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2021年6月11日 (金)

武漢研究所起源説を唱える科学者に、これ以上追究するなという脅迫

この1か月、雪崩のように武漢研究所起源説の医学的見解が出てきました。
いまやちょっとした花盛り状態で、ちょっと前までの世界の科学者の総意は自然起源説であるぞよ、というのはなんだったんでしょうか。
実は武漢研究所起源説は、FOXやウォールストリートジャーナルの報道から始まったのではなく、1年前から公的な報告書であがっていました。

「米国エネルギー省傘下の生物防衛研究所の情報部門は、2020年5月27日に提出した機密レポートで、中国の“コウモリコロナウイルスにおける機能獲得(GOF)”研究の過程でウイルスが流出したと結論づけていた。そのレポートの存在を米シンクレア・ブロードキャスト・グループが独自ダネとして5月3日に報じたことから、実験室流出説が改めて注目を浴びるようになった」(福島香織6月10日)

1年前の2020年5月といえば、米国のバンデミックが穏やかな日本型ではなくイタリア型感染爆発だと明らかになった時期です。

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NHK

当時、米国CDCは武漢からの帰国者便を出して、まるで宇宙から帰還者に対するような厳重な隔離監視下に置き、さらに厳しい入国制限をしたのですが、Covid-19は軽々とそれを潜り抜けて米国内で猛威を振るったことは記憶に新しいことです。
この時期に既に米国生物防衛研究所は、このCovid-19の正体が機能獲得研究により人工的に作り出されたモンスターウィルスだと見抜いていたわけです。
なお後述しますが、当時のCDCもおなじような見解を持っていたようです。

現時点で、この機能獲得実験(GOF)こそが、今回のCovid-19の世界的パンデミックを引き起こした「爆弾」であったことが突き止められています。
これを疑う者のほうが、今や陰謀論に染まっていると見なされるほどです。
たとえば、米国臨床バイオ製薬企業アトッサ・セラピューティクス創始者のスティーブン・クウェイとローレンス・バークレー国立研究所の元主席科学者のリチャード・ミュラーは、「新型コロナウイルスは人工的に造られた怪物である」というウォールストリートジャーナル(6月6日)への寄稿でこのように述べています。

「ラボリーク仮説を支持する最も説得力のある理由は、科学にしっかりと基づいている。特に、Covid-19の疾患を担う新規コロナウイルスのCoV-2の遺伝的指紋を考えてみよう。
機能向上研究では、微生物学者は、特別な配列を素地でゲノムにスプライス(重ね継ぎ)をすることで、コロナウイルスの致死性を大幅に高めることができる。これを行うと、操作の痕跡は残らない。
しかし、それはウイルスのスパイク(突起)タンパク質を変更し、ウイルスが遺伝物質を犠牲者の細胞に注入しやすくする。1992年以来、同じ場所に特別なシーケンス(配列)を追加する少なくとも11の別々の実験があった。最終的な結果は常に過給に注入されたウイルスであった」(WSJ前掲原文英文)
https://www.wsj.com/articles/the-science-suggests-a-wuhan-lab-leak-11622995184

人工的に作り出されたウィルスには、特有の「指紋」(フィンガープリント)があるというのです。
下の風刺漫画はWSJからのものですが、人工的ウィルスには特徴的な自然界には絶対にありえない特有の痕跡が残されています。
それはまるで作った者の顔のように奇怪だ、ということです。

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WSJ

人工的ウィルスが作られる目的は、いかにす早く人体に侵入して感染を拡大し、そしていかに多くの人を死亡させるかという致死性を強化するためです。
言い換えれば、この感染力と致死性の異常なまでの強さを持つCovid-19は、その特徴だけで限りなく軍事用生物兵器である可能性が濃厚だということです。

