トランプ訴追失敗
いやー、土曜日夜の地震は3.11以来最大級の揺れでした。
私はあの年、半年間大小の余震を経験したために、そうそう簡単にうわっと思わないんですが、先日はひさしぶりまた来たぁと思っいました。
当地で震度5弱でした。もう少し強ければ、屋根の積雪で家屋の圧壊という地方も出たかもしれません。
被害に合われた地方の方に、心からお見舞い申し上げます。
さて、米国のトランプ弾劾訴追が無罪となりました。
57対43。共和党から裏切りが7名出たのはご愛嬌です。
この連中は、リズ・チェイニーのようなRINO(Republican In Name Only)と呼ばれる隠れ民主党員です。
彼らが民主に寝返っても、弾劾可決に必要な3分の2にははるかに届きません。
とうぜんの結果ですが、文句なし無罪です。
元々筋が悪い訴追で、民間人となった前大統領を議会が裁こうとした建て付け自体が違憲です。
一般人となった人を議会が裁けるはずがないので、民主党は合衆国憲法修正第14条第3項を使っています。
●合衆国憲法修正第14条第3項
アメリカ合衆国憲法を支持するために、議会の議員、アメリカ合衆国の役員、州議会の議員、州の執行若しくは司法官として宣誓した者が、アメリカ合衆国に対する反乱若しくは反乱に従事し、又はアメリカ合衆国の敵に援助若しくは慰安を与えたとき、この者は議会の上院議員若しくは下院議員、大統領及び副大統領の選挙人、又はアメリカ合衆国若しくは州の下で、文民的若しくは軍事的な役職に就くことはできない。但し、上下院の3分の2の投票によって、この措置は取り除くことができる。
つまりトランプが「アメリカ合衆国に対する反乱」と「合衆国の敵に援助を与えた」から訴追するのだという筋立てです。
議事堂に突入した者らは「合衆国の敵」であって、トランプはそれを「援助もしくは慰安」を与えたのだ、ということのようです。
次に「裁判」と称していますが、裁判という以上裁判官がいるわけですが、では裁判官は誰なんでしょう?
素朴にヘンだと思いませんか、検事役の議員がおり、いちおう弁護人も弁護団がついていて、裁判官だけが欠落しているわけです。
裁判官がいないということに、この訴追の虚構ぶりが現れています。
いや、こういうケースでも裁判長役をすべき資格を持つ者として連邦最高裁長官と上院議長が指名されていることはいるのです。
●合衆国憲法第3条6項
上院はすべての弾劾を裁判する唯一の権利を持つ。その目的で着席するとき、上院議員は宣誓または確約をする。米国大統領が裁判を受けるとき、最高裁判所長官が裁判長となる。出席議員の3分の2の同意がなければ何人も有罪判決を受けることはない。
ところが優先権があるはずの連邦最高裁長官がまず逃げました。
失笑することには、あのテキサス州違憲訴訟を蹴った連邦最高裁長官殿が、オレはやりたくないとさっさと降りちゃったんですから話になりません。
きっとこの訴追自体に多くの司法関係者から違憲の疑いを指摘されていたから、後からなにか言われたくなかったのでしょうね。
ならば第2候補の上院プレジデント(議長)のカマラ・ハリスがやるしかないわけですが、これも関わりたくないと拒否。
おいおい、ですが、裁判官なしでやると異端審問ぶりがバレてしまいますから、しかたなく上院与党の最も長い任期を努めた者ということで退任間近の民主党老議員に泣きついてやっとかっこうがついたというお粗末でした。
なぜこんなにみんながみんな裁判長役に腰が引けていたかと言えば、民主党側に勝てる見込みがなかったからです。
3分の2の67票で訴追成立ですから、民主党はなにがなんでも共和党から16人の裏切り者を引っ張りこまないと勝てないわけです。
ところが訴追自体に違憲の疑いありという共和党の申し立てに、寝返った共和議員が6名きりしかいなかったのです。
いつもの「名前だけ共和党員」の皆さんです。
予想を裏切って共和党は団結できたのです。
あのトランプが大嫌いなマコーネル院内総務さえ渋々違憲に一票いれたほどです。
これで訴追票決をとる前から大勢が決まってしまいました。10人以上足りません。
