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2021年7月 6日 (火)

あらかじめ仕組まれたとおりの都議会選結果

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ああ、イヤなものを見てしまった、という感じです。
なに、日曜の東京都議会議員選挙のことです。
自民党はかろうじて第1党となったものの、現実的には大敗しました。
このひどい負け方だと、次の衆院選とその後の総裁選も見えた気がします。
今のままだと、相当の確率で菅は衆院選と総裁選を乗り切れないでしょう。

「自民党は4日の東京都議選で、公明党と合わせて過半数奪還を目指したが伸び悩んだ。
 新型コロナウイルス感染対策や東京五輪をめぐる菅政権の対応への反発があるとみられ、秋までにある衆院選に向け危機感を強めている。
「このままでは衆院選も厳しい」。党幹部の一人は4日夜、衆院選への焦りを隠さなかった。
山口泰明選対委員長は党本部で記者団に「残念。どこが足らなかったのか精査し、衆院選に臨んでいかなければいけない」と語った。
伸び悩みの要因は、菅政権のコロナ・五輪対応だ。東京都の新規感染者数が選挙期間中も前週の同じ曜日を上回り続ける中、菅政権は五輪の開催と有観客にこだわった。「切り札」のはずのワクチン接種をめぐる混乱も明らかになった。
党関係者は「都民ファーストの会を引き離せないのは、都民ファが無観客開催を公約に掲げたから。都民は五輪に敏感だ。怖がっている」と指摘した。公明党の石井啓一幹事長は4日夜のNHK番組で「政府は無観客も真剣に検討してほしい」と求めた。
 前回の2017年は、小池百合子
都知事が都民ファを率いて旋風を巻き起こし、自民党は過去最低の23議席に沈む歴史的大敗を喫した。このため、同党は知事選での支援などを通じて小池氏に接近。小池氏から「少なくとも敵対しない」との感触を得ていた」(時事7月5日)

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時事は自民が楽勝どころか一転して惨敗に終わったことを、菅政権の「コロナ・五輪対応」のせいにしていますが、違うはずです。
たしかにメディアの菅のCOVID-19対策に対してのディスりはオリンピックさえ潰してしまえ、というほどの域に達していましたが、それが主原因とは思えません。
現実の東京都の感染状況は、先
日も記事にしましたが、重症患者数47人(6月23日現在)、重症者病床使用率は29%(6月23日現在)ですから、これで医療崩壊など起きるわけがありません。
ワクチン接種も進んでいますから、いくらメディアのディスりがひどくても、それが原因でこの結果ということはないはずです。
メディアは自分たちの力を誇示したいから、こう書いているにすぎません。

たしかに菅の発信力は悲惨の一語に尽きます。官房長官ならパーフェクトでしょうが、一国のリーダーとしてみると落第点です。
そして官房長官までもが、似たようなタイプの地味な加藤ですから、まったく華がありません。
ですから菅政権は、その実力に較べて国民の眼には鈍重な農耕牛のように写ってしまっています。

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逆に、ニューヨーク州知事のクオモや小池がなぜたいしたこともやっていないのに支持率が高いのかといえば、メディアの使い方を知っているからです。
彼らは、元ニュースキャスターという特技をフル動員して、露出しまくり、しゃべりまくり、まるで有権者たちと対話をしながら政治を進めているという錯覚を与えることに成功しました。
小池など、定時のニュース番組で毎日毎日ご尊顔を拝していた気がします。
ああ、この顔見ない国に行きたいと思ったくらいです。なにか露出してキッパリものを言っているだけで知事はやってくれている、という錯覚が起きるのでしょうかね。

実は東京都でダラダラ宣言出したり、延長しまくったり、マンボーをだしているのは他ならぬこの人なんですが、なぜか無傷。
オリンピックをやるやらないも、観客がどうのというのも主催都市でありながら、なぜかこれまた無傷。
都合の悪いことはみんな政府に押しつけて、いつの間にかみんな政府が悪いんだ、と言う声に小池与党の都民ファに加担させています。

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東洋経済 

一方、菅は対照的。もう少し自己顕示をしてみたらどうなんだ、とこの私でさえ思います。
「大言壮語しない政治家はもてない」と野口武彦氏は『徳川慶喜』で書いていますが、菅はまさにこの典型です。
実務家肌の政治家は、スター性がある政治家と組んで初めて輝きます。
まさにその理由で、官房長官時代の彼は輝いて見えたのです。

首相になってからも、契約どおりの量を寄こさない米国の製薬会社に直談判してブン取ってきたり、医事法を楯にして医師と看護師以外に接種させない医師会を相手に、ならば別口を当たると超法規ができる蛮勇ができる持ち主なのに、国民には顔が見えません。
秋田の農民顔のままで、会見はボソボソと役人が書いたペーパーを読むだけ。これじゃあね。

