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2021年3月10日 (水)

小池知事が必要な「絵」とは

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なんなんだろうな、この小池百合子という政治家に感じる違和感は、と考えています。
いくつか理由はあげられるかもしれません。

まず嘘の常習者であること。
これは先日の黒岩神奈川県知事の暴露ですっかり国民に知れ渡ってしまいました。
黒岩知事が語ったことは、小池都知事から森田知事も小池案に賛同しているとの説明を受けて、その森田知事に電話で確認すると、森田がたまげてオレは小池からあんたが賛成していると聞いたから賛成したのだと聞かされ、驚いてもうひとりの大野知事への確認すると、オレもそう聞いたということでした。
信義違反というより、詐欺師的手法ですな。

これですっきりと謝って、すいませんでした、二度としませんといえば傷が浅いのですが、小池はそれでめげるようなヤワなキャラではありません。
すぐにこう言い返し始めました。

「小池氏の言動に、黒岩氏はテレビ会議で「こういうことをされたら信頼関係が薄れる。だめだ、おかしい」などと抗議。小池氏は「先走ってしまってごめんなさい」と謝罪したという。
 小池氏は8日、「私は森田氏に直接連絡はしていない」と指摘。「考え方が幅広い中で、事務方を含めてやりとりして文章のたたき台を作るのはよくある話だ」と主張した。ただ、森田氏らに事実と異なる説明をしたことへの言及はなかった」(時事3月8日)

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news.yahoo.co.jp

「先走って」ですか、おいおい、「私が嘘をついたので」と正確に言ったらどうでしょうか。
傷を深くしましたね、小池さん。策士、策に溺れるってやつでしょうか。
そもそも再延長についてこんな嘘をつく必要はまったくなかったのです。
小池が言うように、これがただの伝言ゲームによる齟齬なら、そう釈明すればよいだけのことだからです。
それを小池は居直って森田には直接連絡していない、全部事務方のせいで、よくあることだなんて言ってしまいました。

仮にあなたが小池社長と取引している会社だとして、こんなトラブルを招いておいて部下が悪かった、私は悪くないで済ませる会社と今後もまともにつきあえますか。
私はイヤです。そんなことを言う社長も、それを言わせる会社も信用できませんから。
小池社長から今後なにか交渉ごとを持ちかけられても、その裏にナニか絶対に仕掛けがあると疑ってしまいます。

わかっていないようですが、小池がこの事件で失ったものは社会人としての信義なのです。
都知事という要職に就いているのですから、これをコンプライアンスと言い替えてもいいでしょう。
黒岩ははっきりと「信頼関係が崩れた」と言っているわけですから、三知事に口頭と文書で謝罪するくらいの誠意をみせるのがあたりまえです。
逆に小池が政府から自分がしたようなことをされたら、透明性がどーしたの、アカウンタビリティが滑ったのころんだのと好きな横文字まじりで糾弾することでしょう。
そして発言内容の議事録を開示しろと迫り、政府を追い詰めていき、メディアは政権が叩ければなんでもオーケーですから大喜びで焚きつけるかもしれません。ああ、目に浮かぶ。

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huffingtonpost.jp

いずれにしても小池にとって嘘をついてまで自分を目立たせることのほうが、信義なんかより大事だったということです。
小池としては、なんとしても自分が先頭に立って4知事が足並みを揃えて官邸に圧力をかける「絵」を作りたかった、ついでに自分がやった病床数と入院患者数の偽造もうやむやにしたかった、というただそれだけのことです。

この小池百合子という政治家を考えていると、結局この政局に対しての妄執に尽きてしまいます。
遅くともこの秋にはめぐってくる総選挙と総裁選に、「第2希望の党」を率いて勝ち、一気に総理のいすに座りたい、この妄執の虜がこの人です。
昔から総理一直線の小池にとって、今のコロナ禍をはずしてしまっては、そのチャンスは二度とめぐってこないと考えているかもしれません。
足かけたっぷり2年間、小池はテレビに朝から晩まで登場できるという願ってもない幸運を掴みました。
このへんはCNNキャスター上りのニューヨーク市長のクオモと似ています。
政策そのものより国民にてきぱきとアナウンスできる技術を持っているのが、小池の武器です。

