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2021年5月 1日 (土)

GW明けから6月にかけてワクチン接種はメドが立ちます

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今日は珍しく新型コロナについて考えてみます。もう書きたくなかったのですよ。
皆さんもそうだと思いますが、辟易しているのですよ、この私も。なんせ2年目ですからね。
よもや今年の花見もGWも、こんなお通夜みたいな春が二回続くとはおもわなんだ。
小池女史は夜には灯火管制するとか。
メディアはせっせと「ワクチン後進国」なんて煽っています。
いつものことですが、この連中は国民の不幸が嬉しくて嬉しくてたまらないようです。
国民の不幸はメディアの蜜。

さて今後ですが、このままは推移するはずがありません。
そもそも、わが国のワクチン接種が遅れ遅れになっている原因はなんなのでしょうか?
わが国が新型コロナを世界各国で飛び抜け防いでこれたから、製薬会社から後回しにされたのです。
だいたい3カ月遅れです。

現在ファイザーは日本に大量の在庫を出してくれています。
なんせ首相がファイザーのトップと直談判したのですからね。
こんな成果をなんで報道しないんだとおもいますが、メディアにとって国民にとっていいニュースはバッドニュースだからでしょうかね。

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峰宗太郎

河野さんがくどいほど言っていますが、ブツは押えてあるのです。
これれだけ感染が少ないのに、ファイザーの出荷実績はイギリスと日本が圧倒的だそうです。
今まで域内があまりにひどいので出し渋っていたEUも日本向けの承認に踏み切りましたから、欧州で感染再爆発なんてことにならない限り、GW開けから週に1000万回分ずつ入ってきます。
さらに、5月中にはモデルナとアストラゼネカのワクチンも承認され、アストラゼネカのほうは国内生産も開始されます。
そうなれば一気に接種が拡がります。

一方接種体制ですが、当初は予防接種法に縛られて看護師しか打てなかったのですが、間口を拡げる規制緩和を急いでいます。
既に薬剤師が接種することが可能となりましたし、自衛隊も協力するといわれています。
すぐに政府はオリンピックのために急いでいるだけだ、なんて斜め読みする者がでますが、いいじゃないですか、それで早まれば。
とまれGW明けから6月一杯でワクチン接種の目鼻がつくはずです。

さて、メディアは言いたがりませんが、わが国は感染者数も死亡者数も桁違いに低いのです。

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NIPPON.com

米国や英国、インドとは天と地の違いです。
特にインドはクアッドとして国際的な救援を準備すべき段階で、このままでは中国ワクチンにすがりかねません。
ワクチン接種が完了したと伝えられるイスラエルさえ日本並になったていどです。
だから製薬会社は日本向けの順番を遅らせて、自国向けに集中したのです。
いわば優等生だから緊急度が低いと思われて、後まわしにされちゃったのです。

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特に米国の受けた傷は大きいものでした。

「ひとつの国で計50万人が1年と少しで亡くなったことになる。これは、第1次世界大戦と第2次世界大戦とヴェトナム戦争で亡くなったアメリカの戦死者の総数を超える」(BBC2月23日)

しかし米国はカウント8のダウンをいったん喫しながらも再び立ち上がり、一気に挽回を開始します。
英国もそうですから、この辺のアングロサクソンの強さには脱帽します。
在米のウィルス学者の峰宗太郎氏はこう述べています。

「感染抑制に「大失敗」した米国、英国がここにきて「大逆転」とも言えるような様相を見せているのも、初期の戦いで失敗したことが効いているのかもしれません。
どちらも「最初はぼろぼろだけど、後から圧倒的に勝つ」という戦い方をした国ですよね。
大失敗はしているんですが、諦めず、「最終的に勝てばいい」という、腹の据わり方というのを感じます。会社もそうじゃないかと思いますが、戦略があって、トップが本気で指導力を発揮して、国民の側に危機意識があると、状況は一変するんですね。
 トランプ大統領の時はなかなか接種が進まなかった(政権交代時で約1600万回)のに、バイデン政権になって「就任後100日以内に1億回接種」と宣言して、あっという間に達成したので「2億回」に繰り上げて、そして、92日目に2億回達成ですからね」
(峰宗太郎 『 GW明けに状況急変? ワクチン接種の「知らないと不都合な真実』)
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00087/042600218/

バイデンが100日以内に2億回ワクチン接種できたのは、トランプが下地を作っていたから可能だったにすぎませんから念のため。
とはいえ、峰先生の指摘はなるほどなと思います。
英米は初動で大失敗をして感染を拡げて死亡者を大量に出してしまったから、ワクチン政策を国を上げて推進したわけです。
それに対してうちの国は、初動で武漢発の第1波を抑え込むことに成功し、第2波もそこそこに乗り切ってしまいました。
去年の秋前の状況です。当時、私はこれで8合目まで登ったと考えていました。