中日
だから民主党が勝てないことが分かり切っている訴追票決に、さすがにカマラ女史も出たくなかったのです。
出たくないのは、選挙人結果を開票することを義務づけられていたペンスも一緒ですから、困ったお人です。
今後、カマラはなにかあると逃げるタイプだとバレてしまいました。ジジ、気をつけてね。
それはさておき、民主党は負けること覚悟で、最大限トランプの悪を言い募り、それを御用達メディアにじゃんじゃん報じさせるためだけにやったわけです。
ほんとうはコロナ対策だとか、内閣の任命承認だとか、やることは山積しているのに、こんな政治ショーを悠長にやっている時間的余裕はなかったんですがね。
ここまでこだわった理由を、反トランプの発信装置であるCNNに説明してもらいましょう。
「現職ではない当局者を弾劾した先例はあり、「遅い弾劾(late impeachment)」と呼ばれている。弾劾裁判の主なペナルティーは罷免だが、その他にも上院議員がトランプ氏が将来公職に就くことを禁じるための採決ができるようになる効果がある――トランプ氏が2024年の大統領選への出馬の可能性を排除していないことを思い出してほしい。6ケタの年金の受け取りなど大統領退職後の特権を失う可能性もある」(CNN1月14日)
ここでCNNが「遅い弾劾」はあると言っていますが、それは100年前のこと。
本音は民主党が、将来トランプが公職につくことを禁じる票決を取りたかったのです。
二度と金輪際大統領はおろか村長にもなれないわけで、いかに彼らがトランプのカリスマ性を恐れていたのかわかります。
あまりにも意図が見え見えの政治的復讐劇にすぎません。
ところが時事はこんな報道をしています。
【ワシントン時事】米上院は13日、連邦議会襲撃をめぐる弾劾裁判で、共和党のトランプ前大統領に無罪を言い渡した。上院議員100人による投票は、有罪57票に対し無罪43票。共和党(50人)から7人が有罪票を投じたが、有罪評決に必要な3分の2には届かなかった。弾劾裁判は開始からわずか5日で終了し、米民主主義の歴史に汚点を残した事件での大統領の責任をめぐる議論は深まらなかった」(時事2月14日)
なにが「議論が深まらなかった」だっていうの。
時事は書いていませんが、票決直前の最終口頭弁論で共和党側は、ワシントンDC市長、下院議長のワニばばぁ、カマラの召還を求めていましたが、民主党が「議論が深まる」のをおそれて採決にもちこんだのです。
なぜでしょうか。
3人とも全員がゴリゴリの民主党左派ですが、ここにワシントンDC市長といった小者がひとり混ざっていることに注目下さい。
この市長は民主党極左のブラックライブマターの熱狂的支援者で、なんとホワイトハウス前の通りをブラックライブマター通りに改名してしまったほどイっちゃた人です(笑)。
ホワイトハウス前の道路」の名称が「Black Lives Matter Plaza」に
彼らはなぜ当日ワシントンDC市警の議事堂警備がガラ空きだったのか、よく知っているはずです。
在米ジャーナリストの安倍かすみ氏は、こう感想を書いていました。
「しかし調べを進めていくと、驚くべき映像が出てきた。目を疑ってしまうのだが、群衆のためにバリケードを取り去ったり、建物内で侵入者らとセルフィーを撮る警官や警備員の姿などもソーシャルメディアでシェアされているのだ。
これらの映像を見る限り、特に混乱状態ではない。また前述のオクス容疑者もそうだが、一旦入り込んだ侵入者らはリラックスして、自由に建物内を行き来している」(『トランプ支持者は、厳重なハズの議事堂を「なぜこれほど簡単に」襲撃できたのか? ── 現地で深まる謎』1月8日)
ここで安倍かすみ氏が書いているように、初めに侵入を意図したグループが飛び込み、後ろの多くは押し出されるようにして侵入してしまったようです。
初めからトランプ演説と関係なく、あらかじめ侵入する計画を立てて、準備していたグループが煽動したのです。
