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2021年6月18日 (金)

ニューズウィークがスクープ 武漢研究所でのコウモリ大量飼育が発覚

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16日、ニューズウィーク最新号が武漢起源説のスクープを出しました。
『コロナ研究所流出説を裏付けるコウモリ動画』』
サマンサ・ロック 2021年6月16日
"Wuhan Lab Video Appearing to Show Bats in Cages Fuels Speculation About Pandemic 0rigins"
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2021/06/post-96519_1.php

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このスクープは、武漢研究所がCOVID-19を作っていたことを明確に指し示す「証拠」を提示しています。
それはこの研究所内で飼育されていた1万数千匹と言われる大量のコウモリの映像が出たのです。

この映像証拠は、私たちもユーチューブで見ることができます。
6月13日夜、スカイニュース・オーストラリアによって放映され、その後、米国のユーチューブにもアプロードされています。
https://www.youtube.com/watch?v=ANRs4DojOek&feature=emb_imp_woyt

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NW

この動画には、武漢研究所内でケージに入った大量のコウモリが映っており、素手でコウモリに餌をやるシーンや、防護服グループがコウモリを追いかけたり、見学者たちの帽子に止まったり、時には噛みつく様子まで撮影されています。
石正麗らしい女性の声が、「噛まれても大丈夫だから」という声まで収録されています。
それにしても想像はしていましたが、コウモリが自由に室内を飛んでヒトに噛みつくとは・・・、実験動物の管理体制の甘さに驚かされます。
これではウィルスがいくら漏れだしても、わからなくて当然です。
なおこれと別系統で、2017年12月に放映された中国中央電子台の武漢研究所でのコウモリを扱う実験風景も漏洩しています。
そこでは手袋を破ってコウモリにかまれる風景まででているようです。
米紙ニューヨーク・ポストは28日(現地時間)、WIVの研究者が手袋やマスクなどの保護具を着用せずにコウモリとその排せつ物を扱う様子が映る中国中央テレビの映像を公開した。
2017年12月29日に中国で放映されたこの映像で、半袖・半ズボン姿の研究者たちは、手袋以外は保護具を着用しないまま、感染性が高いコウモリの排せつ物を採取した。
同研究室で一部の研究者は手袋を着用しないままコウモリの研究サンプルを受け渡しした。研究室の中で一般的な衣類を着て、頭に保護具をつけていない姿も映像にある。
この映像で、ある科学者は「コウモリが手袋をかみ切って私をかんだ」「針でジャブ(jab)をもらった気分だ」と言っている。この映像にはコウモリにかまれた部分がひどく腫れている写真も登場する。
映像で、研究者たちが素手でコウモリを扱う姿が出ると、番組司会者は「負傷の危険性は依然として存在している」「研究者たちは現場調査前、狂犬病の予防注射を受けた」と説明した」 (ニューズウィーク2021年6月16日)
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この映像は中国科学院の作ったものらしく(現在は削除されています)、『武漢ウイルス学研究所武漢P4研究所の建設と研究チーム、中国科学院』というタイトルの10分間の動画の一部と考えられています。
削除された映像を突き止めたのは、「新型コロナウイルス感染症に関する分散型の急進的な匿名の調査チーム」の頭文字を取って「DRASTIC(ドラスティック)」と名乗る60人ほどの集団です。
DRASTICは、武漢研究所の文書、画像、実験室データから成る詳細な情報を収集し、『武漢研究所、コウモリ研究、バイオセーフティ』と題された144ページの報告書にまとめ、4月に科学者・研究者向けのソーシャル・ネットワーク・サービス、リサーチゲートに掲載しています。

私もDRASTICの名は知っていましたが、内容を見たのは初めてです。
DRASTICが武漢研究所起源説にたどり着いたのは、RaTG13がCOVID19と深い関わりがあることを突き止めてからです。
RaTG13の遺伝子配列が、石正麗が何年間も前に発表した論文に記されていた遺伝子コードの一部と完璧に一致したのです。
そしてこの遺伝子コードは、武漢研究所が雲南省のコウモリから発見したウィルスのものでした。

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上の図(読売)は自然起源説をとるものですが、RaTG13が雲南の鉱山からでたウィルスとほぼ同一だということまでは書いていますが、RaTG13を採取したのが武漢研究所の石正麗であり、それを持ち帰ってなんらかの改変を加えたことは記されていません。
DRASTICは、石正麗グループの2つの論文に含まれる詳細情報を過去の複数情報と結びつけて、RaTG13は雲南省の墨江ハニ族自治権にある鉱山の坑道で発見されたウィルスだと見つけ出しました。
この雲南省の鉱山では、2012年にコウモリの糞を除去していた6人が肺炎を発症し、そのうち3人が死亡していました。
DRASTICは、これがヒトが新型コロナウィルスの始祖ウィルス(恐らくRaTG13かそれに類似したウィルス)に感染した初めての症例だったのではないかと考えたわけです。

