• Dsc_1994
  • 012
  • 161
  • Img_4581
  • F7d4b246e41cc002e74299ee0274511a
  • 9298b86f9a21bf2c29b83c46d230401c
  • As20190130003269_comm
  • 465ded
  • 099
  • 042

« ムン閣下、お腹を召すお支度を | トップページ | 日曜写真館 菜の花といふ平凡を愛しけり »

2021年4月10日 (土)

全漁連は処理水の海洋放出に「反対」していない

Dsc_1366_2

菅総理が全漁連岸会長と会談をおこなったそうです。
菅氏がなにを言うかは決まりきっていますから、今さらなにか目新しいことを合意するという場ではありませんでした。
もうすでに政府の結論は動かす余地がなく、漁民団体の声も聞きましたよ、という儀式です。

「岸氏によると、菅首相からは「処理水の処分は避けて通れない。海洋放出がより現実的という有識者による政府小委員会の報告書を踏まえ、政府の方針を決定したい」と、汚染処理水の処分に理解を求められた。これに対し、岸氏は放出反対の姿勢を崩さなかったものの、海洋放出を前提にする場合は国民への丁寧な説明や風評被害の対策をすることなど五つの要望をした」(毎日4月7日)

2021040700000017jnn0002thumb

全漁連は反対だとしたうえで、「国民への丁寧な説明と風評被害対策」を求めています。
ここで注意していただきたいのは、メディアは「反対」の部分だけ切り取っていますが、全漁連は運動家と違って、海洋放出そのものに反対とは言っていないことです。
あくまでも、「風評被害を出すから反対だ」、といっているにすぎません。
これをメディアは「全漁連は反対した」と短絡して伝えます。
このニュアンスの違いを伝えないから、メディアはダメなのです。

確かに岸会長は「一貫して反対してきた」とは言っていますが、それは風評被害が起きることに対しての懸念からでした。
しかしあくまでも漁民の怒りは風評被害に向けられているのであって、事故の処理作業に向けられているのではありません。
ここで処理水問題を解決しないと、廃炉作業が止まってしまうえないことも、時間がないことも理解しています。
にもかかわらずあえて「反対」といわざるをえないのは、やすやすと賛成するとまた風評被害が再発する可能性があるからです。

これは10年前の福島事故による深刻な風評被害を受けた者なら、すぐに理解できることです。
私もそのひとりでしたから、理屈ではなく感覚でわかります。
全漁連が生産者の代表として恐れていることは、メディアが報じるような「放射性物質の海洋放出」そのものではなく、それを当のメディアが面白おかしく報じることによる二次的被害、すなわち風評被害なのです。

全漁連は、というより地元漁民は「放射性物質の海洋放出」について、福島県民の多くがそうであるように、そこらの記者などおよびもつかぬほど熟知しています。
福島の農民は、自分の農地に降った放射性物質と実に10年間もの間戦って、そこから収穫されるコメについては全袋検査という、世界の誰もがなしえなかった努力をしてきました。
漁民は一匹一匹を計測する作業をどれほど積み重ねてきたことか。
そして子供たち全員も、なんどとなく計測され、ガン検診を受けてきました。

その過程で、生産者たちはしっかりした実践的放射能の知識を身につけました。
まさに我が身を突き刺すような思いで学んだのです。
そこらのジャーナリストがお手軽に本を読んで訳知りになったのとはわけが違う。

だから言えるのです、もう放射能による直接の脅威の時期は終わった、と。
「フクシマ」には人は住めない、食べたら死ぬぞ、などと言ったら、精神が病んでいると言われます。
風評被害は消滅し、フクシマの農産物や水産物はまったく平常に流通し、食卓に上がっています。

だから、寝た子を起こすなというのが漁民たちの声です。
もう福島を放射能がらみで思い出さないでくれ、もう「フクシマ」と呼ぶなというのが住民たちの偽らざる声です。
自分たちは普通に生きて、普通にそこで生産を営んでいる者にすぎないのだから。