そのうえ不思議なことにいつもは最も厳しい警備がなされているはずの議事堂は簡単に侵入を許し、突入した者は警官と妙にまったりした雰囲気に浸っているのがSNS動画で判明しています。
下の写真では捕まったQシャノンも中央左に写っていますし、他の連中ものんきなもんで記念撮影なんぞしていました。
議会警察とみられる制服の者も、逮捕するでもなくなにやら話をしています。
警官が自らバリケードを開けて道を作っていたという証言もあるほどです。
もっぱら発砲して防いでいたのは要人警護のシークレットサービスだけで、死亡者もこの時出ています。
憶測の域を出ないとお断りしますが、共和党が証人申請したワシントンDC市長、下院議長などは職責上、この突入があらかじめあることを知っていた可能性が濃厚です。
というのは不穏分子を事前にあぶり出し、諸関係に警報を発すべきFBI が、6日以前に突入計画がある旨の警報をあらかじめ出していたことが判っているからです。
「[ワシントン 15日 ロイター] - 米司法省のマイケル・ホロウィッツ監察官は15日、連邦捜査局(FBI)や他の警察当局がトランプ大統領の支持者による連邦議会議事堂乱入にどのように備え、対応したかについて、同省の内部監視部門が調査を行うと発表した。
調査には国防省や国土安全保障省、内務省も関与するという。
これとは別に、米国防総省の監察官も、議会騒乱に絡む同省の責任や役割について精査する方針を示した。
ロイターを含む複数のメディアの報道によると、バージニア州のFBI事務所は議会乱入事件が起きる前日、過激派がワシントンに向かい、暴力や「戦争」を仕掛ける用意を整えていると警告する文書を回覧していた」
にもかかわらず6日当日、FBIの警告に耳を貸さず、普段は厳しい議事堂警備をガラ空きにし、突入するに任せていたのはなぜでしょうか。
いまや一部では、彼らはトランプを罪に落とすために、議事堂侵入をやらせたという「陰謀論」すらもささやかれている始末です。
ぜひワシントンDC市長と下院議長閣下におかれましては、それを否定していただくためにも、FBIからの警告を知っていたかどうかについての明確な答弁をお聞かせ願いたいものです。
とまれ、これでトランプ弾劾はひとまず終了しました。
まことに不毛そのものの弾劾騒ぎでしたが、唯一の功徳はこれによって共和党は再びトランプを中心に結束し得ることを内外に示したことでしょうか。
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大山鳴動して鼠一匹というか何もなし!
まあ、予想通りの展開でしたね。
大統領選挙の少し前あたりだったかにNHK BSで、NY市長が早くロックダウンさせろと言ってたのにクオモ知事がグダグダと認めない数日間で一気に感染爆発したという検証番組をやってましたね。
選挙のゴタゴタでトランプを悪し様に攻撃してたクオモも相当にヤバイやつです。
いやあ、揺れましたね。本当にウチも1月前の豪雪時だったら潰れてたかもです。
実際に市内はまだ雪少ないんですが、周辺の市町ではたまたま前日に雨が降って「雪が締まって重くなった」状態だったけど、土曜から月曜まで暖気が入るという予報がでたので雪を落とさないで放置していたカーポートがクルマごとペシャンコになった家とかが出ました。元々カーポートは屋根が平らで雪に弱い。しかもデザイン良くて鋼材少なく出来る片持ちなんてのもあるし。国家で建築基準を高めてほしいです。
あとは放置された古い空家の倒壊が数十件起きてますね。県内で死者が出なかったのは幸いです。
宮城や福島の様子を見ると10年前の震災よりも短時間だけどより激しい揺れだったのが分かります。プレート境界型じゃ無かったので早々に「津波の心配はありません」と速報出たのは良かったですけど。。
投稿: 山形 | 2021年2月15日 (月) 06時30分
トランプ大統領は集会を催すにあたり、ロイター記事にあるFBI報告の事もあり、万が一に備え州知事(民主党)に対して州兵の動員を要請していたんですよね。ところが、知事はその要請を蹴っています。