この雲南省の鉱山についてのルポを、ウォールストリートジャーナルが掲載していますので、そちらもご覧下さい。

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雲南省墨江ハニ族自治権にある鉱山入り口
武漢のウイルス流出疑惑、焦点は廃銅山(前編) - WSJ

「WSJの記者はマウンテンバイクで銅山にたどり着いたが、その後警察に拘束され、約5時間にわたって尋問された。携帯電話で撮影した銅山の写真も警察に削除された。村の住民は、銅山のことを外部の者に話してはならないと地元役人にくぎを刺されたと記者に語った。 付近の村の住民が避難した様子も、鉱山で最近調査が行われた痕跡もなかった。銅山の入り口には近づけないほど植物が生い茂っていた」
(WSJ 5月26日)

実は、このような遠回しの推論を経なくても、本来ならば武漢研究所はウェブサイトを持っているはずで、そのデータベース上には未発表のものも含め、これまでに収集したウイルスの全データが掲載されていましたが、なんとこれは完全削除されて真っ白です。
この武漢研究所のデーターベース削除について石正麗は、2021年1月、すなわちパンデミックの発生後に研究所がサーバー攻撃にあったために閉鎖した、と説明していました。

しかしDRASTIC(ドラスティック)は、既にこの削除されたのが2019年9月12日だと突き止めていました。
研究所のサイトがハッキングされるようになったのはパンデミックが爆発した後のことで、この半年以上前の時期に石正麗らはなんらかの目的で「指紋」を消す隠蔽工作を開始していたことになります。
ちなみに、石グループの隠蔽工作が始まったとみられる2019年8月から9月という時期は、中国が不活化ワワチンを製造したとみられる時期と重なっていることにご注意下さい。
そしてこの2019年11月に研究所から3人の感染者が出たのです。

さて、この公開された動画でスカイニュース・オートラリアは、重要な指摘をしています。

「スカイニュースは、新型コロナウイルスの発生前に施設内に生きたコウモリがいたことを研究室内の当局者が知っていたことを指摘、そして新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)の起源を調査した世界保健機関(WHO)の報告書は「コウモリが武漢ウイルス学研究所で飼われていたことに言及しなかった」と説明した。
「この動画は、私たちが最初からパンデミックの起源について聞かされてきたことの多くが中国による虚偽情報であり、それがその後、武漢ウイルス研究所と協力関係を続けてきて、中立ではない立場の多くの人々によって広められたことを示している」と、スカイニュースの司会者シャリ・マークソンは後にFOXニュースのタッカー・カールソンに語った。
「武漢ウイルス研究所は、生きたコウモリをケージに入れていた。この事実によって、研究所流出説を『陰謀』だとしたWHOのメンバーの主張は否定される」」(NW前掲)

スカイニュースは、WHO武漢調査団の報告書がまったく虚偽だったことを暴いたのです。

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ピーター・ダザック WHO国際調査団、メンバー1人が武漢研究所に近い関係

この団長格だったのは、こともあろうに石正麗らと共同研究していたウィルス学者で、別名「コウモリ男」と呼ばれたピーター・ダザックです。
そもそもこんな利害を深く共有する人物を選ぶこと自体が常識はずれで、このWHO調査団の中立性・客観性に疑問が出て当然ですが、WHOはこういう人選をして恥じない機関だということがよくわかります。
この調査団の真の目的は、それはさまざまな証拠を調べ上げて原因を科学的に特定することではなく、証拠を隠滅し偽りの結論で塗り固めて世界を騙すことだったのです。
ダザックは調査団が、武漢研究所でウィルスサンプルや医療記録をだすように要求すらしなかったと言っています。

ダザックは、武漢研究所起源説を陰謀論者と決めつけた張本人でした。
彼は2020年12月にこのようにツイートしています。

「現場で収集されたウイルスの遺伝子解析のために武漢研究所にコウモリが送られたという事実はない。それが現在の研究のやり方だ。私たちはコウモリのサンプルを収集し、研究所に送る。コウモリは捕獲した場所で解放する」
「私は15年間この仕事に従事してきたし、武漢研究所と協力してきた。研究所には生きたコウモリは絶対にいない」
研究室にコウモリがいると主張するのは陰謀論だ」(NW前掲)

それどころか、1万匹を超える大量のコウモリが不感研究所内に飼われていたということで、ダザックが意図的に虚偽の情報を語り、WHO調査団を自然起源説という間違った方向へ誘導していたことがバレてしまいました。
もちろん、ダザックは武漢研究所がなにをする場所か熟知しており、そこで大量のコウモリが飼育されていたからこそ、ここにカネを送金し続けていたのですが。