では、誰が風評被害を煽ったのでしょうか。
犯人はひとりに絞ることができます。それが「煽り産業」であるメディアです。
メディアがまるでハルマゲドンでもきたかのように騒ぎ立て、被災者に涙するふりをして商売にしたからです。
煽れば視聴率が取れる、部数が伸びるから煽ったのです。
そのメディアの煽りを100倍にして運動にしてしまったのが反原発運動家たちです。

今回のコロナ危機でも感じましたが、メディアは煽りを商売にするはいいかげん止めたほうがいい。
危機を焚きつけて不安材料をこれでもかと投下し、それでほんとうに国民が不安に陥れば「国民はこんなに不安なのだ。政府は無能だ」と国民の代表づらをして政府を叩きます。
これに野党や運動団体が乗って、お祭りになってしまう、これが「フクシマ」を作った構図でした。

彼らには終りというものがありません。
いつまでもどこまでも飽きることなく商売するためには、「フクシマ」は被曝地であり続け、農産物や水産物は放射能で汚染され続けていなければならないのです。
そしてこのような不安商売が拡がれば拡がるほど、風評被害は増幅していき地元住民を傷つけ続けるのです。
そして風評被害が起きれば起きたで、そらみたことか海洋放出が原因だと騒ぐわけです。
自分で不安を作り出して、火のないところを火事にして商売にする放火愛好者たち、それがメディアです。

これは平穏な生活と生産こそが願いの漁民の立場とはまったく違います。
漁民はこんな騒ぎは早く終わって欲しいと願っているから、放出そのものがやむをえないことを充分に理解しつつ、その処理水の扱いには充分に風評被害対策をして欲しいと言っているだけです。
要は、全漁連は政府が海洋放出するならば、責任をもってマスコミ対策しろといっているのですよ。
 

 

 

« ムン閣下、お腹を召すお支度を | トップページ | 日曜写真館 菜の花といふ平凡を愛しけり »

コメント

>彼らには終りというものがありません。
>いつまでもどこまでも飽きることなく商売するためには

何となく隣国の慰安婦ビジネスを連想しました。
構図がよく似ているようですね。

営業活動として視聴率や購読部数などを競うマスゴミについては、
もう、こんなモンなんだと思っている人が増えました。私も、ネット
上のまとめ記事で読む時など、出処のメディア名を見て、朝日系だ
ったりすると読む時間がムダなので、一切読まずに飛ばしますわ。
ヒマな時などに限り、ツッコミどころを探るような読み方をします。

この前の、米国大統領選を報ずる米国メディアを見ても、「なんや、
日本と変わらんどころか、より偏向してるぞ、オイ!」と驚きました。
マスゴミなんてモンは、どうやら元々こういう存在だったようですわ。
ネットが発達して、当ブログさんのようにミクロの個々人側から情報
を発信できるようになったので、これまで一方的に流されていたプロ
のマスゴミの情報の質の低さが露わになってしまいましたわ。米国
の情報など、特派員という名だけの人が、TV・新聞など現地メディア
の報道を和訳しているだけでした。独自取材なんて能力無いです。

せっかくデジタル庁なんてのを作ったのだから、5分間ぐらいの「馬
鹿でも解るトリチウム」というような動画を流すべきです。もちろん、
政府が直接制作し直接流します。マスゴミに丸投げするなどは、言
語道断の腹切りモノですわ。悲しいけど、国民の過半数は馬鹿なの
よね。だから、放射脳だのコロナ脳だのにされてしまう。恐怖が先に
たってしまうと思考停止のままパニクって、馬鹿に輪をかけてしまう。

「トリチウムは水そのものだから、大量に存在する海水で薄めたら
いい」「トリチウムは水そのものだから、人間の体内にも存在してる
んです」とかとか、優しくカンタンな動画を作って流して欲しいですわ。
せっかく決定した処理水(汚染水???)の海洋投棄を、又マスゴミ
の儲けネタにされてしまわないようにしないと・・

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« ムン閣下、お腹を召すお支度を | トップページ | 日曜写真館 菜の花といふ平凡を愛しけり »