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2021年5月25日 (火)

高橋洋一内閣参与辞任のくだらなさ

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なんだかねぇ、というかんじです。
高橋洋一氏が内閣参与を辞任しました。

「政府は24日、高橋洋一・嘉悦大教授が内閣官房参与を同日付で辞任したと発表した。高橋氏は新型コロナウイルスに関する自身のツイッターへの書き込みが2度にわたって批判を受けており、引責辞任となる。
菅首相は東京都内で記者団に、「これ以上迷惑をかけられないということで辞任された。大変反省されていた」と明らかにした。
高橋氏は今月9日、日本と各国の感染者数を比較したグラフを示し、「日本はこの程度の『さざ波』。これで五輪中止とかいうと笑笑」と投稿した。21日には緊急宣言を「『屁みたいな』もの」と表現し、その後、「戒厳令でもなく行動制限は弱い」と修正した」(読売5月24日)

なんかくだらなすぎて、コメントをつける気力もわきません。
高橋氏が「反省していた」と菅さんは言っていますが、氏としてはこれ以上メディアに好餌を与えて政権に迷惑をかけるのは不本意だ、というだけのことです。
氏はこの間、まったく主張を変えていませんし、変える必要もないことでした。

氏の「さざ波」発言は客観的事実を述べただけであって、なんら引責辞任するような内容ではありませんでした。これについては既に書いているので触れません。
関連記事 『「さざ波」でなにが違う?』
http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2021/05/post-239f6d.html

もう論じるのもイヤですが、今回メディアから叩かれた、日本の緊急事態宣言は「屁のようなもの」というのは、どこが間違っているのでしょうか。
これも何度も書いていますが、本来は緊急事態宣言は国が出すもの。
世界は日本を唯一の例外として、国が発令し、国がコントロールし、国が責任を取りきる仕組みになっています。
これができなかったのは、憲法の私権の制限ができる緊急事態条項が欠落していたからです。
そのために、日本の緊急事態宣言は諸外国のメディアから嘲笑されたように、権限を自治体に丸投げしていまいました。
それも強制権限のない「お願い」ですから、渡された自治体も困ったことでしょう。

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一方、上の一覧表でわかるように、諸外国が取ったのは罰則付の都市封鎖。まさに戒厳令です。
台湾なんぞが外出しただけで、17万の罰金をとられたとか。
自治体の自粛警察のパトロールくらいのわが国とは天と地の差です。
自粛警察には警察権がありませんから、自治体がやった気になれるだけのことです。

このように日本が緊急事態宣言でできたのは、外出自粛命令ではなく「お願い」でこれを高橋氏は「屁のようなもの」と評したわけです。
このどこが間違いですか。そのとおりじゃないでしょうか。
バッシングした者たちは、ここでも国際社会の中に日本の対策を見ようとしないから、言葉尻をとらえて揚げ足とりに奔走するのです。
そしてまじめにかんがえないので、どんどん馬鹿になっていくというわけです。

たぶんバッシングしたい連中に言わせれば、国民がこんなに苦しんでいるのに、と言いたいのしょうが、それはダラダラやるから長引くだけのことです。
私は緊急事態宣言に対して懐疑的ですが(その効果についての科学的根拠に乏しいので)、しかしもしやるならやるで私権の制限をかけた完全なロックダウンを短期間運用するしかないと思っています。
そのくらい緊急事態宣言というのは、本来劇薬なんですから、短期間で決めるしかないのです。
それを効かないもんだから延長、再延長とやって、かえって傷が深くなり、国民の厭戦気分が濃厚になり、結局政府への信頼が揺らぐことになります。

また、自治体首長にゲタを預けたために、矛盾が吹き出しました。
泉明石市長と吉村大阪市長とのやりとりは、そのへんをよく現していました。

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吉村知事「逃げずに議論を」 酷評の明石市長に反論 コロナ対策の私権

