• 20250124-015722
  • 20250124-021155
  • 20250124-022100
  • 20250124-022359
  • 20250123-031626
  • 20250123-033832
  • 20250123-045507
  • 20250122-034332
  • 20250122-034624
  • 20250121-022941

« ワクチン不足狂想曲 | トップページ | 日曜写真館 ふてぶてしくも隙だらけ »

2021年7月17日 (土)

五輪無観客は、二階と小池の企みだった

081_20190829040301

バッハ会長が有観客を首相に要請したそうです。
IOCとしては当然のことで、ヨーロッパでユーロ2020を見ている彼らからすれば、奇怪至極なのが日本の無観客のはずです。

Gettyimages1323352069

EURO決勝&準決勝はウェンブリーに観客6万人以上入場へ

さぞかし欧米メディアは、今でも日本の感染は激甚で、いまだコロナが燃え盛っていると発信することでしょう。
私たち日本人が、感染は君らの国より桁違いに少なく押さえ込んだのだと力説しても、ならばなんで客入れないの、と問い返されるだけのことです。
一枚の無観客の絵写真は、百の弁解より雄弁に語るからです。

Esjecdaumaaowjr

朝日新聞 大相撲担当 on Twitter: "無観客開催の春場所が始まりました

日本は無人観客とすることで、日本に対しての大きな偏見を招来させることになってしまいました。
日本は危険な国、行ってはいけない国、日本人はコロナを持ち込む、防止策がデタラメだそうだ、こういう誤ったイメージを日本みずからこれでもかと見せつけしまったのですから、なんともかとも。
これでは五輪は国威発揚どころか、逆噴射です。

なにか虚しい気分になりますが、いちおう日本の感染状況を世界との比較で見てみましょう。
メディアは世界との比較でデーターを見せません。
比較する時は、ワクチン接種の遅れといったネガティブなことばかりです。
客観的にみれば、日本の感染者数はヨーロッパや米国と比べて100万人あたりの数が桁違いだとわかるでしょう。

E6thvsauyaekf1a

※クリックすると大きくなります。

上のグラフは2021年3月1日から6月13日までの100万人あたりの感染者数で、日本は右下に見えますが、いまでも主要国で下から三番めです。
ウエンブリーに6万入れてしまった英国より1日の感染者数は桁違いに少なく、まさに「●ざ波」(自粛)です。
まぁ、英国はその仕返しに感染拡大がまた始まってしまったのですが、英国民の士気はいや増しなったはずです。

さて元々、菅氏は観客数を制限して実施する気でした。
ところが五輪を潰せ、五輪か命か、と金切り声を張り上げるメディアと野党にたじろいだ菅は、次第に追い詰められていきます。
時系列で、この無観客への道を見ていきましょう。
いかにして菅が頑張った有観客方針が包囲されていき、潰されていったのかがわかると思います。

まず動いたのは、感染症対策分科会会長の尾身茂でした。
尾身は、かねてからゼロリスク論に強く傾いていました。
医療サイドの人間としてはわからないではないのですが、現実の世界は、では経済が死滅してよいのか、国民はこれ以上負担に耐えられるのか、あるいは五輪を中止することによる国益の損失をどう考えるのか、といったさまざまな要素を天秤にかけねばならないわけです。
これら複数の変数を考慮して、菅は非常事態宣言の打ち止めと五輪の有観客で実施する腹を固めていました。

これに不満をもったのが尾身で、彼は国会の閉会中審査でこう言っています。

J-h

尾身会長「五輪は無観客が望ましい」…都内の重症者増に「開幕前に対策

「政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長は7日の衆院厚生労働委員会の閉会中審査で、東京オリンピック・パラリンピックの開催について、現在の感染状況では医療逼迫(ひっぱく)の恐れがあると指摘したうえで、開催形式については「無観客が望ましい。大会関係者も最小限にすることが重要だ」と改めて述べた」(毎日7月7日)