その上で当日の手薄な警備状況と、まるで警備側が誘導したかのような数々のビデオ証拠を見ると、「彼らはトランプを罪に落とすために、議事堂侵入をやらせたかった 」という推論をしたくもなります。
少なくともトランプ大統領の要請を蹴った側の責任、当然にFBI報告を知っていたハズの上下両院議長の重大な責任の方が問われるべきです。
投稿: 山路 敬介(宮古) | 2021年2月15日 (月) 09時41分
弾劾裁判不発にあたり、ウメ大統領は「私たち一人ひとりはアメリカ人として、真実を守り、ウソを打ち負かす義務と責任がある」と言い(ったく、どの口が言っているのだか!)、BBAは机を叩き「共和党の臆病者グループめ!」として反対票を入れた共和党員を罵っています。
民主党の当座の目的はラトンプ氏を今後一切公職に付けなくする事であって、その意味ではマコーネルも一致しています。
道義論好きのマコーネルは今回の非公職者への弾劾は「憲法違反」との立場ですが、インタビューで「(ラトンプ大統領は)反乱に与した責任がある」と言っています。
この事から今度は憲法13条3項の歪曲解釈とその適用を予定して、さらなる「ラトンプ潰し」に粘着して来るものと思われます。
こうした茶番を続けるワケは、民主党は公正な選挙では決して勝てない事を理解しているからです。「民主党には不正をする長くて深い歴史があり、詐欺で出来ている政党だ」(アメリカ人だからこそ言いたい、この大統領選挙には納得できない(ロバート・D・エルドリッヂ)現代ビジネス )
いずれにしても、ウメ大統領は公平に言って正面から「不正選挙疑惑」を払拭する努力をすべきだし、それをしない事こそが致命的に米国の民主主義を侵す結果になっています。
世論調査では何と、米国人の半数が「11月の大統領選挙で正式に選出された」と考えていないのですから。共和党支持者の75%はさておき、バイデン支持者であってすら33%がバ〇デンが勝ったとは思っていないのはさすがに異常です。
投稿: 山路 敬介(宮古) | 2021年2月15日 (月) 10時18分
議会突入に対するトランプ氏に対しては
「弾劾にまでは値しないが全く責任がない訳ではない」
と判断している人間としては、警備要請に応じない州知事などのきな臭い動きを察知して当日の議会前の集会イベントはキャンセルさせるといった最低限のリスク管理を行わなかったのは致命的だと改めて感じます。
事の善し悪し以前に自分をハメようとする勢力に利用されるような迂闊な事をやらかしてしまったのは事実でそんな彼を再び大統領にとなると疑問符がつきます。
選挙の不正の有無などとは別の話で「トランプ氏自身が米国のリーダー足りえるかどうか」を切り分けて考えている有権者は少なくはないと思っています。
共和党がまとまるためにトランプ氏を含めた動きをするまではアリだとは思っていますが、それはあくまで次の世代を後押しする立場であって自分が再び主役になる事ではないと思っています。
これからの4年の間に共和党が一枚岩となり良い意味でトランプ氏を払拭出来るような次世代の大統領候補を生み出さなければ勝利はないと思っています。
投稿: しゅりんちゅ | 2021年2月15日 (月) 16時30分
しゅりんちゅさん、結果的にあれだけの騒動に発展してしまったのですから、統治機構の総責任者であるトランプ氏に「全く責任がない」などとは私でも言えません。「結果責任」という言葉もありますしね。
ただ、「当日の議会前の集会イベントはキャンセルさせる」とかの選択肢は、よほど個別具体的な危険性が明らかでない限り無理でしょう。主催者(トランプ氏ではない)が個別に許可を得、憲法上の国民の権利たる「集会の自由」を有効に行使することを事前に制限するわけですから。
したがって、やれることは限られていて、安全なうちに集会を済ませるだけの警備体制を敷く義務が行政側にあった、と言う事です。
その責任(警備体制の構築)は許可をした地元自治体が主として負うべきものですから、知事が州兵の動員要請を蹴ったのは大きな問題なのです。ちなみにこの場合、緊急性の面から大統領権限で州兵を動員する事は出来ません。