とうぜんこの生物兵器説の可能性を匂わす生物防衛研究所の秘密報告書はホワイトハウスに上げられ、これがトランプやボンペオの我々は武漢研究所起源説の証拠を握っている、という主張となっていきます。
しかし、これを米国科学界やメディアは陰謀論のひとことで片づけ、冷笑しました。

この原因として考えられるのは、トランプがパンデミックに対して素人だったことです。
トランプはマスクすら拒否して、これを推進しようとする大統領主席医療顧問のファウチと正面衝突を繰り返しました。
トランプはロックダウンにも消極的で、経済再開のほうに重きを置いたようです。
一方で、ワクチンのワープスピード作戦を全力で推進し、今の米国のワクチンによる制圧の基礎を作っています。

ワクチンの接種が急激に伸びるにしたがって、米国の感染は見る見るうちに終息へと向かいました。
ただし、その手柄はトランプではなくファウチに授けられました。
わずか3か月前の米国紙は、手放しでファウチを称賛しています。まさに英雄を仰ぐかのようです。

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フォーブス

「この1年の新型コロナウイルスとの闘いにおいて、科学的な厳密性を重視するヴェテランの感染症専門家として歯に衣着せぬ発言を続け、象徴的な存在になった人物がいる。米国立アレルギー・感染症研究所(NIAID)で長年にわたって所長を務めてきたアンソニー・ファウチだ。
ファウチの名前が出てもブーイングしない大多数の米国の人々にとって、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)を終息させたいバイデン大統領が彼を新政権の首席医療顧問に任命したのは当然のことだった」(WIRED20213年3月12日)
https://wired.jp/membership/2021/03/12/anthony-fauci-pleads-dont-declare-victory/

あるいは医学部への志願者が増えたことを「ファウチ効果」とまで持ち上げる始末です(笑)。

「ボストン大医学部の入学事務局長は、志願者の増加について「アンソニー・ファウチを見て、また地域社会の医師たちを見て、人々がすごいと褒めそやしている状況と大きく関係しているのではないか」と話す。
NPRによると、大学の入学担当者らの間では、今年の志願者増は「ファウチ効果」と呼ばれている。国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長が、新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的な大流行)の指導を通じて若い世代を奮起させた、との見立てだ」(フォーブス2010年12月10日)
https://forbesjapan.com/articles/detail/38669

この「ファウチ効果」で一躍全米のヒーローとなったファウチを、わずか半年後に待ち受けていたのが、この武漢研究所支援報道でした。

「アメリカ政府が武漢ウイルス研究所で行われていたコロナウイルスの機能獲得実験に連邦助成金を出していたとする問題が指摘されていたからだ。米国立衛生研究所の連邦助成金は、ニューヨークにあるエコアライアンスという非営利研究機関を通じて、武漢ウイルス研究所に送られていた。武漢ウイルス研究所は、2014年〜2019年の間、連邦助成金約340万ドルを受け取っていたが、その一部は、コウモリのコロナウイルス研究に当てられていたという。(略)
ところで、エコアライアンスの社長ピーター・ダスザック氏は、2020年2月の科学誌「ランセット」に掲載された、27人の科学者たちが署名した“新型コロナは動物由来で自然発生したものであり、研究所から流出したものではない”とする発表を取りまとめた主要人物である。科学者たちが行ったこの発表が「研究所流出説」はありえないとする見方に大きな影響を与えたと言われている
(飯塚真紀子『「武漢研究所流出説」支持の前CDC所長に“殺しの脅迫” 流出説を追究するなの警告も 米誌調査報道』

この報道に対して、当のファウチは、武漢研究所に送られた連邦助成金は、機能獲得実験には使われていないと公聴会で証言しました。
たしかに直接に武漢研究所に出したわけではありませんが、石正麗の共同研究者だったダザック経由で迂回援助しただけのことで、言い訳にもなりません。