尾身は五輪中止論者で、無観客が彼の妥協点だったようです。
この時点では、菅は上限1万人までと妥協しながらも、当初の姿勢を保っています。
それに苛立ったのが尾身でした。
そしてなんと、尾身はこともあろうに天皇を使ったのです。
だから専門バカは嫌です。尾身は自分に政治的良識が欠如していることに気がついていません。
専門的にまちがっていないと確信すれば、やっていいことと悪いことのけじめがなくなり、天皇すら利用します。

尾身は、 6月25日前後の陛下へのご進講の場で、直接に五輪の危険性を訴えたと言われています。
それは6月26日の西村長官の記者会見にはっきりと現れています。

Img_76adf425bba5b6eb57599d32f8ecb1512275

「国民の間に不安の声がある中で、ご自身が名誉総裁をお務めになる五輪・パラリンピックの開催が感染拡大に繋がらないか、ご懸念、ご心配であると拝察する。五輪・パラリンピックで感染が拡大するような事態にならないように、組織委員会をはじめ、関係機関が連携して感染防止に万全を期していただきたい」

この西村の「拝察」発言は、陛下による五輪中止要請に等しいものです。
ここまで陛下にいわせてしまった尾身の常識を疑います。
この男は憲法3条国事行為を知らないのか。

同時期に菅もご進講していますが、口下手な菅のこと、パッとしない話をパっとしないボソボソした口調で述べたにとどまったようです。
陛下は尾身の側に心を動かされ、それが西村宮内庁長官のあの「拝察」発言へとつながります。
※関連記事『西村長官発言 言ってはならない時期に・・・・』
http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2021/06/post-22f312.html

陛下が政府方針を快く思っておらず、五輪中止を望んでいるのではないかという「拝察」発言は、自民党中枢に強い衝撃を与えます。
メディアや野党だけなら耐えた菅も、この一撃にはたじろいだようです。
菅の脳裏に、開会式に陛下が欠席し、名代を立てる、などという悪夢がよぎったことでしょう。

この空気を敏感に読んだのが小池です。
当初、小池はあえて発言を禁欲し、どっちつかずの態度を取っていました。

「東京都の小池百合子知事は21日、東京五輪の観客上限を1万人とすることを決めた5者協議の後に取材に応じた。政府の新型コロナ感染症対策分科会の尾身茂会長らが「無観客が望ましい」と提言したことなどと矛盾しないかを問われ、「急激な変化があった場合には速やかに5者協議を開催をして、その中で無観客も含めた検討をするという、そのような盛り込みになった。尾身先生をはじめとする有志の方や東京都医師会がおっしゃってることと重なる」との認識を示した」(東京6月21日)

これは主催都市の首長としての判断というより、都議会議会選挙を前にしてここで出っぱらないほうが得策だ、選挙で勝てればなんとでもなるという狡猾な読みがあったからです。
だから「無観客を視野に入れて」と後の豹変を視野に入れた含みのある言い方をしています。

そして都議選にタヌキ寝入り勝利をし、実像より自らが巨大になったと見た小池は、一気に無観客に舵を切ります。
7月8日、小池は5者協で突然無観客を主張します。
組織委員会事務総長の武藤は、この会議で小池が強く主張し、それが決定打となったという意味のことを言っています。

2021070207021148sph0004view

小池百合子都知事、東京五輪・パラ「無観客も軸に考える必要ある

「東京五輪の観客のあり方について、政府や東京都、大会組織委員会、国際オリンピック委員会(IOC)、国際パラリンピック委員会(IPC)の5者は8日にも代表者会議を開き、最終判断する方向で調整に入った。新型コロナウイルスの感染再拡大を受け、大規模会場を無観客とする案が浮上している。
一方、
東京都小池百合子知事は2日、「感染状況を注視しながら、無観客も軸として考える必要があるのではないか」との認識を示した」(朝日7月2日)

わずか10日で態度が180度転換できるというのが、この小池という異形の政治家のスゴサです。
普通の政治家ならば多少の矜持があるので、恥ずかしくてできません。
しかもこの人物は、この国益に反する無観客方針を、自分は表に出ずに、菅に言わせたのですから、たしかに「天才的」ではあります。

