もうひとりの重要人物・ピーター・ダザック
今や一気に武漢ウィルスラボからの漏洩説が溢れ返っています。
いままでのトンデモ扱いが嘘のようで、いまや英米ではメーンストリームの認識にすら発展しました。
あいかわらず、見えません見えませんを決め込んでいるどこかの国のメディアとは大違いです。
なんのことはないメディアは、たんに「トランプが言った」からしゃかりきに否定してみせていただけのことで、科学的根拠なんぞなかったのです。
今までだって、心ある英米の研究者は、武漢ウィルスラボ(WIV)漏洩説を唱えていたのですが、ガン無視。
香港大学公共衛生学部のウイルス科学者で、米国に亡命した閻麗夢(イェン・リーモン)の内部告発も、同じく葬られました。
つい半月まで、武漢ラボ漏洩説は、ポリコレ狩りの対象だったんですから、変われば変わるもんです。
その理由は、「憎いトランプが言ったから」という身も蓋もない話だったようで、このタブーの重石を取ってくれたバイデンに感謝せねばなりませんな(苦笑)。
皮肉はこれまでとして、私たちも中国政府は絶対に認めないからいくら追及しても無駄だ、という無力感から自由になりましょう。
ここまで多くの米英のメディアや科学者が一斉に科学的証拠を提示して武漢ラボ漏洩説を唱え始めれば、認めないのは容疑者ひとりだけという状況をつくりだすことができます。
傍証や状況証拠だけではなく、ウィルスに人為的改変を加えた痕跡を科学者が発見しはじめています。
英国とノルウェーの科学者は、この改変の証拠となる「指紋」を発見しました。
「英国の日刊紙デイリー・メイル電子版28日の特種報道で、近く発行される生物物理学の季刊誌Quarterly Review of Biophysics Discoveryに掲載される学術論文を事前に入手し「中国がコロナウイルスを造った」と伝えた。
論文の筆者は、ロンドンのセント・ジョージ大学で腫瘍学専科のアンガス・ダルグライシュ教授とノルウェーの製薬会社イミュノール社の会長で生物学者でもあるビルゲール・ソレンセン博士の二人で、研究の発端はイミュノール社で新型コロナウイルスのワクチンを開発するために、ウイルスを調べ始めたところ、ウイルスが人工的に改ざんされた痕跡(フィンガープリント)を発見したことだったという」
(木村太郎NON FAKE NEWS 5月31日)
https://news.yahoo.co.jp/articles/8b36470ee15dcbe2899f76571ee3d820aa9bb39c
中国の武漢ウィルスラボの研究のほとんどは、米国では禁止されている遺伝子操作を使って性質の異なるウイルスを作り出すことでした。
石正麗らのグループがとった手法はこうです。
「二人は、中国の研究者が中国の洞窟で捕らえたコウモリからそのウイルスの「バックボーン」と呼ばれる部分を別のスパイクに接着させ、より致死性が高く感染力の強いウイルスを造ったと考える。
そのウイルスのスパイクからは4種のアミノ酸の列が見つかったが、こうした構造は自然界のウイルスには見られないことで、人工的なウイルスであることを裏付けるものだとソレンセン博士は言う」(木村前掲)
このウィルスのスパイク(突起)からは、4つのアミノ酸配列が発見され、それらはまるで蛍光ペンで塗ったように光り輝いて見え、光ったのは電荷を帯びていたからだそうです。
いうまでもなく、これら4ツのアミノ酸配列は自然界には存在しないものです。
論文公表前ですので、今の時点ではここまでしか情報がありませんが、また分かり次第お伝えします。
このように次々と武漢ウィルスラボからの漏洩を証言する証拠が固まってきているようです。
さて、今日はファウチと石正麗を結ぶピーター・ダザックという人物から始めましょう。
おそらくファウチとダザックは、かなりの部分まで石正麗の研究内容を知り得ている立場にあり、今回の新型コロナウィルスを誰が作り出したのか知っています。
このダザックという男は英国人動物学者で人獣共通感染症研究者です。
この人獣共通感染症というのがキイワードですので、ここから押えておきます。
ヒトと自然界の動物は、先日来からお話しているように、「種の壁」を超えて感染をうつすことはできません。
「一つの鍵穴に一つの鍵」と言い表されているように、ウィルスは自分の宿主が特定されているからです。
しかしなんからの原因で、「種の壁」を通過するケースがわずかですが、生まれています。
https://www.ayyoshi.com/%E3%82%B3%E3%82%A6%E3%83%A2%E3%83%AA%E3%81%A8%E6%84%9F%E6%9F%93%E7%97%87/ 自然界のコウモリウィルス
「 病原体は基本的には宿主を選んで生存しています。そして宿主どおしでも、動物は森に住むもの、人は人里に住むものと明確に分かれていたのです。ところが乱開発や土地開発で今までなかった接触がおきて、新しい病原体を生む原因となってしまったのです」 (国立国際医療センター研究所の切替照雄研究部長)
このように今までは、自然界のコウモリのウィルスが乱開発などの原因でヒトと濃厚接触して新たなウィルスを生んだとされていました。