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jcp.or.jp

思い起こせば、小池が総花的に並べて見せた都知事選の公約を覚えていますか。
いろいろ満漢全席よろしく並べてくれましたね。満員電車ゼロ、電柱ゼロ、介護離職ゼロ、待機児童ゼロ、全部手もつけていません。
がんばったのは築地を守るだけで、結局無意味かつ混乱を招いただけの移転ハンタイでいらない費用がかさんだだけのことです。
結局、共産党と共闘したあげく移転阻止失敗にして跡地売却を白紙にして提案したのが食のテーマパークというわけのわからない案でした。
官が作った手ーマパークなんぞ、やる前から結果は判っています。
がんばったができなかったやのではなく初めからやる気かなかったので、できなくてシャラっできます。
したがって2期やっても成果はゼロに等しく、むしろ足をひっぱったことばかりです。

ですから小池にとって感染流行という状況ほど、彼女の特殊技術が生かせる場はありませんでした。
毎日メディアがぶらさがってくれて、思うぞんぶんキャスターのテクニックが活かせますからね。
今回小池が黒岩や森田と共同戦線を張ったのは、首都圏1都三県のヒト・モノの濃厚な往来もさることながら、この3人には共通にテレビ界出身の体質があったからです。
互いに似た体質だから、与しやすかったのです。
結局、それを甘く見てよりしたたかな黒岩に背負い投げを食らったんですが。

ところでテレビ業界人は、視聴率が取れる「絵」を好みます。
現実の数字やデーターを積み重ねて実証的に捉えていこうとするのではなく、パっと一目で理解できる気になれるような「絵」が好物です。

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geikuchi.com

脱線しますが、今騒がれている総務省過剰接待事件でも、総務省がどうしてあんな高額接待にあずかれるのでしょうか。
それはテレビの電波帯や携帯の周波数帯についての許認可権を総務省が一手に握っているからです。
ですからテレビや通信の業者にとって、この巨大利権を押えるためなら一人7万の接待なんて安いもの。
高橋洋一内閣参与が指摘するように、地上波を整理すれば携帯通信の枠など簡単に捻出でき更に携帯を安くできるのに、それをしないのは総務省と業者の癒着があるからです。
この隠微な官民癒着を作っている温床が、日常的にはびこっている高額接待だったというだけのことです。

そしてこの癒着構造を、携帯を安くするという言い方で規制緩和しようとしたのが菅政権でした。
菅政権は安倍氏の規制緩和路線を引き継いで、これを看板政策としました。
携帯を安くするには総務省と通信業者との癒着をひっぺがさないとダメだということを、総務大臣経験者の首相はよく理解していたはずです。
一方こんな規制緩和をされたら困るという手合いがうじゃうじゃ業界にはいるわけで、彼らムジナはなんとしてでも菅首相を失脚させたかったのです。
そこでこのムジナは、業者の一角に首相の息子がいるということを文春に垂れこんで菅潰しに利用したわけです。
そして文春に出てきたのが、首相の息子に総務省が忖度したというモリカケの「絵」です。

この分かりやすい「絵」にメディアと野党、とくにテレビは狂喜しました。
「首相の息子」が関わっているというだけで、「絵」がはっきり見えるような錯覚を起こすからです。
本来、地道に今の電波利権を腑分けして、なにがほんとうに国民の利益なのか明瞭にしていくのがメディアの仕事のはずですが、「菅首相の息子」という安直な「絵」に飛びつきました。
毎度のことですが、どうしようもない連中です。

おっと失礼、話が逸れてしまいました。
とまれこのような「絵」を作っていくのが仕事のようなテレビ業界で育った小池にとって、自分がのし上がっていくためには目に見える「敵」が常に必要だったのです。
長くなりましたので、それについては明日ということで。

 

 

 

 

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コメント

やっぱりLIVE AID当時のUSA FOR AFRICA主催者のやり口そのものじゃないかと。。
ネットなんぞ無い時代の85年ですら、そんな話すぐバレたんだけど、一時的に世界中のウェーブになりましたからね。当時バリバリの若手テレビ人だった小池さんはよく分かってて繰り出した手でしょう。