そしていったいん自分が政局の舵を握ったとみるや、都議選勝利の翌5日には二階、公明党の山口と相次いで会談をもっています。
この席でなにが話されたのかはわかりませんが、表のテーマは五輪無観客とコロナ対策でしょうし、更に突っ込んだ話もされたのでしょう。
たぶん小池の国政復帰くらいは話されたのかもしれません。

もしも小池さんが都議選前に無観客を全面に出して動いたらたちまち政局になっていた。選挙後を待って一気に動いたのは戦略的でした。小池さんは投開票の翌日(5日)、自民党の二階俊博幹事長、公明党の山口那津男代表とそれぞれ面会し、5者協議を控え、無観客の大きな流れを作った。さらに7日には小池さんと尾身会長は電撃面会し、官邸の度肝を抜いた。
話し合いは2時間近くにも及んだそうです。
コロナ対策への意識共有と、緊急事態宣言下での五輪開催のあり方に関する認識の調整がなされた。いちばん重要な局面で、2人が面会しタッグを組んで菅首相、組織委、IOCを追い詰めた」(自民党幹部) 」
(AERA7月9日)
小池百合子知事と尾身茂会長のタッグに五輪無観客で完敗した菅首相の末路〈dot.〉(AERA dot.) 

この「自民党幹部」とやらが誰かわかりませんが、二階の周辺でうごめく連中のひとりでしょう。

Photo_20210717022701

五輪都内無観客開催うけ橋本会長が埼玉、千葉、神奈川知事と話し合いへ

7月9日、この与党内に作られた五輪有観客包囲網を前に、橋本組織委員会会長や丸川五輪担当大臣は早々と屈してしまいました。

「東京五輪で1都3県の首都圏会場が無観客に決まったことを受け、大会組織委員会の橋本聖子会長は8日夜に記者会見し「残念だが無観客を決定した方がより多くの方に開催の理解を頂けるのではないかという判断」と述べ、批判を強める国民に大会開催への理解を求めた。チケット収入が減り、ボランティアや医療態勢は縮小を図る」(共同7月9日)

橋本が言っている「より多くの方にご理解いただける」というのは、メディアが作り上げた五輪中止の世論圧力に負けました、という意味でしかありません。
そこにはかつてのメダリストとしてのスポーツ人の誇りもなければ、組織委員長としての大局的な五輪観もなく、与党としての国益に対しての考慮すら一片もありません。
あるのはひたすら醜悪な自己保身だけです。
これで離陸すらできないままの五輪は、片方の翼をもがれることになりました。
森ならもう少しもちこたえたでしょうが、森追い落としあたりから策謀は始まっていたようです。
これで菅は完全に包囲されました。

それにしても思ったとおりです。
二階-小池-山口ラインにとって五輪などどちらでもいいのです。
政治的人間の彼らにとって、実は五輪など自分の政治的野心を遂げるためのただの道具でしかありません。
やろうがやるまいが、有観客だろうが無観客だろうが、どちらでもいい。
五輪無観客も科学的根拠があって言っているわけではなく、メディアが国民に植えつけた反五輪の空気を読んで、有観客に固持する菅を潰したい一心にすぎません。

彼らが本当にやりたいことは、菅を追い落とすことで安倍-麻生ラインから自民党のイニシャチブを完全に奪い、二階が自民党の新たなボスとして君臨することです。
今まで面従腹背で安倍-麻生に仕える顔してきた仮面を脱いで、小池という傀儡を立てて自らが実験を握ることです。
二階は、小池を自民党に復党させるだけにとどまらず、衆院選の顔として戦い、その勝利を持って、こう自民党員達にいうことでしょう。
「菅なら100議席失っていたぞ。そうなればお前らはただの人になっていたはずだ。それを救ったのは、他ならぬこの小池サマだ、次の総理はこの人以外いない!小池サマを総理にしろ!」
そして大多数の無節操な自民党員たちは、「小池百合子」という新たなアイコンの前にひれ伏す、というわけです。