「兵庫県明石市の泉房穂市長は26日の記者会見で、大阪府の吉村洋文知事が、新型コロナウイルスの感染抑制のため個人の自由を制限する法整備を求めたことに「病床が確保できていないのに、私権制限はやってはいけない。政治家の責任放棄で、失格だ」と酷評した。 吉村氏は23日、現行制度では十分対応できないとして、より強い措置を取れるように「個人の自由に義務を課す法令が必要だ」と述べた。
 泉氏は「知事がやるべき仕事は、まず病床の確保」と強調。病床が不足する各地の状況を「確保に約1年間努力をしてこなかった知事のせいだ」と述べ「吉村知事は有害だ。辞めてほしい」と手厳しく批判した。
兵庫県内の入院患者の病床使用率は77・6%となっており、井戸敏三知事についても「無能だ」と切り捨てた」(産経4月26日)

泉市長は半分は正しいことを言っています。
泉氏にいわせると、1年以上時間があったくせに隔離病床すら満足に確保してないで、更に高次元の私権制限なんか口にするとは片腹痛い、というわけです。
なるほどそのとおりで、今なお小池知事あたりが「病床占有率9割」などと恥ずかしげもなく言っているのを聞くと、まさにそのとおりではあります。
自治体のコロナ相談窓口に適正な人員を増員しないために、電話が繋がらない自治体などゴロゴロあります。
接種予約のPC受け付けですぐにダウンしたりしては、何やってんだい、という気にも住民としてはなって当たり前です。
これもいい知恵を出して乗り切った自治体も多く、首長の能力差がはっきりでました。

ただし隔離病床の確保が難航したのは、地元医師会との調整がはかどらなかったからです。
医師会は本能的と言っていいほど、同業者が地域でふえることを嫌います。
加計事件では、はしなくも獣医師会が文部省とつるんで長きに渡って獣医師を増員させない取り決めをしていたことが明らかになっています
医師会は、自治体から要請されていた隔離病床増加についても、そのためだけに隔離設備や専門人員を配置せねばならないために消極的でした。
接種問題でも医師法を楯にして打ち手を拡大することに医師会は反対したあげく、最後は菅氏に超法規で押さえ込まれてしまいました。
ちなみにこういう既存の既得権益者と対決するときに、小池女史のように善悪構図を作ってパーフォーマンスせずに、無言でプレスをかけるのが、いかにも菅さんらしい。
ただ、もう少し国民受けしないと誤解受けちゃいますよ。

それはさておき、これは菅さんが首相だからできたのだとも言えます。
医療業界のような積年の既得権益の山を、自治体首長の決断で断ち切れたかといえば、どうなんでしょうか、首長の決意次第としかいいようがありません。
このように今のコロナ対策の仕組みでは、すべてが首長の決断と能力に依存している側面があるのです。
その意味で、吉村市長が「こんなお願い緊急事態宣言じゃどうもならへん、もっと私権制限できるようにせんか」と言いたくなるのはわかるのです。

つまり、今の緊急事態宣言では国にとっては隔靴掻痒、自治体にとっても隔靴掻痒。
どちらにとってもあいまいで、どちらにとっても「屁のようなもの」となってしまっています。
たぶん高橋参与が言いたかったのは、たぶんこのことでしょうが、そういう議論に行き着く前の前の前の「気分」で葬られてしまいました。
まったく不毛な言論統制です。日本版のポリコレです。

高橋氏は、こう述懐しています。

「ネット上の発言を解析すると、賛意もかなりあったが、一部は、筆者の前後のツイートなどはまったく読まずに「さざ波」とは死者を軽んじていると決めつけ、それが拡散されていた。中には、グラフを死者数と勘違いしているものもあった。
一部マスコミも、ネット上の一部の意見をことさらに強調して、感情に訴えるモノがあった。例えば、5月10日の朝日新聞〈「日本はさざ波、五輪中止とか笑」内閣参与の投稿に批判〉だ」(現代ビジネス)
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/83186?page=2

その朝日の5月10日記事をあたってみると

「このツイートに対し、「ウチの母親も『この程度のさざ波』の中で亡くなったんですよ」「一人ひとりの命が失われていくことに対し、笑笑って…人の命をなんだと思ってるのですか」などの批判的なコメントが相次いだ」