投稿: 山路 敬介(宮古) | 2021年2月15日 (月) 20時15分
> 「トランプ氏自身が米国のリーダー足りえるかどうか」を切り分けて考えている有権者は少なくはないと思っています。
警備の手薄不備も共に切り分けて、この意見に同感です。
自分がどう思うかというより、米国の有権者が切り分けて考えているという意味でです。
日本よりも遥かに、米国では行政の丁寧さに期待も信頼も既にされておりません。
だからこそ裁判が日常化され手続きが日本人の常識からすると異様な程重視されるのだと思います。
性善説か否かというのと、人は間違えるという前提にどれだけ立ち間違いを繰り返しながら修正してなんとかやり続けてきた実績があるので、それで社会が成り立つのだと思います。
成り立っていないように見えて、あそこで何億もの人が、沢山死にながらも生き続けているのです。
勿論行政の不備を検証する手続きは必要ですよ。
投稿: ふゆみ | 2021年2月15日 (月) 21時29分
「切り分ける」のどうの、という意味を私は完全には理解していないのかもしれませんが、1/31のNBCの調査では、共和党の支持者のうちの87%が未だにトランプ支持者なのですよ。
1/6の議事堂乱入事件があり、今回の無罪判決を勝ち取る前においておやです。
共和党において、今のところトランプ以外の主役など考えられないのは、共和党支持者のほとんどが意気地のない共和党も民主党も同じものと考えているからです。
これはポピュリズムではなく、サンダース人気とも共通する意味があります。
投稿: 山路 敬介(宮古) | 2021年2月15日 (月) 22時19分
今日の記事、正解ですよ。ただし、トランプ熱烈支持者の私としては、”少し温厚すぎるとは思います。
今度の大統領選は不可解なことが多すぎるものでした。
0 私は不正選挙だと思っております。これからはまず、ドミニオンと郵便投票の実態が検証されねばならないでしょう。
0 トランプさんが7500万獲得したのにバイデンさんがそれを上回るという票数を獲得できたということはどう考えてもおかしすぎませんか?
0 両者の演説会の動員数の大きな差はどうして起こったのでしょうか? コロナが原因だとしていいのでしょうかね。両者の人気度の差で
はないですかね?
0 連邦裁判所も州裁判所もトランプ側の提訴を受け付けなかったのはやはりおかしい。詳しい説明を私は必要としております。
0 タイムの記事も理解不能だ。言論を封殺してトランプを征伐したことをもバイデン側の団結の成果として挙げているのはおかしい。みんなが協力一すれば、正義でも曲げられるという考え方である。おかしい。
0 ソクラテスの悪法も法なりとの判断がトランプさん側にあったのかな? しかし、トランプさん側は、憲法・法律に違うとしか言ってないのだ。どんな不正選挙でも、その結果には従うべきだとソクラテス言ったのでもないのだ。
投稿: ueyonabaru | 2021年2月15日 (月) 23時09分
https://apnews.com/article/ap-norc-poll-us-split-trump-impeachment-f77ab0122d9774dddf6f3f4549294dc5
2/5付けのapによると、
アメリカ人の3分の2近くが、トランプ氏が米国議会議事堂占拠事件について少なくとも中程度の責任を負っていると考えており、その内半数がトランプ氏が非常に多くまたはかなりの責任を負っていると考えている。3分の1強がトランプ氏の責任はほとんどないと答えている。
ほとんどの共和党員は彼に罪はないとしているが、約10人に3人は、事件の責任は少なくとも中程度だと考えている。
上院がトランプ氏を有罪にすべきだと考えるアメリカ人は47%、トランプ氏を有罪にすべきではないが40%、確信がないが12%。
アメリカ人全体の内66%はバイデンが合法的に大統領に選ばれたと言うが、共和党員の65%は彼がそうではなかったと言う。