「それがあれだけの小池パワーを見せつけられれば、自民党から頭を下げてでも解散総選挙の前に国政に戻ってほしい。菅首相では100議席くらいは減るという声もあります。
小池さんは本当に巧者。無観客の言い出しっぺにさせてチケット代900億円を都に押し付けてしまえ、と政府は狙っていたのに、派手な言動に走らず、水面下で根回しをした。
菅首相は完全にしてやられました。求心力は一層低下し、もはや自らの手によって解散が打ちづらくなっています」(前出の自民党幹部)
二階幹事長も菅首相との会食の翌日(8日)にはテレビ番組で「(小池氏が衆院選に出て)国会に戻ってこられるならば、大いに歓迎だ」と持ち上げた」(AERA前出)

というわけで、無観客五輪は五輪の枠を超えた政争の具に転化してしまっています。
いまさらこの二階-山口-小池3人については論評を差し控えますが、それに屈してしまった菅の政治責任は大きいでしょう。
なんの科学的根拠も、菅の政治家としての信念も見えません。
菅はこの程度の器量だったわけで、安倍氏ならば有観客を貫く強さと、それを実現するしぶとい政治力を持っていたことでしょう。

とはいえ国としては、過ちては改むるに憚ること勿れ、です。
今からでも遅くはない、くるくる変わったと言われて本望。
どうせ菅政権は五輪限りなのですから、ここを死に場所に定めて、最高の「コロナに人類が打ち勝った大会」にするべきです。
このまま言うがままに無観客をすれば弊履のように捨てらたあげく、その後には二階と小池の天下になるはずです。
ならば一矢報いなさい、菅さん。

そして、もはや安倍に再登板してもらうしかないでしょうね。
私は安易な待望論は良くないと思って禁欲してきたのですが、ことここに至っては、二階による自民党乗っ取りを押え込み、小池の復党を許さないパワーを持つのは自民党内に安倍しか残されていない状況になってきたようです。
後は安倍自身の心次第です。
隠居してフィクサーにでもなる気なら、火中の栗を拾わないでしょうし、いまが国家的な危機だと認識するならあるいは、あるいは・・・。

 

 

« ワクチン不足狂想曲 | トップページ | 日曜写真館 ふてぶてしくも隙だらけ »

コメント

西村氏がフルボッコにされている酒類提供の件に関しては小池氏も噛んでいたようですが報道しない自由の行使のようです。
マスコミが無批判な権力者ってかなり恐ろしい存在なんですけど彼らはそのことを理解しているのでしょうか?
この件や、二階主導で話が進んでる日韓会談など菅総理のリーダーシップは無に等しい事が国民に明確になってしまったのは致命的です。
おそらく秋の総選挙は大敗、さすがに政権交代とまでは行かないでしょうが菅内閣は責任を取って退陣はほぼ確定でしょう。
ここで自民がさらに墓穴を掘るようなマネをすればまた悪夢の民主党政権の再来です。

尾身氏に関しても第3波あたりから発言が世論に迎合するものが増え出して「バカどもになに言ってもロクに聞きやしないし、もうどうにでもなれー」という心の声が聞こえてきそうです。
昨日アホンダラさんが触れていた「40代、50代の数(重症者の割合)が増えてきました」も尾身氏の発信で、ワクチン効果で高齢者の重症化が減り相対的に未接種が多い年代の「割合が」上がってきているだけなのに絶対数が増えているかのように切り取りされやすい発言をしています。
もっと言えば50代で致死率0.3%、40代だと0.09%ですよこの感染症。
基礎疾患持ちでも無い限り命の危険はほぼありません。
むしろ感染症2類の扱いを今後どうするかというフェーズに移行する段階のはずなんですけど…
専門家として一番大事な部分を発信する事を放棄して不安だけを煽るなら、もはや感染症対策分科会の存在価値はありません。

いつも楽しみに拝読しております。

来日した韓日議連に二階さんが文在寅大統領の訪日を要請したとの報道がありました。この時期に世論を気にせずブレ無いのはさすがですが、どこを向いた政治家かがはっきりわかったという意味で、私はいよいよ二階さんの政治家人生の終わりが始まったように感じています。