クオモ知事もニューヨーク市長から「今すぐにロックダウンを!」と要請されてたのにゴネて先延ばししている数日間でパンデミックが一気に広まったのに、トランプが悪いとすり替えました。1年前の話はです。
まあ、2人ともよく似てますね。。

接待問題なんですが、たしかに受けた事自体は問題なんですけど
その相手がBSの放送権を剥奪された東北新社に携帯代値下げさせられたNTTとむしろ政府に煮え湯を飲まされている側です。
なんか気持ち悪いですね。
利益誘導未遂だったという考え方もありますけど、普通にこれから先の更なる利権切り崩しを阻止するため、もしくは先の麻雀接待のような省内部の権力闘争の内部リークにしか見えません。
現に「他のメディアも接待していたんでないの?」「他の省庁は大丈夫なのか?」というお話に波及する気配は一切ありません。

接待と言えば入札業者と前日に宴会してそれをSNSにアップするくらいユルユルズブズブだったどこかの知事さんの問題はどうなったんでしょうね、総務省なんて比べ物にならないくらい明確で悪質な癒着だと思うんですけど…

この接待問題、これ以上盛り上がらないのでは。元TBSの杉尾秀哉参院議員が「テレビ局の幹部は(総務省幹部と)ずっと会食している。私も立ち会ったことがある」などと暴露(失言?)しておりますし。あんた接待側かい!ってなもんで。オールドメディアはこれ以上深入りしない(できない?)ような気がします。

メディアがインパクトのある「絵」を好むのは仕方ない部分もあるのかもしれませんが、実に困りものです。今なら「ワクチン接種後に〇〇が起こった」みたいな。因果関係なんかどうでもよくて世間をざわつかせたら勝ちみたいなもんで甚だ迷惑です。コロナワクチン脳とでも言いたくなるようなワクチン恐怖症者増やすし。mRNA注射したからってDNAに取り込まれるわけじゃないってのに、もう話しが通じなくなってるのいるし。

「コロナワクチン接種で病気が引き起こされたかのような扱いは避けて」風評被害をもたらしかねないマスコミ報道に医師が苦言
https://news.yahoo.co.jp/articles/5bafc115cfd9e8f573a15cfd0d33d08b0799af1e?page=1

 ワクチンが行き渡っても、科学的根拠によらない「コロナ脳」が生まれ、「放射脳」とともに二頭立てで疾駆し続ける事がマスゴミや世論調査を見るかぎり確定的でしょう。
すると、「安全」を「安心」に転換する原理的首長責任を負いたくない小池知事としては、むしろ経済的犠牲者を多数出したとしても、「都民に寄り添う」というマスゴミ的な絵を希求するのはこれまでの小池政治の流れを見れば当然です。

 嘘の常習者は小池も安倍も同じだろ。虚偽答弁ばかりして。菅にしても利害関係者に接待させてるような人間を側近してはいけないだろ。どんだけ脇が甘いんだよ。ステーキの問題にしても給付金の問題にしてもあまりにも国民の感覚からかけ離れすぎだろ。

 gymさん

 安倍氏の答弁が虚偽答弁であるかどうかは、安倍氏本人が「知っていたかどうか」にかかっているのですよ。gymさんが朝・毎の報道のように「虚偽答弁」と考えるのは勝手ですが、少なくとも捜査当局は「秘書の責任」という事で決着しています。道義上の責任を問うたりするのは当然としても、虚偽答弁と言えるだけの根拠はありません。この事はこれまでの秘書と議員の関係性の範疇であり、秘書の責任が自動的に議員の責任になる法改正には野党も及び腰です。

一方の小池の場合のウソは実に生々しく暴かれたものであって、対する主流メディアの反応も非常ににぶいです。
ですから、ここで小池のさまをだけ取り上げるのはフェアであり、意義もある事ですね。

なお、「菅にしても利害関係者に接待させてるような人間を側近してはいけない」とは、意味が分かりません。

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