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2021年7月 5日 (月)

COVID-19ウィルスはなくならない

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DOVID-19について、永久にもぐら叩きをしていたいのか、と思う時があります。
やれ第5波が来た、新しい株が発見された、そらリバウンドだぁ、今日は東京都は何百人の新規感染者がぁ、ああキリがない。
だから、あえて言います。あーた、だからナンなんなんです。
そんなに大騒ぎすることなんでしょうか。

先週紹介した西村秀一医師によれば、感染症は今までの歴史的経験から必ず弱毒化していき、病毒性を発揮できなくなっています。
これは願望ではなく、科学的知見です。

「最初のうちは毒性が強く、亡くなる人が多かったとしても、宿主である人を殺してしまってはウィルス自体が生き残れません。そこで、長期的には人を殺さないていどに毒性が弱くなる方向へと変異していきます。
感染する人は多いが、軽症で済む、という状態なります。すると多くの人が免疫をもつようになります」(西村『新型コロナの大誤解』)

それは別にCOVID19が改心して善良になったということではなく、強毒株と弱毒株が同時に流行すると、ふたつの株の間でなわばり争い(獲得競争)が起きるからなのだそうです。
結果は、宿主を殺してしまうような凶暴な株は淘汰されて極小派に転落していきます。

ただし、弱毒株が制圧するまで獲得競争が続いていますから、弱毒株が優勢だったり、強毒株が優勢だったりのブレがあります。
これがただいま現在2021年夏の状況です。
今は強毒株といわれる変異株が表面に出て、メディアは1.7倍強いとか吹聴していますが、それはどの時点で誰がどうやって計ったかによって大きく数値が違うので、丸飲みして、うわーたいへんだぁ、強くなってるとなんて思わないでほしいと、西村氏は注意しています。
またPCRをくぐり抜けなどといった説は、悪質な風評にすぎず、この部位で採集出来なければ別の部位で採るだけのことだそうです。

あ、そうそう、脱線しますが、私はこの間、「新型コロナ」という表記を「COVID-19」に変更しております。
世間では単に「コロナ」と略してしてしまっていますが、季節性インフルエンザも、かつての猛威をふるった「スペイン風邪」も、みんなコロナウィルス一族のなせる業なんですがね。
今回の「新型コロナ」を制圧したとしても、必ず次の「新型コロナ」が出現することはまちがいありませんから、その都度、「最新型コロナ」「新型コロナマークⅡ」とでも呼ぶんでしょうか。

いっそうのこと、「武漢肺炎」とか「武漢風邪」と言ってしまってもいいのでしょうが、呼称自体が政治的価値判断をもってしまっています。
この表現を使う人たちは、中国を批判する目的も含意しているようですが、そういう政治的スタンスと科学的に解明することは次元が違うことなのです。
そこで「COVID-19」という価値中立の呼称にすることにしました。

話を戻します。さて、COVID-19ウィルスは、いかに制圧が終了してもなくなることはありません。
かならず社会のどこかに潜んで顕在化しないだけのことで、なくなりはしません。
いや2003年にこれも中国で流行したSARSや、2012年のMERSは消滅しただろうと思いがちですが、いずれも患者の肺の中でウィルスが増殖するタイプでした。
ですから、宿主が重症化するために移動が限定され、ウィルスも一緒に移動制限がかかってしまって、感染拡大が限定的でした。

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新型コロナによる肺炎 通常の肺炎と何が違うのか|NIKKEI STYLE

それに対して、COVID-19は上気道という呼吸器系の上部で繁殖し始めるために、上気道に止まっていれば軽症ですみますが、その代わりウィルスは簡単に体外に出てしまって感染を拡げることになります。
軽症者や無症状者のほうが圧倒的に多いために、患者がキャリアーとなって感染を拡大します。

ワクチンは有効な対抗手段ですが、あくまでも体内に抗体ができる「だけ」のことです。
「だけ」といってもこれは大変に偉大なことで、社会の感染拡大を阻止することが可能です。
しかしワクチンで抗体ができても、呼吸器表面のウィルスをワクチンで消滅させているわけではないので、ウィルスは残存し続けます。
ただ罹らないだけなのです。

さぞかしゼロリスク論者の人たちは気持ちが悪いだろうな。
COVID-19は感染が終わっても、「いる」のですからね。
つまり現在は、この2年間のCOVID-19の感染拡大フェーズから、「共存」フェーズへの過渡期なわけです。

これと似たようなことは、2011年の福島事故時の放射能でも起きました。
放射性物質は半減期が長いために30年も40年も残存します。
山に降下した放射性物質は、当初は地表表面に溜まりますが、その上に毎年膨大な量の落ち葉などの腐植物質が積み重なっていき、一年で約5㎝下に押し込められていきますから、あれから10年、ずっと下の地層にまで追いやられているわけです。

具体的数値で見てみましょう。
まったく除染していない福島県の放射性物質が降下した森林における計測によれば

2011年9月における福島森林の汚染数値
・福島山木屋地区(標高600m)・・・1万7千bq
●山木の土壌の放射性物質分布
・0~7㎝下の層・・・・98.6%
・7~15㎝下の層・・・1.4%

