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2021年5月26日 (水)

非常事態宣言は効かない、ワクチン接種に全力を上げろ

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ワクチン接種率は40%を超えたあたりで、1日あたり感染者数が劇的に下がっていくことが分かっています。
米国と英国、イスラエルの直近感染者数の下がり方は顕著です。
イスラエルは感染が世界で最も猖獗を極めた国でしたが、ネタニヤフ首相は60歳以上が4割接種した時点で、目に見えて感染が止まったと述べています。

「「ワクチンの直接的な効果だ」。イスラエルのネタニヤフ首相は4日の閣議で「過去16日間で60歳以上のうち重症で入院した人は26%減り(陽性と)確認された例は約45%減った」と強調した。
同国のワイツマン科学研究所のエラン・セガル教授も4日、60歳以上で新型コロナ陽性と確認された例が過去3週間で41%減ったとツイッターで報告した。入院した人は31%減、うち重症患者は24%減ったという。
イスラエルでの接種は2020年12月に始まった。優先対象となった60歳以上の8割が接種を受けた。後回しになった若い世代と比べて感染や重症化のケースが顕著に減ったと同氏は指摘する」(日経2月5日)

このワイツマン科学研究所のエラン・セガル教授らの研究は、ふたつのグループに別けて検証しています。
・60歳以上(高齢者)
・59歳以下(若年者)

この二つのグループにおいて、ワクチン接種開始後の昨年12月下旬以降の感染状況を比較すると、高齢者グループのほうが感染者数や重症者数、入院者数の減り方が著しいことがわかりました。

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朝日 イスラエルの1日当たりの感染者数の推移

上図は1日当たりの感染者数の推移を示すグラフですが、グラフ左に3回目ロックダウンと記してありますが、抑制効果がまったくなかったことが明らかです。
このことは非常事態宣言にだけ執拗なこだわりを見せる首長は心すべきです。
ロックダウンでは感染拡大は止まらないのです。

初めて有意な感染減少が見られたのはグラフ中央の緑字で記されたワクチン開始からです。
ワクチン接種を境にして、若年者(オレンジ)と比べ、高齢者(青)は減少傾向が顕著になりました。
2月2日時点の感染状況を3週間前と比べた場合、以下のような結果がでています。

・高齢者グループ・・・1日当たりの入院者数が31%減
・若年者グループ・・・5%増加

このイスラエルの経験から見ると、今わが国で盛んに非常事態宣言を6月まで延ばすという議論をしていますが、ナンセンスです。
非常事態宣言、しかもそれも諸外国のそれと違って単なる自粛要請にすぎず、いくら延ばしても効果は限定的であって、経済に与える被害のみが大きくなるだけにすぎません。
いかに早く国民全体で60%以上の接種率に到達し、集団免疫を獲得するかにかかっているのです。
政府、自治体はこのワクチン接種にすべての力を傾注すべき時なのであって、非常事態宣言対応に力を分散させるべきではありません。

むしろこの非常事態宣言こそが、国民に厭戦気分を強く植えつけている元凶であることは明らかで、いったい夜間に酒類を提供することを禁じてどれだけの効果が上がるというのでしょうか。
特に自治体は、こんなことの取り締まりに精を出すのなら、接種を一人でも早く進めるための努力に傾注すべきです。
たとえば、ITに弱い高齢者が歩いていける場所に地域ごとの予約窓口を作る試みは既に自治体によって開始されていますが、こういう徹底した高齢者に対するフォローに大幅に人員を割くべきです。

そのような自治体の努力があるのかないのか、ワクチン接種状況でも遅い自治体と順調に進行している自治体に二分化しつつあります。
ワクチン接種の現在の進捗状況は、いくつかのサイトから一覧できます。

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5月23日現在はこのような接種率になっています。
これはNHKの出している数字ですが、1回目と2回目が混在しているのは、まだ1回目だけの自治体と2回目に進んでいる自治体の違いがあるからのようです。
https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/vaccine/inoculation_pref/


・北海道・東北

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山形県が10%の大台に乗せたに対して、北海道は4.46%とその半分以下のペースです。
感染拡大がひどいとされる北海道には、更に奮闘してもらわねばなりません。
ただし1回目です。

・関東・甲信越

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2回目ですが、ほとんどドングリの背比べ状態ですが、もっとも進んでいるのが山梨県の1.28%で、東京都は知事のパーフォーマンスのわりには下位グループに入ってしまっています。
知事が五輪ヤメロと叫んだ茨城県も、下から二番目です。

