの最大のネックは、供給温度がマイナス70度という超低温だったことです。
「ただこのワクチンは複雑な超低温保管設備が欠かせない。この点は米国で最も高度な医療体制を持つ病院にとってすら供給を受ける際のネックで、資金など資源が乏しい地方や貧困国ではワクチン入手の時期や範囲に影響が生じるかもしれない。
ファイザーらのワクチンはメッセンジャーRNA(mRNA)技術に基づいており、セ氏マイナス70度以下で保管する必要がある」(ロイター2020年11月10日)
米国は、世界でもっとも先行してワクチン接種を開始した国ですが(トランプの遺産で、バイデンの手柄じゃないからね)、超低温設備には限界があるために冷凍設備の奪い合いになリました。

「ジョンズ・ホプキンス大学ヘルス・セキュリティー・センターのアメシュ・アダルジャ氏は「このワクチンの供給面における最大の課題の1つが低温の維持だ」と述べた。「大都市の病院でさえ超低温でワクチンを保管する設備を備えておらず、あらゆる面で厄介だ」という。(略)
カリフォルニア州も、超低温設備の供給が制限されていると指摘。州の医療当局の半分程度が超低温設備の販売業者やリース業者を探している。
カリフォルニア州はワクチンが届きにくい地域向けに、移動式のワクチンクリニックを配備するなど、超低温設備による供給網を構築することを提案している。超低温設備を持たない機関にはワクチンを提供しないという」(ロイター前掲)

ここで問題になるのが、自治体や医療機関にワクチンを届ける配送網の構築です。
米国で輸送上の問題となったのは、超低温設備とドライアイスでした。

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日経

「ワクチンを運ぶ物流・航空各社も「コールドチェーン」(低温物流)の拡充を進める。UPSは、不足が懸念されていたドライアイスを1時間あたり1200ポンド(540キロ)分生産できる体制を整えた。保管や配送に活用し、病院や診療所などにも提供できるようにする。マイナス20~80度に対応する冷凍庫も確保した。フェデックスは5000以上の配送施設や8万の車両、670機の飛行機などを用意し、配送支援する」
(日経20年12月4日)

もはや国を上げての冷凍輸送大作戦ですが、もう待っておられんとばかりに巨大企業のフォードなどは自力で冷凍設備を作っているようです。
このようにコロナ禍前までは超低温流通は限られた需要しかなかったにもかかわらず、一気にファイザーワクチンで激増したわけですから、供給が決定的に不足します。

「ロイター通信によると、航空貨物団体などの調査でファイザー製ワクチンの超低温輸送に対応できるのは全体の15%にとどまり、輸送手段の不足懸念もある」(日経前掲)

これがファイザーワクチンが、発展途上国で普及せずに、イワシの頭ほどの効果しかない中国ワクチンに飛びついた大きな理由でした。
ブラジルなどの国では奪い合いや盗難が始まっています。

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ロイター

「ブラジルで新型コロナウイルスのワクチンの盗難被害が相次いでいる。ワクチンを打つふりをして実際に接種しない例も発覚しており、ワクチン不足が解消されない中、闇市場で流通しているとの懸念もある。
ブラジルは累計感染者数が1000万人を突破し、感染者数の拡大が現在も続いている。一方でワクチンの確保が間に合っておらず、現在接種できているのは先住民系の市民や高齢者など一部に限られる。こうした中、盗難されたワクチンが医療関係者の身内で使われたり、闇市場に流れたりしている可能性が指摘されている。世界的にワクチンの供給が限られる中、盗難は各国で問題になっている」(ロイター2月18日)

こうした混乱の解消への第一歩がファイザーワクチンの供給温度帯問題の改善でしたが、-15度から-25度での供給可能になれば、一般企業の通常の冷凍庫でも保管可能となり、デリバリー問題が一気に解消されることでしょう。
この改訂はFDAが認可すれば、日本も追随するはずですから、コロナ関連でひさしぶりにいいニュースです。

一方、アストラゼネカのほうはしこっています。
というのは、臨床試験の杜撰さがわかってきたからです。
アストラゼネカは英国とブラジルでの臨床試験(フェーズ3)の暫定的分析結果として、最高で90%、最低でも62%、平均で70%の予防効果が見られたという報告をしていました。
ところがここで奇怪な現象がわかってしまいます。

「治験で90パーセントの予防効果が報告された被験者グループは、全部で2回に分けて接種されるワクチンの1回目で、本来、投与されるべき量の半分しか接種されていなかったからだ。一方、2回とも本来の量のワクチンを接種された被験者グループの場合、それによる予防効果は62パーセントだった」
(小林雅一20年12月3日)
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/77954

わきゃないでしょう。1回しか接種していないグループが90%で、本来の用法どおり2回接種したグループが62%なんてありえません。
ならば1回接種でいいのかというより、なんでそもそもアストラゼネカの指定する2回接種で統一しなかったんだ、という問題になってしまいます。
https://www.nytimes.com/2020/11/25/business/coronavirus-vaccine-astrazeneca-oxford.html

この疑惑にアストラゼネカがまともに答えられないと、FDAは承認を与えない可能性がでてきました。
アストラゼネカのものは安価で、保管温度帯も2度から8度ですから、多くの国が飛びつきました。
わが国も6千万人分契約していますし、韓国などは確保したワクチン全量がアストラゼネカだけですからムン閣下真っ青なようです。