このように、放射性物質は地下5㎝下の地層にほぼすべてが存在し、その地層は微生物がもっとも活発に活動する腐植層と呼ばれています。
そして、毎年営々とに落ち葉が落ちて積み重なり、分解されて新たな土に変わり、新たな地層を形成していくことになります。
かくして、今やかつての福島事故の影響を受けた放射性物質を含んだ地層は、はるか下に入ってしまっています。

これでいいじゃないか、と私は思います。
人間に触れられず、人体や環境に悪い働きをしなければいいだけのことじゃないですか。
ところがゼロリスク原理教の人たちは「気持ちが悪い」といって完全除染を叫んでほじくり出して袋詰めにして処分地に持って行けといいます。
湖や河ならば、浚渫しろ、と言います。
一種の穢れ信仰ですから、ひとりで永遠にやっていなさいと思います。
地表数メートルで機嫌よく眠っていただいたほうがよほど安全で、処分地で薄いビニール袋に入れて積み上げることのほうがよほどリスクじゃないですか。
社会的コストをかけてかえって危険にしてどうするのか、と思います。

COVID-19も同じことです。
気持ちが悪いでしょうが、COVID-19はなくなりません。
ただ人間にとって肺炎をおこして死に至らしめるようなことが、極小化される「だけ」のことです。
やがてウィルスの法則に従って弱毒株が優勢になり、落ち着いていきます。
負けた強毒株もどこかにいるでしょうが、人間に抗体が発生しているために悪事を働けません。

おそらくは社会活動が活発な若年層を宿主にし、目立った重症化も引き起こさずに「いるだけ」ですが、PCRをすればそのつど感染者がカウントされることでしょう。
それをそのたびに感染の新たな波が来たというのは、正確ではありません。
ましてやいちいち第何波などと数えることは、徒に不安心理を募らせるだけで無意味な煽りです。
高齢者にうつすとリスクがありますが、ワクチンで有効に阻止されているはずです。

したがって、問題は一にかかってワクチン接種の進行いかんにかかっています。それに尽きます。
イベルメクチンとかアビガンに期待する人が多いのは理解できますが(日本人の発明ですしね)、それらの薬剤は本来別の病気に対して作られたものであって、COVID-19に対しての治験がまだ出揃っていません。
そもそも薬剤は症状が出てから使うもので、ワクチンは抗体を作って事前に防ぐものですから、置き換えが効きません。
ワクチンの代わりにイベルメクチンを投与するわけにはいかず、逆に罹ってしまった患者にワクチンを打ってもしょうがないのです。

今は状況が落ち着いていませんが、このようなどっちつかずの過渡期は必ず終了します。
たぶん冬までには一定の落ち着きをみせるはずです。
そして長き共存期に入ります。
その時は、かつてのスペイン風邪が今の季節性インフルエンザの祖先だというように、COVID-19も季節性インフルエンザの一種となっているかもしれません。

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コメント

無くはならないでしょうねえ。
普通の季節性インフルエンザのように共存して、たまに強い新型が発生することの繰り返しになるかと。
現状のmRNAワクチンはまだまだ改良の余地がありますし、当然メーカーもそうすべく動くでしょう。
まず超低温管理が大変。せめて普通の冷凍庫(マイナス18℃程度)で保管や輸送が出来ればかなり使い勝手が上がります。それから使用時に生食5倍希釈という点もミスや無駄な廃棄の元です。
あとは、インフルエンザワクチンのようにかつては2回接種だったのが1回になったようになれば事務処理も現場も被接種者もずいぶんと楽になりますね。

ワクチン接種反対を唱えるのは自由だけど、最もわけが分からんのは、わざわざ「怪文書」を投函したり「冷凍庫の電源を抜け!」とかネットで拡散させたりしちゃってる連中!
他人まで巻き込むなと。ロシアに送ってやれ!

ああいう連中はある程度いますからね。ワクチン反対デモやらオリンピック反対で「密」になってるの観て、むしろ全然大丈夫じゃね?と。
昨日は茨城県で聖火ランナーに水鉄砲放つバカ女まで出たそうですけど、他人と対話出来ないからといってアドレナリン出しまくって過激な行為に走るのは大迷惑ですね。連中としては実力行使以外に止める方法が無いのはたしかですけど。
大会期間中に「国立競技場に爆弾を仕掛けた」なんて電話は絶対に出るゾこれ。。

いつもありがとうございます。

細かいところで申し訳ありませんが

「これがただいま現在2012年夏の状況です。」

2021年夏ですよね。

 そういえば立憲民主党は、「zeroコロナ」戦略とか言っていましたね。
理想は結構だけど、およそ政治家のいう事じゃありません。

「変異しながら弱毒化して、感染力は逆に高まる」という事は、早くからプーさん先生も指摘していた事。
死者数もワクチンのおかげで激減していますので、心配な人は来年も打つ気持ちで気長に構えましょう。

深刻な危機と誤認させ、感情を煽って政治マターにしたい勢力に傾かないようにしたいものです。
政府は出口戦略をハッキリさせ、すでに経済対策に専念していくべき時です。

最近は高齢者の感染確認割合が減っていますね。ワクチンは確実に効いています。高齢者施設や医療機関のクラスターが発生していないのが何よりの証拠です。

武漢ウイルスと呼べないことが悔しいですね。
ギリシャ文字で呼称するなら、大本を「χ株」
というのはどうでしょう。
カイ、英語ではchiです。

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