また、私自身東京都民ですが、期待した小池都政のこの4年間は積極的に支持するに値するものは何もありませんでした。都民から見たら、小池さんは誰かを悪者にしてカッコイイことを言うだけの人だとバレています。都議選で都民ファーストが大きく議席を減らしたのは、こんな都民の意思の反映だと思います。なぜか議席を増やしたけど過半数を取れなかった自民が負けたことになっていますが・・。

で、この二人が組んでもブログ主様の予測のようなことになるか、私は少々疑っております。安倍元首相の再登板があれば勿論吹っ飛ぶでしょうし、河野さんでも十分対抗できるように思います。

尾身氏が天皇利用…ショッキングですけど、確かにそう言われたらそう、と思います。私は皇族のコメントなどはできるだけウォッチしているので、皇族コメントはまあ流して聴くもの、国民もみんなそんな感じなのではとなんとなく思っておりました。皇族の個々のコメントは「はぁ」「貴方様はそうお感じになられたのですね」というものが多いのでして、だから今回の五輪で感染拡大のご心配も、そんな感じで受け取られるのではと思っておりました。マスコミによる政治的利用がまだこんなにも影響力があるとは。そしてそれに反応してしまった総理。宮内庁の一撃だけが無観客の理由ではないでしょうけれども大きな後押しになってしまいました。

たぶんですが、雅子妃はワクチン接種していません。個人情報だから皇族の接種の有無は公表しないとの宮内庁発表があり、それ以後妃の接種についてはノーコメント。たぶんですが、アレルギーなど過敏症があるので摂取しないのでしょう。それは反ワクチンでもなく普通の判断なので、開かれた皇室として公表すればいいと思いますが、またいろいろ言われる、政治的に利用されるなどの理由で個人情報非開示方針とか言ってしまうのでしょう。

そんなわけで天皇家はコロナ感染をひどく恐れる、ある種の日本人(多分多数派)とメンタリティを共有して反政権的に振舞ってしまうのですが、このまま現政権が倒れたら「君が代」の歌詞が消滅するのではないかと意気消沈しています。

組織委員会が小山田圭吾氏を起用したことも、オリパラ失敗への陰謀と確信しています。小山田氏の「いじめ」はウィキペディアにさえ記載されていました。関係者の間では有名な話で、組織委員会が知らなかったというのはあり得ません。わざと批判される人選をする中の人がいるということでしょう。

いたるところに陰謀があり、陰謀上等で利権を得ようとする人がいる。素人が陰謀をいうと未だ蔑まれますが、陰謀ありきで冷静に世の中を見る努力は今後必須だと思います。そのために管理人さまのブログはいつもありがたく拝読しております。

尾身先生の天皇陛下へのご進講は約半年に一度のペースで昨春から行われているのが検索履歴でわかります。2020.4、11。
どちらも宮内庁の御公務に記載されていました。でもこのアエラの記事の日付付近にご進講の文字がないのですが、VRSのように何ヶ月もしてから追加されるものなのでしょうか。

https://www.kunaicho.go.jp/page/gonittei/show/2?quarter=202102

ご進講とは違う形で何か報告合戦があったとしても、その一回バトルで利用や勝ち負けを論じる程、今上陛下が何か仰ったり腰をあげたりする事はないのでは。と、私は眉唾でアエラ記事を読んでおりました。

いち都民として、都市和尚さんがお書きの内容に同感です。

管理人さんがキビシイ評価をされる尾身先生ですが、尾身派の私と
しましては、西村宮内庁長官の拝察というのはマユツバものだと思
っています。いったい天皇陛下の心中を語る(拝察?)とは、恐れ多
い、朝敵に値する行為だと思いますわ。たとえ事実だとしても決して
言ってはいけない、憲法にも抵触するのだから。それをワザワザ言
うんだから、宮内庁長官が天皇陛下を政治利用したんですわ。