こんな履歴を持つ人物が、世界で最大のコウモリ由来のウィルスを収集している研究所のすぐそばで、「未知のコロナウィルス」がパンデミックを起こしたことをなんの疑問にも感じないというほうが奇怪です。
ところが、ダザックはすかさず武漢研究所との関わりを強く否定し、ダザックの影響下にある26人もの科学者と連名で2020219日、医学誌ランセットに「新型コロナウィルス感染が自然な発生源を持たないことを示唆する陰謀論を、私達は断固として非難する」と宣言しました。
情報自由法の請求記録から、ダザックが研究所流出説を潰すための公開書簡を主導したことが分かっており、彼は書簡の草案を作成し仲間の科学者たちに署名させて、それが幅広い見解を示すものに見えるように画策したこともわかっています。

この科学者の共同宣言は非常にインパクトがあり、ついせんだってまでは「世界の科学者の総意」のように報じられていました。
当初から研究所が怪しいと考えていたのは、リベラル系ではニューズウィークなどごくわずかで、他にはトランプ支持を打ち出していたFOXだけという有り様でした。
日本では、いまだ99%のメディアが「報道しない自由」のぬるま湯に首まで浸っていますが、いつまでそうやっていられることやら。
ニューズウィークはやや誇らしげにこう書いています。

「新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的な大流行)は中国・武漢の研究所から手違いでウイルスが流出して引き起こされた──これはつい最近までオルト・ライト(新右翼)的な陰謀論としておおむね無視されてきた主張だ。
ワシントン・ポストは2020年初め、「専門家が何度もその誤りを証明した陰謀論を、執拗に蒸し返している」として、トム・コットン上院議員を批判。CNNは「陰謀論や誤情報を信じている友人や家族を説得する方法」を伝え、ニューヨーク・タイムズも「非主流の説」扱いをし、公共放送のNPRも「研究所の事故で流出したという説は虚偽だと証明されている」と述べるなど、アメリカの他の主要メディアもおおむねこの説を否定していた。
そうした中で、本誌は例外的に2020年4月、武漢ウイルス研究所(WIV)はウイルスの病原性や感染性を強める「機能獲得型」研究を行なっており、ここから流出した可能性も否定できないと報道した。同様の報道を行なったのは、左派系雑誌のマザー・ジョーンズに加え、ビジネス・インサイダー、ニューヨーク・ポスト、FOXニュースと、ごく少数のメディアだけだ。

ニューズウィークは正直に書いていますが、米国メディアが武漢研究所起源説を陰謀論と決めつけたのは、たんにトランプがそれを主張したからです。
なにがなんでもトランプを頭のおかしい独裁者、極右と印象づけたかった米国リベラルメディアは、中身を検証しようともせずに陰謀論のレッテルを貼って封印してしまったというわけてす。
バイデン政権は、トランプ時代に始められた国務省の起源調査を今年3月で打ち切っています。

さてこの本職のメディア以上の目ざましい働きをしたドラスティックは、この武漢研究所におけるこうもり飼育が現実に映像でさらされたことを武漢研究所起源説の決定的証拠と考えているようです。

「ダザックは何度も嘘をつき、武漢ウイルス研究所はWHOに真実を伝えず、WHOは事実を尋ねなかった。ドラスティックはこうした情報をひとつひとつ掘り出さなければならなかった。このビデオは、武漢ウイルス学研究所が生きたコウモリを飼っていたという、われわれのこれまでの主張を証明する最終的な証拠だ」と、ドラスティックは本誌に語った」(NW前掲)

私は、チェックメートを宣言するにはまだ早いと思っています。
今回のコウモリ動画の発見は、ダザックに決定的打撃を与えたはずですが、まだ当人の証言がないからです。
ダザックの外堀が埋められたのは確かですが、ダザックが知ることのすべてを語れば、これがほんとうのチェックメートです。
そうなれば、中国がいかに白ばくれようと、耳を傾ける者などいないはずですから。

 

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コメント

バイデン政権はどれだけ本気で真相を暴く気があるでしょうか?
ダザック氏の訃報が届く日が近い気がします…

 いまだに「最終的には中共の協力がない限り立証されない」と言う科学者がまだいますが、それは間違いです。
 法的には、これまでの証拠だけをもってしても、検察が言うところの「罪を犯したことを疑うに足りる相当な理由」には十分で、「特定の犯罪の嫌疑を肯定できる客観的・合理的な根拠」たりうる条件を満たしています。

ですが6/9の記事でブログ主様が言うように、「バイデンはトランプと違って新型コロナウイルス危機について、可能な限り中国と協力すべきだと考えているスタンスに立ってい」て、ゆえに総括的な「米国政府の調査もまた、あいまいに消えていく」方法をバイデンは取ったのだろうと思います。
世論や議会がそれを許すのかどうか、そこが次の段階になるのでしょう。

かつてポンぺオやトランプ政権は中共への何らの配慮なしに調査・公開する事を情報機関に命じましたが、情報機関内部の多数の官僚がそれを阻んだ事が明らかになっています。
あの頃と状況が180度変わったように我々は見ていますが、危険な中国通信企業6社などへの米国市場参入を再許可したりしているバイデンの施策を見るにつけ、いまだに共通の力学が働いていると考えます。

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