朝日はまったく元の高橋氏の発言をおさえずに取材しているのがわかります。
別のテレビ局も、こんな飲食店主の言葉を報じています。

「飲食店だけでなく、今回コロナで生活を失った我々国民にどれだけ失礼な発言かと思います。
この1年何も変わってないわけですよね。
去年以上にやはり売り上げも下がってますし、影響力のある方です。そのように言われてしまいますと、非常に腹立たしい思いです」FNN5月24日)

初めから取材者は、「さざ波」と「笑笑」だけを切り取って、被害がひどそうな人を探し出して取材しています。
すくなくともメディアを名乗るなら元オリジナルの高橋発言を見てから取材に取りかかるべきなのに、逆に初めから「欲しい反応の絵」があって、それに合わせて取材するのです。
大部分の人が高橋氏のユーチューブを見ていないでしょうから、おもしろいように火をつけてまわれるという寸法です。
メディアは一種の愉快犯なのでしょうか。

今、メディアが作り出したい国民の「気分」はこんなかんじです。

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対応は遅れ遅れ、ワクチンもないクスリもない、竹ヤリで戦えというのか、オリンピックが来たら国民は死滅するぞ、政治の責任だ、ってとこかな。
そう煽っている時に、高橋氏のような醒めた眼を持つ奴は邪魔だから抹殺してやる、ということです。

立憲枝野氏は「お辞めになったから済む話ではない。とんでもない人にアドバイザーになってもらっていた首相の見識が問われる」そうです。
とんでもない人ね、あんたが言うかね。(苦笑)

まぁ高橋さんからすれば、給料は一円ももらっていないし、公用車も使わない、部屋もない、ただなにか聞かれたら電話で答えるていどの参与なんて肩書はむしろ邪魔だから、さっさと脱ぎ捨てたというところでしょう。
なにか自分が言うたびに、立憲が鬼の首をとったように参考人招致だなんてやられたら、研究者としてはたまったもんじゃありませんもんね。

これで菅氏は、歯に衣をきせないで直言できる懐刀を失うことになってしまいました。
もったいないことです。

 

 

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コメント

昨日の記事及び本日の記事ともに、自らの思想信条のためには、印象操作を繰り返し、針小棒大どころか捏造を厭わない自称報道機関の問題点を再提示されました。その思想信条は、国や国民を向いていないことも。立憲民主党や共産党野党は言わずもがなです。

 政府のやっている事を婉曲の批判していると取れる発言で、辞任は仕方がないとは思います。
ただ、「馬鹿々々しくてやってられね~や」ってのが高橋氏の本心でしょう。

今日も「飲食店経営者が激怒」などとのバカ記事が見られますが、発言は経営が困難になっている飲食店の状況を「屁みたい」と表現したものではありません。

バッハ会長が「(五輪開催を実現するために)我々は犠牲を払わなくてはならない」と言った事に対する批判もそうですが、主語を勝手に創造して報道しているケースがひどすぎます。

不満から来る普通の人間の劣情や卑小さを拡大して再利用する、そういう報道が多すぎます。まさに韓国なみのひどさです。
結果的に「私権制限は、是か非か」の本当の問題点を覆い隠してしまっています。

やがて65才以上のワクチン接種が完了すれば、コロナ問題は事実上終息します。政府はそこらを目途にして、非常事態宣言の発出基準を変更すべきです。

いつも勉強させていただいております。

高橋洋一さんは非常に切れ者で減税推進をされていて、財務省としても三度殺してもまだ足りないと言わしめた方なので、財務省、共産党、メディアの三方向からの集中砲火を浴びた格好かもしれませんね。
財務省は小躍りして喜んでいるはずで、メディアと共産党の情報工作にまんまと騙されてしまう日本人のリテラシーのなさにもうんざりしています。

今日の虎ノ門ニュースで門田隆将さんが、共産党のネットにおける動員について指摘されていました。
2013年ごろからツイッターを始めとしたSNSネット世論を工作活動に使っていくように共産党中央委員会の指示で動員がかけられたそうです。
たった2%程度の共産党員の動員によって世論が形成されてしまっている現状を危惧されていました。