これが小泉パパだったら、バカデッカイ声で、「医師会をぶっ壊さねば、コロナの勝利なし!」「オレがグダグタ言ってるファイザーの社長の襟首つかんでワクチンをブン取ってきた!」くらいは吠えたかもね。ああ、目に見える(笑)。
小泉パパを政治の師と仰ぐ小池なら、医師会を諸悪の根源に仕立てて、征伐してやる、くらい言ってのけます。
こういう敵を作って、それと戦う構図を作るのが、この人のやってきた政治手法でしたからね。

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国民は、菅の蛮勇が官僚の頭越しにやっているとはつゆ知らず、首相なんて役人の振り付けどおりにしゃべっているだけだろう、くらいに思ってしまっています。
官房長官時代には、スター性がある首相の女房役でしたからこれでよかったのですが、このスタイルを変えない限り次の衆院選でも負けるでしょう。

それはさておき、自民の最大の敗因は、二階が小池と談合していたからです。
二階はこの選挙の総指揮官のはずですが、この男がこともあろうに最大の敵であるはずの都民ファの小池とつるんでしまったのですから、話にもなりません。これで勝てる道理がありません。

小池はだいぶ前からこのまま都議会議院選挙に突入したら、メディアの予想どおり都民ファは惨敗することを予想していたはずです。
そこで同時期に行われるオリンピックを、なにかに使えないかと思ったのでしょう。
ポピュリストの小池としては、反対が半数以上の世論を追い風に使うことを発想したはずです。
開催都市首長としてオリンピック反対を唱えて辞表を叩きつけ、次の国政選挙に打って出る、というシナリオも頭をよぎったはずでした。

しかしそれではあまりに能がない。
このシナリオどおりやってしまうと、完全に自民党と正面衝突コースに入りますから、仮に国政選挙で自分が国政選挙で勝ったとしても、かんじんの自分の与党がいないために政界の孤児となってしまい、悲願の「初の女性首相」など夢のまた夢となります。
では、小池はどこから与党を連れて来るのでしょうか?

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自民・二階幹事長「もう発言しない」小池都知事の再選支持で - 産経

決まっています。それはもちろん自民党以外ありえません。
正確には、二階幹事長をボス猿に頂く林幹雄幹事長代理、山口泰明選対委員長一派です。
よく知られていることですが、小池と二階はきわめて近い存在です。
どこかこのふたりは波長が合うと見えて、小池を都知事に据えたのも二階、再選をさせたのも二階でした。
二階は、このじゃじゃ馬をどこかでなにかに使える弾とかんがえていたのでしょう。

今回も、須田慎一郎氏がユーチューブで言っていましたが、二階と小池が自民復党で合意している、というまことしやかな噂が永田町に流れていたそうです。
自民党復党し、かつての選挙区である東京10区で衆院議員に出馬するという案です。

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二階と林幹雄 www.nhk.or.jp

私はこのような政界の情報について、真偽を判断できる立場にはありませんが、ありえることだとは思いました。

「今回の都議選で小池氏の影響力が健在なことが改めて示され、自民内からは「衆院選で小池氏が『初の女性首相』を掲げたら、どれだけ票を集めるか分からない」(閣僚経験者)との懸念が出ている。
一方で、自民には小池氏を取り込む動きもある。二階氏は小池氏と定期的に面会を重ねて強固な関係を築き、小池氏を自民へと引き戻す選択肢を探る。「首相候補カード」として手元に置く狙いで、二階氏は周囲に「小池はよくやっている」と賛辞を惜しまない」(読売7月6日)

二階派には総裁を狙えるスター性を持った人材がいませんし、小池も独力で支持母体を作ることは前回であきらめたはずだからで、相互の利害は一致します。
彼ら二人は共に親中派ですし、そもそも政治理念がどうのこうのいうタイプではありません。
二階はいずれどこかの時期に、安倍後継内閣である菅のはしごを外して、従順なパペットを総裁に据える気だったのかもしれません。

ただしその場合、問題になるのは、小池が自分の支持母体として作った都民ファをどうするか、です。
小池は、都民ファに対して愛情のひとかけらもないはずです。
都民ファの国政版を作るつもりで失敗した小池女史にとって、いまやいかにスマートにこの素人政治集団を切るのかのほうが問題のはずです。
その扱いに失敗すれば、冷酷に同志を切り捨てたという、かつての希望の党の悪評の二番煎じになりかねません。
そもそもこの小池復党案は、彼女を押し立てて総裁選で次の次を狙う戦略と一体ですから、ソフトランディングしてもらわねば受け入れる立場の二階-林-山口らも困るのです。