弾劾前で1/31NBCとそれ程変わりはない感じですので内訳も見易いかと思い機械翻訳を貼っておきます。
責任はあるけれど弾劾はないでしょ、という人達がいて、それに相応しい議決になったという現状を見ることができます。
これらの数字は、ドミニオン関係の裁判の展開次第で変わっていくはずなので、共和党支持者の数字内訳を引き続き見ていきます。
投稿: ふゆみ | 2021年2月16日 (火) 00時31分
モロに乱入を扇動している映像があって逮捕・起訴されたのは、ユタ州のジョン・アール・サリヴァンというBLM運動活動家でしたね。
サリヴァンは、「革命の時だ!」「俺らはトランプをオフィスから引っ剥がすぞ!」と言っているガチの反トランプ。
自分の経歴に黒歴史がつくのは絶対イヤだが、他の誰かに必ずやらせたいとは、なかなか差別的な態度でございます。
この弾劾裁判はそのくらい異常なことなのだと、政治的立場に関係なく、実はほとんどの人が分かっているはず。
ならば、この件ではやられる方の共和党員の結束をアシストすることになるのも、宜なるかな。
「有罪である」のと「責任または責任の一端がある」のは同じではありませんが、それでもバイデン大統領は判決後に「トランプ氏は有罪だと考えている」と声明を出していますから、誰もが「お気持ち」でなんとでも言っていいのなら、この声明は次なる権力濫用の「扇動」或いは「指示」じゃね?と言えてしまいます。
女性記者に対して「お前なんか潰してやる!(お下品ワード含む)」と発言して問題になった副報道官にバイデン大統領が与えたペナルティが「有給の出勤停止1週間」、国民の大批判でさすがのメディアも庇えなくなってからの解雇騒動に、「進歩的でわかっている」教徒が困惑。
アンドリュー・クオモNY知事がやってきた「高齢者ホームを隔離施設に使ってたくさん出た死者数を隠蔽過少報告」を、無視してきたメディアも民主党員たちもついに隠しも庇えもしなくなり、クオモ絶賛クラスタが轟沈。
ゴリゴリのブルー・ステートであるミネソタ州ミネアポリスでは、警察予算を打ち切った結果、住民が必要とする時の警察レスポンスが著しく低下した上に凶悪犯罪が増えたので、600万ドル以上投入して警察官増員へ。
警察予算削減とか警察解体とかにバイデン大統領は慎重というか反対の立場だったけれど、いつも党内急進派と穏健派を行ったり来たりのカマラ・ハリス副大統領は黙っていたっけ。
雑な仕事で、何やらポロポロと剥げ落ちておりまする。
投稿: 宜野湾より | 2021年2月16日 (火) 01時20分
山路さんへ
集会の許可は出すがその規模に見合う警備体制はひかないという州知事の態度はあからさまな集会の暴動化を狙った嫌がらせであり「個別具体的な危険性」に他ならないものと思います。
義務を果たさずに集会の権利をないがしろにした州知事を糾弾するためにも無事に集会を終わらせる必要がありました。
警備が不十分な中でリスクが高い議会前イベントを強行したのは支持者のお行儀の良さを信用してのものかもしれません。
しかし万が一の群集心理やそれを敵対勢力に利用される可能性というものも考慮しなかったのは迂闊であったとしか思えません。
トランプ氏の支持率に関しても共和党支持者の間では高い数字を出していますが別の調査では無党派層で5割近く、保守層の中で2〜3割が有罪に相当するという結果も出ている以上、トランプ氏を神輿に担ぎ上げ続けるのは共和党内ではまとまるかもしれないが大統領選に勝つ事は難しいと現状は感じています。
もちろんふゆみさんがご指摘のとおり今後の情勢によってこれは変化していきますし、選挙後になって今更のようにバイデン側の人物の醜態が暴露されはじめるなど米メディアの偽善と内ゲバでも起きてるのかとも思える不可解な状況です。
この流れで明確な不正選挙の物的証拠が出てくればトランプ氏は完全な被害者となれるので大逆転も起りえますが、そんな切り株にウサギが衝突するのを待つプランを主とするのはあまりにお花畑だと思います。
投稿: しゅりんちゅ | 2021年2月16日 (火) 12時54分