ただ、この仮説が成立するには中間宿主の存在が必要です。
いきなりコウモリのコロナウィルスがヒトに侵入するのではなく、なんらかの中間的な哺乳類、たとえば豚などを経由してヒトに感染を拡げる仕組みです。
これが今回の新型コロナでは見つからないのです。
そもそも発生源とされた武漢海鮮市場ではコウモリは売られていませんでしたし、新型コロナウィルスを持つとされるキクガシラコウモリは武漢から遠く離れた雲南などにしか生息していないのです。
すると残る可能性は、誰かがキクガシラコウモリを大量に捕獲して飼育し、なんらかの遺伝子改変実験をして、ヒトに感染可能な新型ウィルスを作ったとしかかんがえられなくなります。
いうまでもなく、「誰か」とは武漢ウィルスラボの石正麗らであり、「なんらかの」方法とは機能獲得変異実験です。
彼らは、この方法でいっそうヒトに感染しやすく、しかも毒性の高い人工ウィルスを作り出したのです。
そしてこの悪魔の実験に資金を与えていたのが、アンソニー・ファウチでした。
ファウチは国立衛生研究所(NIH)所長で、米国を代表するウィルス学者です。歴代の大統領の保健政策の顧問を努めてきました。
トランプと大喧嘩したせいかどうか、バイデンでも再任されています。
このファウチに対しての追及の刃は、共和党上院ランド・ポール議員の5月13日の公聴会でこうファウチに問い質したところから始まります。
「国立衛生研究所(NIH)は蝙蝠からウイルスを人為的に取り出す実験をしている武漢ウィルスラボに資金提供したのではないか」
これに対するファウチの答弁はこうです。
「NIHは武漢ウィルスラボによる『人間が造ったスーパーウイルスの機能研究』(機能獲得型)に資金を提供したことはなく、蝙蝠のウイルスの遺伝子解析WIVで実施するエコヘルスアライアンスに助成金を授与した。私は中国人が何をしたか説明できないが、中国で何が起こったのか更なる調査に完全に賛成する」
ファウチは「中国人がなにをしたか説明できない」などととぼけていますが、もちろん知っています。
FOXニュースの『ネクスト・レボリューション』の新型コロナウイルス「研究所流出説」によれば、このファウチのNIAIDのために武漢研究所が行った作業は、2017年の助成プロジェクトの発表論文に詳しく説明されています。
ピーター・ダザックと石正麗はこの「中間報告」の共同執筆者で、そこにはこう述べられています。
「単一個体のフンのサンプルから、更に新型のSARS関連コロナウイルスRs4874の培養に私達は成功した。(中略)WIV1をバックボーンとする感染性細菌人工染色体 (BAC) のクローン群と、8種類の異なるコウモリSARS関連コロナウイルス由来のS遺伝子変異体を私達は構築した。(中略)Rs4231とRs7327の感染性クローンのみが変異後にベロ6細胞における細胞変性効果に至った」
(胡犇、ピーター・ダザック、石正麗 PLoS Pathogens誌2017年11月30日)
つまり彼等は、実験室でヒトの細胞をそれらに感染させ、自作の人工ウイルスが機能的ウイルスとして自己複製できる事を示したというわけです。
この機能獲得変異実験が2014年に米国内で禁じられたために、ファウチは外国に委託することにしました。
その時に相談したのがダザックです。
ファウチは、直接に武漢ウィルスラボに資金提供せずにダザックの会社であるエコヘルス・アライアンスを迂回して資金提供をしました。
このダザックは、武漢ウィルスラボになんらかの利害関係を持ち、石正麗とも懇意の仲でした。
ダザック自身も加わって、石グループの機能獲得変異実験をしたわけです。
ちなみにダザックは、WHOの武漢調査団に利害関係者でありながら、シレっとして加わっています。
ダザックは、調査団員としてこう述べていました。
「米国の動物学者、ピーター・ダザック氏はAP通信の取材に対し、調査団が訪問したい場所や面会したい人のリストを事前に中国側に提供していたとし、いずれも拒否されなかったと述べた。米国のトランプ前政権がウイルス流出疑惑を唱えた武漢ウイルス研究所への訪問では「洞察に満ちた質問をすることができ、(中国側の)重要人物がみな出席した」とも語った」(テレ朝2月6日)
「洞察に満ちた質問」ね(爆笑)。
また、ダザックは漏洩説陰謀論の科学者サイドの主唱者でした。
昨年2月18日、27人の専門家は、国際医学誌「ランセット」に声明を発表し、武漢ウイルスラボからの漏洩説はただの陰謀論にすぎず、なんの科学的根拠もないと断じる声明をだしましたか、その音頭取りをしたのがこのダザックです。
まさに鉄仮面。毛皮つき心臓の持ち主です。こんな武漢ラボの利害関係者を調査団に入れてしまうWHOが、いかにパンダハガーの巣窟なのか知れようというもんです。
米メディア「USAトゥデイ」などの昨年の報道によると、米国立衛生研究所(NIH)は2015年以降、コウモリ由来コロナウイルスの研究のために、このダザックのエコ・ヘルス・アライアンスに370万ドル(約3億8702万円)の助成金を提供しています。