そこで、二階と小池が練った戦術がこうでした。

①小池はオリンピックをこのまま開催することに協力する。
②第1党から都民ファを若干後退させ、自民党に譲る。
③東京都の勝利に固執する公明党には勝ちを譲ってメンツを保たせてやる。

つまりそこそこ都民ファには華を持たせて餞別代わりとし、自民は二階に責任追及が及ばないていどに勝たせてやり、実際は敗北させ、公明には恩を売る、ということです。
そのためにとったアクロバティックな離れ業が、小池の雲隠れと都民ファの事実上の切り捨て、そして菅の追い落としを狙った自民の敗北だったのかもしれません。
タヌキ寝入り入院を、業師とか天才とか言う人もいるようですが、ただの詐欺師でしょう。

まず、自民党はこの都議会議院選挙を大敗と総括すること。
そしてその責任者である幹事長、幹事長代行、選対委員長の3人を更迭すること。
そして次の執行部は、小池の復党はありえないと言明すること。
このていどの外科手術ができないようでは、次は決定的大敗を喫することになるはずです。

 

 

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コメント

都議会なんかじゃオリンピックの可否や観客の有無なんか何も決められないんだから、そもそも争点にしてる政党がおかしい。マスコミ含めて。

あ、星大輔当選したのか···プロサッカー選手としては山形が1番長かったですね。

都議選になるまで我が家では都民ファの存在を忘れていました。
うちの選挙区は都民ファが落選し、共産の協力を得た立憲が当選しました。
前回は都民ファに風が吹いて一位の得票、しかし現職は今回出馬せず、都民ファは新たな候補者を立てて落選です。
現職の不出馬は、知事や都民ファについて考えるところがあったのだろうと思います。

誰に投票するかー、都民ファなんてあったなぁ、立憲は嫌だなー、また自民にすっかー。
と自民に投票しました、前回同様に2番目の得票でした。

都議選になるまで我が家では都民ファの存在を忘れていました。
うちの選挙区は都民ファが落選し、共産の協力を得た立憲が当選しました。
前回は都民ファに風が吹いて一位の得票、しかし現職は今回出馬せず、都民ファは新たな候補者を立てて落選です。
現職の不出馬は、知事や都民ファについて考えるところがあったのだろうと思います。

誰に投票するかー、都民ファなんてあったなぁ、立憲は嫌だなー、また自民にすっかー。
と自民に投票しました、前回同様に2番目の得票でした。

なんで梅雨時に選挙するのかしら、雨が降りますと投票率上がらないですよね

とはいえ投票してる層の大半がいまだにTV&新聞から情報を摂取する年代なので間違いなく影響はあったでしょう。
それでいて少し風が吹いたと感じたら最後の最後に応援するとか「ボロボロの身体に鞭打って都民のために働く私」を演じ切りました、いやはやもう感心するしかありません。
しかしマスコミが無批判の人物、組織ほど怖いものは無いと言うのが僕が先の大戦へ至った過程を学んだ時に得た教訓ですけど、いまの小池氏はまさにそのものに見えますね。

さて今週末は那覇市の議会選挙。
あれだけ基地問題でやらかした民主党の流れをくむ立民が禊は済んだとばかりにブイブイ活動しているのは腹が立ちますね。

 「菅さんには、発信力がない」と言えばそのとおりですが、メディアの状況からして無理な話です。メディアを介さずに菅総理の功績を知ると言うのは、かなりの苦労です。朝夕の官房長官発信を聴き、国会での答弁と合わせて政策を読めばそれは分かるのですが、だれでも手軽に「まとめ」とか「解説」を欲しがるもの。

一方の小池は初の都知事選立候補時に、「私の最大の味方はメディア」と言いました。恥ずべき政治家です。
メディアは政治のクオーター制を標榜していて、それが小池にとって追い風になってます。
夫が元やくざ者である事が裁判で明らかになった野田聖子が、いまだに総裁候補と擬せられるのもそのため。
稲田朋美は保守でなくなったのも、メディアを意識して「総理を目指すためにはなにをすべきか」と考えたゆえです。

しからば、3Aは何をすべきか。
派閥固着化から脱皮して、本来二階派にいるべきでない潜在的な保守政治家を自派に組み入れる策動を開始すべき。そのうえで幹事長職を解くべきです。
鷲尾英一郎、長嶋昭久、片山さつき、衛藤晟一等々、二階派とは政策の違いはあるが、選挙区事情や自民党加入時の行きがかりで二階派に与している議員は多いです。

ここの問題をつぶしておかないと、LGBT法案や女性宮家、クオーター制などに与する事でメディアを利用したい女性議員を中心にしたポピュリズム政治が自民党をさらに侵食するに違いありません。

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