五輪反対署名や、「〇〇に反対します」のトレンド入り、市民団体のツイッターのバズり具合、芸能人を使った反対運動、これらの後ろに共産党がいる事も明らかになってきました。
そういった事情を分かったうえでメディアは反政府活動に工作され作られたネット世論を利用しています。

こういったネットを使った世論工作もまた、今後一層警戒していかなければいけない要素だなと感じています。

高橋氏のこれまでの発言ではむしろ国民寄りとも言える人物だっただけに、これを切り取り歪曲して排除した勢力とそれに考えもなしに乗っかった頭空っぽの方々の罪は重いですね。
今回の緊急事態宣言も同氏のおっしゃるように「マンボウ」との違いはなんなの?というくらい曖昧でグダグダ。
紙ベースの申請で補助金の配布は遅れに遅れる。
更にはあれだけ声高に危機を煽ってた医師会の会長が夜遊びしているのがバレるなど、これでおとなしく従って下さいなんてどだい無理な話です。
むしろこんな体たらくの政府や自治体に対する苦言でもあるのに何故政府大嫌い層から猛烈なバッシングを受けるのかよくわかりません。
いかに多くの人が問題の本質を見ずに感情で暴れているかよくわかります。

しかし例の「EテレはTV放送でなくてもよくね?」発言から完全にいろんな方面から目を付けられましたね。
マスメディアや野党勢力の良くない成功体験をまた与えてしまったようでゲンナリします。
そしてコロナ増税の気運が高まるんでしょ…
もーいや!この国民性(CV:藤井聡)

「さざ波」とか「屁みたいなもの」とか、いつ多くの国民からの批判が高まりましたっけ?
他人の口を借りる体裁で批判するメディアは、相対的に我が国の人命被害が少ない事実と、相対的に我が国の人権制限措置が軽い事実を、ではどう表現すれば適切だったのか、それを明かしません。
メディアはそのような事実はないと考えている、事実だが他に適切な言い表し方を知っていていわない、さてどちらでしょう。
もし事実をどう捉えるかの問題だというならば、自分と違う捉え方に対して、冷静な反論や批判以外、ヒステリーやパニックを起こす必要はないのですがねぇ。
言葉は道具に過ぎないので、使い様であることは当然ですが、己の言説でも他者の言説でも内容より言葉そのものに拘るメディアや界隈の人は、道具に使われていやしませんかね?

「緊急事態」措置の中身は私も疑問に思っています。
日本医師会中川会長の昨夏の寿司店飲食行動や今年のパーティー主催を知るにつけ、本当は店や施設側も利用する側も共に必要・有効な対策行動ができていれば、人流ストップの緊急事態下に繰り返し置かれる必要はないと知っている人は知っている、からではないのか?との疑念が我々国民に湧くのは当然で、中川会長が間違っているのか繰り返される緊急事態宣言の措置内容が的外れなのか、それをきっちり検証できれば、メディアお望みの通りに政権を倒す目だってあるかもよー。
倒して世の中がどうなればいいと思っているのか知らんけど。

理で説く人(天才)に対してとてもじゃないが理屈では勝てないと悟ったのかワケの分らぬ難癖をつけて批判をする。例えば(笑笑)だとか屁みたいなものだとか。枝葉末節、箸の上げ下ろし、障子の桟を指で撫でて僅かに残った埃を見つけるやほくそ笑む鬼姑の如き。考えてみればここ数年馬鹿なマスコミや馬鹿な特定野党のお陰でどれほど我が日本は時間の無駄を被ってきたことか(モリカケ桜にあれやこれや)

馬鹿な特定野党の面々はいつものごとくやれ辞めれば済むことじゃないだとか、管総理の任命責任ガ-、といういつものステレオタイプな批判をしておりますが、よくもまあこんな馬鹿ばっかりが集まったもんだと感心します。その中の頭目が「総理大臣になる準備が出来た」なんて曰ったそうです。まあ言うのは勝手ですけど枝野さん、私なんざ宝くじからウイン5まで毎度毎度当たる準備は出来てますぜ。

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