もちろん、尾身先生が長官に「おい、陛下がオリパラは無観客にする
べきだと言ってたと、公表してやれ、私が陛下によく言上したんだか
らな」と要請したとも思えないので、この宮内庁長官の拝察会見その
ものが、ある意図を持った政治的人物からの差し金だと思いますわ。
専門家に過ぎない尾身先生に、そこまでする動機がありません。極
端に言えば、観客を入れてコロナ被害が酷くなったとしても、「それ
見たことか!専門家の私の言うことを聞かなかったからだ」と言えば、
先生の立場は揺らぎません。

私はむしろ、「船頭多くして船山に登る」状態の日本丸の技術的水先
案内人を請け負ったものの、周りに有象無象の政治的団体・人物が
多すぎて、その中で先生はよくやっている(政治的にはシロート同然)
なーと思っていますわ。おそらく、コロナ騒ぎの後に「本」を出して、色
々な真実が解る時が来ると思います。それまでは推測しか出来ませ
んけど・・

それにしても専門家の判断としては、オリパラ無観客は妥当だと思
われます。それを感染を防ぐ工夫をして観客を入れるという判断を
する(そんなに難しいことなのかな?)のは我らが選んだセンセイで、
当然、日本国のリーダーということになります。ガースーさんはそれ
になれなかったようで、残念ですわ。当初、私はもっと期待していた
んです。

4日ほどたって読み返すと、じぶんでいうのもなんですが、今日の私の記事はやや滑っています。
私の危機感が強いために、慎重さを欠いています。

尾身氏の進講については、皆さんのご指摘のとおりこのアエラ記事は裏が取れていません。
朝日の菅潰し・小池推しの願望で書いている節もあります。

ふゆみさんのお調べになった4月11日だとすると前すぎますが、当時から彼が五輪反対論者であっただろうと思われますので、なにかしらそのように取れることを言ったのかもしれません。

西村長官「拝謁」発言も根も葉もないというより、葉はないが根はあるきがします。たぶん陛下はそうとられるようなことをおっしゃったのでしょう。
ただし、それを外部に公表する必要はまったくありませんので、西村長官の責任は残りますが。

私の二階-小池の談合はまず間違いないと思いますが、それがこんどの衆院選と総裁選に間に合うかはなんともいえません。
あまりに唐突であり、こんな短い時間で自民党内の工作がおわるとはおもえないのも確かだからです。

ただ青木率が6割に近づいており、今、菅がやった場合、まず間違いなく敗北します。
菅が河野を立てるという手段もありますし、私としてもそれが望ましいのですが、菅はやると言っていますからそうなるかどうか。

衆院選と総裁選が近接しているために、いくつものシナリオが誕生してしまっているために、素人では判らない、というのが正直なところです。

雑な表記ですみませんでした、尾身先生ご進講の記録は2020年4月と11月の2回です。
同じ宮内庁のサイト内には皇嗣殿下の御日程のページもあります。
https://www.kunaicho.go.jp/page/gonittei/show/3?quarter=202102

別のメディアが「秋篠宮皇嗣殿下がコロナ禍情報を次々とオンラインご進講で得て天皇陛下に」とも書いていますが、日程リストから講師の所属組織を見ると尾身会長とは直接関係ない人達ばかりです。
皇室として私達の命に関わる人達を労い、コロナ禍の今命をかけて医療や福祉に関わる現場を少しでも知りたいという両御日程表だと、畏れ多く、感動いたしました。

連投になりすみません。管理人さんのコメント欄にある
> 当時から彼が五輪反対論者であっただろうと思われますので
これも私は昨年来メディアと野党が少しずつ言葉尻を変えた引用で石を積み続けて社会に刷り込み続けてきたと考えています。
彼が言葉を発する際に切り取られてそのようになるよう政治的に仕組んでいるという意見も読んだ事がありますが、実際そのように気に留めて会見と翌日以降の報道やツイートを見比べてきた者としては、くみしません

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« ワクチン不足狂想曲 | トップページ | 日曜写真館 ふてぶてしくも隙だらけ »