驚いたことには、米国ウィルス科学界に君臨し、トランプと対決したことで一躍英雄となったファウチに忖度する者たちが大量に現れたことです。
それは同調圧力にとどまらず、武漢起源説を唱えた科学者に対しての「殺しの脅迫」にまで発展しました。
それは前CDC所長ロバート・レッドフィールドにも及びます。氏はトランプ政権時のCDC所長を努めています。

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前CDC所長ロバート・レッドフィールド
CNN.co.jp : 前米CDC所長、コロナ起源は中国の研究所と主張

レッドフィールドはCNNのインタビューに答えて、このように述べています。

「レッドフィールド氏はインタビューで「もし私が推測するなら、このウイルスは9、10月のどこかの時点において武漢で感染が始まった」と言及。「これは私個人の感触だ。あくまで意見に過ぎない。今の私は意見を持つことを許されている」と述べた。(略)
レッドフィールド氏は研究所流出説について「他の人はこの説を信じていない。それは構わない。最終的には科学が解明するだろう」と説明。「研究所で扱われている呼吸器病原体が職員に感染するのは珍しいことではない」とも述べた」(CNN2021年3月27日)

この発言に対しての反応が「脅迫」という型で跳ね返ってきます。

「3月には、前CDC(米疾病対策センター)所長で、ウイルス学者でもあるロバート・レッドフィールド氏がCNNのインタビューで「研究所から流出したと思う」と発言し、大きな波紋を呼んだ。
そのレッドフィールド氏が、CNNで問題の発言をした後、「殺しの脅迫」を受けていたことを、米誌「ヴァニティー・フェア」が報じている。
レッドフィールド氏は同誌でこう話している。
「私は脅され、村八分にされました。別の仮説(研究所流出説のこと)を提示したからです。政治家から脅されると思っていました。科学界から脅しが来るとは思っていなかった」
レッドフィールド氏は、著名な科学者たちから“殺しの脅迫”メールが殺到したこと、メールの中には前の友人からのものもあったことなどを同誌で明かしている。メールの中には「枯死しろ」というものもあったという。
科学界から「殺しの脅迫」が来たのは、科学者たちが「動物由来の自然発生説」の立場を取り、「研究所流出説」は陰謀論として否定しているからだろうか」(飯塚前掲)

レッドフィールドは、感染症対策の司令塔であるCDC 前所長という要職にいた人物ですから、彼が武漢研究所説を指示したことに衝撃を受けた者らが、多くいたのでしょう。
しかもそれも政治家だけではなく、科学界だというところが、この問題を複雑にしています。

ヴァニティー・フェアは、数ヶ月にわたって、40人以上の関係者にインタビューし、内部メモや会議議事録を得たりするなどの調査報道をして発表したのですが、その中には、元国務省高官トーマス・ディナンノの内部メモが残っていました。
そこにはこうあります。

「2つの局のスタッフが、新型コロナの起源調査を追求するな、追求し続けたら“パンドラの箱”を開けることになると警告した」
また、元国務省高官たちによると「研究所流出説を調査していたグループのメンバーたちは、繰り返し、“パンドラの箱”を開けないよう警告されていた」という。そのため、ディナンノ氏は「警告は隠蔽の匂いがした。関わらないことにした」と同誌に話している。
それは、当時、国務省で新型コロナの起源調査を行っていたデビッド・アシャー氏の発言が示唆している。同氏は「連邦政府内では、機能獲得実験をめぐる重大な官僚主義があることがすぐに明らかになる」と話していたという。
また、国務省バイオロジカル政策スタッフのディレクターであるクリストファー・パーク氏も、同誌が入手した会議議事録の中で、高官たちに、機能獲得実験におけるアメリカ政府の役割を指摘しないよう忠告していたという。
米国務省内では、新型コロナの起源調査にあたり、危険視されている機能獲得実験と関係がある可能性がある「研究所流出説」を追究するのはご法度という空気が流れていたわけである」(飯塚前掲)