「最初の分科会、専門家の委員会が世界に先駆けて「3密回避」、混雑した環境での飛沫感染を避けることが感染拡大防止に重要だ、という、経験と情報が積み上がってきた現時点から考えても正しい対策を見い出し、それを広めるという判断を行い、それに沿って対策が行われたこと、島国である程度閉鎖ができる環境であったこと、そしてなにより日本人の国民性などが幸いして、ある程度以上人との接触を自粛できたこと。これらが重なって、昨年の夏の第2波までを軽い被害で乗り切ることができました」(峰前掲)

ところがここで日本はいかにも日本人らしい失敗をします。
戦争もパンデミックも一緒です。
大戦では緒戦の勝利で喜びすぎて、その後の段階を構想しなかったためにエライ目にあいました。
勝った時に次の段階を構想して準備しないのです。

「個々の戦いを批判的に振り返るのも大切ですが、私は、「緊急事態宣言」という、お願いベース以上の強い方策(もちろん補償も含めて)を打てる環境整備、これをこの「小康」を得てかせいだ時期に用意できなかったことが、大きな失策ではないかと思います。
手持ちの対策で時間をかせいでいる間に、風呂に熱いお湯を入れる、強いブレーキを踏むための準備をすべきだった。
感染者が再び増えた際にどこの組織がどう動くか、そのために必要な制度は何か、国際対応、水際対策はどうするのか、といった、行政・政治面ではほとんど何もしなかったと思います」(峰前掲)

政府は緊急事態宣言という名前は強面で諸外国と一緒ですが、ズっとゆるやかな強制力を伴わない「お願い」で済ましました。
これは野党が憲法の緊急事態事項反対の含みもあって前例を作らせないつもりなのを見越して、政府が「自粛」してしまったからです。
また宣言の主体はあくまでも自治体首長なので、権限を丸投げされた自治体によって遅れが出ました。
ポーとしている某首長は、この時期に隔離病棟を増やしたり、看護師を根こそぎ動員することをせずにパンデミックにしてしまいました。
困った時の自衛隊頼みで、いつもはいじめ抜いていたのに救援要請する始末です。

そして科学的因果関係が立証されていないマンボーや自粛、緊急事態宣言でなんとかしようと思ったわけです。
自分がデタラメな病床数や患者数を出しておいて、緊急事態宣言発令しろと政府に迫ってた某首長もいましたよね。
最後にはデパート締めろ、外飲み禁止、自粛警察まで出す始末ですから、よーやるよ、なぜもっと前にできることをやっておかないんでしょう。
宣言を出すように政府に迫れば、悪いのは政府、一生懸命にやっているのは自治体というふうに見えますからね。

こんななんじゃら宣言などは、しょせんウィルスに対する堤防でしかありません。
根本的にウィルスを抑え込んだのではなく、感染を拡がるのを抑えただけですから、国民の負担といらだちを増やすだけです。
根本的には、国民の大多数が分かっているように、ワクチンを打ったなきゃ終わりません。
ですから、今自治体がするべきは、接種体制の準備と接種会場の確保、会場に行けないひとのための援護措置、その周知体制なのです。

しかし禍福はあざなえる縄の如しとはよく言ったもんで、この感染激発国の諸外国と比較して遅れたことにもいいことはありました。
反ワクチン運動が拡がらなかったことです。
一部の政府のやることにはすべて反対の皆さんは、ここで反ワクチン運動をブチ上げて政府を叩いてやろうと手ぐすね引いていました。
その目論見はワクチンが遅れたために滑りました。
根強い反ワクチン運動があったヨーロッパでも同じで、不発だったようです。

「欧州連合(EU)は28日に公表した報告書で、ロシアと中国のメディアが西側諸国の新型コロナウイルスワクチンに対する不信感を広めるために組織的に偽情報を流布しているとの見解を示した。
報告書によると、両国の国営メディアが昨年12月から4月にかけて、ワクチンの安全性に関する懸念を扇情的に伝えるフェイクニュースを複数の言語でオンライン上に流し、欧州におけるワクチン接種と死亡例との間に根拠のない関連性を持たせ、ロシア製および中国製のワクチンが優れていると示したという。
ロシアと中国はEU側の主張を否定している」(ロイター4月28日)

やっぱり反ワクチンのデマを流していた背景には、あのインチキワクチンを世界にバラ撒きたい中国がいたようです。
日本の場合、反ワクチン運動の出だしで、メディアはワクチンが遅れているのは政府の怠惰だぁという方向にそれてしまいました。
立憲なんて、総辞職したら枝野党首を戴いた臨時革命政府(違ったっけ)を樹立するんだなんてブチ上げていましたもんね(笑)。
こんなタコばかり言っているなら、選挙では共産党といっそ合体して立憲共産党にしちゃったら。

とまれ私たちはイライラすると自然抵抗力をなくすので、心穏やかに生きていきましょうね。

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コメント

ファイザー社の元研究員が「10年以上経ってから不妊や催奇性などの副反応が出てくるかもしれない」と発信したとかで、いすらですらネット情報見て「接種反対」の若者が一定層いるそうですけど、その大元の発信自体が既にネットから削除されてるのよね。