・東海・北陸

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ここも2回目です。石川県が健闘しています。

・近畿

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 1回目です。近畿は全体に大変に接種が進んだブロックです。すべての自治体が健闘しており、特に和歌山県は全国でもトップの17.47%です。
二大大規模感染地域といわれる大阪府も、東京都の0.14%とは比較にならない4.58%です。

・中国

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1回目です。この中国ブロックも高い接種率で健闘しています。特に山口県は全国トップクラスです。

 ・四国

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1回目です。四国も健闘しています。特に高知県は光ります。

・九州・沖縄

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1回目です。この九州・沖縄地方も健闘が見られるブロックで、特に宮崎県ががんばっています。

全国トップクラスの自治体は日経サイトで見ると
※日経 チャートで見る日本の接種状況 コロナワクチン
https://vdata.nikkei.com/newsgraphics/coronavirus-japan-vaccine-status/

・和歌山県 17.47%
・山口県 14.28%
・高知県 12.04%

高知県は予約でミソをつけましたが、それでも3位と奮闘しています。

逆に遅れているのは、なぜか関東地域で、惨憺たるものです。
中部では、愛知県もひどい。
特に悪いのが、栃木、千葉、埼玉、茨城です。しっかりしてほしいものです。
東京都は自衛隊の大規模接種があるのでその効果に期待したいものです。
自粛パトロールなんてする暇があるなら、接種のほうに人を回してほしいものです、小池知事。

沖縄はまずまずの進捗状況ですので、なんとか乗り切って頂きたいと思います。
行けないとおもうとかえってモーレツに沖縄に行きたい!

今の接種の進捗スピードは

・平日・・・40万~50万人
・休日・・・10万人
・計・・・270万人/週

目標として政府が掲げているのは、1日100万人、週で700万人です。
目標値の8掛けとしても、500万人/週のペースでやらないとだめです。 
米国おいても、接種当初と比較してどんどん加速度がついて接種回数は増えて行く傾向があります。

「米国では当初英オックスフォード大の研究者らが運営する「アワー・ワールド・イン・データ」によると接種ペースは加速している。1日当たりの接種回数(7日移動平均)は7日時点で144万回。1週間前と比べて12万回増えた」(日経2月9日)

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新型コロナ: コロナワクチン、米人口の1割が接種 3200万人: 日本経済新聞

とまれ目標に近づくためには、今の倍以上の速度で接種をしないと厳しいわけで、休日が平日の5分の1というは言語道断。
6割接種達成まで休日などないと思って下さい。
薬剤師、緊急救命士、臨床技師や薬剤師に至るまで根こそぎ動員して、財政的手当ても充分につけてやって下さい。
まさに今接種に当たっている人々は、国と社会を守っている最前線で戦う人たちなのですから。

 

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コメント

まず、野党やマスコミがミソもクソもなんでもひっくるめて政権批判しちゃうから逆に分かりにくいことになっているという事実。
「緊急事態宣言から1年も何をやっていたんだ!?」
というのは当然の批判です。
この点では国が「ワクチンが届くまでどうにかしのいでれば···」だったんですけど、ワクチン供給の目処が立つ前にロジスティック&オペレーションを具体的に確立しておかなかったので、イザとなったら各地で大混乱が起きて、河野太郎と自治体で齟齬や混乱が起きてしまっています。

私見ですが、普通に毎年のインフルエンザワクチン集団接種(学校や企業単位)をスピードアップできるようにしておけば大したことも無かったでしょうに。
え、学校といっても小中学生には打てない?いやいや、生徒対象じゃなく体育館に接種会場を設けて「学区内の高齢者」から接種しちゃえば良かろうと。そういう体制を整えておかなかったのは国と自治体の無策です。あと、やはり国だけじゃなく各地の医師会が闇すぎます!
東京と大阪では自衛隊の大規模接種会場が突然設置されて、ちゃんとやっちゃう自衛隊はスゴいですけど···東京の大手町ビルとかは一応東京駅からシャトルバス出してるけどね、年寄りには遠いっしょ。なんなら丸の内駅前の広場か皇居前にテントなりプレハブなりを設営すれば分かりやすいのに。
でなけりゃ、もともと大人数の動線が前提のアリーナや市民ホールのような場所にするべきです。まあ自衛隊出動は予想外でしたけど。