このようにワクチン接種を加速化するファイザーの温度帯改訂がある一方で、アストラゼネカに待ったがかかる、あるいはEUは領域内で製造されたワクチンは外国にだそうとせずに域内供給を優先させる自国優先主義がむき出しになるといった混沌ぶりです。
こんな各国の利害がむき出しになった混沌状態を演じながら、ワクチン接種大作戦は進むようです。

メディアに煽られて1カ月遅れたからどうのとワーワー騒がないこと。
うちの国は世界でも飛び抜けて死亡率が低い国なんですから。

 

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コメント

必死に開発·生産する低音冷凍庫メーカーさんも振り回されて大変ですね。。
もしかしたらアストラゼネカのももっと冷やして輸送すれば効果がグンと上がったりなんてことが起こったりして。。
日本でも超低温冷凍庫技術は遠洋マグロ漁船の技術が生かされてますし、
ニッチ家電の王者(失礼)のツインバード工業なんか、一人で持てる配送用の液体ヘリウム循環式なんてのを新潟県燕市&三条市の中小企業の技術連携で素早く開発して量産に入ってます。
まあ、ヘリウムは産地がアメリカに偏っていて輸入頼りですから、うーん、液体窒素にできなかったかなあ?とも思いますが、技術的な問題があるんでしょう。
80年代に「バイオ」と「超伝導体」が最新研究のブームでしたが、それまで液体ヘリウムの温度域だったのが安価な液体窒素で反応する物質が開発されて一気に開発が加速したことをおもいだします。。
まあ、カネを惜しまなければ電気的にマイナス270℃でもとっくに可能になってるんですけど、先端研究以外に使い所が無いヤツです。

マイナス18℃(アイスクリームの長期保管可能温度)という、一般にも買えるような冷凍庫で間に合うようになれば、一気にハードルが下がります!

保存期間が短くなるから拠点までは超低温の冷凍庫は必要、運用のハードルが低くなるからいい事だ。

ウイルス感染症の専門の知人がいますが、彼いわく「(現在供給中のファイザーワクチンについて)うたない理由がない」とおっしゃっております。2回目は頭痛、倦怠感。悪寒等の副反応は若干強い傾向があるようですがほぼ1-2日で治まるとのこと。免疫賦活による反応でもあるので悪いことではないようです。

ここ沖縄でも3月中頃には医療従事者から始まりますが、当初の想定より供給量が少ないため今後のスケジュールがどうなるかはよくわからないようです。

連投失礼します。

「新型コロナワクチンについて 第1版(2021年2月12日現在)/国立感染症研究所」が公開されてますので参考までに。
https://www.niid.go.jp/niid/images/vaccine/corona_vaccine.pdf

アストロゼネカはなんか怪しい状況ですが、モデルナが早ければ5月ごろ、ノババックスが国内生産可能で秋ごろには国内承認が下りるとか。
特にノババックスはアストロゼネカと同程度の温度での保管が可能なので運用面でも格段に自由度が上がります。
自分らにワクチンが回ってくるのもおそらく秋以降でしょうから気長に待ちます。

日本において気温と湿度が上がってくれば現状の感染対策である程度経済を回しても流行は防げるのは証明されていますし、今年の年末までに集団免疫が構築できれば御の字かと思っています。

文句タレの私だけかも知れませんが、今回の新コロナワクチン接種に関して、
何か釈然としないところがありますわ。

まずは、なぜかワクチン接種の危険性ばかりがクローズアップされて、なんや
ら接種しないのが正解みたいに言うコロナワクチン脳が湧いていること。まあ、
打つ打たないは個人の勝手なので、そういう人達は接種しないで、他の接種
を希望する人にワクチンを譲って下さい。途中「わぁ、ワクチン効くやん!気が
変わった、私にもすぐに打ちなさい」となっても、騒がないで希望者の列の最後
尾に大人しく並んで欲しいです。

厚労省のワクチン手配遅すぎ。もう去年の春から、専門家より日本のコロナ
攻略法は「ハンマー&ダンス」で感染のピークを低くして、重症者の数を医療
リソースを超えないようにしながら、のらりくらりと自主規制しながら経済を回
して、真打ちとなるワクチンの完成を待つというものでした。管理人さんも何度
となく書かれていました。私世代のアニメ『宇宙戦艦ヤマト』で言うと、何度
もの激闘での勝利の末に、イスカンダル星から持ち帰った放射能除去装置です。
これで地球は元の緑の星に還ります。この放射能除去装置が無かったら、この
アニメが成り立ちませんわ。まさに、ワクチンこそが切り札の放射能除去装置で、
そんな事は最初から判っていた事です。

それを厚労省は、ワクチンメーカーからの認可申請があり次第審査するとか、
合格したらすぐに医療関係者から接種するとか、ワクチンは手配したけども
いつ日本に届くかハッキリしないとか・・ なーんか、「お上」の態度その
ものの、ヤル気なしの事ナカレの下級国民は黙って待ってろ的な行政ですわ。
人口規模が違うとはいえ、イスラエルなんてもう50%も接種済。日本はいつ
になるのか、ワクチン接種を実施する地方当局でも予定を組めてない。

真打ち切り札のワクチンがウザウザですわ。ウイルスによる国難に、厚労省
は本来、ワクチンメーカーに乗り込んで自ら審査・認可してやるくらいでない
といけないし、イの一番にワクチンを納入させる契約を取り付けてないとダメ
でしょ?いったい、何してたんだか? 河野さん、本当のこと言ってよ。

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