国務省内には、ポンペオの指示とは無縁に「武漢研究所起源説を追及してはならない」という同調圧力が濃厚に存在していたようです。
これはトランプ政権末期に、大統領選挙に対する外国勢力の影響などの調査を命じられたインテリジェンス機関が、まったく無しの礫でろくに仕事をしなかったことを思い出していただければ、納得されるでしょう。
米国の官僚組織には、彼らの古傷や怠慢の調査をしたくないのです。

同じように米国科学界にも、しかも重鎮クラスに、ファウチやダザックと連座して武漢研究所を助成する手助けをした人物が複数がいたと想像できます。
彼らは、まるでマフィアのように「沈黙の掟」を守り、それを冒す科学者を排除しようとしたようです。

なお、いまや堕ちた英雄となってしまった当のファウチは、中国の初期感染者9名の医療記録を開示しろという反面、こんなことを言っています。

「パンデミックの起源を見つけることは、中国にとっても利益になることです。オープンになって協力する姿勢が明らかに求められています。協力を得るには、一つには、非難しないことです。非難は、中国をいっそう後ずさりさせるだけだと思います」(MSNBCのインタビュー )

ファウチが中国に医療記録の開示を求めたことを妙に評価する声もあがりましたが、中国のことをなにも分かっていないのですね。
科学者として公平な態度だというわけですが、ファウチは中国との共同研究を最低でも5年間続けた人物ですから、中国当局の極度の隠蔽体質を知らないはずがありません。
中国が北京の国家保健委員会の金庫に、重要なデーターやウィルスサンプルなどを全国からすべてかき集めて、一括で管理していることくらい分かっているはずです。

ですから、中国は絶対にファウチがいうように「オープンで協力」することなどありえません。
つまりただのポーズにすぎず、中国と連携して感染対策をやりたいバイデンの姿勢を手助けしたにすぎません。
ファウチがほんとうに言いたいことは、「中国に重要な証拠を出させるためには、中国を怒らせるような追及は止めろ」という後段の部分なのです。

 

 

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コメント

 ファウチは「中国政府が調査の意欲的なパートナーになる」、なんてことを本気で考えて発言しているんでしょうかね。
まったく理解に苦しみます。
もっと重大な事実を隠そうとしているようにすら思えます。

レッドフィールド氏に対する脅迫は尋常じゃないし、ディナンノ氏の内部メモも示唆的です。
「パンドラの箱を開ける事になる」の意味は、単に「機能獲得実験をめぐる重大な官僚主義」にあるのではなく、トランプ以前の政府や、官僚たちに疎外されたトランプ大統領の任期中においても続いてきた別の事柄を指すのではないでしょうか。

バイデンは就任早々に「中国の責任を問わない」とし、国務省の調査をやめさせました。国連での責任追及も停止する指示も出しています。その理由として「状況や世論が変わった事」や、「トランプ効果」があげられますが、はなはだ疑問です。
指紋論文をふくめ、数々の武漢流出説の状況証拠はもとから存在していたのであって、一方の自然由来説には証拠がありません。

トム・コットン上院議員は、一貫して「(流出は)アクシデントではなく、故意によるもの」との見解です。
それが事実かどうかは別にして、そうした前提も含めてあたらないと、悪意の中共に対しては事実を根本からあばく事は出来ないでしょう。
その状況を作れないバイデン民主党の側に隠された何らかの問題が存在するのでは?というのは言い過ぎかも知れませんが、特に下院での民主党の弱腰化は徐々に進んで来ているように思います。

中国は、自分達だけが武漢コロナの被害者になる事は我慢できなかった。だから春節を利用して世界に武漢ウイルスをばらまいた。
「疫病にかかった軍師が、投降して敵を疫病でやっつけた」古事を参考にしたはずである。
又、WHOの事務総長を軟禁し、パンデミックの発表を遅らせ、一方では中国人の渡航禁止をやろうとした各国の対策を遅らせようとした。

以上の様に私は確信している。だから私は一貫して、新型コロナとは言わず、記憶に残るように、武漢コロナとしている。

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