日本は80年代まではワクチン先進国でした。
それを三種混合ワクチンの副作用で我が子がぁ〜!なんて記事が流れて。。
先進国の中でもどんどんワクチンが軽視され新開発も遅れを取ることになりました。
近年だと女性のHPVワクチンのニュースとかが露骨でしたけど、そりゃあ当事者としては大変なことですけど・・。
いかにも「少数派の声が正義」みたいに煽ったり、酷いと「国家の陰謀説」みたいなのが出てきます。
私なんか23才の時に職場の可愛いらしい同僚女性が子宮筋腫で全摘出なんてのを身近で知ってたので···HPVワクチン接種が始まった時は「よしっ!」と思ったんですけどね。。
2000年代になってから麻疹が広がったらまたマスコミには美味しいネタで騒ぎ立てる始末。
ワクチンの副反応、当然一定数はあります。特に今回の新型コロナのような「緊急承認」ならリスクも上がるでしょう。が、忽那先生が先日の記事で解説しておられましたが、公衆衛生としてのワクチネーションで考えた場合、割合は極めて小さいと。

万が一で重い副反応が出ちゃった人には御愁傷様ですとしか。
むしろ今回のワクチンはMLBで活躍する大谷が開幕当初に体調不良、また現在の筒香がDL入りする(ワクチン特例でいつでも復帰可能)事態になってますけど、数日の体調悪化程度なら蔓延防止として許容出来る話だと思います。。

自分は大丈夫だ!もし罹って死んだらインフルエンザと同じでそれまでだべ!と、マスクもせず大声出して手もろくに洗わないような無駄に元気な年寄りが1番の迷惑です。
テメエが良くても、周りにバラ撒くわけで。。

現在の都会の路上飲みの若者とか···なんで守らない公務員がいるのに俺達だけが我慢し続けなくちゃならんの?なんて屁理屈で政策批判したり、「全国ノーマスクピクニック」なんて企画するやつも大概です。もう感染予防とかじゃなく、コロナ感染はガセだとか子供の教育の為だとかで、もうイデオロギーでやっちゃってるのよね。。
どうもN501Y株は若者も重症化しやすいようだというデータも出て来てるんですけどねえ。

今年は昨年中止された薬師祭り植木市は今年も中止。
東北六魂祭はパレード中止で展示のみ。あ、松島基地からブルーインパルスは来てくれるそうです。
花笠祭りもパレード無し。中心部沿道が超密になりますからね。
一応イベントとして郊外のスポーツセンター野球場で踊りを披露して観客数は数千人に制限。
毎年数十万人の客が来る大イベントも全く形無しというか、経済効果は見込めませんな。
秋の大芋煮会も、昨年同様に予約制でドライブスルー渡しだけだそうで、新調した3代目「鍋太郎」の出番は無しです。。

私は小池百合子という人間を政治家として認めませんし、勿論支持もしません。しかし昨今の保守系ネット番組にみられる小池百合子批判=正義という構図にも多いに疑問を持ちます。勿論政治家に対して批判や反論をするのは当然のことですし、首長としてふさわしいか否かを論ずるのも大いに結構でしょう。しかしそれは今することではないと思うのです。すべてのリソースをこの忌々しいコロナ禍から脱するために使われるべきで、たとえ「でくの坊」な首長であっても、先頭で戦っている人間の足を掬うようなマネはするな、と強く言いたいですね。

しばらくぶりのコメントになりますが
この峰宗太郎氏の記事はなかなか読み応えがありましたね、今までの経緯を流石と言うか当然ながらと言うべきか、正確にとらえている印象を受けました

総括するには早いですが、9月頃のGOTOは失敗の象徴とされていますが、なによりアナウンスの方法が悪く、国民に「そろそろ自粛を緩めてもよい」という誤ったメッセージとして伝わったのは非常に不味かった(経済的な理由による実施の必要性はあったとしても)

2度、3度の緊急事態宣言が初回に劣る成果しかないことも、お願いベースの我慢ではそう長続きしないという当然の帰結です

そんなぐだぐだにあっても尚、日本は確かに運が良い

本音を言ってしまえば若者だろうと中年だろうと老人だろうと学生でも医療従事者でも、誰も彼もうんざりですよ、もうさっさと終わってくれってね

その声は確実にワクチンを打ちたい欲求になり、反ワクチン論者の声などかき消されるでしょう
早く打つために中国製ワクチンをなんて言い出す輩は蹴り飛ばす必要がありますが

 上のしゃちくさんが言うように、日本は何だかんだ言っても「運が良い」と思いますね。ワクチン提供時期が英米に比べて多少遅れはしたものの、反ワクチン思想旋風にさらされていない。
粛々と接種が進んで行くことでしょう。

国産ワクチンは、第1・2波を抑えただけに治験が進まず土台不可能だったのでしょう。海外のワクチンを輸入、批判が目的の勢力にはどう転んでも美味しい展開でした。現状は最もマシなシナリオかもしれませんね。

インドは大宗教行事であるクンブ・メーラが致命的だったと思います。コロナを抑えたと言ってもそのような人流は当分避けなくてはなりませんね。

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