またシステム管理がバラバラなのもねえ。各自治体それぞれ頑張ってるけど国は関与出来ない形だし。
高齢者接種率で、今のところ上位にいる山形県ですけど···また予約システム変更のお知らせが郵便で届いたり。。
ウチの場合、先月に爺さまの接種予約番号の書類が封書で届いたんだけど、たまたま別件で入院&手術だったので次に予約開始のハガキが来た頃には書類が訳わかんなくなってて、それこそコロナ対策拠点病院にいるのにワクチンからは蚊帳の外の入院患者という事態になってました。
ようやく昨日退院してきましたが、新聞折込チラシで告知が来て(新聞取ってるトコ以外はどうしたのか知らん。テレビのローカルニュースでも「今日のチラシで」と)「あの封書どこいった!?」「知らねーよ!最初の予約番号のヤツは入院前だったべ!」
というゴタゴタになってるのが現在です。。。

愛知県民ですが、本来ワクチンの有効性を広めるべき地元紙の中日新聞や提供受けてる地元TVが副作用ガーと煽りまくった上に、接種が始まってもテドロスもどき擁護の為にリコール不正ガーを一面にデカデカと持ってくる有様なので接種進むの遅いだろうなあと言う感想です

日本は失われた30年を数えていますが、もうこりゃ、当然の帰結
ですわ。現コロナ騒ぎも、その延長線上にあるんだなぁーと、一人
合点しています。明治の維新以来、もう150年と少し過ぎましたが、
日本の組織は、江戸時代のムラ型プラットフォームの上に成り立
っているんですわ。

名主や村長はいるけど大きな権限は無く、寄合という村人の総意
でコトは決まりますが、それには全村人(イエ)の賛成が原則です。
万一反対が出た場合は、幾昼夜も全村人が合意するまで寄合は
続けられます。なぜかというと、日本は稲作という、水路や道路の
補修や虫追いとか結(絆)など多くの共同作業が必要な、超労働集
約的な生業をしてきたので、もしも反対(非協力)者が出ると、村の
運営にすぐ支障が出たからです。反対者も、「そんなら俺は村を出
て行くわ」なんて、封建領主のお上が許すハズもありませんでした。

こちらのブログでは、もうDP号の大量感染騒ぎの後には、もう管理
人さんが、以下のような事を書かれていたと思います。

PCR検査は必要以上に増やさない。それは、ボトルネックとなって
いる医療リソースを崩壊させない為で、陽性者でも多くの人が発症
すらしない状態では、重症者の治療を優先すべき。そして順次医療
リソースの増強を急ぐべき。

同じ理由で、感染ピークの山を下げ、感染の拡がりを緩やかにする
ために、「ハンマー&ダンス」で、ウイルスの感染を先送り先送りして
ダマシダマシで医療現場を守りながら、ボチボチと経済活動を回す。

そして、切り札となるワクチン完成を待ち、ワクチン接種により一気
にコロナ感染を終焉させる。
もう答えは、一年以上前に出てました。

尾身先生は、第一次緊急事態宣言の時、「こういう事は感染症の
専門家だけでは決められない、政治的な判断になるから」と、当初
から言われていたと記憶しています。私は僭越ながら、「専門バカ
じゃない、全体を俯瞰できるホントに偉い先生なのだなぁ」と、その
時、感心も得心もしましたわ。

そ、それが・・ いや、菅さんがワルイと言うのは簡単ですけど、誰
が首相でも同じというか、もしも立憲民主(旧民主)の首相だったら、
福島原発事故の混乱同様になりますわ。リーダーがいない(リーダ
ーを作らせない、引きずり下ろす)、寄合型で皆がテンで自分の都合
で勝手に動く、で、それなので責任の所在もワカラナイ。

厚労省の圧倒的な不作為に驚いた菅さんは、河野さんをワクチン
接種担当大臣にしました。私は、これでオールジャパンで河野さん
に協力して、このまま(さざ波)逃げ切りだ!と思いきや、こんなに遅
くなってしまいましたわ。本来、日本はイスラエルは無理でも、米国
並には解決すると思っていたのに。そもそもオリ・パラがあることは
分かっていたのに・・ (オリ・パラの反対者がいることも) 

寄合の国は、もうイヤんなっちゃいますわ。

マスコミも、東京都知事、旧社会党から逃げ出した連中もも国の責任だーと言います。
私は、単純比較はできませんが、公共工事と同じで国5割、県3割、市町村2割の責任だと思います。
ま、地方自治体の首長にとって、国の責任がーと発言していれば気は楽ですね。

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