進むワクチン接種とウィルス漏洩説
まず簡単にワクチンの進捗状況をみていきましょう。
メディアは神戸市でミス接種があったのどうのこうのと枝葉末節のミスだけを報じていますが、無視しましょう。
性格がねじ曲がってディスることしかできないメディアに惑わされずに、大きな流れをつかんで下さい。
接種情報は、NHK「日本国内のワクチン接種状況副反応の情報」サイトに集約されています。
https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/vaccine/progress/
接種率でみると、既に11%に達しています。
土日も休まずに打てる体制が整いつつありますし、打ち手の職種も拡大し、今日の週明けから各都道府県で大規模接種会場が一斉に立ち上がっていくようです。
横浜市は6月6日から予約枠を9万2千人分に拡大し、東京都も千葉県も本格化し、関西では大阪の大規模接種会場に京都府民を受け入れて拡大する予定です。
地方都市では、広島県福山市、岐阜県岐阜市も大規模会場を設置します。
この大規模会場の設置運営はワクチン接種を加速化する決め手なので、ここで得られたノウハウは、1741の基礎的自治体の市町村と共有化されていくはずです。
このように日本は接種開始こそ遅れましたが、日本人特有の計画を立てる時には慎重すぎて遅れてしまうが、しかしいったんシステムが決まって開始されるや恐ろしい勢いで現場力がフル回転する、という伝統的展開となりました。
この勢いだと、7月末の高齢者のワクチン接種完了目標は達成できるでしょう。
国は最もリスクの高い高齢者施設や85歳以上の高齢者への接種を先行しており、6月中には完了するでしょうから、一気に重症者・死者が激減するはずです。
このペースなら、そう遠くない時期に目標の1日100万回を達成できるでしょう。
すると単純計算ならば50日で5000万人ということですから、7月中旬には集団免疫が効果を現し始める4割に達してしまいます。
もちろん楽観的読みですが、おそらく7月中旬前後には目立って死亡数が激減し、回復したという実感が国民に行き渡るはずです。
ちょうど五輪開始前後ですので、ギリギリ間に合ったってところですか。
気分としては開会式前日まで、突貫工事やっているって雰囲気ですが、ま、前回の時も似たようなもんでしたよ(笑)。
さて、新型コロナ人工説について、もう少し考えていくことにしましょう。
今回浮上した人工説が興味深いのは、キイパーソンに、米国側からアンソニー・ファウチと中国側からは石正麗という、共に双方の国のウィルス研究のトップクラスの研究者間の秘密の繋がりがわかったことです。
ファウチは、ニューヨーク・タイムズ紙によれば「感染症に関する米国の第一人者」です。
国立アレルギー感染症研究所 (NIAID) 所長であり、6代に渡って政権の顧問を努め、今はバイデン政権の主席医療顧問に任命されています。
この人物か今米国を揺るがしている人工説の発生源ですが、別稿で検証することにします。
そしてこの人物と水面下でつながっていたのが、武漢ウイルス研究所の主任研究員である石正麗です。
石は、2017年には「中国のコウモリが運ぶ重要なウイルスに関する研究」論文があり、ウイルスの感染の専門家です。
そしてこのSARSととコウモリの関係について研究していた人物がこの石正麗なのです。あだ名は「バットレディ」。
「SARSに似たウイルスであるSHC014-CoVの病気の可能性を調べます。SHC014-CoVは、中国の馬蹄コウモリの集団で流行しています。逆遺伝学解析システムを使って、マウスに適応したSARSコロナウイルス(SARS-CoV)の基幹に、コウモリのコロナウイルス(SHC014)のスパイクを発現させたキメラウイルスを生成し特徴付けました。その結果は、ヒトの気道細胞で効率的に複製がなされ、伝染病と同等の力を達成できることを示しています」(2015年科学誌ネイチャー掲載の石正麗研究員らの論文
"A SARS-like cluster of circulating bat coronaviruses shows potential for human emergence" (循環コウモリコロナウイルスのSARSのようなクラスターは、人間の出現の可能性を示す」)
https://www.nature.com/articles/nm.3985