このダザックの会社は、過去、武漢ウイルス研究所と共同で研究を行い、米政府が出資した370万ドルの一部が同研究所に流れています。
FOX
これが彼らがやった機能獲得変異実験の「輝かしい成果」だというわけです。
堕落した科学者と、いかなる悪魔の所業であろうとも国家目的遂行のためには厭わない国との合作、これが新型コロナ・武漢株なのです。
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コメント
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全くもって、世界的な大迷惑です。どんだけ死んだんだか。。
あー、私は偶然ではなくタイミングを見計らった中国のバイオテロだと。。こちらのコメント欄には迷惑かかるかもしれないので書いて無かったか。。
どこぞの議員さんが自分の父親が治療を受けられずに亡くなったことを知事のせいにしたりなんてのは、元々次元が違うし枝葉末節(もちろんお見舞い申し上げます)な話です。そんなことばかり取り上げる我が国のマスコミ。
先日は「アメリカCDCの勧告で、日本は危険な国認定」とかやってたけど、じゃあ今日遥かに日本より感染の多いEUが「日本は安全だから受け入れて良し」という決定を出したことくらいは同じ規模で報道してくれなきゃ。それこそマスコミの自殺ってもんですよ。。
投稿: 山形 | 2021年6月 2日 (水) 07時19分
日本のマスコミは、ちょうど世代交代が終わったところなのか、80年代までは日本はワクチン先進国だったのに国の失政で後進国になったんだと伝えてます。
あんたらの先輩方がやらかしただけでしょうに。。耳学問だけで書く記事はこわいですね。それこそ戦前の出来事ような丁寧に掘り返して検証すらしないでネットでパパッと調査らしきものを調べて記事が出来上がるだけ。
偏見も切り貼りもやり放題です。
一昨日のNHKクロ現プラスは、山中伸弥教授と、画期的なmRNAワクチンの精製技術を生み出したカナダの女性教授の対談で実に内容の濃いものでした。
mRNAワクチンの抗体持続は、今のところ六ヶ月は確実でこれから、九ヶ月や十二ヶ月で検証されるとのこと。
うーん、昔はインフルエンザワクチンですら毎年2回接種で、体調不良等で接種できなければ隣接の学校に歩いて行きましたね。中学の時にはお隣から来たの年上女子生徒が接種直後に腕のガー、抑えてるんだけど、Yシャツが全部はだけた状態でブラ丸出しのまま擦れ違って···「大きい!エロい!」と、思わず勃ってしまつまたという恥ずかしい思い出。
まあ、何とも緩い時代でしたわ。。
今回のワクチンも今のインフルエンザわのように年1回で住むようになるのでしょうかねえ。お医者様のご見解を是非お聞きしたいところです。あくまでも私見でよろしいですから、プーさんはいかが
てしょう?
投稿: 山形 | 2021年6月 2日 (水) 10時34分
またまたかの国が壮大なオチをつけてくれました。
「コロナワクチン接種率が高い国で感染者・死者が急増、原因は」
https://news.yahoo.co.jp/articles/f248eabb32079cb387c9c31022a73e4f17dd9960?page=1
原因は、って要するに変異株に効果がないってことでしょう。中国が作り出したウィルスである証拠がそろいつつありますし、そうなるとワクチンだって作ってたろうな~くらいのことは想像できるわけでして。ただし、原始株に対する不活化ワクチンじゃ変異株に無効でしたって自国でなく海外で証明してしまったようなもん。中国と傀儡と化したWHOには落とし前つけてもらわないとですねぇ。
記事の最後↓重要
「また、米国では世論調査の結果から、ワクチン接種を受けた人より未接種の人の方が、パンデミック前の日常と同じように生活することへの安心感を持っていることが分かっている。この安心感が、行動規制の緩和を進める各州当局にとっての問題となる可能性もある。」
投稿: クラッシャー | 2021年6月 2日 (水) 12時26分
山形さん
今のうちに2回打ったら、あとは年1回ずつかなと思います。
「ブースト」すると言いますが、年月が経つと少しずつ低下する抗体価を、もう1回打つことで上げてあげることになります。
ご指摘の通り、免疫が何か月維持できるかは、これからの知見に依ることになります。
ただ、大きく構造の違う新たなウイルスを流行させられたら、やり直しになります。
流行をいち早く察知して素早くワクチンを開発する体制づくりが求められますね。
投稿: プー | 2021年6月 2日 (水) 18時26分
プーさん、ご見解ありがとうございます。
投稿: 山形 | 2021年6月 2日 (水) 21時05分
閻麗夢氏は「中共が故意に流出させた」としていますが、まさかそこまでは~、とは思います。
ずさんな実験室の管理状態はかねて多くの研究者も指摘するところであったし、事実そうした前科もあるのでガチなんだと思います。
中共がこれを肯定するはずがないとしても、証拠をもって厳しく責任追及すべきです。
投稿: 山路 敬介(宮古) | 2021年6月 2日 (水) 23時03分