したがって私たちからみれば、この馬蹄コウモリがどこで発見され、どこの研究所で飼育され、どうやって機能を強化されたのかを追えばよいことになります。
まずこの馬蹄コウモリウィルスが初めに発見されたのは、2012年の春、墨江自治県のトングアンの町の近くにある廃銅鉱山でした。
正体不明の肺炎にかかった坑夫が死に、その原因が坑道内の馬蹄コウモリの糞を吸い込んだことがわかりました。
そしてこれに強い関心をもったのが、武漢ウィルスラボの石正麗らのグループでした。
彼らは、さっそくこの馬蹄コウモリの糞とコウモリを取り寄せ、そこからウイルスを分離しRaTG13と名付けて、飼育していきます。
もちろんただ飼い馴らしただけではなく、感染力を強めたり致死力を強めていったのです。
当然石正麗らの研究の成果は、スポンサーのファウチに渡っていたはずです。
だから、ファウチが知らないはずがないのです。
スポンサーが研究結果を知らされないはずがありませんからね。
ですからファウチは、この新型コロナと武漢ラボのRaTG13ウィルスの近似率が96%だということも当然知っていたはずです。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/71310?imp=0
この新型コロナウィルスの漏洩についての論文を執筆したのは、広東省広州市にある華南理工大学・生物科学与工程学院教授の肖波濤教授らのグループで、2020年2月6日、研究者向けサイト「リサーチゲート」に投稿しました。
ちなみにこの論文は即座に消され、執筆者グループら全員が行方不明となっています。
これは石らの武漢ラボ関係者も同じで、彼らは根こそぎ行方不明です。
全体主義国家で、当局の意図に反すると地上から消えてしまうようです(ブルブル)。
ところで肖はこの中で、当時発生源とされた海鮮市場の周辺をスクリーニングした結果、コウモリコロナウイルスの研究を行っている2つの研究所を特定したとして市場から280メートル以内に、武漢疾病管理予防センター(WHCDC)と武漢ウィルスラボ の二つをあげています。
位置関係を見てみましょう。
まず当初発生源と目されていた海鮮市場ですが、コウモリは売られておらず、食べる習慣もなかったことがわかっていますから、除外してよいでしょう。
肖 はこう書いています。
「WHCDCは研究の目的で所内に数々の動物を飼育していたが、そのうちの1つは病原体の収集と識別に特化したものであった。ある研究では、湖北省で中型コウモリを含む155匹のコウモリが捕獲され、また他の450匹のコウモリは浙江省で捕獲されていたこともわかった。ある収集の専門家が、論文の貢献度表記の中でそう記している。
さらにこの専門家が収集していたのがウイルスであったことが、2017年と2019年に全国的な新聞やウェブサイトで報じられている。そのなかでこの専門家は、かつてコウモリに襲われ、コウモリの血が皮膚についたと述べていた。感染の危険性が著しく高いことを知っていた専門家は、自ら14日間の隔離措置を取った。コウモリの尿を被った別の事故の際にも同じように隔離措置を講じたという。ダニが寄生しているコウモリの捕獲で脅威にさらされたことがかつてあった、とも述べていた。
(こうして)捕獲された動物には手術が施され、組織サンプルがDNAおよびRNAの抽出とシーケンシング(塩基配列の解明)のために採取されたという。組織サンプルと汚染された廃棄物が病原体の供給源だった。これらは、海鮮市場からわずか280メートルほどのところに存在したのである」(肖波濤 前掲)
そこで改めて、石正麗の連絡先を確認してみましょう。
つまり、石正麗はこちらのWHCDC が実際の職場だったとわかります。
憶測の域を出ませんが、こちらのWHCDC の施設からなんらかの原因で新型コロナウィルスが漏洩したと考えられます。
そうかんがえるとつじつまが合うのは、環球時報などが妙に自信満々に武漢ウィルスラボからの漏洩はないと言い、証拠を撤去した後だとはいえ武漢ラボのほうは調査団に見せているからです。
この初めの患者が出る数カ月前からおそらくウィルスが漏洩し始めていたと思われます。
この男に関しては次回に続けます。
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